2009年10月17日 (土)

二色の浜で暇つぶし

あいにくの悪天候に日ごろの疲れも重なって、きょうは近場で遊びました。

これ、すごいタイミングでしょ!
雨模様の天候だったのでモノクロ写真みたいに成ってしまいました。
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ミユビシギかな?
シギチは難しいので自信無いです。
⇒ハマシギと教えてもらいました。
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二色の浜(近木川河口)にもカワセミは居るんですよ。
川が不法投棄物で汚れてるので、カワセミが可愛そうです。
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2009年9月25日 (金)

タカ柱は撮れなかったけど

今日は、10日間の熊本出張の最終日。
仕事先は熊本城に隣接してるので、毎日のようにきれいなお城を見れて幸せな出張です。
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出張の間には3日間のお休みが在ったので、当然ながら望遠レンズは持参。

ちょうど、この時期には朝鮮半島からフィリピンへと旅するアカハラダカが九州西岸を通過するので、お休みの初日は早朝五時に起きて佐世保の山へ向かったものの、あいにくの曇天でタカは一羽も飛ばず。
二日目は雨だったのでホテルに閉じこもってたけど、三日目には天候も回復したので阿蘇山に出かけてみた。でも、大型連休の最中だったので観光客が多すぎてうんざり。
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気を取り直して、ふもとの菊池渓谷に向かってみた。
ここで、偶然にヤマセミを発見し、三時間余りも粘っては見たものの証拠写真程度しか撮れずに涙。やはりヤマセミは警戒心が強いので難しいな。
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昨日の夕方にホテルへと向かう道すがら、ねぐらへと向かう椋鳥の群れを発見。
ホテルに戻って写真をチェックすると、なんと椋鳥の柱が撮れてた。
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タカ柱は撮れなかったけど、ムク柱で我慢するかな。

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2009年8月16日 (日)

やっとクマタカ撮れたけど

今年は7月初旬から、ずっとクマタカ(角鷹、熊鷹、鵰)を追いかけてきました。
この鳥は、大阪府下には数つがいしか生息していないと言われている絶滅危惧種で、出会うのさえ難しい鳥です。
詳しい場所は言えないんだけど、南大阪の和泉葛城山系にある山の頂上近くへ何度も通って、ほぼ半日を炎天下に耐え続けてきた日々の結果がこの2枚です。

Hodgsonshawkeagle

写真の出来は不満だらけだけど、やっと写真に収めることができてホッとしたってところが本音かな。

Hodgsonshawkeagle2

大き目の写真はここ>
http://homepage3.nifty.com/ashgarden/Photos/Area/Kaizuka/HodgsonsHawkEagle.jpg

http://homepage3.nifty.com/ashgarden/Photos/Area/Kaizuka/HodgsonsHawkEagle2.jpg

山で一日を過ごした翌日は、強烈な紫外線の影響でいつも目が腫れてパンパンです。
ドラキュラのように血走った眼と、15ラウンド戦った後のボクサーのように目の周りにはクマができます。

『クマタカ撮りでクマができた』なんて、洒落にもなりません。(悲)

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2009年6月25日 (木)

道東の夏鳥(2009年夏)

一年のうちの半分近くをストレスとハードワークの中で過ごすAshにとって、年に一度の探鳥旅行は重要なカタルシスだ。
今年は、道東方面に五泊六日の探鳥旅行をすることにした。

■6月18日
13:00 関空発のANA便で女満別空港へと向かう。
今回の周遊コースだと釧路空港に着いたほうが便利なんだけど、残念ながら関西方面から釧路空港への直行便は廃止されてしまったので、女満別から時計方向に南下することになる。
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北へと向かう777。WingTipの青色が紺碧の空に溶け込んでいる

16:00 女満別着でレンタカーを借り、今晩の宿となる養老牛温泉の『湯宿だいいち』へと向かう。
女満別から養老牛温泉へは、美幌峠を経由して約3時間のドライブだが、久しぶりに見る道東の雄大な自然に目を奪われる。
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屈斜路湖越しに見えるサワンチサップなどの山々

18:00 養老牛温泉に到着。『湯宿だいいち』は人気投票でいつも上位にランクされる有名な宿だ。豪華なコース料理の夕食とバイキング方式の朝食がセットで\15,900は料理旅館としてはリーズナブルな料金だけど、こんなボリュームたっぷりの食事を一週間も続けたら病気に成るかも。
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味噌たっぷりの毛ガニが肴だとビールも旨い

この宿に泊まった目的は、今は希少種と成ってしまったシマフクロウをロビーから見れるから。
ちょっとずるいかも知れないけど、ビールを飲みながらロビーでくつろいでたらシマフクロウが5メートル先の生け簀へ魚を食べにやってくるんだから、軽装備の旅行者には有り難い。
しかし、残念ながら午後9:30ごろから翌日の午前3:30ごろまで粘ってみたが、ついにシマフクロウが姿を現すことが無かった。
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ISO感度を3200にセットし、止まり木に来るはずのシマフクロウを待ったが...

聞くところによると、このシマフクロウは近所の『藤や』という宿でも餌付けしているらしく、どちらの宿に食事に来るのかは鳥の気分次第のようだ。

  湯宿だいいち(\15,900) 
  TEL: 0153-78-2131、夕食は19時半が最終


■6月19日
北海道ではたくさんのオオジシギを見かける。養老牛温泉を出発して間もなくの牧草地でも何羽ものオオジシギがギュルギュルと鳴きながらディスプレイフライトしている。
オオジシギの特徴でもあるが、高くまで舞い上がった後で尾羽を拡げてバリバリと音を立てながら急降下する姿には驚かされる。
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ギュルギュルギュル、その後バリバリバリ

彼らが舞い降りる先は草むらなので 、絵になる写真を撮るのに難儀する。
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やっと撮れたのがこの一枚。

道東を旅したかった訳には、羅臼岳や阿寒岳などの山への憧れもあった。
Ashは山登りこそしないものの、雄大な原始の山には惹かれるものが多い。
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夏羽のアオジは勇ましそうなガングロだ

今日は雄大な山々を眺めながら知床半島を経由し、野付半島の宿へは夕方までに到着する予定だ。
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果てしなくまっすぐに続く道は北海道らしい光景だ

知床ではウトロに立ち寄って、時間があればケイマフリなど見たいものだと思いつつドライブしてる最中、毎朝飲んでる降圧剤を自宅に忘れてきたことに気付いた。
大阪のかかりつけ医に電話してみたが、薬を入手するには現地の医療機関で受診と処方してもらうことしか無いと言われ、清里という町の診療所を訪ねてみた。
診療所のドアを開けて驚いたのは、ロビーのソファーが老人で埋め尽くされていたこと。
初診のAshは4時間待ちで無いと診察してもらえないと言われガックリきたが、降圧剤なしでこれからの旅行を続けることに不安もあり、田舎の診療所で無為な4時間を過ごすことにした。
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知床への道中は斜里岳や海別岳などの美しい山が続くが、四時間の遅れで心は焦りっぱなし

16:00 やっとウトロの町まで辿りついたが、今晩の宿には18時までに到着しないといけないので、残念ながら羅臼岳は横目でちらりと眺めただけで通過。
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羅臼側からのキリが羅臼岳を包み始めた

知床峠には『熊の湯』という有名な露天風呂が在るのだが、今回はあきらめるしかない。いずれにせよ、知床半島は機会があれば再チャレンジしたい魅力たっぷりの土地だ。
峠からは北方四島が見渡せるはずだが、あいにくの濃霧で視界は数十メートルしか無い。
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何も見えない知床峠で記念写真をパチリ

道を急いだためか、標津の町には予定よりも少し早めに到着。
暇つぶしに漁港をぶらぶらしていたら、見慣れない鳥が目についた。ユリカモメだ。
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清楚なイメージのユリカモメも、夏羽では顔面が真っ黒になる


18:00 野付半島の付け根の標津の町に在る『船長の家』に到着。
この宿は釣り客に人気があるらしい。この夜も、札幌から川釣りに来たという同宿者から釣りたてのアマゴをごちそうしてもらう。
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このお盆の料理+花咲ガニで\6,300の宿泊料は大歓迎

宿の名に相応しく、近海で捕れた魚介類がたっぷりの夕食だ。
お盆の左横の白身の魚はオオカミウオ。見るのも食べるのも初めてだが、グロテスクな外観には似合わない美味だ。
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白身の刺身の正体はこいつだ。鋭い牙が獰猛な性格を物語っている

  船長の家(\6,300)、夕食は18時
  TEL: 0153-82-3051

■6月20日
08:00 民宿での朝食を済ませ、野付半島の探索を始める。
野付半島はオホーツク海に向かってススキの穂の形に伸びた日本最大の砂嘴(さし)で、湿地帯が半島の大部分を形成している。

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カッコーを発見、どうしてこいつらは人工物にばかり止まりたがるんだろう?

知床半島や根室半島ほどの知名度は無いものの、ここにはたくさんの自然が残されているのでバーダーにとっては魅力あふれる土地だ。


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道ばたの草むらでコヨシキリが体躯に似合わぬ大声でさえずっている

半島の中央部にはネイチャーセンターが在るが、その実態は道の駅のような観光施設で、トドワラというトドマツの枯木原の見学に訪れた観光客でにぎわっていた。

ネイチャーセンターを後にして半島の先端部を目指す。
大きな湿地の真ん中に、数羽のカラスやキタキツネに混ざって一羽のオジロワシを発見。
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ぬかるむ湿地を少しずつ前進して、なんとか10メートル程度まで近寄ることができた

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図体が大きい割には気が弱いのか、カラスにからかわれても怒りもしない

遠くの小枝にノゴマの姿を見つけたものの、あまりにも遠すぎて絵になる写真が撮れない。ノゴマも今回の旅のお目当ての一つだけに悔しい。
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二倍のテレコンバータを付けて撮った写真をトリミングしてもこのサイズ(悲)

この半島ではシマエビやホタテ、アサリ、ホッキ、ホヤなど数多くの魚介類が捕れる。
昨夜の宿でも、特産の海の幸づくしの夕食を楽しませてくれたな。
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漁を終えたフィッシャーマンたちが網の水洗いと手入れをしている

16:00 野付半島を十分に堪能できたので、今晩の宿が在る春国岱(しゅんくにたい)へと向かう。
宿の食事には少し早いので、風連湖に立ち寄ってみる。
ここは冬季に白鳥やオジロワシなどで賑わう湖だが、この季節には冬鳥には会うことができない。
遠くの草原でタンチョウがエサを食んでいる。
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気品のある姿に惚れて厳冬の鶴居村に通うバーダーも多い

今晩の宿、『フィールドイン風露荘』は、野鳥好きが高じて東京から道東に移住したオーナーが経営するこじんまりとした宿だ。
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林に囲まれた宿には、旅人のみならず多くの野鳥も訪れる

昨今は民宿とは名ばかりの大規模経営の似非民宿が多い中で、夫婦だけで地味に切り盛りしている宿こそ民宿の名が相応しい。
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書架には野鳥および野鳥の羽根に関する書籍がぎっしり並んでいる

  フィールドイン風露荘(\7,000)
    TEL: 0153-25-3905

■6月21日
07:00 宿からは車で10分で到着する春国岱の探索を始める。
春国岱は、オホーツク海と風連湖に挟まれた細長い砂州で、ノゴマやノビタキ、オオジュリンなど草原の鳥が多く見られる。
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野鳥の居る林に向かって木道が続く

林の手前の草むらから鹿の群れが顔を出す。
木道そばの掲示板には「熊に注意」と書いてあるのが怖いが、それほど豊かな自然が残されているということだろう。
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ここの鹿はあまり人を恐れない

木道近くの枯れ木に見たことの無い鳥が一羽。おー、アリスイではないか。
この鳥に会いたくて、この春には自宅近所の公園に通っても会えなかったのに、なんと北の湿地で会えるなんて大感激だ。

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あわてて撮ったのでピントが大甘だけど、かろうじてアリスイとは解るかな

林の中ではミソサザイやコマドリのさえずりが聞こえるものの、どうしても姿を見つけることができない。
ウグイスを始めとした林の鳥たちの臆病な習性は、彼らの写真を撮る立場からは辛いものがある。

オオアカゲラが真っ赤な木の実を咥えて枯れ木に止まって、木の実を木の窪みに埋めている。北国の長い冬に備えて食料の備蓄をしているのだろうか。
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オオアカゲラは個体数が少ないので、北海道でも稀にしか見かけない

湿原の小道を岬に向かって散策してみる。
何も無い湿原を散策するような変人は他には居ないようで周囲には人影もないが、ヒバリやセッカがAshの遊び相手に成ってくれる。
途中の休憩小屋の屋上に登れば湿原が一望できる。

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冬場の探鳥には格好のシェルターになるだろう

16:00 春国岱を堪能したので、今晩の宿が在る霧多布(きりたっぷ)岬に向かう。
目的地の霧多布岬は濃霧に包まれていて、かろうじて海面が見える状態だ。
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まさに霧たっぷりの岬と洒落てみても、何も見えないのはつまらないものだ。

今晩の宿は、『えとぴりか村』。
ここのオーナーも昨夜の『風露荘』のオーナー同様、東京の出身らしい。
北の大地には、花のお江戸の便利な暮らしを捨ててまで移住したくなる魅力が多いのだろう。
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えとぴりか村では野鳥撮影などで各地から訪れた夫婦連れ三組と同宿だった。

  えとぴりか村(\6,300)、18時までにチェックインのこと
  TEL:0153-62-2202

■6月22日

08:00 今朝も霧に包まれた霧多布の岬。
朝食前に宿の周囲を探索してみるが、あいにくの霧で何も見えない。
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朝露をびっしり含んだラベンダー

「この霧では湿原を散策するのは無駄」との宿の主人のアドバイスを参考に、湿原の北西の林道を迂回しながら釧路湿原へ向かう。
確かに林道まで霧は及んでいなかったので、周囲の見晴らしは良い。
火散布沼沿いにリルラン林道を南下中にビンズイに出会う。
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ビンズイを低地でふつうに見ることができるのも繁殖地ならではだろう

行き交う車もほとんど無いので、ジョギング程度のスピードでゆっくり走り、周囲の野鳥の気配を探る。
ウグイスが低木の梢でさえずっていたが、人の気配を感じると草藪に隠れてしまう。
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ウグイスの鳴き声は頻繁に聞くものの姿を見ることは稀だ

12:00 霧多布から牧草地帯を通り抜け、釧路湿原のシラルトロ湖に到着。
ここには野鳥の観察施設が在り、草原越しに湖も望めるらしい。観察小屋までの林ではたくさんのセンダイムシクイが鳴いているものの、その姿は全く見ることができない。
この湿原へはタンチョウヅルや猛禽類が冬場に訪れるらしいが、初夏の6月はノビタキが主役だ。

夜には釧路市内で呑む約束が在るので、早めに湿原を後にして釧路の街を目指す。
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湿原の向こうをJR釧路本線の列車がとおる

釧路の街の北側に拡がる釧路湿原は野鳥の宝庫としても有名だ。
Ashもこの原野がお気に入りで、特に釧路川の水門あたりの草っぱらに惹かれるものが多い。
水門に到着すると望遠レンズを構えた先客が前方の樹に止まったベニマシコを撮っていた。釧路市民の彼もこの水門近辺が好きで、しょっちゅう訪れているとか。うらやましい話だ。
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ノビタキとベニマシコのツーショットが撮れるのも北海道ならではだ。

釧路川の支流沿いにゆっくりと車を走らせていると、ノビタキの家族に出会った。
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わずか2メートルの距離にエサをくわえたメスが止まってくれたのでパシャリ

釧路港そばの『ラビスタ釧路川』にチェックインし、最上階の展望浴場で汗を流したうえで繁華街へと向かう。
釧路は、この春に札幌で知り合った画家のNさんの故郷でもある。
偶然にもNさんの帰郷期間中にAshが釧路に立ち寄ることが判り、お勧めの店で一緒に呑むことに成った。
栄町4丁目の『きや利』は、東京出身のおかみさんが切り盛りする、ちょうど良い広さの居酒屋だ。
おかみさんの自慢は日本酒の品ぞろえの豊富さとジャンボ餃子。確かに具たっぷりでジューシーな餃子はお勧めだが、それ以外も美味しい料理ばかりなので悩んでしまう。
Ashが嬉しかったのは、大好きな富山県岩瀬浜の銘酒「増寿泉」の大吟醸が在ったこと。
「増寿泉」は能登杜氏の三杯(さんばい)さんが丹精込めて創り上げてきた銘酒だが、大々的な宣伝で拡販しようとはしない蔵元の姿勢も在ってか、地元の富山県でも在庫しているお店は多くない。その増寿泉に北の大地で会えた喜びと、Nさんと一緒に呑めた喜びが重なって、この夜はかなり度を越してしまった。
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とても還暦を超えたとは信じられないエネルギーと若さを感じるおかみさん

  ラビスタ釧路川(\5,000)
  TEL:0154-31-5489


■6月23日
08:00 きょうは旅行の最終日。もう一度釧路湿原を探索してから女満別空港に向かう予定だったが、あいにくの豪雨で車から外には出れそうにもない。
Nさんと「きや利」のおかみさんのお勧めも在って、鶴居の温泉で旅の汗を流すことにする。
鶴居の町にはTAITOという立派な入浴施設も在るが、湯治場フリークのAshには場違いな感じがして、近所の民宿『つるい』で日帰り入浴(\380)をする。
泉質は、「モール泉 ナトリウム・塩化物泉弱アルカリ性低張性高温泉」だとか。
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ここの湯船は、ステンレスの牛乳タンクを真っ二つに割ったものを流用している。

お昼前後には雨が上がるとの予報なので、雄阿寒・雌阿寒岳を目指して「まりも国道」を北上するものの、雨脚が強くて周囲の景色が見えない。
もう少しで阿寒富士が見える頃、前方に通行止めのバリケードが張られていた。
どうやら豪雨のために地盤が緩んでいて路肩などが崩れる危険が在るらしい。
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仕方なく林道を迂回することにしたが、ここも閉鎖中だ。

阿寒の連峰はあきらめて、美幌峠を経由して女満別に戻ることにする。
この道中には、Ashが行ってみたい湯治場の一つでもある『三香温泉』があるので、立ち寄ってみることにする。
現地には着いたものの敷地は閉鎖されていて、どうやら休業中のようだ。
満点の星空が見れるという、ひなびた一軒宿は湯治客にはとても有名なのだが、経営者の健康がすぐれないらしくて、数年前には閉鎖されていたこともある。
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門の外から宿の様子をうかがうも人気は無い

15:40 女満別を発つ。
今回の旅ではお目当てのシマフクロウに会えなかったし、霧や豪雨に悩まされたけれど、北海道の雄大な自然とたくさんの生き物に会えたことで、明日からの仕事を頑張るエネルギーをチャージできたような気がする。
北海道は、本当に素晴らしい。
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能登半島沖の舳倉島は珍鳥・稀鳥の宝庫だ。

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちのホームページへもお越しください。

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2009年6月16日 (火)

まさかのノゴマ

ゴールデンウィークごろに、近所の畑でスズメくらいの大きさの鳥を見かけたのでパチリ。
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セッカ、ヨシキリ類、ムシクイ類にも似てるなぁ。
でも、同定できないんで鳥名探しの掲示板で質問してみたら、ノゴマ(♀)と教えてもらった。
ノドも赤くなかったし、まさか南大阪でノゴマが見れるとは思っていなかったので意外だったけど、どうやら北の大地への渡りの途中らしい。
ノドの赤いのはオスだけなんだね。

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2009年4月29日 (水)

アイヌの話が聞ける居酒屋

コミュニティの掲示板に、アイヌの話が聞ける居酒屋を探してることを書いたら、札幌に住んでるNさんという絵描きの女性が北大近くに「ゆかり」という居酒屋が在ると教えてくれたのは去年の夏のことだった。
その後は何かと多忙な日が続いたので、札幌に向かえたのはこの2月に成ったけど、おり悪く豪雪のために新千歳空港が閉鎖され、なんと5時間も飛行機に乗ってたのに関西空港に逆戻りした寂しい思い出がある。
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そんないきさつで、今回の札幌探鳥旅行ではぜひとも「ゆかり」に行ってみたくて、宿は「ゆかり」が在る北18条駅近くのホテルを予約した。
旅の初日は北大苫小牧演習林でゴジュウカラやミヤマカケスに遊んでもらって大感激。ここの野鳥たちは餌付けされてないのに人を怖がらないのが実に素晴らしい。人に虐められた記憶のDNAを受け継いでいないので人を怖がらないのかな。
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宿にチェックインし、さっそく「ゆかり」に向かった。
店主の宇田川さんは、自分で打った手打ちうどんと日本酒の店がやりたくて、東大考古学部の教授を退官した後に居酒屋を開業した方とか。
東大考古学部時代は、アイヌ研究の権威で在ると共にオホーツク文化の研究でも多くの実績を残しておられる。
日本のてっぺんに位置する東京大学の教授というキャリアから想像してたよりもずっとマイルドな方だった。
きっと考古学の世界では有名で偉い人なんだろうけど、そんな凄さの片鱗も見せずに居酒屋の親父に徹しているのは、凡人からは卓越した大きな何かを秘めた大人を感じさせる。
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考古学やアイヌにはほとんど無知なAshの質問に、素人でも解かりやすい言葉を選んで教えて下さったし。
Ashが思うに、自分の専門の話を素人にも解るように喋れる人が、本当に賢い人なんじゃないのかな。
店主の出身が道東の常呂なので、新鮮な海産物を食べさせて貰えるのが嬉しい。殻付きのウニの味は絶品だった。
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宇田川さんの連絡で、今回の縁を結んでくれた絵描きのNさんが、わざわざお店まで来てくれた。
まさか会えると思ってなかったNさんに会えたうえに、Nさんの連絡でAshが尊敬するアイヌ・アート・プロジェクトの結城さんとも電話でお話できたので、本当に思い出に残る楽しい夜だった。
その夜は、とても理知的で美人なNさんの夢を見て爆睡。

■居酒屋ゆかり
 札幌市北区北18条西5丁目2-3 高田ビル1階
 TEL 011-717-0148

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2009年4月26日 (日)

サッポロは雪

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仕事のことで落ち込んだ日々が続いてるんで、気晴らしと厄払いを兼ねてサッポロに来てみた。

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北の地では春の渡りもまだなので、鳥を見るには中途半端な時期なんだけど、やはり苫小牧の北大演習林や野幌森林公園などを探索してると、心のモヤモヤも消えてゆく。

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最終日の今日は雪。これではカメラも使えないので、どこかの温泉にでも浸かってぼんやり過ごそうかな。

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2009年4月10日 (金)

コサギのReady & Go!

陽気とサクラの花に誘われて近所の二色浜へ出かけました。
近木川の河口ではコサギが小魚を狙ってます。

①Ready 凄い体勢です。目線も怖い
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②Go 目の前の小魚めがけて...
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③無事Getできました。メデタシ
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その後で、久しぶりにトンボ池公園へ立ち寄るとクロツグミが居ました。暗くって枝カブリだけど、とりあえず証拠写真Get!
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2009年2月20日 (金)

札幌上空でUターン

冬の札幌でエゾフクロウやキクイタダキを見たくって今朝の札幌行きの便に乗ったものの、残念ながらこのブログを大阪の自宅で書く結果となった。

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関西空港に着いたら、千歳空港の悪天候のために出発遅延・さらに場合によっては引き返す可能性ありとのテロップ。

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約2時間遅れで関西空港を離陸したものの、千歳に近づいたころに機長から「空港の除雪作業のために着陸が1~2時間遅れます」とのアナウンス。

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雲しか見えない景色の中で札幌上空を2時間近くもぐーるぐる回ったあげく、降る雪の量に除雪作業が追いつかないので関西空港に戻りますとのアナウンス。
結局、5時間近くも飛んだあげく振り出しに戻ることに成った。

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窓ガラスに着いた氷の結晶が外の厳しい気候を物語っている。

どうやら、明日も同じような状況のようなので今回の探鳥旅行は諦めることにした。

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関西空港の発券カウンターで払い戻しの長蛇の列に並んでキャンセル手続き。

それにしても冬の北海道は厳しいな。
もう少し暖かく成ってから再チャレンジだ。

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2009年2月14日 (土)

イタチくん、トラツグミ食べたん?

先週、トラツグミが数メートル先で撮れたという場所を教えてもらったので、雨の止むのをまって出撃。
でも、待てど暮らせど鳥の気配がないので気落ちしてたら、目の前をイタチくんがノソノソと横切った。
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この公園には何匹かの野良猫が棲みついていて野鳥を狙ってるのは知ってたけど、イタチも居たんだ。

まあ、彼らも何かを食べないと生きてゆけないんだし食物連鎖は仕方ないけど、でもトラツグミに会いたかったな。
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近くの枝でさえずってたホオジロを撮った後で、近くの池を一周した。
この池にはミコアイサが一羽来てるけど、この白鳥も迫力があって思わずシャッターを切った。
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トラツグミ、明日は会えるかな?

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2月17日(日)

トラツグミが何羽か居ると聞いた岸和田市のT公園へ、昨日に引き続いて出かけた。
昨日は、トラツグミの出没場所でイタチがうろついてたので、もう食べられてしまった可能性もある。
今日も鳥の気配がないので諦めて、もう一か所の出没地である梅林へと向かうと...

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■500mm ノートリミング&ノーレタッチです

梅林の原ッパでトラちゃんが餌あさりをしてるのを発見し、連射開始。
なるほど、ネコ類の猛獣の名を冠しているだけあって、頭を低く垂れて草むらをのそのそと歩く姿はトラを連想させる。

昨日もお会いしたベテランバーダーのY氏が通りかかる。Y氏はこの公園に精通した方で、何か所もの野鳥情報を教えていただいた。

Y氏の後を追って朝の場所へ戻ってみると、なんとここでもトラちゃんが餌探しの最中。

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■500mm ノートリミング&ノーレタッチです

良かった、イタチに食われてなかったみたいで。

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2009年2月 8日 (日)

ミヤマくん、近すぎーっ!

最近の方針として、図鑑に載せるような「どアップ」よりも「野鳥の居る風景」のような詩的なものを狙ってる。

土曜日は天気も良かったし、先週の仕事も順調だったので、明るい気分で近所のT公園へ遊びに行った。
この公園ではミヤマホオジロやルリビタキが見れるので、きょうはどんな詩的な写真を撮ろうかと思い描きながら現地に行ってみると、なんと。
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ミヤマくんが、餌をついばみに足もとまで寄って来てしまう。
この日は500mm単焦点しか持参してなかったので、結果として「どアップ」ものしか撮れなかったのが涙。
贅沢な悩みだけど、これも餌付けの弊害かな。
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ルリビタキが石舞台の上でポーズを決めてくれたけど、あいにく暗い場所なんで写真のできはいまいちかな。

近所にいたベテランバーダーの話だと、この場所では鳥の目に光が当たらないのでフラッシュを焚く馬鹿が居るとのこと。
そんな身勝手までして自慢作を撮りたいんかなぁ...

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2009年1月18日 (日)

餌付けは悪いのか?

半年ほど前に鳥友に成ったTスターさんに教えてもらった岸和田市のT公園へ行ってみた。
この公園ではひと月前までオジロビタキが見れたらしいけど、残念ながら抜けた後らしい。
Siberianbluechat

でも、『今はルリビタキやミヤマホオジロなどが見れますよ』との美味しい情報に釣られてT公園へ行ってみると、なんと5メートルほどの至近距離でルリビタキやミヤマホオジロが愛嬌をふりまいてくれた。
周囲を見渡すと、400~600mmの大砲を抱えた何人ものバーダーがミヤマホオジロを狙ってる。

Yellowthroatedbunting

こんなマイナーな公園の特定の場所に大砲が集まっている光景も不自然だし、いつ行ってもルリビタキやミヤマホオジロが見れるってのも変だなって思ってたら、やはりその理由が有りました。ミルワームやピーナッツが鳥たちの撮影に絶好の場所に撒かれてたんです。
Ashの住む南大阪の大泉公園は珍鳥が見れることで有名だけど、その公園に行って驚いのは、ミルワームなどでの餌付ばかりか、『綺麗な絵』に成るようにと実や花のついた枝が地面に突き立てられてて、たくさんの大砲組がその『絵』を狙ってレンズを向けてることだった。

Blackfacedbunting

Ashは野鳥が好きだし、彼らが幸せそうに暮らしてる光景を見てハッピーな気分に成れるけど、餌付けで野鳥たちを一か所に引き寄せるのに疑問を感じる。
餌付けの弊害はいろいろと考えられる。

①野鳥たちが人間に依存しすぎると、本来の野生が失われてしまう。
②一か所に集中すると、鳥インフルエンザなどの病気に大量に感染する恐れがある。
③栄養豊富な餌をたくさん食べてるとメタボな鳥に成ってしまう。

Palethrush_2

とは言うものの、鳥たちにとっては餌の乏しい時期を乗り切ることは大きな試練だろうし、この冬の間に命を落としてしまう鳥も多いのではないだろうか。
そんな鳥たちが命を繋ぐためには、適度の食糧を支援してあげる『餌づけ』も必要なのかも考えさせられた一日だった。

Smew

隣接する池にはたくさんのカモたちに混ざって数羽のミコアイサも見かけた。
この池にはハクチョウやアヒルもたくさん居て、子供たちが撒くパンの耳などに群れている。
このパンの耳が、この鳥たちが厳しい冬を乗り切る糧に成っているのかも知れない。

Tuftedduck

今日の収穫の一つは、Ashよりも一回り先輩の福田さんと知り合えたことか。
聞くところによると、現在の彼は週3日程度の出勤の他はゴルフに出かけたり望遠レンズを担いでバードウォッチングをしたり悠々自適の日々らしい。さらに、健康維持のために日本百名山に数えられる山々を登っているとか。
最近はすっかり気持ち的に老けこんでしまったAshだったが、バイタリティ溢れる先輩に巡り合って元気づけられた。

■2009/02/07追記■
「鳥たちを自然のままにしておくべきだ」という意見もあるが、今の地球に自然って残ってるんだろうか?
数万年も残っていた野原や海岸はブルドーザで壊されてしまい、野獣や野鳥の生態系はとても厳しいのが現状だ。
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そんな行き過ぎた自然破壊に気づいた人たちが細々と生態系の復活活動を始めたが、その成果が表れるまでの数百年を野獣や野鳥は生き延びれるのだろうか。
そんな観点では、「計画性のある餌付け」も必要悪かと思う。

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2008年12月26日 (金)

川エビの食いかた

『川エビの食いかた知っちゅん?』
カウンターの隣に座ってたオッちゃんが、いきなり声をかけてきた。

数日前から、高知県中部を流れる仁淀川下流の町へ仕事に来ている。
地方出張では必ずと言ってよいくらい、夜の飲み屋街を歩いて地酒と地物の肴を食べさせてくれそうな店を物色することにしている。

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川エビとは言えど、土佐の居酒屋で出てくるのは東京や大阪の居酒屋チェーンで見かけるスジエビの類いではなく、四万十川などでも生息する天然物の手ナガエビなのだ。
オッちゃんが言うには、川エビは尻尾の方から食べないと口やのどに刺さって怪我をするらしい。
オッちゃんは、物知らずの都会人の食べっぷりを見るに見かねて声をかけてくれたのだが、やはり彼が言う方法で食べるほうが理に適っていた。

せっかく地方に来たからには、いわゆる居酒屋チェーンで全国共通メニューの料理を食べるのは馬鹿げてるので、その土地の旬の食材を肴に飲むことにしている。

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最近はカツオを塩で食べるのが流行っているらしいので、『カツオを塩タタキで』と注文してみた。
店主いわく、この季節はカツオではなくてヨコ(クロマグロの幼魚)をタタキにするらしい。
この土地の名産であるニンニクをたっぷりとまぶしたタタキが運ばれてきた。
確かに、塩で食べる方が赤身本来の濃厚で柔らかな食感を堪能できるので、塩タタキが流行っている訳も理解できる。

タタキの横に並んでるのは地酒の瀧嵐(たきあらし)。
一般に土佐の酒は辛口なのだが、豪快な土佐料理にはこの辛さがぴったりだ。

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ヨコのタタキもそうだが、このカンパチの刺身も切りの分厚さには驚かされる。
土佐で食べる刺身はネタが新鮮なので美味しいのは当たり前だが、この重量感あふれる切り方にも『いごっそう』の土佐人気質を感じさせられる。

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四国はその名のとおり四つの国で成り立っているが、土地ごとに県民性の違いが強く感じさせられるのが面白い。
土佐人の気風で感じるのは、『いごっそう』や『はちきん』の言葉どおりの豪胆さと明るさだ。
この気風は南国土佐のカラッとした気候に所以するところが多いのだろうが、土佐の男たちの多くは沖縄や南西諸島の男たちと風貌や体形が似ているので、遥か昔に南方の国から渡来した民をルーツに持つところが、瀬戸内海側住民の県民性と大幅に相違する訳ではないだろうか。


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地方出張では酒の他にもたくさんの楽しみが有るが、ひなびた湯治場でのんびりと時を過ごす贅沢も好きだ。
かつては日本全国に多くの湯治場が有り、この季節には一年間の農作業の疲れを癒すために近隣のお百姓が米や味噌を持参して長とう留したものらしい。
この町にもかろうじて一軒だけ蘇鶴温泉という湯治場が残されているが、年老いた経営者の気力と体力が続くのは長くはないだろう。

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四国の川は四万十が有名だが、高知中央部にも仁淀川や鏡川などの清流が多い。
今回の旅のお目当ての一つとして、今では絶滅が危惧されているヤマセミを探すことがあった。
今回も、ブログなどの数少ない情報を頼りに仁淀川の中追渓谷や鏡川の菖蒲地区などを訪ね歩いてみたが、残念ながらヤマセミには会うことができなかった。

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しかし、どの川も自然が多く残されているために、鮎やヤマメの他にも川エビやモズクガニなどの生き物も多く、それらの生き物を餌とする動物や鳥類も豊富に残されているわけだ。
この流域でたくさんのカワガラスを見ることができるのも、川が豊かな証拠だろう。

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鏡ダムの湖畔では、一羽のノスリがじっと枝に止まっていた。
日が昇って体温が上がるのを待っているのだろうか。

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渓流伝いに山道を歩いていると、突然に数個の岩が川に落ちてきた。
崖のあたりを見ると、数匹のニホンザルが何かの木の実を食べている。
これからの季節は食糧事情が厳しく成る一方だろうから、少しでも多くの栄養を蓄えて生き延びて欲しいものだ。

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ヤマセミを求めて鏡川を更にさかのぼってみた。
お腹がすいてきたので立ち寄った山村の食堂でヤマセミのことを尋ねると、更なる上流の菖蒲という村あたりで見かけたとのことだ。
『菖蒲で勝負の前に腹ごしらえだ』と意気込んで注文したシシうどん。
猪肉は硬めだったが、美味しかったし身体の芯から温まった。

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しかし、菖蒲の村で出会った猟師の方々に尋ねてみると、『夏に、下流の小学校あたりや発電所近辺で見たけど、この季節はどうかな?』とのこと。
やはり、どこを探しても見つからない。

今日もボウズで打ちひしがれて宿に向かったが、帰路で立ち寄った吾北町のムササビ温泉は高知県内では珍しい含鉄泉で、お湯は茶濁色をしている。

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伊野の駅前には数件の居酒屋が有るが、店主の食材へのこだわりが味わえる山海亭が気に入った。
数人が座ればいっぱいに成ってしまうカウンター越しに店主と語らえる店の大きさも好きだ。
ここで食べさせてもらった肴の一つが、ウツボのたたき。
関西人はアナゴを好むが、ウツボは外観こそアナゴに似ているものの皮のあたりのコリコリとした食感は絶品だ。アナゴ同様に小骨が多い魚らしくて、骨抜きの作業が大変らしい。

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店主の勧めでジャコ天を食べてみた。ジャコ天は宇和島で何度か食べたことがあるが、この店で仕入れているジャコ天は当日の朝に獲れたばかりの魚で作るとのことで、プリプリとした弾力性のある歯ごたえは絶品だった。当然、味も良い。

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今回の旅では不幸にもヤマセミにこそ会えなかったものの、高知中部の清流と野鳥を堪能できたし、地酒と地物の肴と温泉も満喫できたので至福のひと時だった。


大阪に戻れたのはたったの一泊だけで、今晩のサンダーバードで厳冬の富山県へ向かう予定だ。
さぁ、こん夜はブリ大根で富山の銘酒『満寿泉』を飲もうか。

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2008年11月29日 (土)

カモ救出作戦

今日は善いことができたんです。
養魚池に張られたテグスに絡まってたカモを助けることができました。
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◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆◇◆

今日はまずまずの好天だったので、トリ友のTさんに勧められた岸和田市のトンボ池公園に行ってみました。
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この公園は自宅から10Km程度の近所だけど、子供向けの遊具が多くて騒がしいところだと思い込んでたので、ずっと敬遠してたんです。

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でも、公園の上空にはノスリやハヤブサが飛んでたし、ジョウビタキやカワラヒワにも会えたので大満足。
青空をバックに雄飛する猛禽類は、いつ見ても惚れぼれしますね。

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ホオジロが近くの枝に止まってくれたので、パチリ。

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午後に成ると家族連れなどの人出が多くなってきたので、この公園をあきらめることにして、先日タマシギを見た田んぼへと向かいまいた。
何気なしに田んぼのそばの池を見ると一羽のカモが不自然な形で浮かんでます。

望遠レンズで覗くと、なんと何本ものテグスが羽根に絡んでて身動きがとれない様子。
このままだと餌も採れないし、きっと衰弱して死んでしまう。

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近くにいた人たちに池の管理者を訪ねてみたけど、誰も知らないらしくて途方に暮れてしまった。
テグスを切って助けたかったけど、あいにくナイフもハサミも持ち合わせてないので困ってると、軽トラで通りかかったオッチャンが『テグスやったら焼いたら切れるんと違う?』とライターを貸してくれた。

まず池の手前側を探し、カモに架かっている数本のテグスをライターで焼き切った。
カモは何とか宙づり状態から抜け出せたけど、まだ羽根にはテグスが絡まってるので、きっとどこにも行けないだろう。

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次に、池の反対側に回ってテグスを手繰り寄せてみた。
人間を怖がって水中にもぐろうとするカモをなだめるながら、何とか捕えることができた。

カモは架かったテグスを外そうとして何度も身体を回転させたらしく、想像以上に複雑に絡んでいる。

テグスをライターで焼き切ろうとしたけど、風が強くって火が点かない。
ちょうど犬の散歩をしてた老夫婦が通りかかったので、持ってたショベルを借りてテグスを切ることができた。
その間のカモは少し不安そうにAshを見てたけど、抱きかかえて池に放してやったら一目散に萱原へ飛び去った。メデタシメデタシ(^^)!

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今回のアクシデントで多少の怪我をしてる模様だけど、なんとか回復して元気に成って欲しいな。

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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2008年11月23日 (日)

本当は怖いタマ姫

この夏に近所の探鳥地で知り合いに成ったTさんのブログで見たタマシギがとても可愛くって、図々しくもTさんにお気に入り撮影地を教えてもらった。
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メールで送ってもらった地図を頼りに田んぼの周囲を何度も行ったり来たり。でも、どこにタマシギが居るのか皆目見当もつかない。
そうこうしているとTさんが自転車でやって来て双眼鏡であちこち探してたが、しばらくすると『居ました、この畝(うね)の先の方に!』と指さしてくれた先に居ましたね、タマシギのペアが。
正直言って、可愛いの一言に尽きます。三頭身の幼児体型とまんまるメダマ。歌舞伎役者のような白いアイライン。
せめて、もう少し目立つような色合いなら良いのに、周囲の田んぼの土と同じ色なのでAshのような初心者には探すのがひと苦労でした。

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でも、Tさんから聞いた話によると、タマシギのメスは産卵が終わるとすぐにペアを解消して、別のオスと交尾するのだとか。だから、子育ては残されたオスが一手に引き受けざるを得なくなり、育児期間の間のオスはまともな食事にも在り付けないのだとか。

人間の世界だと、幼い乳飲み子を抱えた男ヤモメくらいか。可愛く見えるタマ姫の残酷な生態を知って背筋を寒いものが伝ったAshでした。
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近所の池にはカイツブリやカワセミなども豊富なようなので、お気に入りの探鳥地が増えたAshは幸福な一日でした。Tさん、ありがとう。
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チュウサギとコサギ。左右は大小の対比で、上下はシンメトリーなとこが面白かったので思わずパチリ。

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2008年11月16日 (日)

おぉー寒ぶ!

天気予報では午後から晴れるってことだったんで、久しぶりに二色浜へ出かけてみたけど、ずっと曇天でした。
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いつも見かけるイソヒヨちゃんも寒そう。
あんまり近づくとヤキトリに成っちゃうよ!、とは言っても火は点いてないもようでひと安心。
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いつもはヒドリガモ一色の河口に一羽だけオナガガモが混ざってました。
オナガガモは初めて見ましたが、スマートで高貴な感じがする鳥でした。
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2008年11月 9日 (日)

トンビってお嫌いですか?

渡良瀬遊水地で撮った写真を整理してて気づいたんだけど、トンビってあまりにも冷遇されてません?
Blackkite2 
確かに、トンビはカラスやスズメみたいにありふれてて、わざわざトンビを撮るために出かける人は少ないけど、こうして写真で見てみると結構ナイスな鳥と思います。
Blackkite 

これはカラスに追いかけまわされてるとこですが、図体が大きい割にはけっこう弱気な奴かも知れません。
Carrioncrow 

こんなとこを見ると、トンビに惚れてしまいそうです。

渡良瀬遊水地のフォトアルバムへも遊びに来て下さい。
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/photos/watarase/index.html

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2008年11月 6日 (木)

渡良瀬遊水地のチュウヒ(2008年冬)

■11月2日(晴)
大きなハート型の池と、それを取り巻く雄大な湿地帯。
ものの大きさを例えるのに東京ドーム何個分とかで表現するが、そんなチンケな基準では表現しきれないほど大きなスケールの湿地が関東平野に残されている。


大きな地図で見る

この人造の湿地である渡良瀬遊水地が造られた経緯をご存じか?
かつて、上流の鉱山から流出した廃液のために、流域の多くの住民が公害に苦しめられた。時の政府はその公害の拡散を防ぐために、この地の集落を半ば強制的に撤去させて広大な沈殿池を造成した。その詳細は日本の近代史や反公害活動を記した書物などに多く残されているが、お上はこの土地を洪水を防ぐための貯水池だとうそぶく。
ことの真偽はどう在れ、巨額を投じた造成工事の結果として広大な湿地帯が野鳥や草花の聖地として残されたことは、自然保護の観点からは極めてラッキーなことだ。

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ここはチュウヒなど猛禽類の宝庫としても有名で、Ashもハイイロチュウヒが見たくて初冬の湿地帯を一泊二日の旅行で訪ねてみた。
チュウヒは湿地帯の葦原をねぐらとして利用するが、日中はノネズミなどの餌を求めて近所の畑などへ出かけるらしい。
彼らは日の出前にねぐらを飛び去り、夕暮れ間近の時刻に戻ってくる。
雄飛するチュウヒを見るのに適した場所は何カ所か在るが、お勧めは新赤麻橋近くの高台=通称鷹見台だろうか。

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旅の初日、現地に着くやいなや鷹見台に立ってみた。
昨年の暮れに訪れた際には、たくさんのチュウヒが眼下をグライドする姿を堪能できたが、今回は時期が早いのか数時間粘っても一羽も見ることができない。
夕暮れまでには時間がたっぷり在るので、渡良瀬川沿い探索してみた。
昨年はノスリやベニマシコまでもが見れた場所だが、やはり時期が早すぎたのか、数羽のジョウビタキが見れただけ。

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少し気落ちして、もう一度鷹見台に戻ってみると5~6組のバーダーが東側の草原にレンズを向けていた。でも、あまりもの鳥の少なさに誰もが手持ちぶさたそう。

それよりも残念なのは、この場所が騒音をまき散らすバイク族のたまり場に成っていることだった。彼らの改造バイクから意図的に吐き出されるカミナリのような爆音は、雄大な大自然の静寂をぶちこわしにする。こんな馬鹿たれ供に比べれば、自然の摂理に従って種をつなごうと営んでいる鳥たちのほうが、ずっと高尚に思えてならない。

さらに、この湿地の一画にはパラグライダーの基地もあり、彼らを上空に運ぶためのヘリコプターが頻繁に離着陸を繰り返している。

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騒音源は他にもある。あちこちでラジコンの模型飛行機や有人の軽飛行機で遊ぶ人も多く、皮肉にも洪水を防ぐという主旨で造成された湿地は騒音の洪水と化してしまった。
鳥の数が少ないのは、これらの騒音の影響も在るのだろうか。

夕暮れ間近、一羽のオオタカが鷹見台に飛来したが、もうシルエットしか撮れない暗さだ。

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チュウヒのねぐら入りを見るために、ゴルフ場近くの葦原に場所を移す。
目的地では、すでに数人の先客が望遠レンズをセットしてチュウヒの戻りを待っていた。聞くところによると、彼らのお目当てもハイイロチュウヒらしいが、まだこの季節ではチュウヒそのものの数が少ないらしい。

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日没までに何羽かのチュウヒが戻ってきたが、どれも遙か彼方の葦原に舞い降りるので、絵になる写真がまったく撮れない。地元のバーダーの話では、日によってねぐらが変わるので舞い降りる場所は特定しづらいとか。

Img_4122

期待していた成果も得られず、遊水地に隣接した古河市のビジネスホテルへと車を走らせる。
カーナビをセットして湿地帯を周回する道路を走ると、他県に入った旨のアナウンスが頻繁に流れるのが興味深い。この湿地帯は、埼玉、栃木、群馬、茨城の北関東四県が複雑に入り組んだ場所に位置するからだ。

■11月3日(曇)
旅の二日目はあいにくの曇天。チュウヒがねぐらを飛び立つという夜明け前の時刻に葦原へ行くのは諦めて、渡良瀬川の東側の湿地帯や田園地帯を走ってみた。

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耕作地でノネズミなどを狩るチュウヒを探したが、見ることができるのはトンビやカラスばかり。鷹見台の対岸の集落まで来てみたが、かろうじて一羽のチュウヒがグライドするのが見れただけ。夕刻も迫ってきたので、ゴルフ場に向かう。

Img_4474

きょうは、昨日に確認した着地ポイント近くに場所を変更して待ってみたが、どのチュウヒも皮肉なことに昨日の撮影場所近くへ舞い降りて行く。やはり、ねぐらは一定の場所でないようだ。

Img_4544

きょうも午後5時近くまで粘ってみたが、あいにくの曇天のためISOを1600にアップしてもシルエットしか撮れない暗さに成ったので、今回の旅行を終えることにした。

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次回は真冬に再訪して、是非ともハイイロチュウヒをゲットしたいな。

昨年冬の探鳥記はこれ⇒渡良瀬遊水地のチュウヒ(2007年冬)

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2008年10月 4日 (土)

秋が来ました

この夏はサンコウチョウを追いかけて近所の山に通ったものの、結局は鳴き声しか聞けなかった。

そんな夏鳥たちは南の国へ去ってしまったけど、今は秋の鳥たちがAshを誘ってくれます。

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野に咲く花で...、風の冷たさで...、鳥たちの渡りで...。
人それぞれに季節の変化を知るセンサーは違うものの、確実に秋が来ましたね。

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2008年9月28日 (日)

タカの渡り@日の岬

■2008年9月27日

今年も秋のタカ渡りのシーズンが到来と聞き、紀伊半島の最西端に在る和歌山県御坊市の日の岬まで行って来た。
大きな地図で見る

御坊インターチェンジ近くのコンビニに立ち寄った際に見上げた空。もうすっかり秋の雲だ。
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日の岬へは何度も来てるが、紀淡海峡をのんびりと行き来する貨物船を見下ろす景色が大好きだ。
もしも宝くじで3億円をゲットしたならば、絶対にこの地にログハウスを建てて海と夕日を見て暮したい。ヘミングウエイが住んだフロリダのキーウエストにも憧れるが、やはり日本語が使えない地での暮らしはしんどいし。
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灯台近くの高台に到着。すでに20人近くのウォッチャー達がカメラをセッティングしてタカの通過を待っていた。
数年前に来た時も痛感したが、600mmや800mmの大砲の群れの中へは、たかだか500mm以下のレンズしか持っていない者は入りづらい。
そんなAshと同じ気持ちなのか、フィールドスコープ組や200~300mm組は大砲組から離れた隅っこでひっそりと待機していた。
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ワシやタカは時刻表どおりに走る電車とは違って、何時に何羽が渡るかを知るすべも無く、ひたすら待つのみ。
この岬を渡るのは鳥だけではなく、アサギマダラなど長距離を渡る蝶なども見かける。
鳥以外は興味が薄いので、この写真の蝶は何という種類なのかも知らなかったが、後で図鑑を調べるとキアゲハだと解った。
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この後、トンボがトンボを捕食するショッキングなシーンに遭遇してしまった。
ギンヤンマがシオカラトンボを捕まえて頭部をかじり出したが、最初は羽をバタバタさせていたシオカラが数分間で動かなくなり、さらに数分後には頭部が無くなってしまった。
とても残酷なシーンだが、これも自然界の掟なんだろう。
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単発的には何種類かの鳥が通過するものの、大群の渡りを期待しているAshには少し不満だ。それと、とても遠い(のとAshの腕がヘボイ)ので証拠写真程度しか撮れない。
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待つこと3時間、やっとお昼前に10羽程度の群れで『タカ柱』が立った。
彼らは、ここで捕まえた上昇気流に乗って四国まで渡り、いずれかの岬で同じようにタカ柱を立てるのだろう。
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彼らの繁殖地である日本の自然環境が悪化しているが、越冬地の東南アジアの国々の方が悲惨な状態らしいので、とても気がかりだ。
来年も、この先もずっとタカの渡りが見れる地球であって欲しい。

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2008年9月 7日 (日)

クモ、捕食者の芸術作品

野鳥を探して山道を歩いている時、あちこちに貼りめぐられたクモの巣には閉口する。
我々にとって厄介もののクモの巣ではあるが、捕食者として生きる道を選んだ彼らにとっては命をつなぐための大事な猟具だ。
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一寸の虫にも五分の魂とは言うが、このクモの巣からは小さな虫けらごときが作ったものとは侮れない緻密さと美学を感じさせられる。

人類は叡智を持った高等生物と自画自賛しているが、彼らだって何百代も何千代もつないだ命で積み重ねた叡智を、このような構造のネットに進化させて来たわけだ。

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普段なら三脚の先で払いのけてしまうクモの巣だけど、その美しさと彼らの叡智に敬意を表して、今日はしゃがんで通り抜けたAshでした。

この一週間はサンショウクイの姿を追い求めて神於山をさまよい歩いたけど、丸坊主でした。

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2008年8月31日 (日)

サンショウクイが旅立つ日も近いですね

数日ぶりに晴れ間が見えたので、家の近所をドライブがてらに回ってきました。
和泉葛城山の麓の山村では、50羽ほどのツバメの群れが何かの羽虫を追いかけて飛び回ってました。
ヒナの巣立ちまでは番いごとに暮らしてたのに、旅立つ日が近づくに連れて大きな群れに成って行きますね。
Img_1983 

一方、岸和田市郊外の神於山(コウノサン)ではサンショウクイの小群が梢の間を飛び回ってました。
これはオス。眼窩の黒いストライプが特徴的ですね。
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これはメスです。オスのような眼窩の黒い線は有りませんね。
サンショウクイは高い梢を好む鳥なので、重たいレンズを抱えて追い回すのは重労働です。
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これは神於山で見かけたトカゲ。小さな身体ながら虹色の体色はとてもきれいでしたよ。Img_2302

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2008年8月18日 (月)

照準器用マウントの自作

主な被写体が遠方の野鳥なので400~500mmの望遠レンズを使用することが多いけど、長い球で被写体をレンズの視野内に短時間に捕捉するには照準器が必須アイテムですよね。

と言うわけでWALTHERのPOINT SIGHT DUALを買ったものの、フィールドスコープを含めると照準器が必要なレンズは3本もあるので、これらのレンズで一個の照準器を共用する方法を考えてみました。

★初回作
POINT SIGHTそのものにはマウントベースが付属していなかったので、近所のホームセンターで手頃な素材を物色すると、20mm(幅)X2.5mm(厚)のアルミ板が見つかりました。

寸法や形が異なる3本のレンズで照準器を共用するには、ベルトなどでレンズに巻きつける方法が無難です。

同じホームセンターで、リング付きのベルクロベルトを売っていたのでマウントベースにねじ止めし、レンズ側には5mmのスポンジを張って完成!
なんと、材料費は1000円未満でした。

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さっそく、フィールドスコープに装着してみました。
左右の位置調整は照準器を持ってグイグイとずらします。上下方向は前後のベルクロの締め具合を加減してやれば簡単に調整できます。
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この方式のメリットは、ベルクロを剥がすだけで短時間に別のレンズに付け替えられること。
マウントベースにするアルミ板の側面は、照準器のツメの角度に合わせてヤスリがけしたほうが、しっかり固定できます。

この作品の欠点は、レンズに装着するごとに照準の位置合わせが必要なことと、三脚を担いで移動中に振動のために照準がずれてしまうことですね。

★第2作
最近、カメラのアクセサリーシューに取り付ける方式の照準器が発売されたけど、Ashが持っているWALTHERには使えないとか。

まだ使えるWALTHERを捨てて照準器を買い替えるのも悔しいので、同様の製品を自作してみることにした。
今度も近所のホームセンターに行き、アクセサリーシューに入るサイズのアルミ板を物色しました。
ぴったりサイズの板は見つからなかったものの、20mm(幅) X 2mm(厚)のアルミ板の幅を少しだけヤスリがけしたら、アクセサリーシューにぴったりと納まりました。
アルミ板をU字型に曲げるのに少し苦労したけど、ペンチと何らかの冶具を使えばだれでも曲げれると思います。

あとは、アラルダイト(2液混合型強力接着剤)でマウントベースに接着して、完成。
今回の追加費用は200円程度。
市販の商品とそん色のないものが、数百円で手に入ったので大喜びのAshでした。
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100-400ズームに取り付けたもの。これで来週からの鳥観の楽しみが増えましたね。

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しかし、この作品ではアクセサリーシューに差し込む部分のアルミ板を削りすぎたためか、照準器がガタついてしまって角度が定まりません。
それに、ファインダーと照準器が離れすぎてるのも気に入りません。

★第3作
アクセサリーシューにしっくりとなじむ物は無いかとカメラ店を探してたら、、『E-519 エツミホットシューアダプター』というものが見つかりました。これは、ホットシューの無い一眼レフカメラにコードレス接点式のストロボを装着するときに使うものとか。
なんとかこれを利用すれば、照準器をホットシューしっかりと装着できそうです。
ちなみに料金は1000円ほどでした。
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このアダプター、上半分とコードはAshにとって不要なのでニッパーで割り取り、下半分をマウントベースに接着することにしました。

出来上がった作品がこれ。
作業は意外と簡単に終わったので、今までの作品作成時の苦労がウソのようです。
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この作品、シンプルながらもホットシューにしっかりとなじむし、何よりもファインダーと照準器との間の目線移動が少なく成ったのがうれしい。
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偶然出会ったバーダーが持ってた同様の市販品を見たことがあるが、取り付け部やアングル部で数センチの高さが有るので、ファインダーとの目線移動が辛そうな感じだった。
POINT SIGHTは、キーレンチで上下方向や左右方向の角度を微調整できるので、マウントベースへの接着時に真っすぐに成るように気をつけておけば、特にアングル部は不要と思う。


早速、Ashのお気に入りの探鳥地の一つで試してみたが、とても快適に鳥が追えるので大満足。
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2009/02/08
ホットシューアダプターをアルミ板に接着する場所が前すぎると、ファインダーを覗くときに照準が顔に当たってしまうので、ご注意を。

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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2008年7月21日 (月)

宮古島探鳥記(2008年夏)

愛鳥家が見てみたい鳥ベスト3のうちの2種であるアカショウビンとサンコウチョウが同時に見れる南西諸島の島。
そんな宮古島への2度目の探鳥記です。

※ブログ中のアカショウビンとはリュウキュウアカショウビンを指します。

<7月某日>
毎夏には探鳥旅行をすることにしているAshだけど、今年は行き先を絞り込めずに悩んでる。
去年行った道北のサロベツ湿原や利尻島もきれいだったし、南西諸島のアカショウビンにもまた会いたい。知人から聞くと屋久島の自然もけっこう良いらしい。

そんな悶々とした気持ちの日に、一昨年にアカショウビンが縁で知り合いに成ったKさんから、「今年もアカショウビンを見てきた」と聞いた瞬間、一気に宮古島に決定。

<7月17日(木)>
今日は出発の日なのに、皮肉にも数日前に発生した台風7号がゆっくりとした速度で南西諸島に向かっているらしい。
もしも宮古島に上陸するのなら、暴風雨の中ではテントも張れないしレンズも出せない。
でも、飛行機もレンタカーも民宿も予約したからには飛ぶしかない。

Photo
(国際気象海洋のサイトより)

宮古空港へ着くと、オキナワレンタカーのスタッフが待っていてくれた。
沖縄や南西諸島には地元資本のレンタカーが何社か在り、かなり格安の予算で利用できるのがうれしい。

レンタカーに荷物一式を積んでお目当ての山林へと向かう道中でいきなりのスコール。
台風が接近しているこの日を選んだのは、やはり間違いだったのか...
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現地に着いたころには雨もあがり、なんとかレンズを出せそうな空模様に成った。
でも、相変わらず風は強くて、時おり吹く風でブラインドが押し倒されそうに成る。

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池の周囲にはロープが張られ、写真のような警告看板が立っていた。
どれも、一昨年に訪れた時には無かったものなので、この山林へ訪れるバーダーが確実に増えていることと、バーダーのモラルが低下していることが想像できる。

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もしかすると、この山林へ訪れたバーダーのうちの何人かはAshのブログから情報を得たかも知れないと考えると、複雑な心境に成る。
今回のブログでは島の名前や山林の場所などを伏せておこうかとも思ったけれど、時すでに遅しの感が有るので、後はバーダーの良心にゆだねるしか無いのだろう。

このブログを見たバーダーには迷彩テント(最低でも迷彩シート)の持参をお薦めしたい。
鳥たちから身を隠すことによって、数メートルの傍までキョロちゃんが来てくれるんですよ。
この写真、500mm単焦点でノートリミング。

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とても臆病なオオクイナでも、こんなにリラックスして水浴びをする姿を見せてくれるのは迷彩テントのおかげですね。

迷彩グッズはこのショップなどでも買えるので、ぜひお試しを。ちなみにAshが使っているのは日本野鳥の会のワンタッチ迷彩ブラインドという優れものです。
とても重宝するブラインドだが、強いて難点を挙げると前方の切り込みの位置が低いので、それに合わせて低い椅子が必要なことだろうか。

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到着初日にお目当てのアカショウビンとオオクイナが見れたので、早々に今回の宿がある来間島(くりまじま)へと向かう。
来間島は宮古本島の西にある小さな島で、その面積のほとんどがサトウキビ畑と山林だ。
ここには数件の民宿と土産物屋、それにレジャー船などがあるものの、島外からの大規模な資本に侵されていない聖域と言える。
前回もお世話になったペンションたきなかは、元公務員のお父さんと心やさしいお母さんやお手伝いのおばさん達が温かくもてなしてくれるので、大好きに成った。

宿の食事は自家栽培の野菜類やお父さんが浜で釣ってきた魚などがメインなので、沖縄の家庭料理が味わえる。
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(これは朝ごはん。野菜たっぷりのヘルシーメニューだ。)

夜は500円で泡盛が飲み放題で、お父さんから島の昔の暮らしなど興味深い話が聞けて時の経つのを忘れてしまう。
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島のヤモリも泡盛の匂いに釣られて(そんなこと無いか)、降りてきた。
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玄関のドアにさりげなく組み込まれたステンドグラスがお洒落だね。
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<7月18日(金)>
天気予報では雨の確率が60%だったけど、青空も見えてるので山林へと向かう。
きょうが平日のせいなのか台風を嫌ってか、山林ではAsh以外のバーダーは見かけない。
おかげで静かな環境の中で鳥を堪能できそうだ。
きょうも水浴びに来たオオクイナ。すぐ傍のテントの中に人間が居るとも知らずにリラックスしてる。でも、何かの拍子に林の中にいちもくさんに逃げ込むほど本来は警戒心の強い鳥だ。
Bandedcrake

どこからともなくカラスバトが飛来してきてしばらく樹上から池の周囲を警戒していたが、危険なものが無いと思ってか、水を飲みに降りてきた。
この島にはたくさんの種類のハトが生息していて、その中でもキンバトやカラスバトの姿はとても美しい。
カラスバトはトンビ程の大きさで、その名のとおりカラスのような鳴き声がする。
木漏れ日を浴びて輝く姿に見とれてしまう。
Japanesewoodpigeon

これらのハトからは都会の公園で見かけるハトのような薄汚さとは別世界に棲む神々しささえ感じ取れる。
キンバトは南方に棲む鳥で、この島が生息地の北限に成る。
Emeralddove

<7月19日(土)>
今日も心地よい朝だ。どうやら台風は台湾方面へ進路を変更したらしい。
普段の暮らしではパソコンや携帯が手放せないが、せっかく南の島に来たからにはテレビやOA機器とは縁のない生活を満喫したいものだ。
きょうで山林通いも三日目だが、なぜか長い尾羽が優美なオスのサンコウチョウに会えていない。もう繁殖の次期も過ぎたので明るい時間には森の奥深くにひそんでいるらしい。
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テントからわずか2mの距離でキジバトが日向ぼっこをしている。
鳥たちのこんな自然な姿を間近で見れるのも迷彩テントの大きな成果だ。Img_0771_2

三日間もテントにこもっていてもオスのサンコウチョウに出会えず、気分転換で山林の中を散策してみる。
林の中を注意して探していくとリュウキュウコノハズクを見つけることができた。
一昨年に見たものは目をつぶっていたのだが、今回はぱっちりと目を開けてAshを睨みつけている。
この表情からヒョウキンそうな鳥と思われがちだが、夜になると野ネズミなどを狩るハンターに変身する。
Scopsowl2

さらに林道を進むと、こんどはアオバズクがAshを見下ろしていた。
重たいレンズを担いで林道を歩きまわるオヤジは、彼らの目にはどのように映っているのだろうか。
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林の探索で気分一新したので、再びテントで鳥を待つことにする。
すると、突然に数羽のオスのサンコウチョウが飛来し目の前の枝に止まってくれた。
残念ながら、枝カブリのうえにピントの甘い絵しか撮れなかったけど、一応は念願のオスが見れたので幸せだ。
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山林での目的をほぼ達成したので、島をドライブしてみることにした。
まず向かったのは北のはずれにある池間島。この島には湿原があると地図に書いてあるが、車で湿原らしい場所の周りを何周もしたが入口が見当たらない。
湿原は諦めて池間大橋のたもとのエリグロアジサシの営巣地へと向かう。
ここは、規模は小さいものの一昨年に来た時も間近で営巣姿が見れたので、Ashのお気に入りのスポットだ。
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続いて向かったのは東平安名岬。
絶壁から見下ろした海の青さとサンゴ礁の白さが目に焼きつく。
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しかし灯台の近くは観光バスがあふれ、スピーカーからは大きな音で下手なカラオケが流れている。そんなわけで灯台には見切りをつけて島の西岸を北上することにした。
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海岸沿いにペンションへ戻る途中の高台に見えた展望台。
ステンドグラスを通して柱に映った光がきれいだった。
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今晩も、お父さんを中心に予算500円ぽっきりの宴会が始まった。
宴に同席したのは、所沢から来た一卵性親子のように仲の良い母と娘、それに茨城県からの男性5人のグループ。それと、宿のお手伝いをしながら都会暮らしで疲れた心のリハビリをしている女の子など。
このペンションはこじんまりとした家庭的な大きさと、お父さんの引力およびお母さんの温かみのにつつまれるせいか、同宿の人たちとはすぐに友達に成れる。Rimg4027

<7月20日(日)>
四日間の旅行などあっという間に過ぎてしまい、もう島を去る日に成ってしまった。
今朝は少し早起きしてペンションの周囲を散策してみた。
朝日の中の来間大橋。
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展望台からは来間島全体を見渡せる。
東側からは海峡を隔てた対岸の本島に林立する本土資本のリゾートホテルが見える。
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展望台の屋根に鎮座しているシーサーは島の西側のサトウキビ畑を見下ろしている。
東側の景色とは対照的だ。
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サトウキビの葉づたいに、セッカがチッチッチッとせわしなく飛び回っている。
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畑一面のヒマワリが朝の陽に向かって輝いている。昼の間ずっと太陽を追いかけていても眩しくないのだろうか。
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宮古本島に渡り、サトウキビ畑をグルグルとドライブする。
スプリンクラーでサトウキビに撒く水のしぶきがきれいな虹を作っている。
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畑では10羽ほどの見慣れない鳥が何かをついばんでいたが、ツバメのようでケリやチドリのようでもあり、種類の見当がつかない。
後で図鑑で調べると、ツバメチドリと言う鳥だったが、そのものズバリの名称に納得。
Indianpratincole_c

この鳥の成鳥は黒い涙を流したような表情が特徴的。
Indianpratincole

3時発の那覇行き便までは半日近くあるものの、さすがに三日間も遊びまくったためか島を散策する元気も無くなってしまった。
波音が聞こえる海岸で車を止めてしばしのお昼寝タイム。観光旅行に来た訳じゃないんだから、名も無い浜で何もせずにボーっとできるのも贅沢かも。
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那覇を経由して関西空港に向かうに連れ、眼下に広がる景色はトロピカルなものから普段見慣れたものに変って行く。
さあ、この数日でたっぷりと充電できたんだから、明日からの日常生活を嘆くのはよそう。

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一度目の探鳥記、宮古島探鳥記(2006年夏)へも遊びに来て下さいね。

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2008年6月28日 (土)

やっぱりミソっちは可愛い 《雨の金剛山にて》

この週末は雨模様なのでバードウォッチングは諦めてたけど、なんとか午前中は空が持ちそうだったので金剛山へと車を飛ばした。
やはり梅雨時期のせいか登山客は心なしか少なく、その分だけのんびりと散策できた。
ロープウエイの手前の登山道を少し登ると、オオルリやミソサザイの囀りが聞こえる。
今回の機材は500mm単焦点x1.4倍コンバータ。
こずえ近くのオオルリまでは届かないが、渓流で遊ぶミソっちの姿はたっぷりと堪能させてもらった。

Wren2
■これ、ミソっちのお決まりのポーズ。ちびのくせに大きな声で囀るのが好き。

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■このポーズも、まるでお団子のようで可愛い。

渓流のミソっちとの遊びも堪能できたので、次は頂上近くのオオルリを目指す。

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■しばらくは心臓破りの坂が続くけど、この金剛白龍大神の鳥居を過ぎれば、もうすぐ千早園地。


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■園地で一休みしてたら、ポツリポツリと雨が。
今回はオオルリに会えないままロープウエイで下山するはめに成ったけど、久しぶりに会ったミソっちに心が癒された。

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2008年5月 8日 (木)

恥かしながら佳作をもらいました

昨年の10月に新潟県の福島潟で撮ったオオタカの写真がコンテストで佳作を貰いました。
賞とは言っても、「大賞」の下の「優秀賞」の下の「特別賞」の下の「入選」の下になる「佳作」なんで、人様に自慢できるもんじゃないですが、自分の撮った写真が賞を貰うのは生まれて始めてだったんで、とても嬉しいです。わーい(嬉しい顔)
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★福島潟に行ったときのブログはこれ。
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_73f9.html

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2008年4月29日 (火)

白神山地の春鳥たち(2008年4月)

広大な面積のブナ林が手付かずで残されていたために世界遺産に指定された白神山地。
そのふもとに在る、『十二湖』と呼ばれる湖沼群へ行ってきました。

大きな地図で見る

今回の旅の基点は弘前市。
この時期の弘前市では『さくら祭り』が開催されるために全国から観光客が集中するので、ホテルや飛行機は一ヶ月以上も前から確保しておく必要があります。
なんとかレンタカーも確保できたので、前夜は早々と9時にベッドイン。

28日は、早朝4時に起床。
まずは鯵ヶ沢(あじがさわ)という海辺の町に向けて、岩木山を左手に見ながら北上です。
最近は遅寝遅起きのぐーたら生活が続いてて、朝焼けを見るなんて久しぶり。
夕焼けを見ると哀愁を感じますが、朝焼けには荘厳さを感じさせられます。
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海岸沿いをドライブし、白神山系が一望できる漁村にたどり着いたのは午前6時。
普段なら、まだイビキかいて寝てる時刻です。
昨夜確認した天気予報のとおり、残念ながら白神の上空は雨雲で覆われています。
さあ、十二湖までもう一息。
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午前6時に十二湖に到着し、先ず向かったのは『鶏頭場(けとば)の池』。
ここは、十二湖の中でも野鳥の観察スポットとして有名だと、弘前市在住のバーダーNさんに教えてもらいました。
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それにしても、強烈に寒いうえに風も強いんでカメラを持って移動するだけでも惨めな気持ちに成ってしまいます。
ゴールデンウイークを過ぎた頃には、この鶏頭場の池にアカショウビンが来るらしいんで、もしかして気の早い奴が来てるかと少しは期待してたけど、この寒さではムリですねぇ。

リュウキュウアカショウビンは数年前に宮古島で見たけれど、本アカショウビンは京都の芦生原生林で声を聞いたことがあるだけです。

下のリンクは宮古島のブログ。
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_5db7.html

気を取り直して池の周囲をうろついてたら、枯葉の上で何か動くものが。
証拠写真程度のピンボケしか撮れなかったけど、なんと初めて見たトラツグミでした。
ピョンピョン飛び跳ねて藪の中へ逃げ込む姿はツグミそのものです。
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余りにも寒いんで頭がキーンとします。
もうすぐ5月だし、大阪では半そで姿でうろちょろしてたので、青森へも軽装で来てしまった自分の軽率さを恨みます。
泣きっ面を蜂が刺すように雨も降ってきたので、とりあえず車へ戻ろうとした途中で見かけたキビタキくん。Ashにとっては今年の初キビタキです。
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雨宿りをかねて数時間の仮眠をした後に向かったのは、鶏頭場の池の隣に在る青池。
この池、コバルトブルーで澄んで底まできれいに見えるので、観光客にも人気のスポットらしいです。
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それにしても、たった数時間仮眠した後に目覚めたら、周囲は観光バスでやってきた団体さんだらけで大賑わいです。

まあ、これも世界遺産効果なんだろうけど、手旗を持ったガイドさんの後を団体さんがゾロゾロ歩いてるような場所では野鳥はムリと諦めて、Nさんに教えてもらったもう一つのスポット『長池』に向かうことにしました。
青池から長池までの林道の両脇はブナの原生林が残されていて、白神らしさを味あわせてくれます。
十二湖は白神山には近いものの世界遺産の指定地域外なので、こうして自由に観光旅行ができるわけですね。
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ブナ林ではオオアカゲラを見かけました。
つがいらしい2羽で追いかけっこしてたけど、今年も繁殖に成功してたくさんの子孫を増やして欲しいな。
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長池は観光コースから外れているために、静かな雰囲気の中で自然を満喫できます。
この日は数羽のカモとオシドリのペア、それにオシドリの幼鳥がいました。
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コマドリやミソサザイは、鳴き声が聞こえるだけで、なかなか姿を見せてくれません。
せっかく来たんで姿くらいは拝みたいのにと、長池と鶏頭場の池を何度も行ったり来たり。
ほぼ諦めかけてた目の前に、ひょんとミソっちが飛び出してくれました。
やはり、いつ見ても可愛いチビさんです。
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寒さと大自然を堪能できたので、海岸沿いを北上して弘前へ戻ります。
途中の原っぱでノスリが獲物を探して飛行する姿に遭遇しました。
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日本一の夕日、と看板が出てたところで見た夕日。
日本で一番かどうかは別として、今日の感動を締めくくってくれる一瞬です。
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夕暮れの岩木山。
岩木山をこの方角から望むのは初めてだけど、どこから見ても津軽のシンボルにふさわしい名山ですね。
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青森から大阪へ戻るフライトで見下ろした白神山地。
この広大な山地には動植物や未知の菌糸などいろんな命がぎっしり詰まってまってて、まさに命の宝庫と言えます。
まだ雪をかぶってますね。
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2008年4月18日 (金)

霞ヶ浦のチュウヒ(2008年4月)

茨城県と千葉県の二県にまたがった日本で二番目に大きな湖、霞ヶ浦。
Ashが小学校で習った教科書には、帆を張った漁船がワカサギ漁をしている写真が載っていたのを覚えていますが、最近の漁獲量は最盛期とは比較に成らないほど落ち込んでいるとか。

この霞ヶ浦の南西部に『妙岐の鼻』と呼ばれる鳥のクチバシのような形をした葦原が在り、そこではチュウヒ・オオヨシキリ・オオジュリンを始めとするたくさんの野鳥が生息しています。

筑波山のふもとの大学への出張ついでに、妙岐の鼻へチュウヒを観に行ってきました。

■こんな広大な葦原なのに、遊んでたのはAsh独りだけ。贅沢な遊びです。
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妙岐の鼻には、二箇所の観測小屋のほかにも駐車場やトイレなどバードウォッチャーのための施設が整備されていて、とても便利です。
しいて注文をつけるなら、歩いてゆける距離にコンビニかレストランが在れば食料やオヤツの確保に事欠かずに済みますが。

■葦原を悠々とグライドするチュウヒ。
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■Ashの推測では、この葦原には3~5羽のチュウヒが棲んでいるようです。
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■もう少し暖かくなるとオオヨシキリなども渡ってくるらしいですが、この季節の葦原で見れるのはチュウヒ・オオジュリン・アオサギ・トンビくらいでしょうか。
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■オオジュリンです。
葦の茎から昆虫か種のようなものをほじくり返して食べてました。
この日は風が強くって、何枚も撮った写真のほとんどが葦をかぶった絵ばかりだったのが残念です。
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■近所の集落にワカサギの天ぷらで有名な『水神屋』という食堂が在りました。
この食堂は水神社の傍に在って、ヘラブナ釣りの愛好家のサロンのような雰囲気でした。
ワカサギの天ぷらはボリューム満点で美味しかったですよ。
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■妙義の鼻へ行く前に、水鳥の越冬で有名な稲浪干拓地に立ち寄って見ましたが、すでに北の国へ飛び去ってしまった後のようで、水路にはオオバンしか居ませんでした。
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■これがGoogle Mapでの妙岐の鼻です。ズームダウンすれば霞ヶ浦での位置関係が解かります。
鳥のクチバシに似てると思いません?

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2008年4月13日 (日)

春です、ミソッチの季節です

惚れた相手に会えない時間が永いほど思いはつのるものですが、Ashは去年の春にミソッチ(=ミソサザイ)に片思いハートし、何度も金剛山の頂上までデートに行ったのですが、会ってももらえませんでした。涙

ミソッチが金剛山にやってくるのはゴールデンウイーク前後とか。でも、その頃のAshは出張などが多くって鳥見どころじゃないんです。

Ashは考えました。「人間にだって世間一般のルールから外れて行動する奴が居るんだから、きっとミソッチにもそんな奴が居るはず」と。

Rimg3523 正解でした。金剛山頂の葛城神社近くのブナ林へ行くと、数羽くらいだけど、そんな連中が大きな声を張り上げて縄張りの宣言をしてました。
ミソッチはキクイタダキに次いで小さな鳥と言われてますが、小さいながらも大きな声を張り上げて、尻尾をピーンと立ててディスプレイする姿は見ごたえがあります。声ばかり綺麗でも姿を見せてくれないウグイスはミソサザイを見習って欲しいですね。

金剛山は麓の千早赤阪村からロープウエイで登れるんですが、今回は徒歩で登ることにしました。走る人

Rimg3530 山上の園地にはロープウエイだとわずか5分程度で行けるのに、Ashの足だと1時間半もかかってしまいました。
でも、テクテクと歩いている間でも小鳥たちの声は聞けたし、空気は美味かったし、何よりもお腹のメタボ対策にも成るしで、たまには歩くのも良いものです。

Img_8230 この山のカケスは人馴れしていて、ほんの数メートル先を横切ったりして驚かせてくれます。
ここと同じ南大阪地域でも、他の山のカケスは警戒心が強くって、なかなか近寄らせてくれません。金剛山のカケスには人を恐れないDNAが流れてるのかな?
今日は天気も良かった晴れので、カケスがとても綺麗に見えました。

Rimg3526 一時間半をかけて、ようやく山上の園地に到着です。
ここから先はダイヤモンドトレール(=通称ダイトレ)を歩いて葛城神社を目指します。
ダイトレは適度に整備された自然歩道なので、歩くのは楽チンです。この日も、たくさんの登山客やメタボ対策の室内犬なんかが歩いてました。

Img_8175 ちょっと一休みしてオヤツを食べてたら、ダイトレの両脇の林からコツコツと音が聞こえてきました。
音の正体はコゲラくんです。
春は食料も豊富に成るので、コゲラ君も幸せそうですね。

Img_8190 ダイトレを登ること数十分。葛城神社下のブナ林に到着です。
ここには誰かが作った小さなエサ場が在って、シジュウカラやヤマガラなどが頻繁にエサを食べに来てました。
野鳥を餌付けすることには賛否両論が在りますが、冬場の厳しい食糧事Img_8181情に負けて命を終えてしまう鳥たちを救うという観点では適度な餌場も必要なんでしょうね。
このは前出の鳥たちの他にもウグイスやオオルリの声を聞きましたが、 残念ながらカメラに収めることはできませんでした。

Rimg3529 ミソッチとの初デートが成功し、幸せいっぱい気分ハート達(複数ハート)で下山です。
下山時には少しばかり心の余裕ができたのか、登山時には見えなかった周囲の木々にも興味がわきます。
でも、悲しからずや植物にはまったくの音痴なので名前も判りません。これはネコヤナギですか?

Img_8151 これは山頂の園地近くで出会った鳥ですが、恐らくカヤクグリ。
とても警戒心が強い鳥だったので100mほどの距離で飛び去ってしまいました。
何とか数枚の写真を撮ったのですが、遠すぎたようです。
トリミングしてみましたが、ぼやけましたね。

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2008年3月11日 (火)

カーと鳴いたカケス

この冬は、1月に続いて二度目の野幌森林公園訪問です。
■百年記念塔
Dsc03470 この公園は札幌市からも近いし、四季を通じて多くの鳥たちに会えそうな予感がして、Ashの「お気に入り」に加わえました。
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■適度に整備された、とてもきれいな林です。
Dsc03471_2100-400ズームを担いで公園を探索していると、目の前に一羽のカケスが留まってくれました。居合わせた地元バーダーの方と「逆光なので写真は辛いね」などと話してたら、そのカケスの方角から「カー、カー」と言うカラスの鳴き声が。

■今回は写真は撮れなかったので1月のネタです
Jay 目を凝らし見直しても、声のする方角にはそのカケスしか居ないので不思議に思っていると、カケスくんは隣の樹からまた隣の樹へと移動し始めました。すると、どうでしょう、「カー、カー」もカケスと一緒に移動するではありませんか! これは驚きました。
確かに、何かの書籍でカケスは鳴きまねをするとは見たような気がしますが、これほど上手に真似るとは凄い。
どんな声でも出せるんなら、あの「ギャー、ギャー」という西岡すみ子の悲鳴のような鳴き声は止めて、可愛い鳴き声にすれば良いのにね。

■大赤ゲラくん
Img_7093 この日の初物は大赤ゲラです。比較対象物が無かったために普通の赤ゲラに比べて大きいのかどうかは解かりませんでしたが、胸の縦じまが灰色と緋色のグラデーションなのが、とても印象的でした。
Ashの地元の紀伊半島にも生息するらしいけど、これが初見でした。

■エゾフクロウが来ることがあるウロ
Img_7100 エゾフクロウが来ると言われているウロにも立ち寄ってみましたが、今回は坊主でした。
その後はウトナイ湖に回ったのですが、特筆するべき収穫も無くて、羽田に向けてホッカイドーを発ったAshでした。

■ウトナイ湖で見たヒヨドリ
Img_7150_2 彼らの環境適応能力は凄いですね。ほとんど日本中で見かけます。
私も同類か(笑)

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2008年2月16日 (土)

星野道夫とメモリーカード

正確な場所はヒミツですが、Ashのホームグラウンドから日帰りの距離に猛禽類の聖域が在るんです。

この季節には、写真のケアシノスリを始めとして、ハイイロチュウヒ、チョウゲンボウ、ハヤブサ、ミサゴやコミミズクなどを見ることができます。

Dsc03378 今日は、ケアシノスリが立ち寄ると言われている樹の傍の草薮で、木枯らしが吹く中を半日も潜んでたのですが、余りの寒さにガタガタ震えっぱなしでした。そんな最悪の環境で500ショット近くも撮影したのに、使い物になる写真はほんの数枚だけ。

大容量メモリーカードの時代に成って、何千ショットも撮れるようになったし、たとえ何百ショット撮っても不要なコマを削除すれば良いので、あまり財布を気にしなくても済みますよね。
少し前まではフィルムカメラの時代だったので、お気軽に何百ショットも撮れなかったことを考えると、とても贅沢で幸せなカメラライフかと思います。

Img_6965木枯らしが吹く草原の中でひたすらケアシノスリの来るのを待っていた間、Ashが大好きなカメラマンであり随筆家でもある星野道夫さんのことを考えてました。
彼はイヌイットの暮らしに憧れてアラスカへ渡り、雄大な大自然の中で
ホッキョクグマやカリブーなどの動物や、可憐な野の花などの写真を撮りましたが、カムチャツカ半島でグリズリーに襲われて若干44歳の命を閉じました。佳人薄命。

星野道夫さんの公式サイトです⇒ http://www.michio-hoshino.com/

ブルックス山脈のふもとの草原で何十日もテント暮らしをし、カリブーの大群が現れるのをひたすら待ち続けていた、星野道夫。
彼の手には数十コマのフィルムしか装てんできない銀塩カメラしか無かったので、毎回のシャッターを押すごとに「このショットは、わずかに残ったコマを使うのに値するか?」と煩悶してたんでしょうね。
もし彼が大容量メモリーカードのデジタル一眼レフの時代に生きてたなら、何百倍もの傑作が生まれていたかもと思うと、あまりにも早すぎる他界が残念でなりません。

それに引き換え、何百ショットも無駄なコマを撮っても駄作しか残らない私の非力さには我ながら愛想が尽きます。

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2008年2月11日 (月)

偽木とサンニッパ

Bluerockthrush_m大阪南部で珍鳥が頻繁に渡来する場所として有名な堺市の大泉(おおいずみ)公園。
車でならAsh宅から30分程度の近さに在りながら、今日まで足を向けたことが無かった場所ですが、臨海工業地帯の埋立地へ鳥を観に行ったついでに立ち寄ってみました。
臨海工業地帯の埋立地では久しぶりに磯ヒヨドリの♂に会えて幸せいっぱいのAshです。

この公園は、人口80万人強の政令指定都市である堺市の中心部に位置する関係で、多くの市民の憩いの場でもあります。
Ashが行った日も、たくさんの家族連れやスポーツ愛好家で賑わってました。

Redbreastedflycatcher かなりざわめいた公園でありながら、一年を通じて珍鳥がおとづれることが多く、Ashが行った日も「オジロビタキ」や「ハチジョウツグミ」などの珍鳥が来ているとかで、何人ものカメラマンが三脚にサンニッパ(大砲のような望遠レンズ)を乗っけて珍鳥を狙ってました。当然、カメラはプロ向けの高級機ばかりで、アマチュア用カメラのAshは肩身が狭い思いで身を小さくしてた次第です。
図鑑によると、オジロビタキは日本に飛来するのが稀な冬鳥で、山地の林に生息するとか。
でも、何十人ものカメラマンから数メートルの距離でのんびりと木の実をついばんでいる姿は、図鑑の説明とは食い違いすぎているので、少し不思議な気分。
しかし、注意して見てみると、オジロビタキがついばんでいる木の実も止まっている枝も誰かが餌付けのために持参したものらしい。
Coot2 バーダーにとって珍鳥との出会いは感激の一瞬でもあるが、こうして偽木と餌を与えられて必要以上に人馴れしている姿には、違和感を覚えてしまいます。ここでは、オオバンさえもアヒルのように近づいてきます。


オジロビタキを取り巻く連中から離れて、近くの人口渓流へ行ってみると、ここでは一羽のカワセミを取り囲んで10人近くのサンニッパ。
Kingfisher2 ここのカワセミも異様に人馴れしていて、Ashからわずか2~3メートルの枝まで飛んできて止まってくれました。
普段から思い通りの写真が撮れなくて欲求不満ぎみのAshではあるけれど、こんなに近くでポーズを取ってくれるカワセミ君を目の前にして、なんだか複雑な心境に成ってしまいました。

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2008年1月14日 (月)

しばれた心をぬぐだめる(冬の弘前)

Dsc03320 弘前市は県庁所在地こそ青森市に譲ったものの、弘前城や多くの洋風建築が残された落ち着いた雰囲気の城下町です。
この街の中央に位置する弘前公園は、その中央の天守閣を取り囲むように幾つかの堀が配され、樹齢およそ500年の古木が多く残されている名園です。
公園には数千本の桜の樹が植えられており、毎年のゴールデンウィーク頃には多くの花見客で賑わうとのことです。

Img_5944 冬の弘前公園を、地元バーダーのNさんの案内で遊んできました。
さすがにオシドリなど秋鳥の姿は見られませんでしたが、カモ、カワアイサ、白鳥などの水鳥や、アカゲラ、シジュウカラ、ウソ、シメ、ツグミ、エナガなどの冬鳥で賑わっていました。
この公園にはオオタカも飛来するらしいですが、残念ながらこの日には見れませんでした。
暖かい季節には多くの草花や樹木の愛好家で賑わう公園ですが、さすがにこの季節に公園を散策する人は少なくて、ほぼ貸し切り状態の公園を堪能できますよ。

Img_5968 この公園ではアカゲラも繁殖していて、この日も一つがいのアカゲラが園内を飛び回っていました。
写真のアカゲラは、なんと樹のこずえに止まっています。
こんな位置のアカゲラを見るのは初めてで珍しくて、思わず何枚ものシャッターを切ってしまいました。

Img_6020 エナガがシジュウカラなどとの混群で園内を回遊していました。
まるでヌイグルミのようにふっくらした体型と愛らしい表情のエナガはAshの好きな鳥の一つですが、なにしろチョコマカと動き回る奴なんで、写真を撮るのは一苦労です。

Img_5986 公園も堪能できたのでNさんともお別れし、夕方のフライトまではレンタカーを駆って地元の露天風呂めぐりです。
青森県は多くの温泉に恵まれていますが、Ashが好きなのは露天風呂、それもいわゆる湯治場のようなひなびた温泉地に憧れます。
でも、残念なことに昔からの湯治場の雰囲気を守っている温泉地は激減しましたね。

八甲田山の麓の酸ヶ湯(すかゆ)温泉はヒバの千人風呂が有名で、ここも混浴です。
http://www.mountaintrad.co.jp/aomori/skyu/sukayu/data.html

昔話だけれど、、Ashが湯船に浸っていたら二十歳代の女性がお母さん(と思われる方)と一緒にすぐ近くに入ってきました。
その時は棚からボタモチの幸運で、心臓ドキドキの状態でしたね。
さすがにお湯が熱かったので湯船から出たかったのに、その頃のAshは若かったので身体の一部が「お湯から出ることをはばかる状態」だったので難儀した思い出があります。

Dsc03342 今回は時間の都合で酸ヶ湯温泉を諦め、岩木山の麓の嶽(だけ)温泉に向かうことにしました。
岩木山の頂上から、弘前の町や白神山地、日本海などの絶景を見るのも楽しみだったのに、突然に雪が降り始めて視界も数十メートルに落ち、津軽岩木スカイラインのドライブは諦めて嶽温泉へ直行です。

Dsc03340 嶽温泉は津軽藩の時代から湯治場として栄えてきた名湯で、今でも昔ながらの情緒が味わえる温泉が残されています。
Ashが行ったのは山楽(さんらく)という旅館で、嶽温泉では古い部類に属する旅館とのこと。
http://www9.ocn.ne.jp/~sanraku/

Dsc03338  ここは入湯と食事ができますが、先ずはしばれた身体を暖めるために帳場で入湯料300円とタオル代200円を払って、屋外にある露天風呂へと向かいます。
銭湯並みのお手ごろ価格で天然掛け流しの露天風呂を満喫できるなんて、青森県民が羨ましいです。

Dsc03324他の混浴風呂も同じだけど、入り口だけは男性用と女性用に分かれているものの、脱衣場から先は混浴です。
今回は残念ながら酸ヶ湯温泉のようにラッキーなハプニングには遭遇できなかったものの、雪の降る景色を眺めながらの露天風呂もなかなかのものでしたよ。

Dsc03333 温泉の資料によると、泉質は白濁した硫黄を含む酸性泉です。
降りしきる雪の中を硫黄の匂いに包まれての入浴ですが、身体の心から温ままってリラックスできました。
この日の湯温は37度と低めで身体が温まりきらなかったので、館内の内湯に入り直しです。

Dsc03339 お風呂で温もった後は飯ですよね。
併設されている食堂で「けの汁定食」という山菜メインの定食を食べました。さすがに1000円では山海の珍味づくしは無理なものの、大根、にんじん、ごぼう、わらびなどを細かく刻んだ味噌味の郷土料理は絶品でした。

Dsc03343 岩木山の中腹には岩木山神社が在ります。
この神社は創建1200余年の歴史を持つ本州最北端の鎮守様で、岩木山の山岳信仰の拠点でもあります。
この日は残念ながら猛吹雪で車外に出ることもできず、今年の初詣は諦めざるを得ませんでした。

Dsc03365 かなりの積雪の為にフライトが遅れ、大阪の街の夜景を見下ろせたのは予定の一時間後。
太平洋側の都会に住んでいる我々にとっては、雪はスノボなどのスポーツや雪見酒などの情緒と結びつけがちだけど、豪雪地帯に暮らす人にとっては一年の暮らしの四分の一を戦う脅威なんですね。
そんな暮らしを支えてくれるのが、昔からの湯治場と郷土料理なんでしょうか。

次は新緑の頃に十二湖を訪れるというアカショウビンに逢いたいものです。

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2008年1月 5日 (土)

お役人の暴挙とハヤブサの運命

大阪湾を埋め立てた人工島が泉大津市に在り、その先端に小さな池と丘が隣接している場所が在ります。

Img_5853この丘には葦や雑草が生えていて、ノネズミや小鳥の格好の住みかに成っています。また、池では水鳥たちが暮らし、小鳥たちも水浴びをします。
元を正せばガレキだらけの造成地ですが、整地作業が中途半端に終わったのが幸いしてか、ガレキを盛った場所が丘に成り、えぐり取られた部分が池と成って、その両者が箱庭のように配置されています。

Img_5855 緑の乏しい湾岸地帯において、この場所は小動物や渡り鳥たちの絶好のオアシスでしょう。
Ashは一年ほど前にこのオアシスの存在を知りましたが、この地にハヤブサが生息していることをマイミクのカツラギさんから教えてもらいました。
幸いにも周囲には倉庫が点在するだけなので、このオアシスを荒らす存在は少なく、鳥たちは平和に暮らして居たはずです。

Img_5815 年頭の三が日は猛烈な寒波に恐れをなして鳥見に出掛けるだけの覇気も無くて、今日は久しぶりにホッコリとした好天に成ったので、お気に入りの探鳥地へ来て見ました。実は、このわずかばかりの自然のオアシスを整地して緑地にする計画が有ることを昨年に知りました。

Img_5826そして、ついに計画が実行段階まで進んでしまったことを、今日知るはめに成ってしまったんです。本来ならば小動物や小鳥たちの棲み家だった葦や雑草の丘は、見るも無残に刈り取られており、造成工事のための重機が活動の開始を待ち構えています。

Img_5809オアシス周囲のフェンスは以前よりも頑強に補強され、私のような一般人の立ち入りは禁止されてしまいました。 この小さいオアシスの食物連鎖の頂点で生息してきたハヤブサも、今回の暴挙によって貴重な餌場を失ってしまったようです。

Img_5804葦が刈り取られた丘の側で呆然とたたずむハヤブサ。拓け過ぎた丘には小動物が潜む場所すら無い。 Ashが見た個体は若鳥であり、人間にすれば独り立ち直後のハイティーンくらいか。


Img_5870重機の屋根で途方に暮れているハヤブサを見ていると、つくづくお役人の無神経さと傲慢さに腹が立ちます。 昨年の晩秋に訪ねた渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち)では、谷中村という集落の住民を追い出して、上流の精錬所からの廃液を沈殿させるための池を作ったお役人の暴挙に心が痛みました。

お上は沈殿池を造った目的を洪水防止とうそぶいているけど。

その後に旅したのは、アイヌの聖地として知られる北海道の二風谷(にぶたに)。
かつて、この谷の渓流を遡上する鮭を生活の糧としてきたアイヌの聖地のど真ん中に巨大なダムを無理やり造ったお上の蛮行には涙が溢れました。

Img_5896そして、この泉南の鳥たちのオアシスを破壊してまで造ろうとしている「緑地」とは、いったい何なのだろうか。
今のままでも充分に緑地だし、ただでさえ乏しい公共予算を浪費してまで、何を造ろうとしているんだろうか。

今年の初探鳥だったのに、暗い気持ちに成ってしまったAshでした。
いい齢こいたオッチャンの発する言葉じゃないけど、「ムカつくぜ!」

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2007年12月20日 (木)

アイヌの聖地で涙した

アイヌ出身の国会議員が居ることは昔から知っていたが、その人のフルネームが萱野茂(かやのしげる)であり、彼は昨年の春に他界していたことはマイミクのウレシバさんから教えてもらった。
Ashは、「すべての生き物のみならず、石ころや山や風の音にも魂が宿っている」というアニミズム(精霊信仰)を信ずるが、アニミズムを基盤として数千年も前から北海道の大地で自然と共生してきたアイヌの暮らしに共感することも多い。
この冬には北海道や青森などへ何度も出かける機会があったので、先週末にアイヌの聖地とも言える二風谷(にぶたに)を訪れてみた。

二風谷に向かう前に、今回の旅の目的の一つである冬のオオワシを探しに苫小牧郊外の沙流川(さるがわ)下流を探索してみた。

8819085_1481994848_2しかし、流域の何箇所もが重機を使った土木工事の最中だったうえ、暖冬のせいかオオワシの姿はついに見ることが出来なかった。
沙流川河口のカモメ。喧嘩してるん?それともラブラブの仲?

8819085_2050069413 オオワシを諦めて二風谷に向かう道中で、一羽のオジロワシが木に止まっているのを発見。さっそく望遠レンズを構えたが、ピンとも定まらない前に逃げられてしまった。
オジロワシ。ちょっと遠かったなぁ、それに手持ちだったし。

8819085_1864538031到着した二風谷の第一印象は、Ashが想像していたようなひなびた山村からは程遠く、巨大なダムや鉄筋コンクリートの建造物が建つ意味不明の村だった。
この風景からは、かつてこの地にサケやマスを初めとした多様な生き物が多く棲む沢が在ったことを想像することも難しい。
このダムに興味が在る人は、「二風谷ダム」でWikipediaを検索してみることをお勧めする。
写真は氷結したダム湖。かつてはこの場所に沢が流れていたのだが

この月の初めに訪れた渡良瀬遊水地でも同様のことが言えるが、お上やお役所は、この流域で生計を営んでいる住民(アイヌ)の意思や生活をまったく無視して、「沙流川の治水と日高地域への利水」を大義名分にして、こんな馬鹿げた巨大ダムの建設を強行してしまった。
もう、この谷へはサケやマスが遡上することも不可能に成り、それらの魚類を糧として生きてきた熊やオオワシやアイヌの生活は、きわめて深刻な窮地に落とし入れられてしまった訳だ。

8819085_2641426300村で見かけた看板
萱野さんのみならず、いろんな方々が地道に活動しているようです。

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8819085_3052978526イヨマンテの儀式で天国へ送られたクマの頭蓋骨
ちょっと不気味だけど、崇高なものですよね。

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8819085_1811636924 萱野茂氏が私財を投じて収集したアイヌの民具
この他にもたくさんの民具が展示されていた。

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8819085_2912982789

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8819085_1380341679昔ながらのアイヌの家を再現

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8819085_812370381
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8819085_3690127530神(カムイ)とは...
アイヌという心優しい民族の土地を略奪し、アイヌの文化や言葉を奪って日本人への同化を強制してきたうえに、この蛮行は酷すぎる。
そんな酷い仕打ちをしたお上の予算で建てられたコンクリートのアイヌ資料館とダムを見ていたら、涙があふれてきたAshでした。

8819085_2221240712 暗い気持ちで戻った札幌の街には氷雨ならぬ悲雨が降っていた

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2007年12月15日 (土)

渡良瀬遊水地のチュウヒ(2007年冬)

Dsc03279

渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち)は、栃木・茨城・埼玉・群馬の4県にまたがる広大な湖沼で、湖や周辺の草原は四季を通じて野鳥たちの楽園として有名です。
遊水地の公式サイトでは、この広大な土地は「明治時代にこの流域に頻繁に発生していた洪水を抑えるために作られた人造湖だ」と説明されています。

Img_4895 しかし、真の建造目的は城山三郎が著した「辛酸」でも知られるように、上流の鉱山や精錬所から発生する鉱毒を沈殿させるためだったのです。
流域の土手が写真のように不気味な銅色に見えるのはAshの思い過ごしなんでしょうか?

この人造湖を作るために、流域に接する村落が強制的に廃村にされたという悲しい歴史や、田中正造氏の反公害活動も有名ですね。
この話に興味ある方は「足尾鉱毒事件」で検索すれば、かなりの情報にヒットするはずです。

Img_4575 事の真意はともかく、長い年月に渡って本州最大の湿地が無人に近い状態で保存されてきたために、野生の動植物にとっては貴重なサンクチュアリに成ったわけです。
一羽のトビが、陽が昇って気温が上がるのを待っていました。

Img_4683写真の紅マシコは、彩りに乏しい冬季にユーラシア大陸から飛来するスズメくらいの大きさの小鳥で、木の実などを好んで食べます。
メスの体色はオスに比べて地味ですが、つぶらな瞳は両性とも変わりません。

Img_4729_2 ミサゴが池の上を回遊して、お目当ての魚を捜しています。
この日は遭遇できなかったのですが、ミサゴはゲットした魚の頭を前にして両足の爪でつかみ、食事場まで運んだうえでムシャムシャと食べます。
ミサゴが魚以外を捕獲した場面は見たことが無いので、本当に魚好きな鳥なんでしょうね。

Img_4859

食後でお腹いっぱいなのか、眼の下を魚の群れが通りかかっても知らんぷりのミサゴです。
そうですね、美味しい物がいっぱい在っても、食べ過ぎたらメタボの飛べない鳥に成ってしまいますね。

Img_4988

冬にはチュウヒや灰色チュウヒも訪れます。
チュウヒは、写真のように草原を低空でグライドして、ノネズミなどの小動物を探します。
残念ながら灰色チュウヒが狩を始める時刻の午後五時までは滞在できなかったために、念願の灰色チュウヒに合うのは次の機会になりそうです。

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2007年12月 2日 (日)

岐阜で逢えたミソっち(2007年冬)

Img_4463a日本では体長10cmのキクイタダキに次いで小さいミソサザイ。
ちなみに体長は10.5cmなんだけど、普段は尻尾をピンと跳ね上げてて寸詰まりなんで、実感としては日本一のチビに見えますね。
Ashはこの春から夏にかけて大阪府の最高峰である金剛山のミソサザイに逢いたくて何度か通ったものの、運と天候に見放されて、写真には一枚も収めることができなかったんです。げっそり
でも、所用で来た岐阜市の「ながら川ふれあいの森」で偶然にもミソっちに逢うことができました。

Dsc03259_3  この森は東海自然歩道のコースにも成っていて、近郊からのハイキング客でにぎわいます。
市の中心部から車で20分程度のロケーションに在りながら、夏にはオオルリやサンコウチョウが来るし、冬にはジョウビタキやルリビタキを始め、オオマシコなども飛来するらしいので、岐阜市民にとってはお手軽にバードウォッチングができる名所のようですね。
Img_4425_2 残念ながら Ashはこの公園には不案内だったので、ハイキングコース沿いに一時間程度歩いてて、見れたのはシジュウカラ程度でした。
シジュウカラには悪いけど、もっとレアな鳥との遭遇を期待してたのに平凡な成果に落胆して歩いてたら、向こうから三脚とビデオを担いだオッチャンが来たので、「何か居ます?」って聞いたら「ミソサザイ居るんだけど、でも教えてあげないよ」と冷たい返事。「えー、ミソサザイ見たい!静かにしとくし、絶対ナイショにしとくんで連れてって!」と拝み倒してミソサザイのポイントへ連れてって貰いました。手(チョキ)

Img_4436_2 遠くの枝には二年目くらいのルリビタキ(♂)も留まってたんですが、曇天なのでこの程度の証拠写真しか撮れませんでした。
ルリビタキの体色は幼鳥のころにはみすぼらしいものの、齢を経るごとに鮮やかな瑠璃色に成ってきます。

Img_4463_3目の前に降りて来たミソっち。
ちょこまか動くんで、なかなか写真を撮らせてくれません。
この鳥は主に昆虫を食べるはずなのに、なんで葉っぱをついばんでるんやろ?と思ってよくよく見ると、葉っぱに包まって越冬中のサナギを食べているようです。
Img_4520_2 これからの季節は徐々に食糧事情が悪くなるけど、なんとか生き延びてほしいな。
それにしても、可愛いオケツでしょ。
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2007年11月18日 (日)

晩秋の弘前城公園(2007年)

Photo 青森県の弘前市に行ってきました。
Ashは、大阪府下に住み大阪市内のオフィスに通う日々を過ごしてるけど、都会で毎日を仕事に追いかけられる暮らしでは季節の移り変わりを知ることが難しいです。
でも、青森のように自然が豊かな土地では「深い秋」を感じ取れます。

Momijidan 弘前城の公園は、写真のように紅葉の真っ最中で四方を見渡しても赤や黄色が迫ってきます。
この公園へは散歩に訪れる方も多く、市街地の真ん中にこんなすばらしい自然がある街をうらやましく思いました。

Nosuri池の近くの樹にノスリが止まってました。
先月に新潟県の福島潟へ行ったときには、まだノスリが来てなかったので、やはり季節が変わったために寒い季節の鳥が増えたんですね。
猛禽類のノスリも、この角度だと可愛く見えるでしょう?

Swan_2 白鳥も来てました。
でも、まだ一羽なんで寂しそうに見えました。
これからの季節は、鴨類や雁とともに白鳥も増えてくるとのことです。

Nosuriup弘前に行った日の東北地方は記録的な豪雨だったので、伊丹空港を出発する際には天候不順のために青森空港へ着陸できない場合には羽田空港へ引き返すかも知れないと脅されました。
でも、なんとかたどり着けました。

Dsc03229 この公園には写真の根上がり公孫樹のような銘木がたくさんあるので、樹木や草花の愛好家も楽しめそうですよ。
ゆっくり歩いて二時間程度の広さなので半日もあれば充分に堪能できる公園です。
公園の中心部には天守閣などがありますが、午前九時以降は入場料が必要に成ります。
市民の方にお聞きすると、公園を維持管理するためにかなりの経費が必要らしいので、これだけ素晴らしい自然を楽しませてもらえるのならば当然ですね。

Dsc03234 今回の訪問では、せっかくEOSや望遠レンズを持参したのに、好天だったのはたったの一日だけなのが心残りだったけど、公園で出会った地元の女性の方に公園のあちこちを案内して頂いたのがラッキーでした。
この公園には案内板にあるように、季節ごとに多様な鳥が訪れるようです。次の機会にも、もっとエンジョイできることを夢見てるAshでした。

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2007年10月20日 (土)

はたして500mm単焦点は最終兵器か

撮る写真がいつまで経っても上達しない。そんな理由を機材のせいにして悪戦苦闘を続けているにもかかわらず、いまだ成果が出せていないAshの恥書きブログです。

Sphoto_500_45 墓場まで持って行きたいほど辛い事件(詳しい事情はあの世で教えてあげます)を経て、念願の「SIGMA APO 500mm F4.5 EX DG」が手に入った。

野鳥好きのAshが鳥の写真を撮り始めたのは、おおよそ10年ほど前のこと。
その頃は、デジタル一眼など超高価な高嶺の花だったので、Ashのポケットマネーで買えたのはフィルムカメラの「CANON EOS Kiss」。

たとえエントリーモデルであっても、生まれて初めて我が物に成った一眼レフが嬉しくって近所の近木川や二色浜(大阪府貝塚市の地名)への撮影行が始まった。
目に触れた鳥を手当たり次第に撮って全コマをプリントしてみても、たかだか36コマのフィルムの中には満足できるコマは一枚あるか無いかの繰り返しだったので、フィルムカメラの限界に悔しい思いをしてきた。

Eoskissdigital そんな頃、CANONから初心者向けのデジタル一眼「EOS Kiss Digital」がお手ごろ価格で発売され、躊躇無く飛びついた。
やはり、デジカメは便利ですよ。デジカメだと、全コマがピンボケのフィルムを現像に出して、カメラ店のオヤジから「変ですねぇー、カメラが故障してたんですかね?」などと白々しい質問をされる心配もないし、メモリーさえ増やせば数百枚もの撮影が可能になるわけだから。

こうして、失敗作を他人の目にさらさずに済み、無駄なプリントもせずに済む安心感から、手当たり次第にバシバシと撮影するスタイルへと進化(?)した。

下手な鉄砲も数打ちゃ中るの例えのごとく、100枚も撮れば1枚くらいはピントが合った作品が取れるように成り、そうなれば俗人の欲望の方向として「もっと大きく」「もっと近くに」鳥を写したいと思い始めた。

Sphoto_170_500_50_63 で、買ったのが「SIGMA 170-500 F/5-6.3 APO」。
この、ワイドレンジのズームは大小・遠近の野鳥撮影には、とても重宝した。
しかし、この高倍率のズームには便利さと裏腹に手振れの問題が付いて回ったわけだ。
確かに大きく・近くに鳥が撮れるようには成ったものの、撮る写真のほとんどがボケ作品ばかりで、今日こそ傑作が撮れたはずと喜び勇んで自宅に戻ってパソコンで確認しても、予想を裏切る結果ばかりで絶望の谷間に突き落とされる日々だった。

Photo_1  高倍率望遠での撮影は手振れの解決が重要問題と気づいてから、どうしても欲しくなったのがCANONのISシリーズ。
このシリーズはレンズ内に手振れ防止機能を搭載しているので、カメラを三脚に固定しなくっても大丈夫らしい。
確かに、野鳥の撮影では三脚で待ち構えていても撮れないシーンが多く、どうしても手持ち撮影や流し撮りが多く成ってしまう。
結果として、カメラ+望遠レンズ=手振れ作品製造機と成り下がってしまうわけだ。

それまで愛用していたSIGMAの170-500mmズームはYahooオークションで叩き売り、「Canon EF 100-400/4,5-5,6 L IS USM」ユーザーへと昇格することにした。
倍率そのものは、500mmから400mmに下がったものの、失敗作の割合は激減したので、ISの威力に感激するとともに、幸せなカメラライフが始まった。
          Photo_3                                                         俗人の欲望には際限が無いもので、テレ端の大きい絵でも成功する確率が高くなってくると、慢心の上塗りでもっと大きく撮りたくなってきた。
で、買ったのが「KENKOの2倍TELEPLUS」。
このエクステンダーをつけると、確かに大きく撮れるようには成ったので、それなりには嬉しかった。でも、レンズが暗くなった分シャッター速度を抑えざるを得なくなるうえにAFも効かなくなったので、結果としてボケ作品が増えだした。

Photo_4 ぶれても良い、大きければ。もっともっと鳥を引き寄せて、小鳥のまつ毛まで撮りたいんや!
そんな欲望に駆られて、もしかして2倍X1.4倍のタンデムでエクステンダーを装着すれば約3倍のレンズに進化するのではと、みさかい無く買い増したのが「CANON純正の1.4倍エクステンダー」。
確かに、それまでの2倍のエクステンダーではAFが利かなくって、マニュアルでピント合わせをしてる間に鳥がどこかへ飛び去ってしまうことが多かったが、1.4倍のエクステンダーを手に入れてからは快適に高倍率でのAF撮影が可能に成った。
Kiss Digitalで、このエクステンダーを付けてもAFを働かすには少し工夫が要る。
どこかのサイトで見つけた方法は、信号ピンの何本かを絶縁テープで覆うこと。Ashもこの方法で、AF化に成功した。

購入の動機だった2倍x1.4倍のタンデムは、絵が極端に暗くなってしまうので出番は無かったものの、AFで1.4倍が使えるように成ったのが嬉しかった。

それなり自己満足の日々ではあったが、色んなサイトや雑誌に掲載されている写真に比べて見ると、Ashが撮った写真はボケ作品ばかりなのが悔しくって、いろいろと勉強してみた。

で、気づいたのは、500mmもの望遠レンズを据えるには、持っていたVelbonのお手軽三脚が貧弱すぎてふらつくこと。
ネットで三脚の評価記事を探すと、世界的に有名なイタリアのGITZOというメーカーの三脚が素晴らしいらしい。
さっそくビックカメラへ商品を見にでかけた。、確かにVelbonのお手軽三脚とは比べ物にならないImg_s_elcarmage645ほど豪華でしっかりした作り。                                                                  でも、GITZOの商品はどのモデルもかなり高価なので、何時間も店内で思案したあげく、結局はVelbonのエルカルマーニョというカーボン製品を買うことにした。
この三脚は現在も愛用しているが、値段はGITZOよりは安いうえに、とても軽いので、デブのAshが重たいレンズを担いでの山歩きも苦にならない。これは、正直言ってとても良い買い物だった。

さて、レンズをISに変え三脚も立派なものに変えたのに、ブレは直らない。
またまたネットでブレの話題を探してみると、どうやら一眼レフのミラーが回転する時の振動がブレを引き起こす場合が在るらしい。
その対策として、ミラーアップ状態で撮影できるようにファームウエアを変える指南書が見つかった。
このファームは「ロシアンファーム」と呼ばれ、ファームを変更することによりKissDegiが20Dもどきに変身するらしい。タダでダウンロードできるファームでカメラが上位機種に変身するならラッキーと、即実行。
しかし、この方法はミラーアップの状態でセルフタイマーを使用してシャッターを押してから3秒後にシャッターが切れる仕組みなので、ちょこまかと動き回る野鳥の撮影には不向きなの、でボツ。

打つ手を使い果たしてしまってふて腐れている時期に、私が師と仰ぐ藤野さんの存在をインターネット上で知った。
藤野さんは、紀伊半島の渓流釣りと温泉の紹介サイトの大量のリンク集をこまめにメンテナンスしておられ、私も何度となく温泉情報などを入手させてもらっている。
そんな藤野さんが、ホームグラウンドの泉南地方で撮ったカワセミの写真を見たときに、あまりもの奇麗さに愕然として、またまた地獄へ突き落とされてしまった。
このリンクのカワセミの写真は、すべて一見の価値十分ですよ。私の一押しです。

      Geomaed52s    そんな藤野さんから、フィールドスコープにコンパクトデジカメを取り付けるデジスコという世界がある ことを教えて頂いた。
小さなフィールドスコープ+デジカメだと軽量コンパクトなので通勤カバンや旅行カバンに忍ばせてあちこちに連れてゆける。さらに、お手軽値段でかなりの高倍率が期待できるらしい。
Eos Kissで成果が出せずにカリカリしている頭を冷やす意味も在り、デジスコの世界を覗いてみることにした。

00502410811  藤野さんのアドバイスやネット情報および私のSony好きの趣味も加味し、Vixenの「GEOMA ED52-S」とSonyの「CyberShot-W5」で、小型デジスコ=モバスコを組んでみた。
モバスコは、確かにお手軽で軽量なメリットがあり、デイバックに入れていても苦には成らない。しかし、ちゃんとした三脚を使わないと手振れがひどくて、まともな写真は撮れない。
さらに、コンパクトデジカメの液晶ディスプレイを見ながら被写体を追いかけて焦点を合わす訳だが、野外での野鳥の撮影では太陽光線が強すぎて液晶ディスプレイが確認できないケースが多い。

117307_gmpro82s_2 ED52-Sでは期待したほどの高倍率の写真が撮れないので不満も多かったが、ある晩に酔った勢いでVixenの「ジオマプロ82-S」を衝動買いしてしまった。このフィールドスコープにCANON用レンズアダプターを着けてファインダーを覘くと、望遠レンズでは豆粒くらいにしか見えない遠方のチドリもアップにできるので、サブ用として時々は利用している。ただし、ファインダーが暗いしAFも利かないので撮影時の苦労は多い。

Summaryimg 2007年8月31日、ついに待ちに待った「EOS 40D」が発売された。まともな写真が撮れないのは、カメラがエントリーモデルのせいだと決め付けてたので、一日も早くハイアマチュアモデルに昇格したくってカメラ貯金をしてたので速攻で発売日にゲット。
普段は超望遠レンズしか使わないが今後は作風を変えて見たくって、「EF-S17-85 IS U レンズキット」を買った。

I_goshawk2 Kiss Digitalから40Dへの進化で特筆したいことは数多いが、鳥を撮ることが多いAshにとっては毎秒6.5コマも撮影できるように成ったのが大きな感激だ。そのお陰で、こんなオオタカの写真を撮ることもできたし。
もう一つの大きなエポックは、ライブビュー撮影だ。カタログを見てたときは、「ライブビューなんて単にファインダーの画像が液晶ディスプレイにも表示できる程度なら興味無い」って思ってたけど、実はAshにとって強力な武器であることが解かった。
ライブビューモードで拡大表示してピントを微調整すると、確実にピントを合わせられる。
これで今までよりもシャープな写真を撮れそうな気がする。
ライブビューモードの拡大表示で知ったことは、三脚を使っていてもそよ風がレンズに当たった程度で確実に揺れること。
レンズを、、「Canon EF 100-400/4,5-5,6 L IS USM」から「SIGMA APO 500mm F4.5 EX DG」に変えたのに撮った写真がシャープで無くなった原因は、この揺れかも知れない。

I_rufousturtledove2 「SIGMA APO 500mm F4.5 EX DG」のデメリットの一つは、重たいこと。
これを担いで半日も山歩きすると確実に腰に来る。
単焦点のもう一つの問題は、間近の鳥がファインダーからはみ出てしまうこと。このキジバトが目の前に飛来したときも、最初は顔しか入らなかったので崖っぷちまで後ずさりしてやっと上半身をファインダーに収めることができた。

現時点での結論として、500mm単焦点は「置き撮り用」とし、手振れ防止機能のある100-400ズームは旅行の際や「飛び物の撮影用」として使い分けるのがベストと思っている。

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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新潟福島潟のオオタカ(2007年)

ヒシクイの越冬地として有名な新潟県の福島潟へ行ってきました。
この潟には晩秋から初春にかけてヒシクイの他にもマガンや白鳥、鴨などの水鳥がたくさん飛来します。
この潟では、そんな可憐な水鳥たちを捕食して生きている猛禽類もたくさん見られます。Img_8495_2 
(昨年撮った湖面を飛ぶヒシクイです)

福島潟に来るのは今度が二度目ですが、前回には至近距離にオオタカが留まっていたにも拘らず痛恨のバッテリー切れで、シャッターを切れませんでした。
Img_8336_2
(これは去年撮ったオオタカの成鳥ですが、残念ながら枝かぶりしか撮れませんでした)
今回はそのリベンジなんです。

■10月11日

難波9:10発のリムジンバスで伊丹空港に向かう予定でバスターミナルに着くと、「阪神高速が故障車のために大渋滞してて、所要時間は60分以上です」とのアナウンス。新潟行きのJALは10:05発なのでチェックインの所要時間を差し引くと、とうてい間に合いそうにありません。
次のJALは15時台なので、それでは新潟に着いても今日の探鳥は諦めるしかないか、と暗い気持ちで時刻表を調べてみると、12時台にANAの便が在ったので、取り合えず押えておきました。JALのチケットもキャンセルせずにオープンに切り替えて、後は運を天に任せてバスで仮眠です。
渋滞の原因だった故障車が路肩に撤去されたため想定より早く空港に着き、なんとか予定のJALに間に合って、ほっと一息。

北へ向かう便に乗るときは、いつも右側の窓を予約します。それは、窓から北アルプスや富士山や恐山などが見えるからです。今日のフライトでも奇麗な富士山や御嶽山の山頂を見ることができました。
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(御嶽山の山頂付近です)

Img_3216_2
(これはアルプス越しの富士山。山頂に少し雲がかかってますね)

空港から福島潟までは車で30分程度。
タクシーで移動する手もあるけど、レンタカーの方がいろんな面で自由なので、Ashは地方への旅行にはほとんどレンタカーを利用します。

沼では、南方の山を背景に数百羽のヒシクイの群れが飛んでました。
もう少しして本隊が飛来すると、数千羽の群れに成るとのこと。想像するだけでも壮観です。
Img_3259_2
(ヒシクイの群舞)

今回の本命はオオタカに絞ってるので、カモやヒシクイには目もくれずに昨年の冬にオオタカの成鳥を撮り損ねたポイントに直行しました。地元の人の情報では成鳥も居るようだが、今日はまだ誰も見ていないとのこと。

一脚に100~400ズームをセットし、石像のように微動だもせずに待つこと30分。対岸の樹に若が飛来してカモを狙い始めました。地元民の情報では、若はまだ狩りが下手で成功する確率はかなり低いそうです。しかし、若が湖面を回遊し始めるとカモたちはパニック状態になって水しぶきを上げながら逃げ回ります。
Img_3402
(このシーンの良い写真が撮れました)

この後は近くの杭に移動し、水中の何かを狙ってるようでした。若とは言え、獲物をねらう眼光には鋭いものが在ります。
でも、オオタカもミサゴのように魚を食べるんだろうか?
Img_3547
(魚を狙う?)

ヒシクイの話題に戻ることにして...
この鳥の名はヒシの実を食べる習性から名づけられたと思われますが、地元民の話では最近はヒシを食べずに落穂を食べることが多いとか。どうやらヒシクイもコシヒカリに美味しさを知っているようですね。
Img_3628
(ヒシの実)

余談ながら、この沼にはオオタカの他にもハヤブサやノスリ、ミサゴ、チョウヒなどの猛禽類が生息しています。今回は少し時期が早かったようでチュウヒは一羽しか来ておらず、それも1Kmほどの遠方を飛んでいる姿を見かけただけなので写真は撮れませんでした。
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(これは去年撮ったチュウヒです)

オオタカの若がカモを狩る写真、我ながら良いチャンスにめぐり合えてラッキーでした。
この写真を撮るために一泊二日で粘った価値がありました。次回は是非とも成鳥がカモをゲットしたシーンを撮ってみたいものです。
今回の本命では無いものの、ヒシクイの雁がねも奇麗なものでしたよ。
Img_3373

ずっと立ちっぱなしで頑張った為に腰にかなり来ましたが、帰路の飛行機は沈む夕日を見ながら二日間の思い出を反すうする幸せいっぱいのAshでした。Img_3828

Ashの見た野鳥たち、是非私のホームページで見てくださいね。

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2007年10月14日 (日)

好まれない鳥: ヒヨドリ

Img_2677_2 ここ数十年の統計ではヒヨドリの活動範囲が拡がってきていると言う。
かつては山鳥だったはずなのに、最近は市街地などでも数多く見かけますね。 在るバードウォッチャー向け雑誌の統計では、ヒヨドリはウ同様に「好まれない鳥」にランキングされてます。
確かに色目も地味だし、あの悲鳴のような鳴き声もどうにかして欲しい。
同じ地味な鳥であっても、ヤマセミなど希少なものは珍重されるのにヒヨドリは絶対数が多すぎるので人々は無関心なのだろうか?
仮に、このヒヨドリが絶滅危惧種であって、全世界で数十羽しか生息しない鳥ならば、とても人気が高まっただろうにと思うと、少し不憫です。
確かに、人間が姿かたちをどう言おうと評価しようと、ヒヨちゃんに罪はないですよね。
最近は市街地で見かけることが多くなったのも、里山や野原を人間が乱開発したためでしょうし。
どんな鳥にも優劣つけずに見てあげたいと思いました。

でも... どんなオッちゃんでも優劣つけずに友達に成ってくれる心優しいオネーさんって居ないですよね。あせあせ
個人的には、パンクっぽい髪型などがお茶目で好きですね。


Img_2751 この季節には群れを成すヒヨドリを多く見かけます。
これらのヒヨドリたちは、ミサゴ撮りに行った泉大津の埋立地付近で撮ったものです。
ヒヨドリは秋にこのような大群を構成して暖かい土地に渡ってゆきます。

ついでですが、ミサゴが小魚をゲットしようとしてダイビングし、失敗に終わった写真も見てくださいね。

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①どっかに美味しいお魚、いないかなぁ~
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②見っけ!
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③じゃっポーン
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④あーぁ、しくじったかぁ

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2007年10月 8日 (月)

金剛山のマミジロ

今年の初夏に金剛山のミソサザイにチャレンジしたものの、あいにくの雨雨に何度かたたられて、いまだミソっちの写真は撮れてませんもうやだ~(悲しい顔)
大阪地方の三連休の天気予報を調べると、好天晴れなのは初日の土曜日だけ。

そんな訳で、この季節にミソっちを探すのが難しいのは承知のうえで、早起き富士山して千早赤阪村の金剛山への「リベンジ探鳥」を強行しました車(セダン)

きょうは本当にすがすがしい秋空晴れで、午前8時に到着した千早赤阪村のロープウエイ麓駅では半そでTシャツだけでは辛いほどの寒さでした。

Photo最寄のパーキングには先客の車が一台だけ。
滋賀ナンバーのワゴンの側で初老の紳士が三脚をセットしていたので、「鳥ですか?」と話しかけると、「きょうはマミジロ撮りだけど、宜しければご案内しますよ」との嬉しいお誘い。

駐車場からロープウエイ麓駅に向かう途中の山道では、サメヒタキやキビタキが乱舞してました。
Photo_2突然目の前の木に飛来したカケスですが、数秒程度しか居てくれなかったために、残念ながらこんな角度でしか撮れませんでした。
この紳士と奥さん(M夫妻)の先導で、去年の今頃にマミジロを見たというポイントへ移動し、マミジロの出現を待つこと一時間。
黒っぽい鳥が眼下の草薮でガサガサと動いていたので、辛抱強く待った挙句に撮れたのがこの写真。M氏に聞くと、「マミジロの若ですね」とのこと。
確かに白っぽい眉毛は在るものの、図鑑でみたマミジロのイメージからは程遠かったので、少しガッカリ。
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その後、鳥の気配も無くなったので葛城神社へミソっち探しに向かったけど、やはりこの季節にはミソっちに会うことが出来ず、元のポイントへ戻りました。

ロープウエイで一緒だった人が手招きで「マミジロ居ますよ!、メスだけど」と教えてくれた木陰を探すと、居ました!
これがマミジロのメスです。
__2「メスはマミチャジナイに似てますね」とM氏がアドバイスしてくれたものの、どちらの鳥も見たことが無いので何の返事も出来ないのが辛いAshでした。
その後またもや鳥の気配が消えてしまい、M氏などと暇つぶしの与太話をしている時、ふと見上げた枝になんとマミジロのオスが止まってました。
__3心臓をバクバクさせながら撮ったのがこの写真。
まだまだ満足できるレベルの写真じゃ無いけど、初めて撮れたマミジロなので、とても幸せなAshでした。
今日のビールは美味しいよ~ビール

先月からEOS40Dカメラに出世したけど、40Dに変えて良かったのはライブビューの活用かな。
ライブビュー拡大モードにしておいてピントを合わせると、ファインダーで合わせるよりも正確だし、ミラーアップのショックも無くなるので、今までのような大ボケに悩まされなく成りそう。
今後のAshの成長を乞うご期待指でOK

Ashのホームページで大きな写真が見れますんで、ぜひ遊びに来てください。
http://homepage3.nifty.com/ashgarden/birdsKaizuka.htm

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2007年9月30日 (日)

オスに嫌われてる?

今日は朝から土砂降り。外へも出れずに悶々としてます。
昨日の土曜日は天気も悪いうえに、秋のシギチの渡りシーズンも少し後なので、泉大津から貝塚にかけての海岸線を当てもなくドライブしてみました。

Img_2204_2 あの真夏のジェットスキーや爆竹の喧騒はどこかへ消えてしまっていて、大人の海が戻ってきてくれました。
防波堤に腰掛けていると波の音で心が落ち着きます。このザッパーン~ザッパーン~の音の繰り返しって、もしかすると1/f揺らぎ系なのかな?

この日に見れた鳥は、カモやカモメやウミウの他にはイソヒヨドリ(♀)とカワセミくらいで、やはりアジサシやシャクシギの居ない海は少し寂しい。

Img_2212_2 イソヒヨドリで不思議なのは、Ashが貝塚近辺で見かけることが出来たのは不思議にメスばっかりなこと。南西諸島へ旅したときや、他の地方の海岸ではオスも見かけるのに、どうしてホームグラウンドではオスに逢えないのか、不思議でもあり悔しくもあります。

Img_2312_2 図鑑によると、幼鳥の外観はメスに似ているらしく、この写真の固体も背羽の辺りがなんとなくメスのものとは違うような気もします。この写真を撮っている際も近くにメスが一羽居て、そちらの方法にしきりに甘えたような声で泣いてたことを思い出しました。
資料では産卵期は5~8月のようで、仮に8月に産卵して孵化した雛なら時期的にあっているのかも。しばらくの間定点観測すれば着飾ったオスに逢える日が来るのかも。
Img_2320 鳥名にこそヒヨドリが付くものの、本来はツグミ亜科の鳥なので両足を揃えてピョンピョンと飛び歩く姿はツグミそっくりでユーモラスですよ。

Img_2291_2 鳥類には雌雄で見かけがまったく異なるものがあり、多くの場合にはオスのほうが派手に着飾ってます。イソヒヨドリも類に漏れずオスはエメラルド色の背中と朱色の胸で飾られている反面、メスは地味な茶系の羽しかありません。
これは他の多くの鳥類や動物にも言えることなのに、どうして人間はメスのほうがド派手なんだろう? 長い間ニンゲンをやってても、この謎は解明出来ないままです。

Img_2236 二色浜ビーチにそそぐ近木川河口にもカワセミが居ることは確かなのですが、川幅がかなり広いので彼らが留まる芦は500mmで狙っても辛いものがあります。この日も小雨交じりの曇天でSSを稼げず、単なる証拠写真しか撮れませんでした。

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2007年8月11日 (土)

真夏の真昼の鳥たちは

貝塚市のきょうの昼過ぎの気温は33℃。
久々の好天に時間を持て余して当ても無くドライブに出掛けたものの、気づけば何時もの探鳥場所に向かってました。
本気で鳥を見るには日の出前に出発しないとお目当ての鳥たちには出会えませんが、最近のAshは少しばかり気力不足なので自宅を出発したのがなんと10時過ぎ。

Img_0361_edited1 お気に入りの探鳥場所の一つである岸和田池では、この季節にはカイツブリやバンを見かけます。
バンは本来は臆病な鳥なので、人の気配がすると遠くへ泳ぎさってしまいます。だから、バンを見つけたときは速攻で何枚も写真を撮っておかないと後姿の写真ばかりを撮る結果に成ってしまいますね。
もっとも、生息している場所によっては、かなり人馴れしている固体も在って、例えば久米田池のバンなどは餌付けされているも同然です。もう少し仕込めば「お手」や「お変わり」をしてくれるかも(笑)

Img_0321_edited1 岸和田池を取り囲む林を歩いてみました。
飛んでいる鳥はほとんど見かけませんが、注意深く木々の間を探すと、キジバト、アオジ、エナガやホオジロなどが暑さを避けて木の葉の影に潜んでいます。
四季の気候の移ろいに対応できない(したくない?)種の鳥たちは季節ごとに北や南に渡る知恵を身に付けましたが、留鳥として一つ所に留まることを選んだ種の鳥たちは、こうしてじっと我慢の日々を過ごします。

Img_0229_edited1 渡りという大きな負担とリスクを背負ってまで気候の良い土地に移動する生き方を選ぶか、じっと我慢して生まれた土地に留まってリスクの少ない生き方を選ぶか。これって人間の生き方や人生観にも通じますよね。

※アオジは渡りをします。

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2007年6月 7日 (木)

宗谷・利尻島の夏鳥(2007年夏)

北へ向かうか南へ飛ぶかで大悩みの末に決めた、北の最果てへの探鳥記です。

●北は北海道から南は宮古島まで、私のホームページ鳥たちのエリアへもお越しください。

■6月2日(土) 晴れ

毎年の年末からゴールデンウィークまで働き蜂をせざるを得ないAshにとって、この季節はどこか辺境の地へ命の洗濯をしに行ける絶好のチャンスだ。
南方の島のカラフルな鳥たちにも興味をそそられるけれど、今回はどうしても見たい鳥があって宗谷岬に行ってきた。
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その鳥の名はノビタキ。ノビタキはちょっと見にはスズメと勘違いするほど地味で数多く見かける鳥だが、夏になると頭部が真っ黒で精悍な風貌に変身する。
この旅鳥、夏の間は寒い地方へ移動してしまうので、Ashのホームグラウンドでは真っ黒いノビタキが見れない。
でも、どうしても見たいって我がままな性格のお方(笑)は、ノビタキの営巣地まで追っかけするしか無い訳だ。
Stonechat1

北海道には根釧原野という広大でメジャーな湿原でノビタキもたくさん見れるけど、この季節にはバスツァーの団体さんが多すぎて、のんびりとカメラを構えてられない。
その点、北の最果てのサロベツ原野などは観光資源がなーんも無くって(少なくとも観光バスが立ち寄りそうな名所がないんで)、広大な湿原をほぼ借り切れる。こんな贅沢ができるのが辺境の地の良いところかな。Dsc02830_1

午後の便で関西空港を発ち、眼下に琵琶湖~能登半島~佐渡などを見ながら二時間弱、はるか洋上に浮かぶ独立峰に気づいた時には大感激した。実は四日しか旅程が無いので利尻島に渡ることを思案してたけど、この光景を見た瞬間にそんな迷いはどっかにぶっ飛んだ。
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根室空港近くの日産レンタカーを出発できたのは五時前。もう夕方なんで釧路の宿に直行かなと迷いつつも、着陸直前に見えた小さな沼がとても魅力的だったので、ナビを頼りにその沼に向かった。
ここはメグマ沼という場所で、白鳥などの冬鳥が多く飛来するらしい。
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沼の周辺は広大な湿原で、要所は木道で歩き回れるように成っている。
広大な湿原を見渡しても居るのはAsh一人だけ。本当にホッカイドーは広いと実感する。東京や大阪に住む我らは、2LDKのマンションを売って、たかだか60平米程度の戸建ちを手に入れただけで一国一城の主だと威張ってるけど、一生続くローンを抱えて立ち飲みでワンカップを飲んでる諸君、この風景を見ると人生観変わりますよ、ホント。
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木道そばの茅原を飛ぶ小鳥に目をやると、なんとお目当のノビタキだった。少し傾いた日差しの中で歌うノビタキは夢に見ていたとおりの精悍な姿だったので感激。この日はベニマシコやカッコーの姿も見かけ、本州との鳥種の違いを実感する。
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草原の散策を満喫しているうちに陽も落ちたので、ホッカイドーでの第一日目の探鳥を終えることにした。その夜は稚内港近くで宿を取り、当然ながら近所の居酒屋に繰り出した。
こうして地方を旅する時のお楽しみは、なんと言っても地物の肴をあてに地酒をやることかな。
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察するところAshの母親と同年配くらいの女将に、「とにかく地のもんを腹いっぱい食わせて!」って頼み、先ずはビールから始めた。
やはり稚内は良い意味で辺境の地なので、出てきた肴は地元の魚介類や山菜ばかり。とりわけ感心したのはウニの美味しいことで、最初の一口を舌に乗せた時の甘さは、大阪や東京で食べるウニとは大違いなのに驚いた。聞くと、市場へ出荷するウニは保存のためにミョウバンに浸けるんだとか。じゃー、都会で食べるあの農薬臭いウニはミョウバンの味だったんだと納得。
このお店、7品程の山海の肴とジョッキのビールのセットで、たったの2000円!、Ashはあまりにもウニが美味しかったのでウニや肴のお代わりや何杯もの地酒のお代わりをしたけど、5000円でお釣りがきた。これは安すぎるよ。

■6月3日(日) 晴れ

翌朝は5時に起床して宿をチェックアウト。今日の探鳥地の利尻島へ向かうフェリーは6時半に出港するので、ターミナルの売店でハンバーガーを買った。なんと、このハンバーガーの中身はホッケ入りのコロッケだった。内地からの観光客には、この意外な取り合わせが受けそうだな。
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フェリーはノシャップ岬を迂回しながら利尻島を目指してるが、鴛泊(おしどまり)港には1時間40分程の時間を要するので、それまではデッキで青空と潮風を満喫しながら、洋上に浮かぶ利尻島を遠望することにする。
船の両サイドをウミネコが追い抜いてゆく。 船客のほとんどは、宗谷・利尻・礼文を巡るパッケージツァーのジジババ。たぶん3泊4日くらいの日程で数え切れないほどの観光名所を廻って、集合写真を撮って、ご近所へのお土産を山ほど買って、そんな旅なんだろうけど、お疲れさんですねぇ。
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そんな客たちの中で、不思議な存在感プンプンの男が二人居た。一人は旭川から来たオヤジで、聞くと「退職して暇なんで嫁さんの実家のある利尻島へ遊びに行くところ」と言う。「昔はトンネル工事で日本全国の山に発破をかけてたよ」とか、「北海道は人口が減って寂れてきてるから兄さん北海道へ移住しといでよ」とか気さくな会話が弾んだ。
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もう一人の不思議さんは白人の爺さんで、着てるコートは擦り切れてるわ、靴下のかかとには大きな穴が空いてるわで、一見浮浪者寸前のヤバい爺さん。でも、三つも持っているスーツケースにはスターアライアンスの「プライオリティ」タグが付いてたので、ただの貧乏旅行者じゃない様子。
見てると、ポテトチップスを肴に缶ビールを立て続けに飲み干してる。酒飲みに悪い奴は居ないはずの持論を信じて「Where are you from?」と聞くと「England!」と返事が返ってきた。
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Ashのカメラを見て、「Canonはいいカメラだ」とか「Made in Japanは優れてる」とか、お尻がこそばゆく成るほど日本びいきの爺さん。
「お前は北朝鮮をどう思う?」、「ロシアをどう思う?」、「中国をどう思う?」と質問攻めされ、苦し紛れに「共産圏の国って信用できないな」って答えたら「そうやろ、そうやろ」って変なところで意気投合。そうこう喋くってる間に船は鴛泊港に到着した。奇しくも彼とは帰りの便が同じらしく、午後の再会を約束して「See Ya!」。
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旅行の間はレンタカーを借りっ放しだけど、利尻島までフェリーで運ぶと往復で30,000円ほども要る。
島で現地調達したほうが安いかと思って身一つで乗船し、鴛泊のターミナル前のレンタカー屋を物色してみたが、相場は3時間で7,000円~5時間で9,000円もする。想定外の高値に躊躇してると、売店の叔母さんが「お兄さん、レンタサイクルやレンタバイクが安いよ!」って教えてくれた。バイクの値段は一日乗り放題で4,000円。
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最近はバイクに乗って無いので少しは不安だったが値段の安さに引かれてバイクに決めた。でも、6月とは言え桜が咲いている最果ての地をシャツ一枚でツーリングはきつい。Ashの軽装と計画性の無さを見かねてレンタバイク屋の兄さんが「これ着てっていいよ」ってジャンパーを貸してくれた。心温まる厚情に身体も暖まったような気がした。
利尻島は一周60Kmの小島なので、単純計算だと1時間もあれば周り切れるんだけど、帰りの便までは8時間も在るのでノンビリと走ることにした。
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最初に目指したのはターミナルから程近い所に在る姫沼だ。ネットの情報だと、ここではコマドリやクマゲラに会えるらしい。ところが姫沼に着いてがっかりしたのは現地の駐車場に停ってるバスの多さ。さらに、ガイドさんの手旗に導かれて何十人ものジジババがぞろぞろと沼に向かってる。こりゃアカンわ、と絶望しながら団体の後を着いて行くと近くの樹から「ヒンカラカラ」とコマドリ独特の鳴き声が聞こえてきた。姿が見えなかったのは残念だが、生の声を聞いたのは初めてだったので、とても嬉しかった。
沼の地名看板の前ではジジババが「はい、ポーズ」と集合写真を撮っている。彼らの肩越しに見えたウミネコのグループの写真をパチリ。
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ジジババで騒がしい姫沼を後にして時計回りで島の南端のオタドマリ沼を目指す。バイクで走るのは久しぶりだが、身体全体で風を受けて走るのは気持ちが良い。きょうは、島内一周マラソンをやっていて、すれ違うアスリートと挨拶を交わす。
道中の林できれいな声でさえずるノゴマを発見。ノゴマを見るのは朝日岳以来なので懐かしい。
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オタドリ沼に着いたものの、ここにもツァー客がたくさん来てて、とても自然を満喫できる雰囲気ではない。木陰の小鳥は、もしかして北海道でしか見れないシマアオジ?とりあえずカメラに収めた後で調べてみると、大阪でも多く見られるアオジだったんで、ちょっとがっかり。
オタドリ沼を後にして南浜湿原に向かう。湿原とは言っても単なるササの原っぱでしかなく、鳥の姿もほとんど見られない。情報によると最近は湿原の水が減ってきているとか。ここにも地球温暖化の影響が現れているのかな?
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複雑な思いを胸に島の西側を北上する。この島には、コンビニや自販機がほとんど無いので喉が渇いてもお腹が空いても我慢するしかない。途中の漁港に立ち寄ると、漁から帰ったばかりの漁船から魚を降ろしている光景に出会った。あまり近寄ると邪魔に成るので遠見しかできなかったが、どうやらハタハタかホッケのような北方の魚のようだった。
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さらに北上して、鴛泊のフェリーターミナルを目指す。フェリーの出港は数時間先だが、まだ期待したほどの鳥に会えていないのが残念だ。それにしても利尻山はどの角度から見てもきれいな山だ。
日本100名山の最北端の山らしいが、まさに名山の名に相応しい。
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鴛泊には着いたものの、出港は数時間後だし島の他の鳥たちにも未練はあるしで、山ろくの野営場に行ってみた。野営場近くの林を探索していると、なんと間近の樹に大きくて黒い鳥が留まっている。カラスにしては頭がでかいしと思いつつレンズを覗くと、なんと待望のクマゲラだった。はやる心を抑えてピントを合わせる。北海道には何度も来ているのに今まで一度もクマゲラに会えていなかったので大感激。Img_0600

フェリーターミナルには朝の便で会った怪しい外人さんが先に戻っていて、半ダースもの缶ビールをぶら下げてほろ酔いの最中。
帰りのフェリーは、十羽近くのウミネコが見送ってくれて、退屈せずに過ごせた。その上、怪しい外人さんも何かと話しかけてくるし。
彼の話しでは、彼の名はDavidで中東や東南アジアのほとんどの国に旅したとか。日本でも、那覇や下関や神戸、名古屋、札幌と色んな場所に行ったらしい。日本の宿はほとんど全日空ホテルとか言ってるけど、それならけっこうリッチな爺さんかも。「おっちゃん、どんな仕事してるん?」と聞いたけど、ちょっと難しい英語の羅列なのでAshのスキルでは理解しづらかったけど、どうやらイギリス政府の福祉関係の仕事で諸国を周っているようだ。
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ふと周囲の視線を感じて見まわすと、ちゃんとした身なりの白人のオバサンと兄さんが、さり気なくこちらを見てて、どうやらDavidさんのお付きの方のような。もしかして水戸黄門様のイギリス版かもね。フェリーは稚内港に戻り、黄門様(?)ともお別れ。一路今夜の宿泊先の豊富温泉を目指す。
Img_0705

豊富温泉はこじんまりとした温泉町で、昔は湯治客で賑わったらしい。ここのお湯の特徴は、なんと石油風呂!。なんでも、昔に石油の試掘をしていたら石油とともに温泉も噴出したのが始まりとか。
石油の臭いがプンプンする茶色のお湯に浸かるのは、本能的に危険を感じ、とても変な気分で落ち着けなかった。
宿はバーさん一人で切り盛りしてる汚ない古宿なのが辛かったが、朝晩の飯付きで6000円程度だから贅沢は言えない。
田舎の旅では漆黒の夜の満天に輝くたくさんの星を見るのが楽しみの一つだが、今朝の5時起きが祟って早々と爆酔してしまった。
Dsc02901

■6月4日(月) 晴れ

最果ての旅も今日で三日目。今日は半島西側に広がるサロベツ原野で遊ぶ予定だ。
サロベツ原野は東西5~8Km、南北30Kmにも及ぶ広大さで、釧路湿原に次ぐ原野だ。宿からビジターセンターまではほぼ直線の道が続く。ホッカイドーの道はまっすぐで信号も少ないので、ついついスピードが出てしまうので注意が必要だ。
Dsc02856

ビジターセンターには8時ごろに着いたが、広大な原野を散策しているのはAshの他に一名だけ。やはり平日なので現地の人たちは勤めに行ってるのかも。
原野の立て看板に大きな鳥が留まっている。どうやらシギの一種らしいが、今までに見たどのシギとも違う。
Img_0718_1

このシギ、とても不思議な習性を持っていて、ヒバリのように高く舞い上がったかと思うと、鷹のように翼を畳んで急降下する。その時に広げた尾羽を使って「ブンブンブン」と凄まじく大きな音を発する。一般にシギの類いは温和なイメージがあるが、こいつの習性には驚く。この鳥についての説明が原野の案内板に掲載されていて、オーストラリアから渡ってくるオオジシギとか。
Img_0726

ビジターセンターを後にして、サロベツ川沿いに農道を北上するが、走れども続くのは原野ばかり。ここではノビタキのメスを見かけたが、メスの夏羽は冬羽とほとんど変わらない。突然近くの草っ原から「ワンワン」と犬の鳴き声。こんなとこに野犬がおるんやと思って声のする方を見ると、なんとキタキツネが野鳥を追いかけているところだった。キタキツネが犬のような声も出すことを初めて知った。
Stonechat_f

しばらく北上を続けたが代わり映えしない景色に飽きてきたので、今度は原野の東側を南下することにした。
ここで、ムクドリの一種のコムクドリに出会った。この鳥、関西では見かけない鳥だが、あまりの可愛さにファンに成ってしまった。雌雄で体色が異なり、オスの方が頬紅をしているのが滑稽だ。
Img_0777_2

ペアのコムクドリが仲良さそうにホンワカと花をついばんでいる姿にしばし時を忘れて見とれてしまった。
原野の東側のほとんどは農場で、見渡す限りの牧草地が続く。景色的には悪くはないが、牛の糞尿のにおいがきつくて自然とアクセルの踏み込みが深くなってしまう。
Img_0770

道中の草原には所々にぽつんと樹が生えていて、注意深く見るとノスリが留まっていた。彼らはこうしてモグラや野ネズミが顔をあらわすのをじっと待ち受けていて、一挙に急降下してゲットする習性がある。
Ashは群れでざわざわと暮らす鳥たちよりも、こうして独り生きている鳥のほうに惹かれるものがある。
Img_0781

ウンコくさい牧草地から早々に退散することにし、原野の南端にあるパンケ沼へと向かう。この沼、冬にはカモ類で溢れるらしいが、さすがにこの季節には一羽も見当たらない。ビジターセンターはパンケ沼の南側の長沼近くにあり、道路向かいには湿原を見渡せる展望が設置されている。この沼周辺も広大な湿原に成っていて、ビジターセンターからパンケ沼は木道でつながっている。
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木道を散策していると、真横の木にキセキレイが留まった。どうやらこの鳥、内地で見るセキレイの亜種で、この地方の原野での繁殖が確認されているキマユツメナガキセキレイのようだ。
数少ない旅鳥なので要調査。
Img_0847

はるか上空をオジロワシが旋回しているものの、この季節のパンケ沼には鳥の数も少ない。手持ち無沙汰で暇を持て余しだしたので、今日の宿泊地の猿払村に向かって早々と移動することにした。
Img_0883

道中の牧場の草っぱらでキタキツネを発見。ホッカイドーでは、当たり前のようにキタキツネを人里近くで見ることができる。
土地の人にとってはありふれた光景らしく、何の興味も示さずに通り過ぎてゆく。土地の人にとっては野良犬程度の存在なんだろうか。
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■6月5日(火) 晴れ

猿払村はイトウ釣りのメッカに在り、宿を取った笠井旅館の宿泊客も釣りの客が多いとか。同宿した二人連れのオッチャンも帯広から車を飛ばしてきて、昨日は75センチを上げたとか。Ashが、「それって食べるんよね?」って聞いたら、蔑んだような眼差しで「リリースしました」と言われた。そうか、スポーツフィシングなんや。

宿のご主人に「このあたりで野鳥の多いところを教えて」って聞いたら、かなり迷ったあとで、いくつかの沼や山林の名を教えてくれた。親切なご主人と奥さんに見送られて宿を出た後で、Ashの質問が愚問だったことに気づいた。つまり、このあたりはどこへ行っても野鳥だらけってこと。実際、猿払村のどこを走っても数え切れないほどの野鳥の鳴き声がする。写真のベニマシコはポロ沼で撮影。大阪では冬鳥だが、夏に猿払村やサロベツで繁殖する。
Img_0945

とりあえず、当ても無く林道を徐行運転する。どの山林からもウグイスの声が聞こえるが、なかなか姿を見ることができない。正直言って、Ashは今までウグイスの姿をまともにカメラに収めたことが無い。それほど用心深い鳥だが、この日はラッキーにもすぐ側の低木でさえずってくれていた。今日までは声はすれども写真を撮らせてくれないウグイスを恨んでいたが、これで今までの恨みつらみもご破算にしてあげよう。
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シロハラは、かなり用心深い鳥で、なかなか人前に姿を現してくれない。この日も何度か遠くでは見かけたものの、そーっと忍び寄っても100mほどに近づくと逃げられてしまう。その点、 コゲラやカラ類は人懐こくて、すぐ側までマンウォッチングしに来てくれる。
Img_0993

野鳥を撮るには、こうして車で移動するのが最高だと思う。重たい機材を担いで歩かずに済むし、車の中からだと野鳥の警戒心も薄いので、鳥たちの自然な姿を撮り易い。できればエンジンの音も無く忍び寄って行きたいので、次回の探鳥旅行のレンタカーにはプリウスを使ってみたい。
Img_1026

最果ての旅も今日が最終日。天気にも恵まれ、色んな鳥たちに出会えた旅だが、飛行機の出発までは半日近くしか残されてない。
せっかく最果ての地に来たのだから、ホッカイドーの最北端である宗谷岬には行ってみたいので、車をオホーツク沿いに北に走らせる。
Dsc02918


宗谷岬で見たかったものは、ここで放牧されている宗谷黒牛。いわゆるブランド牛の一種だが、宗谷岬の自然の中でのびのびと飼われているのが売りだどか。私たちの食卓に乗る肉牛たちが、狭くて暗い牛舎に閉じ込められて生涯を過ごしたのなら辛いが、大自然の中で自由に飼われた牛たちだったら少しは心の痛みも減るような気がして「頂きます」と感謝して頂けそう。
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ここではツツドリに遭遇した。今回の旅ではカッコウやツツドリに何度となく遭遇しているが、どうやら彼らの習性からして電線に止まるのが好きなようだ。Ashは個人的な主義で人造物と野鳥とが組み合わさった写真は好きでないが、ツツドリの写真はこんな形でしか撮れなかったので我慢するしかない。それにつけてもカッコウとツツドリは見た目がそっくりで、胸の横じまの太さで辛うじてツツドリと見分けられるだけで、あとの頼りは「カッコー」と「ボボボボ」の鳴き声の違いで区別するしかない。
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宗谷岬は観光ルートだけあってパーキングは観光バスやタクシーで満車だ。ちょうど昼飯時だったので岬を見下ろす高台にあるラーメン屋で600円のホタテラーメンを食べた。その後、岬の先端に建つ間宮林蔵の像の前で記念写真をパチリ。
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そろそろ騒音と雑踏の大阪に戻る時間だが、まだ北の鳥たちに未練が残るので、レンタカーの返却時間ぎりぎりまで、空港近くの草原を回遊する。一羽のノスリが草原をグライドして獲物を探している。どの鳥もどの草花も、この恵まれた季節にたっぷりと栄養を蓄えて、永い冬に耐えて欲しい。また次に遊びに来る日まで SeeYa!
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2007年5月13日 (日)

可憐な子だけに気掛かり

私のホームグラウンドである大阪府貝塚市を中心とした日帰り範囲の地域での探鳥記です。
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■2007年5月13日(晴れ)

Img_7569 清流の貴公子、キセキレイがきれいな流れの中で遊ぶ姿はとても優雅で時の経つのを忘れてしまいますね。
でも、この固体には片足しか在りません。他の角度からも何枚
も撮ったので間違いないと思います。

鷹などに襲われたのか、生まれつきなのか、それとも心無い釣り師が捨てていったテグスに絡まれたためなのか...

Img_7684 彼(彼女?)は、時々このように地べた座りをするので、やはりしんどいのかも知れません。
このような身体に成った訳を知るすべもありませんが、これからの余命をどのように暮らして行くのかが気がかりです。
頑張ってほしいな。

Img_7656 今日はそんな暗い話題ばかりでなくて、ちょうど巣立ちをしたばかりの雛に親鳥がヤゴのような川虫を運んできて与えているところも見れたんですよ。
これは、Ashの勝手な想像と願望なのですが、もしも先ほどの片足だけの固体が母親であって、父親が子育てをしてるとすれば、彼女もちゃんと生活ができていて次の世代を残すこともできたのかも知れませんね。

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2007年5月12日 (土)

ナイスバディにメロメロ

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■2007年5月12日(晴れ)

鳥を、特に飛翔している鳥の姿を見ると、そのプロポーションの美しさに惚れ惚れします。

森の鳥は森の中で小さな身を守るために進化し、海の鳥は海で生きることに徹して身体を進化させてきたのですね。

Img_7480 写真のアジサシは海上を巡航しながら小魚を探し、ホバリングしながら獲物の位置を見定めたうえで、一直線に海中にダイブしてアジなどの小魚をゲットします。
大きな翼はホバリングするのに適しているし、ツバメのような尾翼を上手く使って俊敏に方向転換をします。そして、下向きに付いた頭は洋上を巡航しながらも水中の小魚を見つけるのに便利です。

空を飛ぶという目的を全うするために、余分な肉の一つも付けていない鳥たちの身体。羽根の色や口ばしの形状の一つ一つも、彼らのライフスタイルに最適で無駄がありません。

Img_7421 こんな日記を書いているAshのお腹にはメタボリックシンドロームの成果がたっぷりと付いてしまって。
「俺は、もう飛翔できないのかな...」

もう一枚の写真は、森の住人メボソムシクイです。

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2007年3月10日 (土)

見られてる

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■2007年3月10日(晴れ後曇り)

きょうは、大阪と和歌山の県境にある紀泉高原キャンプ場まで出かけてみました。
春の到来とともに野山はいっせいに木の芽や若草が芽吹き、生き物たちはほっと一息ついているようでした。

Yellowthroatedbunting 野鳥を探して野山を歩いているとき、ほんの近くからさえずりが聞こえるのに小鳥たちの姿がまったく見当たらないことがあります。
カメラのシャッターに指をかけ、じっと息を潜めて待つこと5分・10分・15分・・・
少し退屈して周囲の景色を見ようと横を向いたとたん、目の前の藪や木々からいっせいに何羽もの小鳥たちが飛び立つことがあります。
バードウォッチングをしているつもりが、逆にマンウォッチングされてたのですね。
こちらは小鳥たちをいじめたり襲ったりするつもりはまったく無くても、向こうは人間のことをあまり信用していないようです。
Img_5807 ある本には、人間がヘビなどの爬虫類を見て嫌悪感や恐怖感を持つのは、太古に恐竜に追い掛け回されてたころの記憶がDNAで受け継がれてきてるからとか。
確かに、人間はかなり前から鳥たちを捕らえて食料にしたり、羽を飾りに使ったりして来てたので、彼らのDNAには人間=野蛮で危険な生き物の記憶が在るのかも知れません。
鳥や動物たちに信頼されて、木陰からマンウォッチングされないように成るまでは、あと何千年も必要かも。

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2007年3月 3日 (土)

あまの街道

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『あまの街道』

■2007年3月3日(晴れ時々曇り)

P1000014きょうは、Mixiで知った「あまの街道」へ行ってみました。
街道内の案内板によると、「天野街道とは河内と和泉を分ける陶器山丘陵の尾根を通り、河内長野市の天野山金剛寺(僧行基が創建、別名女人高野)への参詣道」とのこと。
要は南大阪の泉北ニュータウンと狭山ニュータウンに挟まれた細長い丘陵の尾根伝いの数キロメートルの小道のことです。

Ashの住む貝塚市からこの地までは車で一時間弱の距離です。
泉大津と富田林を結ぶ府道38号線を走り、街道の入り口にある花屋の空き地に車を止め、まずは天野山金剛寺に向かって歩いてみました。
P1000015 このあたりは古くからの集落で、のどかな農村風景が続きます。
一軒の民家の入り口に風変わりなカエルの石像を見つけ写真を撮っていると、その家のおばあさんから「このカエルさんが在ると、色んなものが自分に帰ってきて幸せに成るんよ」と教えてもらいました。

さらに足を進めると周囲はブドウ畑に変わりました。農作業中のオヤジさんに聞くと、このあたりは大阪狭山市と河内長野市と堺市の境界で、「昔は自然が多かんやけど、近所にゴルフ場ができたりして、変わってしまって」と嘆いていました。

P1000018_1 金剛寺までは遠いと聞き、ここでUターンして陶器山に向かうことにしました。
道中の草むらにタヌキの死骸を発見。目だった外傷も無く、近所は車も通らない場所なので死因は不明ですが、タヌキも生息できる(できてた?)場所なんやと勝手に納得。成仏してくれよ。

Img_5756_1 さらに足を進めると、今度は道の真ん中にタヌキが寝そべっているのを発見し、びっくり仰天。
「今日はタヌキ日和かい」と思いつつ、よくよく見ると正体はタヌキに似たネコでした。それにしても高貴で高価そうなネコでしたよ。

P1000016 尾根道の周囲は雑木林に囲まれ、野鳥の姿も多いです。
また、かなたに和泉葛城山系や双方のニュータウンも望め、遠距離を眺望する機会に恵まれない都会人にとってはオアシスと言えます。
この適度の勾配と距離の小道は、ニュータウンから徒歩でも通えるロケーションのせいか、軽装でウオーキングやランニングを楽しむ人を多く見かけました。

P1000019 街道の周囲は大規模な宅地開発のために自然と呼べるものは皆無に近いですが、この尾根道は宅地造成に適していなかった地形が幸いして辛うじて残されたわずかな聖域です。
しかしながら、街道のあちこちに新たな造成地が作られつつあり、木立に囲まれた街道が単なる通路に成り下がってしまう懸念は大いに感じられます。

P1000020 この聖域を守ろうと、近所の住民が主体になってNPO活動をしています。
偶然、道中でNPOの方にお会いしあまの街道が直面している問題などをお聞きできました。NPOのホームページはNPOあまの街道です。

Img_5664 少し寂しく複雑な気持ちで歩いていると、近くで「コツコツ」という木をつつく音が。居ました、コゲラくんが。
コゲラは、ちょこまか動く鳥なのでピンボケ写真しか撮れないことが多いんですが、今日は少しはましな写真が撮れたので嬉しかったな。

この街道は適度に整備されており、ベンチやゴミ箱やトイレもあります。家族連れや女性のハイカーも快適に自然を楽しめそうですよ。
Img_5759 途中でエナガの群れに遭遇したものの、深い小枝の影だったので写真は諦めました。
ヒヨドリは多いものの、今日は興味の対象外なのでパス。
ほぼ行程の終わりごろの路上に一羽のアオジを発見。
この鳥もツグミやジョウビタキ同様に春の到来とともに北の地に旅立ってしまうのが寂しい気もしますが、その後にはたくさんの夏鳥が来てくれますね。


Img_5785 道中で知り合った方から「陶器山の近所の桃畑にメジロ来るよ」と聞き、自然と足が速まります。
目指す陶器山近辺の桃畑に到着。くしくも今日は桃の節句でしたが、たくさんのメジロが桃の蜜を吸いにきてました。
冬の間は食物に乏しく、辛い生活を過ごしていた彼らにも楽しい季節がやってきましたね。
本日の目標も達成でき、ちょうどタイムアップと成ったので、今日の散策を終えることに決めました。

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2007年2月24日 (土)

ヤマセミの嘘つき!

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『ヤマセミの嘘つき!』

■2007年2月24日(晴れ時々曇り)
去年の暮れにふーさんからヤマセミ発見の情報を受けて以来、ヤマセミが気に成って仕方がない。ほんまに罪作りなおっさんですヨ(笑)
今朝も5時起き。とてもきれいな星空だった。

和歌山県の某村には夜明け前に着いたものの、朝の明ける時間がかなり早まっていて、どうやらヤマセミの「夜明け前の巡航」には間に合わなかった模様。
前回どおりカワガラスが何度か目の前を通過したが、高速すぎてファインダーで追えない。
待つことしばし....3時間。
今日もダメだった。
「三度目の正直」ってことわざがあるが、三度通ったのにヤマセミに会えないのはAshが不正直だから?それともヤマセミが嘘つきなのかな?

Mandarinduck  少しやけくそに成りかかっていた目の前をオシドリのペアが通過した。
オシドリ夫婦のような」の例えどおり、オシドリのペアは仲むつまじい。
仲の良いのは悪いことではないが、もしも片方が何かの理由で亡くなったりしたら残された方は余生を生きるのが辛くないんだろうか?
仲良しを裏返せば相手に依存して生きてるとも言えるので、相手を失うことは精神的に大きな痛手と思う。
Ashならば、行きつけのJAZZバーでマル・ウォルドロンのレフト・アローンなんか聞きながら、お酒で気を紛らわせることもできるけど。オシドリはできないよね。
そう遠くない未来の自分と家族に起こりえる人生を考えさせられてしまった光景だった。

Img_5637_1  一羽のヒヨドリが対岸の山茶花の蜜を吸いに来た。
少しばかりの花の蜜ではおなかの足しにも成らないだろうが、他に食べ物も無い季節の彼らにとっては貴重なカロリー源なのだろう。

Img_5649_1 帰り道に紀伊葛城山の山頂近くの粉川ハイランドパークへ立ち寄る。
昨年の晩秋に多くのヒタキ類に出会えたが、この時期では難しい。
数羽のメジロが、木の皮の隙間の虫を探して飛び回っていた。この季節に生きるのは小鳥たちにとって容易くない。

春よ来い、早く来い。

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『ヤマセミも三連休』

■2007年2月10日(曇り)
待ちに待った土~月の三連休。
前回は空振りに終わったヤマセミを観たくて、この日を指折り待っていたAsh。
週初めの週間予報では和歌山県の週末の天気は悪く半ば諦めていたが、ラッキーにも直前になって好転した。
金曜夜は目覚ましを朝4時にセットし爆睡。仕事だと早朝に起きるのは辛いけど、好きな探鳥なのでワンコールで起床できた。
暖かいコーヒーで脳みそも起床できたので、和歌山県へと車を走らせた。

道中の山道を横切るタヌキを見つつ、現地には6時過ぎに到着。
日の出までにはまだ時間があり、ほっと一息。
カワセミ師匠の「ふーさん」のアドバイスでは、ヤマセミは夜明け前に縄張りの調査飛行をするらしく、その際に人影が在った場所は避けるとか。
ホカロンを腰にあて、車中でレンズを構えて夜明けを待つ。

Img_5499 数週間前にこの場所でヤマセミをゲットできた「デンタ」さんのメールだと、車の中で頭を動かしただけで逃げるほど警戒心が強かったとか。Ashも窓は開けずにガラス越しで待つことにした。窓を閉めた状態だと500mm単焦点では取り回しが難しいし、ヤマセミを視界に納めることも難しいので、100~400ズームのワイド端を「デンタ」さんがヤマセミをゲットした杭に向けて待つことしばし。

6時40分ごろ、下流でヤマセミの鳴き声がするやいなや目の前の川面を白っぽいものが通過した。まだ夜明け前で暗くてシャッターは切れなかったが、水面すれすれを飛ぶ姿はヤマセミに間違いない。数分後に、今度は下流へ向かって飛行し、さらに数分後に上流へ向かって二羽が飛んだ。
「よっしゃ、これが噂の夜明け前の巡回なんや」と心躍らせて待つことしばし。

Img_5492_1 30分、1時間、2時間。対岸の森でカケスが鳴いている。3時間、4時間。ヤマセミどころか前回見れたカワセミやカワガラスの姿もない。
「ん。なんで?」。巡回の時には気付かれてないはずだし、その後も車中でじっと隠れているのに、どうして鳥の姿がないんやろ?
今日が曇天だから? 前日に小雨が降ったから? Ashの車の色が白いから?
かいもく見当がつかない。
5時間、6時間。雨も降ってきた。

Img_5511 ついに痺れを切らせて、上流に向かって散策することにした。
500mほど上流のえん堤まで歩いてみたが生き物の姿は無い。次は500mほど下流の集落まで歩いてみた。カワガラスやセグロセキレイは見かけたが、ヤマセミの気配は無い。
今回は期待してただけにボウズは辛く、「なんで失敗したんやろ?」と思い直したが心当たりは無い。
「そうか、ヤマセミも三連休で家族そろってどこかへ遊びに行ったんや!」と勝手に納得して町に戻ることにした。
帰路、「デンタ」さんにメールしお会いすることに成った。和歌山市内の喫茶店ではデンタさんの撮られたヤマセミやたくさんの野鳥のアルバムを拝見でき、心が和んだAshでした。

P.S)日曜日、デンタさんから「今朝は4回見たで」との速報が入り、超複雑な気分になったAshでした。

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『海にカイツブリ?』

■2007年2月11日(曇り)

Img_5438  今日は諸情在って遠出もできず、近所の貝塚埋立地と二色浜を探索してみた。
広大な貝塚埋立地の半分程度はグランドや工場などに使われているが、残りは原っぱのままで放置されていて、ヒバリなど原っぱの住人の住処と成っている。

Img_5435_1 最近、下水処理場の敷地である大きな原っぱに入る方法を見つけることができたので、何度か通っているが、季節的にモズやヒバリツグミ程度しか見当たらず、暇つぶしに巨大飛行物など撮って憂さ晴らし。
貝塚市沖合いは関西空港に離発着する飛行機の飛行ルートなので、手に取れるような距離で飛行機が見れる。

Img_5476こんな日はやはり二色浜かと思い直し、二色浜に移動。
河口から浜を望遠レンズで見渡してみたが、見えるのはウとカモばかりで食指も動かず、河口で遊ぶことにした。
河口のヒドリガモやコガモの集団の中に一羽だけ変わった鳥が居た。
明らかにカイツブリ系の鳥とは思うけど、それにしては頬が茶色ではないし、カイツブリって池の鳥のはずなんで、???、とりあえず証拠写真を撮っておく。
自宅に戻って図鑑を調べると、カイツブリの冬羽は頬の色が赤くなく、さらに冬場には河口や海まで移動する、と書かれていたので納得。
それにしても、デカイ足ですよねえ。こんなでかい足で追いかけられると水中の小魚もひとたまりもないですね。

■2007年1月27日(曇り)
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『幻のヤマセミは幻に終わった』

■2007年1月27日(曇り)
木曜日にカワセミの師匠F氏より、「和歌山県の某所でヤマセミ発見」のメールが届いた。
「証拠写真にも成りませんが」とのご謙遜どおり、ピンボケの物体の色目から、かろうじて「ヤマセミのような鳥」と思える程度の写真。さすが師匠でも、突然のヤマセミ発見に気が動転したのか、その瞬間の心臓のバクバク音まで聞こえそうなピンボケ振り。
昨夜は午前0時まで会社で仕事をしてて終電にも乗れず、遅れついでに午前3時まで街山荘で呑んでた。
そのため、朝の九時起きはしんどかったけれど、心はやって曇天の道を和歌山へと車を飛ばした。
「某所」までは地道で1時間30分程度。何しろヤマセミが棲むほどの山村なので曲がりくねった狭い道ばかりで、さすがに運転は疲れた。
さっそくF氏に教えてもらった場所に車を横付けして待機したが、いっこうに生き物の気配が無い。車を降りて下流方面を探索すると、かすかにカワセミとカワガラスの鳴き声が聞こえてきた。と感じた瞬間、眼下の川面をカワガラスのペア(?)が横切る。
注意深く後を追いかけると、流れの真ん中に突き出した岩でゲットしたばかりの小魚を咥えている姿を確認。でも、残念なことにカメラは車の中だったので写真は撮れなかった。

Img_5376 車に戻り待機すること一時間。ポチャツという音の方向を見るとカワセミが小魚をゲットした瞬間だった。F氏の報告どおり、ここにはカワセミが居ることが確認できた。
後は本命のヤマセミを観たい、絶対に!。
さすがに午前3時まで起きてたので睡魔に負けそうには成ったが、なんとか車で待機すること2時間。カワガラスは何度か目の前を飛びすぎるものの、弾丸のような速さなのでファインダーが追いつかない。
いっこうにヤマセミの気配も無く、3時には帰路についた。
やはり、絶対数が減っているうえに警戒心の強い鳥なので、出会うことさえかなり難しい。
しかしながら、2時間弱のドライブでヤマセミに会える可能性の在る場所を知っただけでもラッキーな一週間だった。

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■2007年1月21日(曇り)

正月以来ずっと仕事に追いかけられっぱなしで探鳥にはご無沙汰してましたが、久しぶりに休みが取れたので和歌山県海南市の亀池遊園に行ってみました。
この池はカワセミ名人の藤野さんにルリビタキが多いと教えていただいた場所で、去年の秋に初めて遊びに行った場所です。
残念ながらその時にはルリビタキには会えませんでしたが、池を取り巻く遊歩道や周囲の森には小鳥たちがかなり多く、四季を通じて楽しめそうな予感がしました。

今日はあいにくの曇り空でしたが、やはりルリビタキに会いたくて車を走らせました。
Ashのホームグラウンドの貝塚インターから最寄の海南インターには高速道路を使うと一時間程度で到着します。

Img_5214_1今回は小学校近くの駐車場に車を停め、時計回りに池を回ることにしました。 先ず目指したのは小学校の近くの小さな入り江で、藤野さんの情報では昨年ここでルリビタキをたくさん見たとか。しかし、そこに居たのは数羽のアカウソでした。アカウソは昨年の末と今年の初めに紀泉高原キャンプ場で何度か見ましたが、地味な冬鳥たちの中ではピンクの胸をした鳥は目立ちます。

Palethrushまた、この季節にはツグミの類いの鳥を多く見ます。ツグミそのものもたくさん居ましたが、ツグミ亜科のシロハラも目立ちました。シロハラは臆病な鳥なので、なかなか茂みから出てくれません。
でも、ひょいと木の実を食べに身を乗り出した一瞬をシャッターに納めることに成功。イソヒヨドリ(♂)も一瞬だけ見かけたのです が、残念ながら写真は撮れませんでした。

Variedtitどの季節でも森の中で元気なのはシジュウカラやヤマガラですね。
今日も、捕らえた昆虫を両足で挟んで食べる姿を堪能させて貰いました。エサを両足で挟むのは図鑑に書いてあったヤマガラの食習慣どおりだったので感心しました。

   Img_5285_1                                                             曇天が気には成るものの、少し足を伸ばして去年の秋にアオジやメジロにたくさん会えた新亀池に立ち寄ることにしました。この池まで立ち寄る人はほとんど居ないようなので、のんびりと三脚を拡げることができます。池の奥に向かう道中では、カケスの声とアカゲラの声が聞こえます。木陰で枝から枝へ飛びわたる姿は見えるものの、なかなか被写体には成ってくれません。今回は証拠写真程度しか撮れませんでしたが、これだけ鳥が濃い場所なので将来有望です。難を言えばもう少し近い距離に在って欲しいところですが、贅沢は言えません。

Siberianbluechat2亀池への帰路で、目の前の小枝に一羽の小鳥が。もしやと思いファインダーを覗くと、なんと本命のルリビタキでした。この鳥は正月に紀泉高原キャンプ場でも見かけましたが、清楚な色合いがとても可愛い鳥です。

今回は収穫が多かったので、正月以来仕事尽くめの日々の鬱憤晴らしができました。
やはり、鳥たちの姿を見ていると心が安らぎます。  

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■2007年1月7日(曇り、強風)
Img_5048 楽しみにしていた正月開けの三連休なのに、台風並みの強風が吹き荒れて、探鳥には最悪のコンディションです。さらに気温はかなり寒くって、本格的な探鳥を目指していた気持もくじけます。まあ、ここは妥協して近場のお気に入りスポットへ出かけることにしました。

 Img_5051                                                    先ず向かった先は二色浜。いつもなら河口で海草を食んでいるヒドリガモ が、今日は川の中州まで上ってきています。やはり、この強風では高波のために海では過ごせないんでしょうね。ここでは、コガモも羽根を休めていました。

Img_5059 次に向かったのが泉大津の汐見公園。ここは昨年の秋にたくさんのヒタキ類に出会えてからお気に入りの場所になりました。ここでも強風が吹き荒れており、カワラヒワたちは揺れる小枝につかまってしんどそうにしています。そんな鳥をファインダー越しに見ているAshも酔いそうになってたほどです。

Img_5108 今日の三番目の探鳥地は昨年末にアカウソに会えて感激した紀泉高原キャンプ場。貝塚からは少し遠いものの車で一時間弱で到着しました。到着早々アカウソを探してみたものの、見える鳥はヒヨドリやメジロなどばかり。少しがっかりしていたところに目の前の枝に鮮やかな鳥が止まり、目が覚めました。ルリビタキです。この鳥を観るのは初めてですが、本当に奇麗な鳥ですね。さすがバーダー憧れの鳥のランキング上位になるはずです。

Img_5149 今日もアカウソに会えました。これからもここで何度も観れそうな予感がして嬉しい一日でした。

■2007年1月1日(曇り)
Img_5013 元旦早々とは言え、「やはり鳥の姿を見んことには年が始まらん」と、いそいそと近所の二色浜へ出かけました。河口には常連のヒドリガモと鵜の姿が見えほっと安心した反面、珍客が無いことに少し気落ちした初探鳥ではありました。近木川河口には冬の来訪者であるツグミやコガモの姿を確認できたので安心し、その後は呑ん兵衛の寝正月と成りました。

Img_5017 気のせいか今年はツグミの姿が少ないように思います。ツグミの飛来ルートの環境悪化のニュースがふと脳裏を横切り、辛い気持になった元旦でした。

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