旅行・地域

2009年9月25日 (金)

タカ柱は撮れなかったけど

今日は、10日間の熊本出張の最終日。
仕事先は熊本城に隣接してるので、毎日のようにきれいなお城を見れて幸せな出張です。
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出張の間には3日間のお休みが在ったので、当然ながら望遠レンズは持参。

ちょうど、この時期には朝鮮半島からフィリピンへと旅するアカハラダカが九州西岸を通過するので、お休みの初日は早朝五時に起きて佐世保の山へ向かったものの、あいにくの曇天でタカは一羽も飛ばず。
二日目は雨だったのでホテルに閉じこもってたけど、三日目には天候も回復したので阿蘇山に出かけてみた。でも、大型連休の最中だったので観光客が多すぎてうんざり。
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気を取り直して、ふもとの菊池渓谷に向かってみた。
ここで、偶然にヤマセミを発見し、三時間余りも粘っては見たものの証拠写真程度しか撮れずに涙。やはりヤマセミは警戒心が強いので難しいな。
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昨日の夕方にホテルへと向かう道すがら、ねぐらへと向かう椋鳥の群れを発見。
ホテルに戻って写真をチェックすると、なんと椋鳥の柱が撮れてた。
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タカ柱は撮れなかったけど、ムク柱で我慢するかな。

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2009年9月12日 (土)

心酔わせる島田酒店

久しぶりに島田酒店へ行ってみました。
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大阪市西区に在るこのお店は、酒問屋としてよりも地下のセラーで全国の銘酒を堪能できることで有名ですね。

お店の中央の急な階段を降りると、たくさんの日本酒が陳列されているコーナーに目を奪われます。
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その隣にはお酒を呑めるセラーが在って、大きな丸テーブルが二つ。
地下蔵を改造したためか天井が低いけれど、それが妙に落ち着かせてくれます。

ここでお酒を呑むにはいくつかのルールやマナーが必要なんです。
お店のホームページから引用すると、

・ボトルを冷蔵庫の中から選び出し、60mlのグラスで8分目ほど注ぐ。
・あては梅干しと径山寺味噌のみ。
・お酒を真剣に利く方が多いので、禁煙。
・会話は酒の話が中心で、仕事の話は禁句。
・グループでの利用は基本的にお断りしています。

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この日は仕事仲間と三人でお邪魔したんだけど、仲間のS君とお店のスタッフが偶然にもエバンゲリオンのファンだったことが解って、想定外の話題で盛り上がりました。
聞くところによると、上の写真の右端の「獺祭」というお酒がエバンゲリオンに出演(?)したとか。
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Ashは熊本酒造研究所の香露や30年物の古酒を堪能させてもらいました。
お酒の肴は味噌と梅干だけ。一杯ごとに新しいグラスに変えます。
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お店のスタッフはとても気さくで親切なので、日本酒のいろんな楽しみ方を教えてくれます。
決して日本酒通や専門家でなくっても、それぞれの楽しみ方ができるので、絶対にお勧めですよ。
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今回は、少し飲みすぎたかな...
でも、良いお酒は次の日に残らないのが素晴らしいですね。
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部屋の隅にはこんな蔵書が。
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これが、お店のホームページです。
心酔わせるお酒

ブログの方が楽しいかも。
心酔わせるお酒(ブログ)

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2009年9月 6日 (日)

ブータン国王が選んだ道

国土の南北をインドと中国に挟まれ、九州ほどの面積しか無い小国、ブータン
主要産業は農林業で、その人口も70万人に満たない小国のニュースがテレビや新聞に載ることは稀にしか無い。
Yadi

ブータンは、20世紀初頭より国王が統治しており、2006年には皇太子であったジグメ・ケサル・ナムギャル・ワンチュクが新国王に成った。

この国は、ヒマラヤに接した内陸部に位置する地勢が幸いして、インドやインドシナ半島諸国のようにヨーロッパ諸国の植民地として支配・搾取されることも無かった。

さらに、長年にわたる鎖国政策によって、世界に類のない貴重な文化と遺産が残されている。
Parodzong

昔話では、国王が支配する国には暴君による恐怖政治や搾取されて泣く農民たちのイメージが強いが、ブータン国王の目指すものは国民の幸福そのものだ。

国王の目指すものは『国民総幸福量(Gross National Happiness)』という理念で発表され、以下の4つの具体策から成る。

1) 持続可能で公平な社会経済開発
2) 自然環境の保護
3) 有形、無形文化財の保護
4) 良い統治

世界中のほとんどの国が、経済面での成長を目指したりグローバリズムの波に乗った代償として、独自の文化や伝統を失ってしまった。

我々の日本国も、先の敗戦以来はアメリカ文化にどっぷりと浸かってしまい、若者層は古来の伝統や宗教に見向きもしなく成ってしまった。

しかし、ブータンでは公の場での民族衣装の着用が義務付けられており、文化や宗教の面でも古来の教えが引き継がれている。
Trad_costume

国王がこの民族主義とも言える閉鎖的な国策を主導するのは、物質的な豊かさと引き換えに多くのものを失ってしまった先進諸国へのアンチテーゼだろう。

我々日本人はインターネットやマスコミを通じて流行の最先端と接することができるし、物余りとも言える大量消費文化に浸っているが、地球温暖化やメタボリックシンドロームなどの深刻な問題にあえいでいる。
その半面、ヒマラヤのふもとで農林業を営む民たちの暮らしはグローバル文明やグルメ・大食とは縁遠い質素なものだろうが、幸福という尺度で計れば我々の暮らしを凌駕しているのではないだろうか。
Paro_valley

ちなみに、ブータンに入国するにはビザが必要だし、個人旅行は極めて難しい。また、観光で入国するには、一日200ドルの観光公定価格を支払わなければならない。
Drukair

かつて、ヒマラヤに接するネパールやチベットが、ヒッピーのメッカと成り下がってしまった事実があるが、せめてブータンだけは国王の確固たる理念で幸福な国家を建設してほしい。

※記事に引用した写真は、かつてのメル友が送ってくれたものです。

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2009年6月25日 (木)

道東の夏鳥(2009年夏)

一年のうちの半分近くをストレスとハードワークの中で過ごすAshにとって、年に一度の探鳥旅行は重要なカタルシスだ。
今年は、道東方面に五泊六日の探鳥旅行をすることにした。

■6月18日
13:00 関空発のANA便で女満別空港へと向かう。
今回の周遊コースだと釧路空港に着いたほうが便利なんだけど、残念ながら関西方面から釧路空港への直行便は廃止されてしまったので、女満別から時計方向に南下することになる。
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北へと向かう777。WingTipの青色が紺碧の空に溶け込んでいる

16:00 女満別着でレンタカーを借り、今晩の宿となる養老牛温泉の『湯宿だいいち』へと向かう。
女満別から養老牛温泉へは、美幌峠を経由して約3時間のドライブだが、久しぶりに見る道東の雄大な自然に目を奪われる。
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屈斜路湖越しに見えるサワンチサップなどの山々

18:00 養老牛温泉に到着。『湯宿だいいち』は人気投票でいつも上位にランクされる有名な宿だ。豪華なコース料理の夕食とバイキング方式の朝食がセットで\15,900は料理旅館としてはリーズナブルな料金だけど、こんなボリュームたっぷりの食事を一週間も続けたら病気に成るかも。
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味噌たっぷりの毛ガニが肴だとビールも旨い

この宿に泊まった目的は、今は希少種と成ってしまったシマフクロウをロビーから見れるから。
ちょっとずるいかも知れないけど、ビールを飲みながらロビーでくつろいでたらシマフクロウが5メートル先の生け簀へ魚を食べにやってくるんだから、軽装備の旅行者には有り難い。
しかし、残念ながら午後9:30ごろから翌日の午前3:30ごろまで粘ってみたが、ついにシマフクロウが姿を現すことが無かった。
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ISO感度を3200にセットし、止まり木に来るはずのシマフクロウを待ったが...

聞くところによると、このシマフクロウは近所の『藤や』という宿でも餌付けしているらしく、どちらの宿に食事に来るのかは鳥の気分次第のようだ。

  湯宿だいいち(\15,900) 
  TEL: 0153-78-2131、夕食は19時半が最終


■6月19日
北海道ではたくさんのオオジシギを見かける。養老牛温泉を出発して間もなくの牧草地でも何羽ものオオジシギがギュルギュルと鳴きながらディスプレイフライトしている。
オオジシギの特徴でもあるが、高くまで舞い上がった後で尾羽を拡げてバリバリと音を立てながら急降下する姿には驚かされる。
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ギュルギュルギュル、その後バリバリバリ

彼らが舞い降りる先は草むらなので 、絵になる写真を撮るのに難儀する。
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やっと撮れたのがこの一枚。

道東を旅したかった訳には、羅臼岳や阿寒岳などの山への憧れもあった。
Ashは山登りこそしないものの、雄大な原始の山には惹かれるものが多い。
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夏羽のアオジは勇ましそうなガングロだ

今日は雄大な山々を眺めながら知床半島を経由し、野付半島の宿へは夕方までに到着する予定だ。
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果てしなくまっすぐに続く道は北海道らしい光景だ

知床ではウトロに立ち寄って、時間があればケイマフリなど見たいものだと思いつつドライブしてる最中、毎朝飲んでる降圧剤を自宅に忘れてきたことに気付いた。
大阪のかかりつけ医に電話してみたが、薬を入手するには現地の医療機関で受診と処方してもらうことしか無いと言われ、清里という町の診療所を訪ねてみた。
診療所のドアを開けて驚いたのは、ロビーのソファーが老人で埋め尽くされていたこと。
初診のAshは4時間待ちで無いと診察してもらえないと言われガックリきたが、降圧剤なしでこれからの旅行を続けることに不安もあり、田舎の診療所で無為な4時間を過ごすことにした。
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知床への道中は斜里岳や海別岳などの美しい山が続くが、四時間の遅れで心は焦りっぱなし

16:00 やっとウトロの町まで辿りついたが、今晩の宿には18時までに到着しないといけないので、残念ながら羅臼岳は横目でちらりと眺めただけで通過。
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羅臼側からのキリが羅臼岳を包み始めた

知床峠には『熊の湯』という有名な露天風呂が在るのだが、今回はあきらめるしかない。いずれにせよ、知床半島は機会があれば再チャレンジしたい魅力たっぷりの土地だ。
峠からは北方四島が見渡せるはずだが、あいにくの濃霧で視界は数十メートルしか無い。
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何も見えない知床峠で記念写真をパチリ

道を急いだためか、標津の町には予定よりも少し早めに到着。
暇つぶしに漁港をぶらぶらしていたら、見慣れない鳥が目についた。ユリカモメだ。
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清楚なイメージのユリカモメも、夏羽では顔面が真っ黒になる


18:00 野付半島の付け根の標津の町に在る『船長の家』に到着。
この宿は釣り客に人気があるらしい。この夜も、札幌から川釣りに来たという同宿者から釣りたてのアマゴをごちそうしてもらう。
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このお盆の料理+花咲ガニで\6,300の宿泊料は大歓迎

宿の名に相応しく、近海で捕れた魚介類がたっぷりの夕食だ。
お盆の左横の白身の魚はオオカミウオ。見るのも食べるのも初めてだが、グロテスクな外観には似合わない美味だ。
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白身の刺身の正体はこいつだ。鋭い牙が獰猛な性格を物語っている

  船長の家(\6,300)、夕食は18時
  TEL: 0153-82-3051

■6月20日
08:00 民宿での朝食を済ませ、野付半島の探索を始める。
野付半島はオホーツク海に向かってススキの穂の形に伸びた日本最大の砂嘴(さし)で、湿地帯が半島の大部分を形成している。

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カッコーを発見、どうしてこいつらは人工物にばかり止まりたがるんだろう?

知床半島や根室半島ほどの知名度は無いものの、ここにはたくさんの自然が残されているのでバーダーにとっては魅力あふれる土地だ。


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道ばたの草むらでコヨシキリが体躯に似合わぬ大声でさえずっている

半島の中央部にはネイチャーセンターが在るが、その実態は道の駅のような観光施設で、トドワラというトドマツの枯木原の見学に訪れた観光客でにぎわっていた。

ネイチャーセンターを後にして半島の先端部を目指す。
大きな湿地の真ん中に、数羽のカラスやキタキツネに混ざって一羽のオジロワシを発見。
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ぬかるむ湿地を少しずつ前進して、なんとか10メートル程度まで近寄ることができた

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図体が大きい割には気が弱いのか、カラスにからかわれても怒りもしない

遠くの小枝にノゴマの姿を見つけたものの、あまりにも遠すぎて絵になる写真が撮れない。ノゴマも今回の旅のお目当ての一つだけに悔しい。
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二倍のテレコンバータを付けて撮った写真をトリミングしてもこのサイズ(悲)

この半島ではシマエビやホタテ、アサリ、ホッキ、ホヤなど数多くの魚介類が捕れる。
昨夜の宿でも、特産の海の幸づくしの夕食を楽しませてくれたな。
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漁を終えたフィッシャーマンたちが網の水洗いと手入れをしている

16:00 野付半島を十分に堪能できたので、今晩の宿が在る春国岱(しゅんくにたい)へと向かう。
宿の食事には少し早いので、風連湖に立ち寄ってみる。
ここは冬季に白鳥やオジロワシなどで賑わう湖だが、この季節には冬鳥には会うことができない。
遠くの草原でタンチョウがエサを食んでいる。
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気品のある姿に惚れて厳冬の鶴居村に通うバーダーも多い

今晩の宿、『フィールドイン風露荘』は、野鳥好きが高じて東京から道東に移住したオーナーが経営するこじんまりとした宿だ。
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林に囲まれた宿には、旅人のみならず多くの野鳥も訪れる

昨今は民宿とは名ばかりの大規模経営の似非民宿が多い中で、夫婦だけで地味に切り盛りしている宿こそ民宿の名が相応しい。
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書架には野鳥および野鳥の羽根に関する書籍がぎっしり並んでいる

  フィールドイン風露荘(\7,000)
    TEL: 0153-25-3905

■6月21日
07:00 宿からは車で10分で到着する春国岱の探索を始める。
春国岱は、オホーツク海と風連湖に挟まれた細長い砂州で、ノゴマやノビタキ、オオジュリンなど草原の鳥が多く見られる。
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野鳥の居る林に向かって木道が続く

林の手前の草むらから鹿の群れが顔を出す。
木道そばの掲示板には「熊に注意」と書いてあるのが怖いが、それほど豊かな自然が残されているということだろう。
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ここの鹿はあまり人を恐れない

木道近くの枯れ木に見たことの無い鳥が一羽。おー、アリスイではないか。
この鳥に会いたくて、この春には自宅近所の公園に通っても会えなかったのに、なんと北の湿地で会えるなんて大感激だ。

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あわてて撮ったのでピントが大甘だけど、かろうじてアリスイとは解るかな

林の中ではミソサザイやコマドリのさえずりが聞こえるものの、どうしても姿を見つけることができない。
ウグイスを始めとした林の鳥たちの臆病な習性は、彼らの写真を撮る立場からは辛いものがある。

オオアカゲラが真っ赤な木の実を咥えて枯れ木に止まって、木の実を木の窪みに埋めている。北国の長い冬に備えて食料の備蓄をしているのだろうか。
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オオアカゲラは個体数が少ないので、北海道でも稀にしか見かけない

湿原の小道を岬に向かって散策してみる。
何も無い湿原を散策するような変人は他には居ないようで周囲には人影もないが、ヒバリやセッカがAshの遊び相手に成ってくれる。
途中の休憩小屋の屋上に登れば湿原が一望できる。

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冬場の探鳥には格好のシェルターになるだろう

16:00 春国岱を堪能したので、今晩の宿が在る霧多布(きりたっぷ)岬に向かう。
目的地の霧多布岬は濃霧に包まれていて、かろうじて海面が見える状態だ。
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まさに霧たっぷりの岬と洒落てみても、何も見えないのはつまらないものだ。

今晩の宿は、『えとぴりか村』。
ここのオーナーも昨夜の『風露荘』のオーナー同様、東京の出身らしい。
北の大地には、花のお江戸の便利な暮らしを捨ててまで移住したくなる魅力が多いのだろう。
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えとぴりか村では野鳥撮影などで各地から訪れた夫婦連れ三組と同宿だった。

  えとぴりか村(\6,300)、18時までにチェックインのこと
  TEL:0153-62-2202

■6月22日

08:00 今朝も霧に包まれた霧多布の岬。
朝食前に宿の周囲を探索してみるが、あいにくの霧で何も見えない。
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朝露をびっしり含んだラベンダー

「この霧では湿原を散策するのは無駄」との宿の主人のアドバイスを参考に、湿原の北西の林道を迂回しながら釧路湿原へ向かう。
確かに林道まで霧は及んでいなかったので、周囲の見晴らしは良い。
火散布沼沿いにリルラン林道を南下中にビンズイに出会う。
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ビンズイを低地でふつうに見ることができるのも繁殖地ならではだろう

行き交う車もほとんど無いので、ジョギング程度のスピードでゆっくり走り、周囲の野鳥の気配を探る。
ウグイスが低木の梢でさえずっていたが、人の気配を感じると草藪に隠れてしまう。
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ウグイスの鳴き声は頻繁に聞くものの姿を見ることは稀だ

12:00 霧多布から牧草地帯を通り抜け、釧路湿原のシラルトロ湖に到着。
ここには野鳥の観察施設が在り、草原越しに湖も望めるらしい。観察小屋までの林ではたくさんのセンダイムシクイが鳴いているものの、その姿は全く見ることができない。
この湿原へはタンチョウヅルや猛禽類が冬場に訪れるらしいが、初夏の6月はノビタキが主役だ。

夜には釧路市内で呑む約束が在るので、早めに湿原を後にして釧路の街を目指す。
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湿原の向こうをJR釧路本線の列車がとおる

釧路の街の北側に拡がる釧路湿原は野鳥の宝庫としても有名だ。
Ashもこの原野がお気に入りで、特に釧路川の水門あたりの草っぱらに惹かれるものが多い。
水門に到着すると望遠レンズを構えた先客が前方の樹に止まったベニマシコを撮っていた。釧路市民の彼もこの水門近辺が好きで、しょっちゅう訪れているとか。うらやましい話だ。
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ノビタキとベニマシコのツーショットが撮れるのも北海道ならではだ。

釧路川の支流沿いにゆっくりと車を走らせていると、ノビタキの家族に出会った。
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わずか2メートルの距離にエサをくわえたメスが止まってくれたのでパシャリ

釧路港そばの『ラビスタ釧路川』にチェックインし、最上階の展望浴場で汗を流したうえで繁華街へと向かう。
釧路は、この春に札幌で知り合った画家のNさんの故郷でもある。
偶然にもNさんの帰郷期間中にAshが釧路に立ち寄ることが判り、お勧めの店で一緒に呑むことに成った。
栄町4丁目の『きや利』は、東京出身のおかみさんが切り盛りする、ちょうど良い広さの居酒屋だ。
おかみさんの自慢は日本酒の品ぞろえの豊富さとジャンボ餃子。確かに具たっぷりでジューシーな餃子はお勧めだが、それ以外も美味しい料理ばかりなので悩んでしまう。
Ashが嬉しかったのは、大好きな富山県岩瀬浜の銘酒「増寿泉」の大吟醸が在ったこと。
「増寿泉」は能登杜氏の三杯(さんばい)さんが丹精込めて創り上げてきた銘酒だが、大々的な宣伝で拡販しようとはしない蔵元の姿勢も在ってか、地元の富山県でも在庫しているお店は多くない。その増寿泉に北の大地で会えた喜びと、Nさんと一緒に呑めた喜びが重なって、この夜はかなり度を越してしまった。
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とても還暦を超えたとは信じられないエネルギーと若さを感じるおかみさん

  ラビスタ釧路川(\5,000)
  TEL:0154-31-5489


■6月23日
08:00 きょうは旅行の最終日。もう一度釧路湿原を探索してから女満別空港に向かう予定だったが、あいにくの豪雨で車から外には出れそうにもない。
Nさんと「きや利」のおかみさんのお勧めも在って、鶴居の温泉で旅の汗を流すことにする。
鶴居の町にはTAITOという立派な入浴施設も在るが、湯治場フリークのAshには場違いな感じがして、近所の民宿『つるい』で日帰り入浴(\380)をする。
泉質は、「モール泉 ナトリウム・塩化物泉弱アルカリ性低張性高温泉」だとか。
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ここの湯船は、ステンレスの牛乳タンクを真っ二つに割ったものを流用している。

お昼前後には雨が上がるとの予報なので、雄阿寒・雌阿寒岳を目指して「まりも国道」を北上するものの、雨脚が強くて周囲の景色が見えない。
もう少しで阿寒富士が見える頃、前方に通行止めのバリケードが張られていた。
どうやら豪雨のために地盤が緩んでいて路肩などが崩れる危険が在るらしい。
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仕方なく林道を迂回することにしたが、ここも閉鎖中だ。

阿寒の連峰はあきらめて、美幌峠を経由して女満別に戻ることにする。
この道中には、Ashが行ってみたい湯治場の一つでもある『三香温泉』があるので、立ち寄ってみることにする。
現地には着いたものの敷地は閉鎖されていて、どうやら休業中のようだ。
満点の星空が見れるという、ひなびた一軒宿は湯治客にはとても有名なのだが、経営者の健康がすぐれないらしくて、数年前には閉鎖されていたこともある。
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門の外から宿の様子をうかがうも人気は無い

15:40 女満別を発つ。
今回の旅ではお目当てのシマフクロウに会えなかったし、霧や豪雨に悩まされたけれど、北海道の雄大な自然とたくさんの生き物に会えたことで、明日からの仕事を頑張るエネルギーをチャージできたような気がする。
北海道は、本当に素晴らしい。
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能登半島沖の舳倉島は珍鳥・稀鳥の宝庫だ。

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちのホームページへもお越しください。

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2009年5月 3日 (日)

また減った湯治場:札幌黄金湯温泉

札幌への探鳥旅行で立ち寄った北大近くの居酒屋「ゆかり」で近辺の温泉の話題に成り、Ashが大昔に行ったことが在るひなびた湯治場の黄金湯温泉が超デラックスな近代スパに変貌したことを知った。
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運悪く札幌の最終日は朝からミゾレが降る天気だったし、天気予報では終日の雨天らしいので野鳥は諦めて黄金湯温泉に行って見ることにした。

黄金湯温泉は札幌から定山渓へと向かうルートの途中に在る。行き交う車の屋根にはどっさりと雪が積もってるので、きっと昨夜の山間部は大雪だったのだろう。
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国道230号線を走り、温泉の案内看板を頼りに右折する。
懐かしい木造の建物を思い浮かべて緩い坂道を下って行ったら、なんとそこには近代的なスパが建ってた。
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↑今は黄金湯→小金湯に名前が変わったみたい

建物は昔の面影すら無いが、桂の巨木と数体のお地蔵さんは昔のままに温存されていたので一安心。
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午前10時の開店を待って入館する。利用料はタオルの借り賃を含めて900円。

昔は薄暗い廊下の先に薄暗い浴室が在って、タイル張りの丸い湯船を一人占めできたな。
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↑かつての薄暗い廊下
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↑かつての丸い湯船

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↑昔は石碑もいっぱい在ったんだけど

こんな少ない客で経営ができるのか少し気がかりだったけど、やはり経営難で近所のホテルに買い取られてしまったらしい。
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↑かつての建物

硫黄の匂いがするお湯は昔と変わらないけど、最近流行りのスーパー銭湯みたいにジェットバスやミストサウナやハーブの湯船に成ってたので、少し複雑な気持ちに成った。
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↑ラベンダーのつもりなのか毒々しい紫色のお湯が張られた湯船。当然、パスした!

Ashは湯治場が好きなので各地へ旅するごとにひなびた温泉場を訪ね歩いてるが、昔からの湯治場は徐々に閉鎖されていっている。
かつては、一年間の農作業を終えたお百姓さんが米や野菜などの食材を持ち込んで長逗留した場だったが、専業農家も減ってしまったうえに湯治以外にも多様なレジャーが溢れている現代では、その存在意義が無くなってしまったのかも知れない。
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↑かつてからは大変貌したAsh

そんな現代でも、秋田の乳頭温泉郷の鶴の湯や青森県の酸ヶ湯温泉など大規模な湯治場は、旅行業者や旅行雑誌とタイアップして観光客の取り込んで方向転換に成功しているようだが、やはり情緒に欠けるのが悲しい。

かつて、酸ヶ湯温泉で浸かったお湯が酢の匂いなのに感激した後で戸外を散策したら、なんと何か酸性の液体を保存する大きなタンクが設置されてたのに興醒めした思い出が有る。
■5月5日
鹿追:菅野温泉旅館が廃業の危機とのショッキングな記事を知った。
一度は行ってみたかった十勝の名湯なのに残念。

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2009年4月29日 (水)

アイヌの話が聞ける居酒屋

コミュニティの掲示板に、アイヌの話が聞ける居酒屋を探してることを書いたら、札幌に住んでるNさんという絵描きの女性が北大近くに「ゆかり」という居酒屋が在ると教えてくれたのは去年の夏のことだった。
その後は何かと多忙な日が続いたので、札幌に向かえたのはこの2月に成ったけど、おり悪く豪雪のために新千歳空港が閉鎖され、なんと5時間も飛行機に乗ってたのに関西空港に逆戻りした寂しい思い出がある。
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そんないきさつで、今回の札幌探鳥旅行ではぜひとも「ゆかり」に行ってみたくて、宿は「ゆかり」が在る北18条駅近くのホテルを予約した。
旅の初日は北大苫小牧演習林でゴジュウカラやミヤマカケスに遊んでもらって大感激。ここの野鳥たちは餌付けされてないのに人を怖がらないのが実に素晴らしい。人に虐められた記憶のDNAを受け継いでいないので人を怖がらないのかな。
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宿にチェックインし、さっそく「ゆかり」に向かった。
店主の宇田川さんは、自分で打った手打ちうどんと日本酒の店がやりたくて、東大考古学部の教授を退官した後に居酒屋を開業した方とか。
東大考古学部時代は、アイヌ研究の権威で在ると共にオホーツク文化の研究でも多くの実績を残しておられる。
日本のてっぺんに位置する東京大学の教授というキャリアから想像してたよりもずっとマイルドな方だった。
きっと考古学の世界では有名で偉い人なんだろうけど、そんな凄さの片鱗も見せずに居酒屋の親父に徹しているのは、凡人からは卓越した大きな何かを秘めた大人を感じさせる。
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考古学やアイヌにはほとんど無知なAshの質問に、素人でも解かりやすい言葉を選んで教えて下さったし。
Ashが思うに、自分の専門の話を素人にも解るように喋れる人が、本当に賢い人なんじゃないのかな。
店主の出身が道東の常呂なので、新鮮な海産物を食べさせて貰えるのが嬉しい。殻付きのウニの味は絶品だった。
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宇田川さんの連絡で、今回の縁を結んでくれた絵描きのNさんが、わざわざお店まで来てくれた。
まさか会えると思ってなかったNさんに会えたうえに、Nさんの連絡でAshが尊敬するアイヌ・アート・プロジェクトの結城さんとも電話でお話できたので、本当に思い出に残る楽しい夜だった。
その夜は、とても理知的で美人なNさんの夢を見て爆睡。

■居酒屋ゆかり
 札幌市北区北18条西5丁目2-3 高田ビル1階
 TEL 011-717-0148

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2009年4月26日 (日)

サッポロは雪

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仕事のことで落ち込んだ日々が続いてるんで、気晴らしと厄払いを兼ねてサッポロに来てみた。

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北の地では春の渡りもまだなので、鳥を見るには中途半端な時期なんだけど、やはり苫小牧の北大演習林や野幌森林公園などを探索してると、心のモヤモヤも消えてゆく。

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最終日の今日は雪。これではカメラも使えないので、どこかの温泉にでも浸かってぼんやり過ごそうかな。

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2009年4月10日 (金)

コサギのReady & Go!

陽気とサクラの花に誘われて近所の二色浜へ出かけました。
近木川の河口ではコサギが小魚を狙ってます。

①Ready 凄い体勢です。目線も怖い
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②Go 目の前の小魚めがけて...
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③無事Getできました。メデタシ
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その後で、久しぶりにトンボ池公園へ立ち寄るとクロツグミが居ました。暗くって枝カブリだけど、とりあえず証拠写真Get!
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2009年4月 4日 (土)

黒門市場の肉きざみうどん

大阪ミナミの台所を預かる黒門市場。その一角にとても旨いうどんを食わせてくれる大吉(だいきち)という店がある。

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ここは、テーブル席が6つしか無いこじんまりとした店なので、お昼の時間には満席で待たされることも有る。
これほど繁盛している店ならば店舗を拡げて店員などを雇えばもっと儲かるだろうが、この店の店主と奥さんの二人だけでテキパキと切り盛りしている姿には感心する。

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味にこだわる頑固な店主と、利発で愛想の良い奥さんの人柄に惚れて昔から通い続けている常連客も多いとか。

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この店のお勧めはいくつか有るが、数年前までは常連客のみ知る裏メニューだった肉きざみうどんが逸品だ。麺は一般的な太さのものと細麺とが選べるが、つるりと喉ごしの良い細麺を試してみて欲しい。

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先ず、麺の上にたっぷりと盛られた牛肉とアゲに箸を伸ばしてみる。
柔らかい牛肉から滲み出る美味しい肉汁とアゲの油の甘さが口の中で絶妙に混ざり合い、肉うどんでもきざみうどんでも味わえない不思議な味覚を楽しめる。

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仕事柄、全国へ出張することが多いが、正直言って関東ではうどんや蕎麦を喰う気には成れない。まず、あの濃口醤油のどす黒いつゆは見ただけで腰が引いてしまうし、昆布やカツオの出汁をたっぷり使った関西のつゆの美味しさを知るものにとっては、関東の汁は単に醤油辛いだけで飲む気にも成れない。

四国へ旅した際には讃岐のぶっかけうどんなどを食べることがあるが、どちらかと言えば麺と汁のハーモニーを楽しむというよりも、手早く安く満幅感を得られるのが売りでは無いだろうか。

やはり、うどんは大阪が一番と信じてるAshなので、長い旅を終えて久し振りに大阪に戻った日などは、大吉に行ける昼飯時が待ち遠しい。

もし、寒い季節にこの店へ立ち寄る機会があったなら、是非とも味噌煮込みうどんを賞味して欲しい。ぐつぐつと煮込んだうどんで身体の芯から暖まりますよ。

大きな地図で見る

お店は、日曜日と祝日がお休み。肉きざみうどんも味噌煮込みうどんも600円です。

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全面禁煙車で受動喫煙

JR在来線や新幹線が全面禁煙へと方向転換したことで辛い思いをしている愛煙家は多いだろうが、これは嫌煙家にとっても大きな問題だ。

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たとえ車両内で煙草が吸えなくなっても駅のホームには依然として喫煙コーナーが温存されているし、駅から一歩外へ出れば自由に煙草を吸えるわけだ。
遠隔地へ飛び立つ飛行機が燃料を満タンにするように、数時間の禁煙を余儀なくされる愛煙家は、新幹線に乗り込む直前に何本もの煙草を肺にため込んでから着席する。運悪く、そんなヘビースモーカーが隣に座ったとしたら、煙草を吸わない者にとって到着までの数時間は生き地獄にほか成らない。

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Ashも、大事なお得意さまと同行の所用で東京へ日帰り出張した際に、愛煙家であるお得意さまに合わせて喫煙車両に乗った経験が有るが、さすがに帰路の途中で気分が悪くなってトイレで吐いた体験がある。

昔は良かった。ヘビースモーカーには喫煙車両という選択肢が残されていたので、嫌煙家が彼らと隣り合わせになる確率は低かった。

かく言うAshも,30年ほど前までは毎日3箱は吸うヘビースモーカーだったので、愛煙家の心情は理解できる。
一昔前までは酒や煙草は男子の嗜みだったし、昔の映画では様々な名シーンで紫煙をくゆらす姿が描かれていた。
でも、どう考えても煙草のニコチンやタールは人体にとって百害あれど一利なしだし、喫煙習慣は、たかだか500年ほど前に西欧人がアメリカ大陸近辺に到達した際に現地民が吸っていたのを知ってから始まったばかりだから、塩や水のようにホモサピエンスが生きるのに必須な成分ではないはずだ。

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余談だが、Ashが嫌いな言葉の一つに「新大陸発見」がある。アメリカ大陸やオーストラリアは、欲深い西欧人たちが黄金の国ジパングを目指して新航路を開拓する前から存在していたし、彼らが上陸するより数千年も前から現地で暮らしを営んでた人々が居たのだから、決して彼らによって発見された訳でも創造された土地でもない。

閑話休題。
WHOの活動などによって世界の喫煙人口は徐々に減りつつある。
喫煙を大人への通過儀礼として覚えてしまった世代が心の芯に染み込んだ習慣を変えるのは至難の業だろうが、せめてこれから成人する世代には喫煙することの空しさ啓蒙し、一日も早く世界から根絶して欲しいものだ。

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2009年3月28日 (土)

沖縄の世界遺産

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我が家の豚児たちが春休みに成ったのでファミリーで沖縄旅行しました。
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現地では公共交通機関が充実してないんで、レンタカーを借りっぱなしだったけど、3000円/日程度の費用なのでタクシーを使うよりはずーっとリーズナブル。
まずは、首里城やちゅら海水族館、国際通りなど月並みな観光スポットめぐりですよね。
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この旅行で知ったのは、なんと9つもの世界遺産が沖縄に有ること。
そのほとんどは古い城址なんだけど、この城の石垣の微妙な曲線が描く美しさには感動しましたよ。
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このソーキそば、大きな豚のブロックが二個も入ってて500円なのはリーズナブル。
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2009年2月20日 (金)

札幌上空でUターン

冬の札幌でエゾフクロウやキクイタダキを見たくって今朝の札幌行きの便に乗ったものの、残念ながらこのブログを大阪の自宅で書く結果となった。

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関西空港に着いたら、千歳空港の悪天候のために出発遅延・さらに場合によっては引き返す可能性ありとのテロップ。

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約2時間遅れで関西空港を離陸したものの、千歳に近づいたころに機長から「空港の除雪作業のために着陸が1~2時間遅れます」とのアナウンス。

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雲しか見えない景色の中で札幌上空を2時間近くもぐーるぐる回ったあげく、降る雪の量に除雪作業が追いつかないので関西空港に戻りますとのアナウンス。
結局、5時間近くも飛んだあげく振り出しに戻ることに成った。

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窓ガラスに着いた氷の結晶が外の厳しい気候を物語っている。

どうやら、明日も同じような状況のようなので今回の探鳥旅行は諦めることにした。

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関西空港の発券カウンターで払い戻しの長蛇の列に並んでキャンセル手続き。

それにしても冬の北海道は厳しいな。
もう少し暖かく成ってから再チャレンジだ。

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2009年2月 8日 (日)

ミヤマくん、近すぎーっ!

最近の方針として、図鑑に載せるような「どアップ」よりも「野鳥の居る風景」のような詩的なものを狙ってる。

土曜日は天気も良かったし、先週の仕事も順調だったので、明るい気分で近所のT公園へ遊びに行った。
この公園ではミヤマホオジロやルリビタキが見れるので、きょうはどんな詩的な写真を撮ろうかと思い描きながら現地に行ってみると、なんと。
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ミヤマくんが、餌をついばみに足もとまで寄って来てしまう。
この日は500mm単焦点しか持参してなかったので、結果として「どアップ」ものしか撮れなかったのが涙。
贅沢な悩みだけど、これも餌付けの弊害かな。
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ルリビタキが石舞台の上でポーズを決めてくれたけど、あいにく暗い場所なんで写真のできはいまいちかな。

近所にいたベテランバーダーの話だと、この場所では鳥の目に光が当たらないのでフラッシュを焚く馬鹿が居るとのこと。
そんな身勝手までして自慢作を撮りたいんかなぁ...

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2009年1月12日 (月)

冬の富山はブリやちゃ

出張のために、昨年末からの半月間を富山で過ごした。
冬の北陸には雪景色が似合うが、一昔前に比べると降雪量は大幅に減っているらしい。
やはり、これも地球温暖化の影響だろうか。

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■雪に覆われた富山城だが、この景色もたった一日だけだった

当然の話だが、出張先では家族や友人や行き付けの呑み屋などいわゆる生活基盤がないために、仕事オンリーの生活に限定されてしまいがちだ。
そんな日々に潰されてしまわないためにも、出張先のアフターファイブや休日では積極的に地域の暮らしに溶け込むように努力している。

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気候の良い季節には望遠レンズを担いでバードウォッチングをしたり、露天風呂めぐりなどをすることが多いが、冬の北陸では積雪のために行動が制限されがちなので、どうしても飲み屋街めぐりで『地方文化の研究』をする破目と成ってしまう。

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■程よく脂ののった寒ブリには地酒(満寿泉)が合う

冬の北陸を代表する魚と言えば富山湾で獲れる天然ブリだろうか。
東京や大阪の居酒屋で出てくるブリには養殖ものが多いが、富山で水揚げされるブリは全て天然ものらしい。

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■カマの塩焼きは大きすぎて一人では食べきれない

富山湾の魚が美味い訳はいくつも在るだろうが、やはり立山連峰からのミネラル豊富な雪解け水で繁殖するプランクトンを食物連鎖の底辺とする漁場の豊かさだろうか。

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ブリに比べて知名度は低いが、幻魚(ゲンゲ)も北陸ならではの味覚だ。
特に、揚げたての幻魚は柔らかい身のサクサク感と表皮のゼラチン部分の食感が混ざって、とても美味しい。
今では幻の魚と呼ばれているが、かつては外道扱いされていて市場にも流通していなかったとは、なんとも勿体ない話だ。

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■このイルミネーションのモチーフは江戸時代に津軽や蝦夷地との間を行き来した北前船だろうか

モノトーンに成りがちな冬の北陸でも、最近はLED照明のイルミネーションで街角の随所が飾られている。

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たかだか数泊しか滞在できない短期出張族にとって冬の北陸を食べつくすのは至難の業だろうが、幸運にもこの冬には数度の富山出張が続いたおかげで、バイ貝やシロエビなども味わうことができた。
可憐な姿のシロエビは、あまりにも可愛すぎて食するには残酷すぎる気がするが、やはり美味しいものを食べたいという本能には負けてしまう。

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幼少時を能登半島の漁村で過ごしたAshにとって、思い出の魚としてタラを外すことはできない。
北陸で食べるのは主に真ダラだ。
交通機関が貧弱で、今ほど食品の流通機構も発達していなかった昭和中期の北陸では、厳冬の季節に真ダラを一本買いして鍋で食べるのが贅沢だった。
特に、汁もので味わう真ダラの白子のかすかなほろ苦さは、田舎を離れて数十年を経た今でも記憶に残っている。
この夜は富山市内に住む兄一家との会食だったが、懐かしいタラを食べながら幼少期の思い出話に花が咲いた。

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■満寿泉には能登杜氏の四天王に数えられる三盃さんの情熱と経験が注ぎ込まれている

富山の味覚の余韻を味わいながら最終のサンダーバードに飛び乗った。
久しぶりの自宅に戻ると、なんと富山の兄から富山県岩瀬浜の銘酒『満寿泉』の新酒が届いていた。
やはり、近くの他人より遠くの親戚の方が心が通じるのかな。

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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2008年12月26日 (金)

川エビの食いかた

『川エビの食いかた知っちゅん?』
カウンターの隣に座ってたオッちゃんが、いきなり声をかけてきた。

数日前から、高知県中部を流れる仁淀川下流の町へ仕事に来ている。
地方出張では必ずと言ってよいくらい、夜の飲み屋街を歩いて地酒と地物の肴を食べさせてくれそうな店を物色することにしている。

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川エビとは言えど、土佐の居酒屋で出てくるのは東京や大阪の居酒屋チェーンで見かけるスジエビの類いではなく、四万十川などでも生息する天然物の手ナガエビなのだ。
オッちゃんが言うには、川エビは尻尾の方から食べないと口やのどに刺さって怪我をするらしい。
オッちゃんは、物知らずの都会人の食べっぷりを見るに見かねて声をかけてくれたのだが、やはり彼が言う方法で食べるほうが理に適っていた。

せっかく地方に来たからには、いわゆる居酒屋チェーンで全国共通メニューの料理を食べるのは馬鹿げてるので、その土地の旬の食材を肴に飲むことにしている。

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最近はカツオを塩で食べるのが流行っているらしいので、『カツオを塩タタキで』と注文してみた。
店主いわく、この季節はカツオではなくてヨコ(クロマグロの幼魚)をタタキにするらしい。
この土地の名産であるニンニクをたっぷりとまぶしたタタキが運ばれてきた。
確かに、塩で食べる方が赤身本来の濃厚で柔らかな食感を堪能できるので、塩タタキが流行っている訳も理解できる。

タタキの横に並んでるのは地酒の瀧嵐(たきあらし)。
一般に土佐の酒は辛口なのだが、豪快な土佐料理にはこの辛さがぴったりだ。

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ヨコのタタキもそうだが、このカンパチの刺身も切りの分厚さには驚かされる。
土佐で食べる刺身はネタが新鮮なので美味しいのは当たり前だが、この重量感あふれる切り方にも『いごっそう』の土佐人気質を感じさせられる。

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四国はその名のとおり四つの国で成り立っているが、土地ごとに県民性の違いが強く感じさせられるのが面白い。
土佐人の気風で感じるのは、『いごっそう』や『はちきん』の言葉どおりの豪胆さと明るさだ。
この気風は南国土佐のカラッとした気候に所以するところが多いのだろうが、土佐の男たちの多くは沖縄や南西諸島の男たちと風貌や体形が似ているので、遥か昔に南方の国から渡来した民をルーツに持つところが、瀬戸内海側住民の県民性と大幅に相違する訳ではないだろうか。


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地方出張では酒の他にもたくさんの楽しみが有るが、ひなびた湯治場でのんびりと時を過ごす贅沢も好きだ。
かつては日本全国に多くの湯治場が有り、この季節には一年間の農作業の疲れを癒すために近隣のお百姓が米や味噌を持参して長とう留したものらしい。
この町にもかろうじて一軒だけ蘇鶴温泉という湯治場が残されているが、年老いた経営者の気力と体力が続くのは長くはないだろう。

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四国の川は四万十が有名だが、高知中央部にも仁淀川や鏡川などの清流が多い。
今回の旅のお目当ての一つとして、今では絶滅が危惧されているヤマセミを探すことがあった。
今回も、ブログなどの数少ない情報を頼りに仁淀川の中追渓谷や鏡川の菖蒲地区などを訪ね歩いてみたが、残念ながらヤマセミには会うことができなかった。

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しかし、どの川も自然が多く残されているために、鮎やヤマメの他にも川エビやモズクガニなどの生き物も多く、それらの生き物を餌とする動物や鳥類も豊富に残されているわけだ。
この流域でたくさんのカワガラスを見ることができるのも、川が豊かな証拠だろう。

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鏡ダムの湖畔では、一羽のノスリがじっと枝に止まっていた。
日が昇って体温が上がるのを待っているのだろうか。

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渓流伝いに山道を歩いていると、突然に数個の岩が川に落ちてきた。
崖のあたりを見ると、数匹のニホンザルが何かの木の実を食べている。
これからの季節は食糧事情が厳しく成る一方だろうから、少しでも多くの栄養を蓄えて生き延びて欲しいものだ。

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ヤマセミを求めて鏡川を更にさかのぼってみた。
お腹がすいてきたので立ち寄った山村の食堂でヤマセミのことを尋ねると、更なる上流の菖蒲という村あたりで見かけたとのことだ。
『菖蒲で勝負の前に腹ごしらえだ』と意気込んで注文したシシうどん。
猪肉は硬めだったが、美味しかったし身体の芯から温まった。

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しかし、菖蒲の村で出会った猟師の方々に尋ねてみると、『夏に、下流の小学校あたりや発電所近辺で見たけど、この季節はどうかな?』とのこと。
やはり、どこを探しても見つからない。

今日もボウズで打ちひしがれて宿に向かったが、帰路で立ち寄った吾北町のムササビ温泉は高知県内では珍しい含鉄泉で、お湯は茶濁色をしている。

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伊野の駅前には数件の居酒屋が有るが、店主の食材へのこだわりが味わえる山海亭が気に入った。
数人が座ればいっぱいに成ってしまうカウンター越しに店主と語らえる店の大きさも好きだ。
ここで食べさせてもらった肴の一つが、ウツボのたたき。
関西人はアナゴを好むが、ウツボは外観こそアナゴに似ているものの皮のあたりのコリコリとした食感は絶品だ。アナゴ同様に小骨が多い魚らしくて、骨抜きの作業が大変らしい。

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店主の勧めでジャコ天を食べてみた。ジャコ天は宇和島で何度か食べたことがあるが、この店で仕入れているジャコ天は当日の朝に獲れたばかりの魚で作るとのことで、プリプリとした弾力性のある歯ごたえは絶品だった。当然、味も良い。

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今回の旅では不幸にもヤマセミにこそ会えなかったものの、高知中部の清流と野鳥を堪能できたし、地酒と地物の肴と温泉も満喫できたので至福のひと時だった。


大阪に戻れたのはたったの一泊だけで、今晩のサンダーバードで厳冬の富山県へ向かう予定だ。
さぁ、こん夜はブリ大根で富山の銘酒『満寿泉』を飲もうか。

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2008年11月 6日 (木)

渡良瀬遊水地のチュウヒ(2008年冬)

■11月2日(晴)
大きなハート型の池と、それを取り巻く雄大な湿地帯。
ものの大きさを例えるのに東京ドーム何個分とかで表現するが、そんなチンケな基準では表現しきれないほど大きなスケールの湿地が関東平野に残されている。


大きな地図で見る

この人造の湿地である渡良瀬遊水地が造られた経緯をご存じか?
かつて、上流の鉱山から流出した廃液のために、流域の多くの住民が公害に苦しめられた。時の政府はその公害の拡散を防ぐために、この地の集落を半ば強制的に撤去させて広大な沈殿池を造成した。その詳細は日本の近代史や反公害活動を記した書物などに多く残されているが、お上はこの土地を洪水を防ぐための貯水池だとうそぶく。
ことの真偽はどう在れ、巨額を投じた造成工事の結果として広大な湿地帯が野鳥や草花の聖地として残されたことは、自然保護の観点からは極めてラッキーなことだ。

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ここはチュウヒなど猛禽類の宝庫としても有名で、Ashもハイイロチュウヒが見たくて初冬の湿地帯を一泊二日の旅行で訪ねてみた。
チュウヒは湿地帯の葦原をねぐらとして利用するが、日中はノネズミなどの餌を求めて近所の畑などへ出かけるらしい。
彼らは日の出前にねぐらを飛び去り、夕暮れ間近の時刻に戻ってくる。
雄飛するチュウヒを見るのに適した場所は何カ所か在るが、お勧めは新赤麻橋近くの高台=通称鷹見台だろうか。

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旅の初日、現地に着くやいなや鷹見台に立ってみた。
昨年の暮れに訪れた際には、たくさんのチュウヒが眼下をグライドする姿を堪能できたが、今回は時期が早いのか数時間粘っても一羽も見ることができない。
夕暮れまでには時間がたっぷり在るので、渡良瀬川沿い探索してみた。
昨年はノスリやベニマシコまでもが見れた場所だが、やはり時期が早すぎたのか、数羽のジョウビタキが見れただけ。

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少し気落ちして、もう一度鷹見台に戻ってみると5~6組のバーダーが東側の草原にレンズを向けていた。でも、あまりもの鳥の少なさに誰もが手持ちぶさたそう。

それよりも残念なのは、この場所が騒音をまき散らすバイク族のたまり場に成っていることだった。彼らの改造バイクから意図的に吐き出されるカミナリのような爆音は、雄大な大自然の静寂をぶちこわしにする。こんな馬鹿たれ供に比べれば、自然の摂理に従って種をつなごうと営んでいる鳥たちのほうが、ずっと高尚に思えてならない。

さらに、この湿地の一画にはパラグライダーの基地もあり、彼らを上空に運ぶためのヘリコプターが頻繁に離着陸を繰り返している。

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騒音源は他にもある。あちこちでラジコンの模型飛行機や有人の軽飛行機で遊ぶ人も多く、皮肉にも洪水を防ぐという主旨で造成された湿地は騒音の洪水と化してしまった。
鳥の数が少ないのは、これらの騒音の影響も在るのだろうか。

夕暮れ間近、一羽のオオタカが鷹見台に飛来したが、もうシルエットしか撮れない暗さだ。

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チュウヒのねぐら入りを見るために、ゴルフ場近くの葦原に場所を移す。
目的地では、すでに数人の先客が望遠レンズをセットしてチュウヒの戻りを待っていた。聞くところによると、彼らのお目当てもハイイロチュウヒらしいが、まだこの季節ではチュウヒそのものの数が少ないらしい。

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日没までに何羽かのチュウヒが戻ってきたが、どれも遙か彼方の葦原に舞い降りるので、絵になる写真がまったく撮れない。地元のバーダーの話では、日によってねぐらが変わるので舞い降りる場所は特定しづらいとか。

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期待していた成果も得られず、遊水地に隣接した古河市のビジネスホテルへと車を走らせる。
カーナビをセットして湿地帯を周回する道路を走ると、他県に入った旨のアナウンスが頻繁に流れるのが興味深い。この湿地帯は、埼玉、栃木、群馬、茨城の北関東四県が複雑に入り組んだ場所に位置するからだ。

■11月3日(曇)
旅の二日目はあいにくの曇天。チュウヒがねぐらを飛び立つという夜明け前の時刻に葦原へ行くのは諦めて、渡良瀬川の東側の湿地帯や田園地帯を走ってみた。

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耕作地でノネズミなどを狩るチュウヒを探したが、見ることができるのはトンビやカラスばかり。鷹見台の対岸の集落まで来てみたが、かろうじて一羽のチュウヒがグライドするのが見れただけ。夕刻も迫ってきたので、ゴルフ場に向かう。

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きょうは、昨日に確認した着地ポイント近くに場所を変更して待ってみたが、どのチュウヒも皮肉なことに昨日の撮影場所近くへ舞い降りて行く。やはり、ねぐらは一定の場所でないようだ。

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きょうも午後5時近くまで粘ってみたが、あいにくの曇天のためISOを1600にアップしてもシルエットしか撮れない暗さに成ったので、今回の旅行を終えることにした。

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次回は真冬に再訪して、是非ともハイイロチュウヒをゲットしたいな。

昨年冬の探鳥記はこれ⇒渡良瀬遊水地のチュウヒ(2007年冬)

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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2008年10月29日 (水)

花畑牧場の生キャラメル

札幌での仕事帰りで新千歳空港です。
関空行きの便には少し時間があるので空港内をウロチョロしてみました。
最近のマスコミで頻繁に紹介されている花畑牧場の生キャラメル。
やはり噂どおりの人気で、写真のような行列に並ばないと買えないようです。
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さらに、この行列に並んだとしても先着順に売れて行くので、確実に買えるという保証は無いとか。

Ashは、見込みのない行列に並ぶのはあきらめて、近くのレストランで北海道の海の幸であるホタテ貝とイカの沖漬けを魚に生ビールで独り乾杯!
真っ昼間からのビールだけど、やはり一仕事を終えた後のビールは旨いですぅ。
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行列に関する小咄が有って、何かの行列を見かけた人が列の最後尾に並んでる人に聞いた。
『なんで並んでるんですか?』
『さー、訳は判らないけど行列が有るんで並んでるんですよ』

空港内の売店では、生キャメルブームに便乗していくつかのメーカーから類似品が販売されてるけれど、誰も見向きもしません。

花畑牧場の商品ばかりに人気が集中する訳は、先ほどの小咄のみならず、この商品の開発者と販売者が芸能界の有名人である田中義剛氏であるからでしょうね。

彼ほどの有名人が売っている商品が、テレビなどのマスコミで取り上げられることの宣伝効果は絶大なものと思われます。

ただ、田中氏の偉いところは、この商品の開発と販売に賭ける先見性と情熱、それに北海道に対して大きな愛情を持っていることです。
きっと、この花畑牧場の生キャラメルは、そんな彼の生き方に好感を持つ人が多くてブームに成ってるのでしょうね。

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食べ物の旨い不味いは個人の主観と味覚に左右されるだろうし、何よりも食べ物を美味しいと感じるのは素材の善し悪しだけでなく、食事そのものに喜びと夢を感じれることなんだろうなと北の幸を肴にビールを飲むAshでした。
■2008/12/12追記
このブログに投稿されたコメントによると、生キャラメルのレシピは田中義剛氏の大学時代の先輩から伝授してもらったものらしい。
その先輩が販売しているブランド(North Plain Farm)も空港で売られているようだが、マスメディアでの知名度の低さから旅行客には見向きもされないとか。
機会があれば両者を食べ比べてみたいものだ。

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2008年10月28日 (火)

ちょっと札幌まで

仕事関係の急用ができて、関空発の最終フライトで札幌へ向かうところです。
この季節の北海道はバードウォッチングや露天風呂の魅力たっぷりなんだけど、今回は深夜近くに札幌へ到着した後は徹夜の仕事が待ってるので、ススキノに繰り出す時間も無いのが寂しいな。
悪いことは重なるもので、明日の午後には大阪のオフィスに戻って資料作りが待ってるので、野幌森林公園の秋の鳥達にも会えないのも辛い。

近代になって交通アクセスが便利になるのと反比例して旅の情緒は薄らいでしまう。
今回のリベンジのためにも、次回は是非ともプライベートで冬の北海道に再チャレンジしたいな。

写真は上から
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①南海泉佐野駅に到着しようとする特急ラピート
 この駅から関空までは100円の特急券で乗れるんですよ。
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②閑散とした出発ロビー
 この時間でも伊丹空港はにぎわってるんだろうな。
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③同じゲートから相前後して南北の最果てへの便がでる
 どちらもプライベートで遊びに行けばパラダイスなんだけど、仕事で行くのはなおさら辛いところです。

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Ash

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2008年10月19日 (日)

南大阪の住民から見た伊丹空港

Ashは関空(関西国際空港)まで電車で15分ほどの距離にある町に住んでいて、仕事で全国へ出張する際には関空を利用することが多い。
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電車や地下鉄を乗り継いで北大阪にある伊丹空港(大阪国際空港)や新大阪へ向かうことに比べれば、わずか15分で到着できる関空を利用するほうが遙かに便利だ。
ところが、その関空の利便性が開港当初に比べてかなり低下してしまったのが、とても辛い。

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このブログは出張先の横浜郊外のコーヒーショップで書いている。
ここでの仕事は11時ごろには終わる予定だが、その直後に京急電車で羽田空港に向かっても12時発の関空行きには間に合いそうもない。
その次の関空行きのダイヤを調べると、20時ごろまで便がない。なんと、東京と大阪を結ぶ幹線であるにも関わらず8時間もの空白が存在する訳だ。
もっとも、他社の便を利用すればもっと早い時刻に関空に戻れるのだが、同じエアラインで東京~大阪を往復すればビジネス割引きで安く乗れるのに、倍近くの通常料金を払ってまで他社の便に変更する気には成れない。

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■お昼のゴールデンタイムの関空行きの便は皆無に近い

かつて、関空からもたくさんの国内便が飛んでいた。
しかし、航空燃料の負担が多いことや大阪市内を含む北大阪住民の利便性を重視してか、ビジネス客の多い羽田便などは朝と夜の数便ずつを残して大部分の便が伊丹にシフトされてしまった。
さらに、使用する機材も小型化されて、すぐに満席に成るために予約が取れないことも多い。
今回の出張でも不承不承ながら伊丹からいくつかの電車を乗り継いで関空近くの自宅に戻ることに成るはずだ。

Ashには姉が居て、伊丹空港の着陸コースの真下の豊中市に住んでいる。
騒音公害で伊丹空港の廃止運動が盛んだった頃、姉宅でくつろいでいる最中に頭上を低空で通過する際の爆音と振動には驚かされたものだった。

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■豊中市上空を低空飛行で通過する着陸機

住宅密集地の上空を頻繁に飛行機が通過する怖さに加え、防音のための二重サッシを締め切っても会話が遮られる不便に耐えかねて『空港出て行け』の運動が起こったのは当然だろう。
その後の経緯は周知の通りであり、国土交通省は騒音公害の無い泉州沖の海を埋め立てて新空港を建設することに決めた。
新空港の計画では単に海を埋め立てて空港を造っただけではなく、空港関連企業や各種関連施設の建設用地として対岸にりんくうタウンが造成されたし、航空会社や関連企業の従業員の住宅需要を想定して、空港埋め立ての土砂を削り取った跡地に大阪府が1300億円の費用を投じて阪南スカイタウンも造成した。

当然、これらの事業は伊丹空港のすべての機能を関空に移転することを前提として計画されたものなので、いざ関空の事業が本格化された後で手のひらを返したように興った伊丹空港存続運動によって空港機能の移転が部分的に成り、様々な面で歯車が狂ってしまったわけだ。
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■いつもガラ隙きの空港特急ラピート。鉄人28号も泣いている。

現在、空港対岸の泉佐野市を始めとして、南大阪の多くの自治体が関空バブルがはじけたために危機的な財政運営を余技なくされている。
実際、りんくうタウン駅周辺の地価は、この十年で三分の一以下に下落してしまったし、阪南スカイタウンもまだ半数が売れ残っているありさまだ。

関空バブルのとばっちりを受けたのは自治体だけではなく、地域の住民の多くは関空バブルの際に購入した狂乱的な価格の土地やマンションのローンの支払いで辛さだけが残された人生を送らざるを得ない。
こうした状況に置かれた南大阪住民にとって、伊丹存続派の人々の言動は身勝手で理不尽なものに思えるわけだ。
何しろ、騒音公害の無い場所という条件で遙か泉州沖の大阪湾を埋めて造った関空なのだから、伊丹に比べて交通アクセスが悪いことや莫大な建設費用の返済のために空港利用料が高いのは当然なのに、今さら『うるさい危ない空港は出て行け』と猛反対していた舌の根も乾かないうちに航空便の囲い込みに躍起になり、果てには国際便を復帰させる案までちらほらしている。
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■対岸のゲートタワーは双子の高層ビルが連絡橋を挟む計画だったのに。

今さら伊丹の完全閉鎖を強行するには問題が多いが、せめて関空の存続を最優先したバックアップ空港として存続する道は選べないものだろうか。

北大阪方面や阪神間の住民には関空がどう見えてるのかを、ぜひ聞かせてほしい。

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2008年9月19日 (金)

東京~大阪が30分の超々特急

下々の民を見下ろして空を飛ぶことが大好きなAshだが、訳け在って新幹線で東京出張することに成った。
のぞみは速くなったとは言え、2時間半も堅いシートで同じ姿勢を続けるのも辛いもんです。
でも、わずか数百円の追加出費で東京~大阪間をわずか30分で移動する『夢の超々特急』bullettrainが在ることをご存じか?
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この超々特急とは、ビールのロング缶と何らかのアテを買って新幹線の出発早々に飲み始めれば、誰でも目が覚めたら目的地に着いているという種明かしだ。bleah

でも、東京→大阪の移動でこの秘策を使うときには新大阪止まりの車両を選んでおかないと、気がついたら博多の車庫だったという悪夢を見るはめに成るかもね。

そんな訳で、今日は30分で新大阪に戻ってきたところです。

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2008年7月21日 (月)

宮古島探鳥記(2008年夏)

愛鳥家が見てみたい鳥ベスト3のうちの2種であるアカショウビンとサンコウチョウが同時に見れる南西諸島の島。
そんな宮古島への2度目の探鳥記です。

※ブログ中のアカショウビンとはリュウキュウアカショウビンを指します。

<7月某日>
毎夏には探鳥旅行をすることにしているAshだけど、今年は行き先を絞り込めずに悩んでる。
去年行った道北のサロベツ湿原や利尻島もきれいだったし、南西諸島のアカショウビンにもまた会いたい。知人から聞くと屋久島の自然もけっこう良いらしい。

そんな悶々とした気持ちの日に、一昨年にアカショウビンが縁で知り合いに成ったKさんから、「今年もアカショウビンを見てきた」と聞いた瞬間、一気に宮古島に決定。

<7月17日(木)>
今日は出発の日なのに、皮肉にも数日前に発生した台風7号がゆっくりとした速度で南西諸島に向かっているらしい。
もしも宮古島に上陸するのなら、暴風雨の中ではテントも張れないしレンズも出せない。
でも、飛行機もレンタカーも民宿も予約したからには飛ぶしかない。

Photo
(国際気象海洋のサイトより)

宮古空港へ着くと、オキナワレンタカーのスタッフが待っていてくれた。
沖縄や南西諸島には地元資本のレンタカーが何社か在り、かなり格安の予算で利用できるのがうれしい。

レンタカーに荷物一式を積んでお目当ての山林へと向かう道中でいきなりのスコール。
台風が接近しているこの日を選んだのは、やはり間違いだったのか...
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現地に着いたころには雨もあがり、なんとかレンズを出せそうな空模様に成った。
でも、相変わらず風は強くて、時おり吹く風でブラインドが押し倒されそうに成る。

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池の周囲にはロープが張られ、写真のような警告看板が立っていた。
どれも、一昨年に訪れた時には無かったものなので、この山林へ訪れるバーダーが確実に増えていることと、バーダーのモラルが低下していることが想像できる。

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もしかすると、この山林へ訪れたバーダーのうちの何人かはAshのブログから情報を得たかも知れないと考えると、複雑な心境に成る。
今回のブログでは島の名前や山林の場所などを伏せておこうかとも思ったけれど、時すでに遅しの感が有るので、後はバーダーの良心にゆだねるしか無いのだろう。

このブログを見たバーダーには迷彩テント(最低でも迷彩シート)の持参をお薦めしたい。
鳥たちから身を隠すことによって、数メートルの傍までキョロちゃんが来てくれるんですよ。
この写真、500mm単焦点でノートリミング。

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とても臆病なオオクイナでも、こんなにリラックスして水浴びをする姿を見せてくれるのは迷彩テントのおかげですね。

迷彩グッズはこのショップなどでも買えるので、ぜひお試しを。ちなみにAshが使っているのは日本野鳥の会のワンタッチ迷彩ブラインドという優れものです。
とても重宝するブラインドだが、強いて難点を挙げると前方の切り込みの位置が低いので、それに合わせて低い椅子が必要なことだろうか。

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到着初日にお目当てのアカショウビンとオオクイナが見れたので、早々に今回の宿がある来間島(くりまじま)へと向かう。
来間島は宮古本島の西にある小さな島で、その面積のほとんどがサトウキビ畑と山林だ。
ここには数件の民宿と土産物屋、それにレジャー船などがあるものの、島外からの大規模な資本に侵されていない聖域と言える。
前回もお世話になったペンションたきなかは、元公務員のお父さんと心やさしいお母さんやお手伝いのおばさん達が温かくもてなしてくれるので、大好きに成った。

宿の食事は自家栽培の野菜類やお父さんが浜で釣ってきた魚などがメインなので、沖縄の家庭料理が味わえる。
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(これは朝ごはん。野菜たっぷりのヘルシーメニューだ。)

夜は500円で泡盛が飲み放題で、お父さんから島の昔の暮らしなど興味深い話が聞けて時の経つのを忘れてしまう。
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島のヤモリも泡盛の匂いに釣られて(そんなこと無いか)、降りてきた。
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玄関のドアにさりげなく組み込まれたステンドグラスがお洒落だね。
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<7月18日(金)>
天気予報では雨の確率が60%だったけど、青空も見えてるので山林へと向かう。
きょうが平日のせいなのか台風を嫌ってか、山林ではAsh以外のバーダーは見かけない。
おかげで静かな環境の中で鳥を堪能できそうだ。
きょうも水浴びに来たオオクイナ。すぐ傍のテントの中に人間が居るとも知らずにリラックスしてる。でも、何かの拍子に林の中にいちもくさんに逃げ込むほど本来は警戒心の強い鳥だ。
Bandedcrake

どこからともなくカラスバトが飛来してきてしばらく樹上から池の周囲を警戒していたが、危険なものが無いと思ってか、水を飲みに降りてきた。
この島にはたくさんの種類のハトが生息していて、その中でもキンバトやカラスバトの姿はとても美しい。
カラスバトはトンビ程の大きさで、その名のとおりカラスのような鳴き声がする。
木漏れ日を浴びて輝く姿に見とれてしまう。
Japanesewoodpigeon

これらのハトからは都会の公園で見かけるハトのような薄汚さとは別世界に棲む神々しささえ感じ取れる。
キンバトは南方に棲む鳥で、この島が生息地の北限に成る。
Emeralddove

<7月19日(土)>
今日も心地よい朝だ。どうやら台風は台湾方面へ進路を変更したらしい。
普段の暮らしではパソコンや携帯が手放せないが、せっかく南の島に来たからにはテレビやOA機器とは縁のない生活を満喫したいものだ。
きょうで山林通いも三日目だが、なぜか長い尾羽が優美なオスのサンコウチョウに会えていない。もう繁殖の次期も過ぎたので明るい時間には森の奥深くにひそんでいるらしい。
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テントからわずか2mの距離でキジバトが日向ぼっこをしている。
鳥たちのこんな自然な姿を間近で見れるのも迷彩テントの大きな成果だ。Img_0771_2

三日間もテントにこもっていてもオスのサンコウチョウに出会えず、気分転換で山林の中を散策してみる。
林の中を注意して探していくとリュウキュウコノハズクを見つけることができた。
一昨年に見たものは目をつぶっていたのだが、今回はぱっちりと目を開けてAshを睨みつけている。
この表情からヒョウキンそうな鳥と思われがちだが、夜になると野ネズミなどを狩るハンターに変身する。
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さらに林道を進むと、こんどはアオバズクがAshを見下ろしていた。
重たいレンズを担いで林道を歩きまわるオヤジは、彼らの目にはどのように映っているのだろうか。
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林の探索で気分一新したので、再びテントで鳥を待つことにする。
すると、突然に数羽のオスのサンコウチョウが飛来し目の前の枝に止まってくれた。
残念ながら、枝カブリのうえにピントの甘い絵しか撮れなかったけど、一応は念願のオスが見れたので幸せだ。
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山林での目的をほぼ達成したので、島をドライブしてみることにした。
まず向かったのは北のはずれにある池間島。この島には湿原があると地図に書いてあるが、車で湿原らしい場所の周りを何周もしたが入口が見当たらない。
湿原は諦めて池間大橋のたもとのエリグロアジサシの営巣地へと向かう。
ここは、規模は小さいものの一昨年に来た時も間近で営巣姿が見れたので、Ashのお気に入りのスポットだ。
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続いて向かったのは東平安名岬。
絶壁から見下ろした海の青さとサンゴ礁の白さが目に焼きつく。
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しかし灯台の近くは観光バスがあふれ、スピーカーからは大きな音で下手なカラオケが流れている。そんなわけで灯台には見切りをつけて島の西岸を北上することにした。
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海岸沿いにペンションへ戻る途中の高台に見えた展望台。
ステンドグラスを通して柱に映った光がきれいだった。
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今晩も、お父さんを中心に予算500円ぽっきりの宴会が始まった。
宴に同席したのは、所沢から来た一卵性親子のように仲の良い母と娘、それに茨城県からの男性5人のグループ。それと、宿のお手伝いをしながら都会暮らしで疲れた心のリハビリをしている女の子など。
このペンションはこじんまりとした家庭的な大きさと、お父さんの引力およびお母さんの温かみのにつつまれるせいか、同宿の人たちとはすぐに友達に成れる。Rimg4027

<7月20日(日)>
四日間の旅行などあっという間に過ぎてしまい、もう島を去る日に成ってしまった。
今朝は少し早起きしてペンションの周囲を散策してみた。
朝日の中の来間大橋。
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展望台からは来間島全体を見渡せる。
東側からは海峡を隔てた対岸の本島に林立する本土資本のリゾートホテルが見える。
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展望台の屋根に鎮座しているシーサーは島の西側のサトウキビ畑を見下ろしている。
東側の景色とは対照的だ。
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サトウキビの葉づたいに、セッカがチッチッチッとせわしなく飛び回っている。
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畑一面のヒマワリが朝の陽に向かって輝いている。昼の間ずっと太陽を追いかけていても眩しくないのだろうか。
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宮古本島に渡り、サトウキビ畑をグルグルとドライブする。
スプリンクラーでサトウキビに撒く水のしぶきがきれいな虹を作っている。
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畑では10羽ほどの見慣れない鳥が何かをついばんでいたが、ツバメのようでケリやチドリのようでもあり、種類の見当がつかない。
後で図鑑で調べると、ツバメチドリと言う鳥だったが、そのものズバリの名称に納得。
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この鳥の成鳥は黒い涙を流したような表情が特徴的。
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3時発の那覇行き便までは半日近くあるものの、さすがに三日間も遊びまくったためか島を散策する元気も無くなってしまった。
波音が聞こえる海岸で車を止めてしばしのお昼寝タイム。観光旅行に来た訳じゃないんだから、名も無い浜で何もせずにボーっとできるのも贅沢かも。
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那覇を経由して関西空港に向かうに連れ、眼下に広がる景色はトロピカルなものから普段見慣れたものに変って行く。
さあ、この数日でたっぷりと充電できたんだから、明日からの日常生活を嘆くのはよそう。

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一度目の探鳥記、宮古島探鳥記(2006年夏)へも遊びに来て下さいね。

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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2008年7月12日 (土)

群青の空と黄金色の海?

梅雨が明けきらずにぐづついた空模様の日。
こんな日でも雲の上は快晴で、あちこちに入道雲が出てます。
もう、雲の上では真夏なんですね。
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それにしてもボンバルディアに乗るたびに冷や冷やします。
この日のフライトでもエンジン部分がかなり振動してたけど...
まあ、夏だから暑気払いでいいか。
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三枚目の写真は山口県沖でみた光景。船から何やら黄金色のものが放出されているんだけど、一見して土砂では無いような。
とすると、『う●こ』の可能性大だけど、もし本当ならこんな沿岸部で放出してて問題無いんだろうか?
もっとも、魚たちにとってはエサなんだろうけと、我々はその魚を食べるんですよね。
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2008年7月 8日 (火)

諫早の海で思うこと

長崎出張のついでに長崎の野鳥を見ようとネットを検索したら、諫早湾ごしに雲仙が望める轟渓谷でアカショウビンが見れるとの情報。
本来のスケジュールの一日前に長崎に入り、レンタカーで轟渓谷へ向かったものの、肝心の渓谷は水遊びのファミリーでおお賑わいだった。
緑の濃い季節=鳥が見えない季節なので、陽射しの強い日中に姿を見せてくれたのはメジロくらい。
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そんな訳でアカショウビンやオオルリには会うことが出来なかったが、緑の深い渓谷を散策していると、どこからともなく漂ってくる植物の芳香に心が安らいだ。これが本来のアロマセラピーだろうか。
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渓谷を見下ろす尾根からは諫早湾ごしに雲仙が望めた。この海はわれわれ凡人には理解できない政策で半分を埋め立てられてしまい死の海と化してしまったので有名だが、こうして生の海と死の海の双方を対比して見るにつけ、何時もながらのお上の暴挙と蛮行に怒りを感じる。
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減反政策で百姓に米造りを禁じる一方で、海産物の宝庫ともいえる諫早の海を埋め立てて農地を増やそうとしている。
残念ながらせき止められた水域の半分は埋め立てられてしまったが、漁師たちの涙の抗議や世間から非難の目を感じながら、この地で農業を営むことができる勇気ある百姓はいるのだろうか。
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この長大な堤防を作ることによって懐が潤ったゼネコン、そして彼らと結託して蛮行を強行したアホなお上連中。この世に正義が在るのなら双方ともに抹殺されるべきではないのだろうか。
ホテルの庭で見かけた野うさぎに、少しばかりだが怒りを静めてもらった。
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2008年5月31日 (土)

アイヌが先住民とは認めるけど...

日本政府が今国会で採択する決議の原案から①が削除され、②が残された。

①「アイヌの人々が労働力として拘束、収奪されたため、その社会や文化の破壊が進み、『同化政策』により伝統的な生活が制限、禁止された」

②「アイヌの人々は独自の言語、宗教や文化の独立性を有する先住民族である」

※以上 朝日新聞 5月31日 朝刊の記事より引用
 ちなみに『アイヌ』とは『人間』を意味することばなので 、上記の『アイヌの人々』という表現は不適切なんじゃないのかな。

この決議案の意味をAsh的に理解すると、『アイヌは昔から日本のどっかで自分らの生き方で暮らしてたみたい』けど、『俺ら日本政府は、アイヌを辺境の地に追いやって彼らの土地を奪ったり、彼らを日本人の奴隷とすべく文化や言葉も奪ったなんて記憶にないね』と言ってるのと同じじゃない?

洞爺湖サミットを目前にして、『日本だって先住民のことを慮ってる先進国なんよ』ってことを諸外国アピールをするための国会決議なんだろうけど、もっとも大事な事実や彼らに対して行ってきた蛮行を認めないという決議は、諸外国からの評価を下げる効果しか無いんではないだろうか?

アイヌの伝統文化を音楽活動を通じて伝えようと活動しているアイヌアートプロジェクトの結城さんとは谷町九丁目のJAZZバー『街山荘』で何度かお会いしたが、奇しくも5月30日の朝日新聞に彼の活動が掲載されていた。
Photo
恥ずかしながら、結城さんと(この頃はデブっちょでムーンフェース状態の)Ashのツーショットです。
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◆街山荘のURL
 http://machi-sanso.com/
 街山荘は7月に梅田の阪急東通りへ移転します。

◆どうやらアイヌアートプロジェクトのホームページページは閉鎖されたようです。
 このURLはドラマーの方のホームページですが、このページも最近になって閉鎖されてしまいました。 何故?
http://daitoudaitou.blog120.fc2.com/

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2008年5月 8日 (木)

恥かしながら佳作をもらいました

昨年の10月に新潟県の福島潟で撮ったオオタカの写真がコンテストで佳作を貰いました。
賞とは言っても、「大賞」の下の「優秀賞」の下の「特別賞」の下の「入選」の下になる「佳作」なんで、人様に自慢できるもんじゃないですが、自分の撮った写真が賞を貰うのは生まれて始めてだったんで、とても嬉しいです。わーい(嬉しい顔)
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★福島潟に行ったときのブログはこれ。
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_73f9.html

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2008年5月 6日 (火)

弘前のさくら祭りとねぷたパレード

毎年、ゴールデンウイークの時期には弘前城公園の桜が満開に成って、恒例の『さくら祭り』が催されます。
ところが、地球温暖化のためか今年の桜は祭りよりも早い時期に開花のピークを迎えてしまったようで、さくら祭りの時期にはお堀の周辺の桜はほとんど葉桜に成ってしまいました。一部のツァー客は予定をキャンセルしたらしくて、観光関係者には今年の異常気象が大きな悩みの種のようです。
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幸いなことに、天守閣付近ではきれいな枝垂桜(しだれざくら)が真っ盛りで、たくさんの花見客で賑わっていました。
名峰岩木山を背景に咲く桜は淡いブルーと淡いピンクの取り合わせがとてもみごとです。

城内の公園ではたくさんの花見客がお弁当やお酒を持ち込んで酒宴の最中でした。
いくつかのグループは津軽民謡や踊りに興じてましたが、都会での花見のように無粋なカラオケで喧騒を撒き散らしている風景に比べて、とても素朴で和気藹々とした情緒を感じさせてくれました。
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奇しくも、このさくら祭りの時期に弘前に居合わせた幸運を喜びながら屋台の焼き鳥を肴に缶ビールを飲んでたら、今日の夕方から通りでパレードが在って、そこにねぷたが来るという話を教えてもらって大感激。
缶ビールと満開の桜にしとど酔っぱらってしまったので、とりあえずホテルで仮眠して酔いを醒ましてから街中へ繰り出すことにしました。
弘前のねぷたには興味が在ったし一度は見てみたいと思ってたけれど、まさか季節はずれのこの時期にねぷたが見れるとは予想もしてなかっただけに、さらに大感激。
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ねぷたの由来や民俗学的な知識には疎いAshだけど、この絢爛豪華なねぷたを担いで練り歩く民衆のエネルギーの源は、永くて辛い北国の冬の季節を終えた喜びなんではないだろうか。


初めて見たねぷたで感激したのは、そのメカの凄さですね。
通りに点在する信号や通りを横断している電線よりも背の高いねぷたが、それらの障害物を横切る際には、ねぷた全体が下に沈みこんだり回転したりしてスルリと通過します。

この夜のパレードでは、ねぷたの他にも岩木山参りの「お山参詣」や「よさこい津軽」なども繰り出して北国の情緒を満喫させてもらいました。
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2008年4月29日 (火)

白神山地の春鳥たち(2008年4月)

広大な面積のブナ林が手付かずで残されていたために世界遺産に指定された白神山地。
そのふもとに在る、『十二湖』と呼ばれる湖沼群へ行ってきました。

大きな地図で見る

今回の旅の基点は弘前市。
この時期の弘前市では『さくら祭り』が開催されるために全国から観光客が集中するので、ホテルや飛行機は一ヶ月以上も前から確保しておく必要があります。
なんとかレンタカーも確保できたので、前夜は早々と9時にベッドイン。

28日は、早朝4時に起床。
まずは鯵ヶ沢(あじがさわ)という海辺の町に向けて、岩木山を左手に見ながら北上です。
最近は遅寝遅起きのぐーたら生活が続いてて、朝焼けを見るなんて久しぶり。
夕焼けを見ると哀愁を感じますが、朝焼けには荘厳さを感じさせられます。
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海岸沿いをドライブし、白神山系が一望できる漁村にたどり着いたのは午前6時。
普段なら、まだイビキかいて寝てる時刻です。
昨夜確認した天気予報のとおり、残念ながら白神の上空は雨雲で覆われています。
さあ、十二湖までもう一息。
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午前6時に十二湖に到着し、先ず向かったのは『鶏頭場(けとば)の池』。
ここは、十二湖の中でも野鳥の観察スポットとして有名だと、弘前市在住のバーダーNさんに教えてもらいました。
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それにしても、強烈に寒いうえに風も強いんでカメラを持って移動するだけでも惨めな気持ちに成ってしまいます。
ゴールデンウイークを過ぎた頃には、この鶏頭場の池にアカショウビンが来るらしいんで、もしかして気の早い奴が来てるかと少しは期待してたけど、この寒さではムリですねぇ。

リュウキュウアカショウビンは数年前に宮古島で見たけれど、本アカショウビンは京都の芦生原生林で声を聞いたことがあるだけです。

下のリンクは宮古島のブログ。
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_5db7.html

気を取り直して池の周囲をうろついてたら、枯葉の上で何か動くものが。
証拠写真程度のピンボケしか撮れなかったけど、なんと初めて見たトラツグミでした。
ピョンピョン飛び跳ねて藪の中へ逃げ込む姿はツグミそのものです。
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余りにも寒いんで頭がキーンとします。
もうすぐ5月だし、大阪では半そで姿でうろちょろしてたので、青森へも軽装で来てしまった自分の軽率さを恨みます。
泣きっ面を蜂が刺すように雨も降ってきたので、とりあえず車へ戻ろうとした途中で見かけたキビタキくん。Ashにとっては今年の初キビタキです。
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雨宿りをかねて数時間の仮眠をした後に向かったのは、鶏頭場の池の隣に在る青池。
この池、コバルトブルーで澄んで底まできれいに見えるので、観光客にも人気のスポットらしいです。
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それにしても、たった数時間仮眠した後に目覚めたら、周囲は観光バスでやってきた団体さんだらけで大賑わいです。

まあ、これも世界遺産効果なんだろうけど、手旗を持ったガイドさんの後を団体さんがゾロゾロ歩いてるような場所では野鳥はムリと諦めて、Nさんに教えてもらったもう一つのスポット『長池』に向かうことにしました。
青池から長池までの林道の両脇はブナの原生林が残されていて、白神らしさを味あわせてくれます。
十二湖は白神山には近いものの世界遺産の指定地域外なので、こうして自由に観光旅行ができるわけですね。
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ブナ林ではオオアカゲラを見かけました。
つがいらしい2羽で追いかけっこしてたけど、今年も繁殖に成功してたくさんの子孫を増やして欲しいな。
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長池は観光コースから外れているために、静かな雰囲気の中で自然を満喫できます。
この日は数羽のカモとオシドリのペア、それにオシドリの幼鳥がいました。
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コマドリやミソサザイは、鳴き声が聞こえるだけで、なかなか姿を見せてくれません。
せっかく来たんで姿くらいは拝みたいのにと、長池と鶏頭場の池を何度も行ったり来たり。
ほぼ諦めかけてた目の前に、ひょんとミソっちが飛び出してくれました。
やはり、いつ見ても可愛いチビさんです。
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寒さと大自然を堪能できたので、海岸沿いを北上して弘前へ戻ります。
途中の原っぱでノスリが獲物を探して飛行する姿に遭遇しました。
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日本一の夕日、と看板が出てたところで見た夕日。
日本で一番かどうかは別として、今日の感動を締めくくってくれる一瞬です。
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夕暮れの岩木山。
岩木山をこの方角から望むのは初めてだけど、どこから見ても津軽のシンボルにふさわしい名山ですね。
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青森から大阪へ戻るフライトで見下ろした白神山地。
この広大な山地には動植物や未知の菌糸などいろんな命がぎっしり詰まってまってて、まさに命の宝庫と言えます。
まだ雪をかぶってますね。
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2008年4月18日 (金)

霞ヶ浦のチュウヒ(2008年4月)

茨城県と千葉県の二県にまたがった日本で二番目に大きな湖、霞ヶ浦。
Ashが小学校で習った教科書には、帆を張った漁船がワカサギ漁をしている写真が載っていたのを覚えていますが、最近の漁獲量は最盛期とは比較に成らないほど落ち込んでいるとか。

この霞ヶ浦の南西部に『妙岐の鼻』と呼ばれる鳥のクチバシのような形をした葦原が在り、そこではチュウヒ・オオヨシキリ・オオジュリンを始めとするたくさんの野鳥が生息しています。

筑波山のふもとの大学への出張ついでに、妙岐の鼻へチュウヒを観に行ってきました。

■こんな広大な葦原なのに、遊んでたのはAsh独りだけ。贅沢な遊びです。
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妙岐の鼻には、二箇所の観測小屋のほかにも駐車場やトイレなどバードウォッチャーのための施設が整備されていて、とても便利です。
しいて注文をつけるなら、歩いてゆける距離にコンビニかレストランが在れば食料やオヤツの確保に事欠かずに済みますが。

■葦原を悠々とグライドするチュウヒ。
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■Ashの推測では、この葦原には3~5羽のチュウヒが棲んでいるようです。
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■もう少し暖かくなるとオオヨシキリなども渡ってくるらしいですが、この季節の葦原で見れるのはチュウヒ・オオジュリン・アオサギ・トンビくらいでしょうか。
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■オオジュリンです。
葦の茎から昆虫か種のようなものをほじくり返して食べてました。
この日は風が強くって、何枚も撮った写真のほとんどが葦をかぶった絵ばかりだったのが残念です。
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■近所の集落にワカサギの天ぷらで有名な『水神屋』という食堂が在りました。
この食堂は水神社の傍に在って、ヘラブナ釣りの愛好家のサロンのような雰囲気でした。
ワカサギの天ぷらはボリューム満点で美味しかったですよ。
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■妙義の鼻へ行く前に、水鳥の越冬で有名な稲浪干拓地に立ち寄って見ましたが、すでに北の国へ飛び去ってしまった後のようで、水路にはオオバンしか居ませんでした。
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■これがGoogle Mapでの妙岐の鼻です。ズームダウンすれば霞ヶ浦での位置関係が解かります。
鳥のクチバシに似てると思いません?

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2008年3月17日 (月)

嗚呼、思い出の横浜黄金町

京急線で横浜駅から三つ目の駅、黄金町。
この界隈、今では高層マンションが立ち並ぶ住宅街ですが、かつては横浜スタジアム近くの寿町と並ぶ日雇い労働者の街(ドヤ)でした。
まあ、大阪では釜ヶ崎、東京の山谷のような街ですね。
Ashは、数日前からこの駅に近い某大学病院の仕事のために駅前のホテルに宿泊中なんですが、今朝は線路を挟んだ向かい側の旧ドヤ街を散策して来ました。

Dsc03486_3 ■今でも旧青線地帯(私娼街)の名残りを強く残している。

実は、この黄金町には古くて甘酸っぱい思い出があるんです。
40年ほど前、Ashは愛知県の某大手自動車関連メーカーに就職しました。
その工場にはたくさんの若者が働いていて、お昼休みには敷地内の公園は若者たちで埋め尽くされていました。
地方から出てきたばかりのAshには友人も少なくて、おおむねベンチで独りでボーっと本を読んでることが多かったですね。
ある日、そんなAshにJunと呼ばれている女の子が声をかけてくれたんです。
Junのことは余り知らなかったけど、同僚たちの話を総合すると、年齢はAshより少し上らしく、近隣の暴走族のマドンナ的存在だったようです。
その後、Junとは何回か食事をしたり、彼女が運転するベタベタに車高を落とした改造車でドライブしたりしたんですが、その工場でラインに立って一生を過ごすことに疑問を持ったAshは、その夏に退職して大阪の会社へ再就職しました。

その当時は携帯電話もメールも無かったので、Junとのコミニュケーションの手段はAshが暮らしてた独身寮の公衆電話からJunの自宅へ電話するか、文通くらいに限られました。

「わたし、学校の勉強は嫌いだったから」と謙遜するJunから届く手紙の文字は、お世辞にも上手とは言えなかったし、誤字や脱字ばかりだったけど、彼女が暴走族仲間にも話したことの無いだろう心の奥底や、彼女の暗い生い立ちなどを一生懸命に書いてくれました。
名古屋と大阪という遠距離の交際ながら、数ヶ月に一度程度はお互いの本拠地を訪ねあってのデートもしました。


Dsc03485_3 ■人間用セルフコインシャワー、なんのこっちゃら。でも、いかにもドヤ街らしいビジネスでもある。

ある日、Junから「わたし、本当はJunじゃ無くってスンジャなんだ」と告られました。
「えっ、それってどんなこと?」と聞いたAshに、両親は北朝鮮籍であり、実の母親はJunが小さい頃に離婚して消息不明なこと、将来は北朝鮮に移住するかも知れないことなどを教えてくれました。
たとえ本当の名前がJunで無くっても、AshにとってはJunそのものに変わりが無いことを答えると、すごく喜んでくれたJun。
でも、表向きには強がりで暴走族のマドンナの彼女が、ふとした瞬間に見せる陰りの理由が少しは解かったような気がしたAshでした。

たまには、時の経つのも忘れてお泊りすることも在った二人だったけど、「わたしたち結婚してないんだから、変なことしたら駄目だよ」と諭されて、素直に「うん」と従う純真なAshちゃんでした。
「なんであの時にケダモノに成っとかへんかったんやろ」と後悔したことも在るけど、子供どおしの関係だったからこそ今でも美しい思い出として残ってるんだろうな。

Dsc03488 ■朝の大岡川ではカモメが朝食の餌探しで忙しそうだった。

その年の大晦日、会社の独身寮で一人寂しくテレビを見ていたAshにJunから電話が在り、「お母さんが見つかった。横浜の黄金町という街のホテルに居るらしい」、「いますぐ会いに行きたいんだけど、一緒に行ってくれる?」とのJunの言葉が終わるのももどかしく、愛車のホンダN360ツーリングスポーツを愛知県に向けて駆ったAshでした。
ツーリングスポーツとは言っても、わずか牛乳瓶2本ほどの容量しかないKカーなので、名神高速をぶっ飛ばしたときのエンジンの音が悲鳴に聞こえて、少し可愛そうだったことを覚えてます。
Junとは高速道路のインターチェンジで落ち合い、そのままAshのN360で横浜へ向かった二人。車中では普段のように軽口を交わすことも無く、時折り覗いたJunの横顔はとても緊張してて、今にも泣き出しそうだった。

まもなく新しい年を迎えようとする時刻に、お母さんが居るらしい黄金町のホテルに到着。Ashは車に残り、Jun一人でホテルのフロントに向かった。
Junが戻るまでの時間はとても永く感じたが、おそらく10分程度だったろう。うつむき加減で、とぼとぼと車に戻ってきたJunの顔は蒼ざめていて、目からは大粒の涙がこぼれていた。
どうやら、お母さんは数日前にこのホテルをチェックアウトし、どこか遠くの飯場へ行ってしまったらしい。
飯場の名前や場所は誰も知らないらしく、もうお母さんを探す手がかりも無くなってしまったJun。
二十年近くもこの日を夢に見てきた彼女にとって、とても残酷で辛い大晦日だったに違いない。

Dsc03484 ■40年も経てしまった今、どこが思い出のホテルだったのか見当もつかない。

Junとはその後も何通か手紙を交わしたが、ある日の夜に彼女の継母からAshに電話が掛かってきた。
「娘は北朝鮮籍の人と見合い結婚させます。あなたたちが好き会ってるのは知ってるけれど、日本人と朝鮮人が結婚しても子供たちには国籍が無いんだよ。だから、あなたは娘と別れなさい。」と。
電話の向こうで、Junのすすり泣きが聞こえた。今のAshならば色んな反論を言う知恵も勇気も在っただろうが、その当時の素直で弱いAshには、お母さんに対する反論の一言も言えずに電話を切ってしまった。

その後、風の便りでJunは北朝鮮籍の人と結婚したと聞いた。結婚相手はとても暴力的で、Junはあまり幸せで無いらしいとも。
Junの消息はそれっきり途絶え、はたして彼女が今も日本で暮らしているのか、北朝鮮へ渡ったのかも知るすべは無い。
もし、どこかで生きているのなら幸せであって欲しい。

Dsc03489 ■かつては、このヌード劇場も労働者たちの熱気が溢れていたんだろうか。

今では、むくつけきメタボ親父に堕ちてしまったAshだけど、実はこんな純真無垢な一瞬もあったんですよー。

話変わって、井筒監督作の「パッチギ」に出演してたキョンジャ役の沢尻エリカちゃんは、Junとの思い出をオーバーラップして見て来ただけに、例の「別にぃ」発言はかなりのショックだったな。

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2008年3月11日 (火)

カーと鳴いたカケス

この冬は、1月に続いて二度目の野幌森林公園訪問です。
■百年記念塔
Dsc03470 この公園は札幌市からも近いし、四季を通じて多くの鳥たちに会えそうな予感がして、Ashの「お気に入り」に加わえました。
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■適度に整備された、とてもきれいな林です。
Dsc03471_2100-400ズームを担いで公園を探索していると、目の前に一羽のカケスが留まってくれました。居合わせた地元バーダーの方と「逆光なので写真は辛いね」などと話してたら、そのカケスの方角から「カー、カー」と言うカラスの鳴き声が。

■今回は写真は撮れなかったので1月のネタです
Jay 目を凝らし見直しても、声のする方角にはそのカケスしか居ないので不思議に思っていると、カケスくんは隣の樹からまた隣の樹へと移動し始めました。すると、どうでしょう、「カー、カー」もカケスと一緒に移動するではありませんか! これは驚きました。
確かに、何かの書籍でカケスは鳴きまねをするとは見たような気がしますが、これほど上手に真似るとは凄い。
どんな声でも出せるんなら、あの「ギャー、ギャー」という西岡すみ子の悲鳴のような鳴き声は止めて、可愛い鳴き声にすれば良いのにね。

■大赤ゲラくん
Img_7093 この日の初物は大赤ゲラです。比較対象物が無かったために普通の赤ゲラに比べて大きいのかどうかは解かりませんでしたが、胸の縦じまが灰色と緋色のグラデーションなのが、とても印象的でした。
Ashの地元の紀伊半島にも生息するらしいけど、これが初見でした。

■エゾフクロウが来ることがあるウロ
Img_7100 エゾフクロウが来ると言われているウロにも立ち寄ってみましたが、今回は坊主でした。
その後はウトナイ湖に回ったのですが、特筆するべき収穫も無くて、羽田に向けてホッカイドーを発ったAshでした。

■ウトナイ湖で見たヒヨドリ
Img_7150_2 彼らの環境適応能力は凄いですね。ほとんど日本中で見かけます。
私も同類か(笑)

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2008年3月10日 (月)

長期出張で鼻血ブーの訳

Ashは以前から出張が長期間に成ると鼻血がでます。
とは言っても噴水のように噴出す程ではなくって、チーンするとティッシュに血が点く程度なんですが。

若い頃は、男性のナニが溜まり過ぎて鼻血がでるんかもと思ってたけど、半分ほど枯れた年齢でも状況は変わらないのが不思議でしたね。
S1 今回の出張は関東一円と北海道の計5箇所を20日間連続出張の予定なんですが、出張開始早々に風邪を引いてしまい、大好きなバードウォッチングも控えぎみに、仕事先とホテルベッドの往復生活が続いてます。

ほとんどのホテルで言えることは、掛け布団の厚みが申し訳程度しかないこと。
その為に、この季節に暖を取るにはエアコンを運転するしかありませんよね。
一晩中エアコンを動かしてると空気がとても乾くので、のどはヒリヒリするし、目や鼻などの粘膜系へのダメージは大きいです。
S2 予防措置としてバスタブに熱湯を張っておいたりはするものの、やはり苦しいですね。
そこで気づいたのが、永年のミステリーと成ってた長期出張鼻血ブーの原因がホテルのエアコンで粘膜を遣られてしまうためってこと。

やはり我が家の暖かい羽毛布団でぐっすり眠りたいな。
そんな訳で、今週の半ばには一日だけでも大阪帰りをしたいと夢見てるAshでした。
■河口湖あたりからの富士山
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■羽田から千歳への機上から東京の街を見下ろす
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■千歳到着直前に見えた冬の勇払原野
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■野幌森林公園の開拓百年記念塔
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2008年2月29日 (金)

たまには新幹線もえーなぁ

職業柄、一年のうちの何十日かを出張先で過ごすAshですが、特に年度末の数ヶ月は日本全国のあちこちへ出張ざんまいの日が続きます。
きょうも、これから神奈川県の茅ヶ崎へ新幹線で向かうところで、3月20日までは関東地方の数カ所と北海道への巡業の日々です。

Ashは、関西空港に電車で15分で行ける貝塚市に住んでいる関係で、ほとんどの出張は飛行機便です。
大阪の北部に住む人にとっては、東京への出張は新幹線の利用がアクセス面でも経費の面でもベストチョイスだと思いますが、Ashの住む南大阪からは、新大阪に出るまでに南海電車と地下鉄を乗り継いで一時間ほどかかるんです。
それに、飛行機なら一時間ほどで東京に着くのに比べて、新幹線だと「のぞみ」でも二時間半もかかるんで、待たされることが嫌いなAshは、どうしても飛行機派に成ってしまいます。

今回の出張先は神奈川県の茅ヶ崎市。
飛行機で羽田へ飛んで、そこから京急とJRを乗り継いで行くこともできますが、金銭的にも時間的にも飛行機利用のメリットは無いんで今回は新幹線で行くことにしました。

普段は飛行機の窓越しに下々の民の暮らしぶりを見おろすのが生き甲斐(?)のAshなので、新幹線に乗るのは久しぶりです。
なんやかんやと新幹線を毛嫌いしてるAshですが、久しぶりに乗った新幹線にいくつかの魅力を再発見してしまいました。

T1_2 まず、新幹線ではチクワやイカ燻を充てに缶ビールをお気軽に飲めること。
確かに飛行機でもオカキ+ビールのセットは機内販売してるけど、スチュワーデスのお姉さんに三本目のロング缶を注文するのはちょっと気が引けて、いつも欲求不満に成ってました。
それに比べて新幹線では車内販売のお姉さんが通りかかるたびにビールを頼んでも、ニコニコした笑顔で売ってくれますよね。

それと、飛行機では携帯電話はもちろん、パソコンやデジカメが使用禁止なのが辛いです。
電波を発信する機器を動かしていると管制塔との無線通信に支障があって航空事故が起こるってのが使用禁止されてる理由らしいけど、海外ではパソコン使用がオーケーのエアーラインも有るんで、何が真実なのか疑心暗鬼に成ってしまいます。

T2 ■京都駅です。
古都のイメージをぶち壊してしまう巨大でグロテスクな建築物が視界をさえぎってる為に、京都の町を観ることができません。
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T3 ■豊橋で「ひかり」を降りて「こだま」の接続待ちです。
 「こだま」は、「のぞみ」や「ひかり」の通貨待ち合わせのために、それぞれの駅で何分も待たされてしまいます。
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T4 ■豊橋の駅は、ひっそりとしてて独り旅の寂しさを痛感させられます。
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T5 ■小田原で乗り換えた在来線。
 花金の夜なので、こんな時間に電車で通勤する人も少ないようで。
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T6 ■やっとたどり着いたホテルを見上げる。
 これからの一週間は、このホテルで暮らすことになります。
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T7 Ashは、毎日の通勤や出張には「お供」としてPDAを連れて歩いてるけど、先日まで使ってたZAURUSに変わって、今回の出張からはイーモバイル社のEM・ONEが「お供」に成りました。
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実はこのブログと写真も、EM・ONEを使って新大阪から小田原へ向かう新幹線の車内で書いてます。
EM・ONEにはカメラも付いてるし、ZAURUSに比べて通信速度もけた違いに早くなったので、これからは出張の喜びが増えます。
今後のブログでも、EM・ONEが活躍しますんで宜しくね。

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2008年2月11日 (月)

ソーセージは無いよ!


P1000071 大阪日本橋筋のハム屋さんにはソーセージを売ってません。
この写真のハム屋さん、いわゆるアマチュア無線機材のお店なんです。

Ashも高校生時代にアマチュア無線に憧れ、アルバイトで貯めた小遣いをポケットに近所のハム屋さんへ受信機のパーツを買いに通ったもんでした。
でも、今の時代にはアマチュア無線の機材を自作する人も居なくなり、パーツショップというビジネスモデルは成立しなくなったようです。
そう言えば、今年の初めに東京の秋葉原の老舗パーツショップ 「高速電脳」が倒産したとのニュースが在ったけど、ハム屋さんにもしんどい時代に成ったのかも知れません。

P1000072 かつては、日本橋筋にも多くのハム屋さんが在ったのですが、最近はフィギュアやアニメキャラクターのお店に駆逐されてしまい、見る影もありません。
減ったのはハム屋さんだけじゃなくて、かつてジョーシン電機と店舗数を競い合ったニノミヤも廃業と成ったし、和光デンキや中川無線も消え去ってしまった。
お店と同様に、通りを歩いている人種も様変わりしてしまい、ちょっと小太りでデイバッグをかついだ、いわゆる「お宅ファッション」のお兄さんが増えてきましたね。

P1000067 そんな日本橋筋のど真ん中に在る餃子の王将のメニューはご覧の通り。
ランチメニューの名前がハード・ソフトやWindowsなんて、いかにも日本橋筋らしいですね。
でも、ギョウザの味はほかのお店と一緒だったよ。

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2008年1月14日 (月)

しばれた心をぬぐだめる(冬の弘前)

Dsc03320 弘前市は県庁所在地こそ青森市に譲ったものの、弘前城や多くの洋風建築が残された落ち着いた雰囲気の城下町です。
この街の中央に位置する弘前公園は、その中央の天守閣を取り囲むように幾つかの堀が配され、樹齢およそ500年の古木が多く残されている名園です。
公園には数千本の桜の樹が植えられており、毎年のゴールデンウィーク頃には多くの花見客で賑わうとのことです。

Img_5944 冬の弘前公園を、地元バーダーのNさんの案内で遊んできました。
さすがにオシドリなど秋鳥の姿は見られませんでしたが、カモ、カワアイサ、白鳥などの水鳥や、アカゲラ、シジュウカラ、ウソ、シメ、ツグミ、エナガなどの冬鳥で賑わっていました。
この公園にはオオタカも飛来するらしいですが、残念ながらこの日には見れませんでした。
暖かい季節には多くの草花や樹木の愛好家で賑わう公園ですが、さすがにこの季節に公園を散策する人は少なくて、ほぼ貸し切り状態の公園を堪能できますよ。

Img_5968 この公園ではアカゲラも繁殖していて、この日も一つがいのアカゲラが園内を飛び回っていました。
写真のアカゲラは、なんと樹のこずえに止まっています。
こんな位置のアカゲラを見るのは初めてで珍しくて、思わず何枚ものシャッターを切ってしまいました。

Img_6020 エナガがシジュウカラなどとの混群で園内を回遊していました。
まるでヌイグルミのようにふっくらした体型と愛らしい表情のエナガはAshの好きな鳥の一つですが、なにしろチョコマカと動き回る奴なんで、写真を撮るのは一苦労です。

Img_5986 公園も堪能できたのでNさんともお別れし、夕方のフライトまではレンタカーを駆って地元の露天風呂めぐりです。
青森県は多くの温泉に恵まれていますが、Ashが好きなのは露天風呂、それもいわゆる湯治場のようなひなびた温泉地に憧れます。
でも、残念なことに昔からの湯治場の雰囲気を守っている温泉地は激減しましたね。

八甲田山の麓の酸ヶ湯(すかゆ)温泉はヒバの千人風呂が有名で、ここも混浴です。
http://www.mountaintrad.co.jp/aomori/skyu/sukayu/data.html

昔話だけれど、、Ashが湯船に浸っていたら二十歳代の女性がお母さん(と思われる方)と一緒にすぐ近くに入ってきました。
その時は棚からボタモチの幸運で、心臓ドキドキの状態でしたね。
さすがにお湯が熱かったので湯船から出たかったのに、その頃のAshは若かったので身体の一部が「お湯から出ることをはばかる状態」だったので難儀した思い出があります。

Dsc03342 今回は時間の都合で酸ヶ湯温泉を諦め、岩木山の麓の嶽(だけ)温泉に向かうことにしました。
岩木山の頂上から、弘前の町や白神山地、日本海などの絶景を見るのも楽しみだったのに、突然に雪が降り始めて視界も数十メートルに落ち、津軽岩木スカイラインのドライブは諦めて嶽温泉へ直行です。

Dsc03340 嶽温泉は津軽藩の時代から湯治場として栄えてきた名湯で、今でも昔ながらの情緒が味わえる温泉が残されています。
Ashが行ったのは山楽(さんらく)という旅館で、嶽温泉では古い部類に属する旅館とのこと。
http://www9.ocn.ne.jp/~sanraku/

Dsc03338  ここは入湯と食事ができますが、先ずはしばれた身体を暖めるために帳場で入湯料300円とタオル代200円を払って、屋外にある露天風呂へと向かいます。
銭湯並みのお手ごろ価格で天然掛け流しの露天風呂を満喫できるなんて、青森県民が羨ましいです。

Dsc03324他の混浴風呂も同じだけど、入り口だけは男性用と女性用に分かれているものの、脱衣場から先は混浴です。
今回は残念ながら酸ヶ湯温泉のようにラッキーなハプニングには遭遇できなかったものの、雪の降る景色を眺めながらの露天風呂もなかなかのものでしたよ。

Dsc03333 温泉の資料によると、泉質は白濁した硫黄を含む酸性泉です。
降りしきる雪の中を硫黄の匂いに包まれての入浴ですが、身体の心から温ままってリラックスできました。
この日の湯温は37度と低めで身体が温まりきらなかったので、館内の内湯に入り直しです。

Dsc03339 お風呂で温もった後は飯ですよね。
併設されている食堂で「けの汁定食」という山菜メインの定食を食べました。さすがに1000円では山海の珍味づくしは無理なものの、大根、にんじん、ごぼう、わらびなどを細かく刻んだ味噌味の郷土料理は絶品でした。

Dsc03343 岩木山の中腹には岩木山神社が在ります。
この神社は創建1200余年の歴史を持つ本州最北端の鎮守様で、岩木山の山岳信仰の拠点でもあります。
この日は残念ながら猛吹雪で車外に出ることもできず、今年の初詣は諦めざるを得ませんでした。

Dsc03365 かなりの積雪の為にフライトが遅れ、大阪の街の夜景を見下ろせたのは予定の一時間後。
太平洋側の都会に住んでいる我々にとっては、雪はスノボなどのスポーツや雪見酒などの情緒と結びつけがちだけど、豪雪地帯に暮らす人にとっては一年の暮らしの四分の一を戦う脅威なんですね。
そんな暮らしを支えてくれるのが、昔からの湯治場と郷土料理なんでしょうか。

次は新緑の頃に十二湖を訪れるというアカショウビンに逢いたいものです。

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2008年1月 5日 (土)

お役人の暴挙とハヤブサの運命

大阪湾を埋め立てた人工島が泉大津市に在り、その先端に小さな池と丘が隣接している場所が在ります。

Img_5853この丘には葦や雑草が生えていて、ノネズミや小鳥の格好の住みかに成っています。また、池では水鳥たちが暮らし、小鳥たちも水浴びをします。
元を正せばガレキだらけの造成地ですが、整地作業が中途半端に終わったのが幸いしてか、ガレキを盛った場所が丘に成り、えぐり取られた部分が池と成って、その両者が箱庭のように配置されています。

Img_5855 緑の乏しい湾岸地帯において、この場所は小動物や渡り鳥たちの絶好のオアシスでしょう。
Ashは一年ほど前にこのオアシスの存在を知りましたが、この地にハヤブサが生息していることをマイミクのカツラギさんから教えてもらいました。
幸いにも周囲には倉庫が点在するだけなので、このオアシスを荒らす存在は少なく、鳥たちは平和に暮らして居たはずです。

Img_5815 年頭の三が日は猛烈な寒波に恐れをなして鳥見に出掛けるだけの覇気も無くて、今日は久しぶりにホッコリとした好天に成ったので、お気に入りの探鳥地へ来て見ました。実は、このわずかばかりの自然のオアシスを整地して緑地にする計画が有ることを昨年に知りました。

Img_5826そして、ついに計画が実行段階まで進んでしまったことを、今日知るはめに成ってしまったんです。本来ならば小動物や小鳥たちの棲み家だった葦や雑草の丘は、見るも無残に刈り取られており、造成工事のための重機が活動の開始を待ち構えています。

Img_5809オアシス周囲のフェンスは以前よりも頑強に補強され、私のような一般人の立ち入りは禁止されてしまいました。 この小さいオアシスの食物連鎖の頂点で生息してきたハヤブサも、今回の暴挙によって貴重な餌場を失ってしまったようです。

Img_5804葦が刈り取られた丘の側で呆然とたたずむハヤブサ。拓け過ぎた丘には小動物が潜む場所すら無い。 Ashが見た個体は若鳥であり、人間にすれば独り立ち直後のハイティーンくらいか。


Img_5870重機の屋根で途方に暮れているハヤブサを見ていると、つくづくお役人の無神経さと傲慢さに腹が立ちます。 昨年の晩秋に訪ねた渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち)では、谷中村という集落の住民を追い出して、上流の精錬所からの廃液を沈殿させるための池を作ったお役人の暴挙に心が痛みました。

お上は沈殿池を造った目的を洪水防止とうそぶいているけど。

その後に旅したのは、アイヌの聖地として知られる北海道の二風谷(にぶたに)。
かつて、この谷の渓流を遡上する鮭を生活の糧としてきたアイヌの聖地のど真ん中に巨大なダムを無理やり造ったお上の蛮行には涙が溢れました。

Img_5896そして、この泉南の鳥たちのオアシスを破壊してまで造ろうとしている「緑地」とは、いったい何なのだろうか。
今のままでも充分に緑地だし、ただでさえ乏しい公共予算を浪費してまで、何を造ろうとしているんだろうか。

今年の初探鳥だったのに、暗い気持ちに成ってしまったAshでした。
いい齢こいたオッチャンの発する言葉じゃないけど、「ムカつくぜ!」

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2007年12月20日 (木)

アイヌの聖地で涙した

アイヌ出身の国会議員が居ることは昔から知っていたが、その人のフルネームが萱野茂(かやのしげる)であり、彼は昨年の春に他界していたことはマイミクのウレシバさんから教えてもらった。
Ashは、「すべての生き物のみならず、石ころや山や風の音にも魂が宿っている」というアニミズム(精霊信仰)を信ずるが、アニミズムを基盤として数千年も前から北海道の大地で自然と共生してきたアイヌの暮らしに共感することも多い。
この冬には北海道や青森などへ何度も出かける機会があったので、先週末にアイヌの聖地とも言える二風谷(にぶたに)を訪れてみた。

二風谷に向かう前に、今回の旅の目的の一つである冬のオオワシを探しに苫小牧郊外の沙流川(さるがわ)下流を探索してみた。

8819085_1481994848_2しかし、流域の何箇所もが重機を使った土木工事の最中だったうえ、暖冬のせいかオオワシの姿はついに見ることが出来なかった。
沙流川河口のカモメ。喧嘩してるん?それともラブラブの仲?

8819085_2050069413 オオワシを諦めて二風谷に向かう道中で、一羽のオジロワシが木に止まっているのを発見。さっそく望遠レンズを構えたが、ピンとも定まらない前に逃げられてしまった。
オジロワシ。ちょっと遠かったなぁ、それに手持ちだったし。

8819085_1864538031到着した二風谷の第一印象は、Ashが想像していたようなひなびた山村からは程遠く、巨大なダムや鉄筋コンクリートの建造物が建つ意味不明の村だった。
この風景からは、かつてこの地にサケやマスを初めとした多様な生き物が多く棲む沢が在ったことを想像することも難しい。
このダムに興味が在る人は、「二風谷ダム」でWikipediaを検索してみることをお勧めする。
写真は氷結したダム湖。かつてはこの場所に沢が流れていたのだが

この月の初めに訪れた渡良瀬遊水地でも同様のことが言えるが、お上やお役所は、この流域で生計を営んでいる住民(アイヌ)の意思や生活をまったく無視して、「沙流川の治水と日高地域への利水」を大義名分にして、こんな馬鹿げた巨大ダムの建設を強行してしまった。
もう、この谷へはサケやマスが遡上することも不可能に成り、それらの魚類を糧として生きてきた熊やオオワシやアイヌの生活は、きわめて深刻な窮地に落とし入れられてしまった訳だ。

8819085_2641426300村で見かけた看板
萱野さんのみならず、いろんな方々が地道に活動しているようです。

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8819085_3052978526イヨマンテの儀式で天国へ送られたクマの頭蓋骨
ちょっと不気味だけど、崇高なものですよね。

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8819085_1811636924 萱野茂氏が私財を投じて収集したアイヌの民具
この他にもたくさんの民具が展示されていた。

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8819085_2912982789

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8819085_1380341679昔ながらのアイヌの家を再現

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8819085_3690127530神(カムイ)とは...
アイヌという心優しい民族の土地を略奪し、アイヌの文化や言葉を奪って日本人への同化を強制してきたうえに、この蛮行は酷すぎる。
そんな酷い仕打ちをしたお上の予算で建てられたコンクリートのアイヌ資料館とダムを見ていたら、涙があふれてきたAshでした。

8819085_2221240712 暗い気持ちで戻った札幌の街には氷雨ならぬ悲雨が降っていた

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2007年12月15日 (土)

渡良瀬遊水地のチュウヒ(2007年冬)

Dsc03279

渡良瀬遊水地(わたらせゆうすいち)は、栃木・茨城・埼玉・群馬の4県にまたがる広大な湖沼で、湖や周辺の草原は四季を通じて野鳥たちの楽園として有名です。
遊水地の公式サイトでは、この広大な土地は「明治時代にこの流域に頻繁に発生していた洪水を抑えるために作られた人造湖だ」と説明されています。

Img_4895 しかし、真の建造目的は城山三郎が著した「辛酸」でも知られるように、上流の鉱山や精錬所から発生する鉱毒を沈殿させるためだったのです。
流域の土手が写真のように不気味な銅色に見えるのはAshの思い過ごしなんでしょうか?

この人造湖を作るために、流域に接する村落が強制的に廃村にされたという悲しい歴史や、田中正造氏の反公害活動も有名ですね。
この話に興味ある方は「足尾鉱毒事件」で検索すれば、かなりの情報にヒットするはずです。

Img_4575 事の真意はともかく、長い年月に渡って本州最大の湿地が無人に近い状態で保存されてきたために、野生の動植物にとっては貴重なサンクチュアリに成ったわけです。
一羽のトビが、陽が昇って気温が上がるのを待っていました。

Img_4683写真の紅マシコは、彩りに乏しい冬季にユーラシア大陸から飛来するスズメくらいの大きさの小鳥で、木の実などを好んで食べます。
メスの体色はオスに比べて地味ですが、つぶらな瞳は両性とも変わりません。

Img_4729_2 ミサゴが池の上を回遊して、お目当ての魚を捜しています。
この日は遭遇できなかったのですが、ミサゴはゲットした魚の頭を前にして両足の爪でつかみ、食事場まで運んだうえでムシャムシャと食べます。
ミサゴが魚以外を捕獲した場面は見たことが無いので、本当に魚好きな鳥なんでしょうね。

Img_4859

食後でお腹いっぱいなのか、眼の下を魚の群れが通りかかっても知らんぷりのミサゴです。
そうですね、美味しい物がいっぱい在っても、食べ過ぎたらメタボの飛べない鳥に成ってしまいますね。

Img_4988

冬にはチュウヒや灰色チュウヒも訪れます。
チュウヒは、写真のように草原を低空でグライドして、ノネズミなどの小動物を探します。
残念ながら灰色チュウヒが狩を始める時刻の午後五時までは滞在できなかったために、念願の灰色チュウヒに合うのは次の機会になりそうです。

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2007年12月 2日 (日)

岐阜で逢えたミソっち(2007年冬)

Img_4463a日本では体長10cmのキクイタダキに次いで小さいミソサザイ。
ちなみに体長は10.5cmなんだけど、普段は尻尾をピンと跳ね上げてて寸詰まりなんで、実感としては日本一のチビに見えますね。
Ashはこの春から夏にかけて大阪府の最高峰である金剛山のミソサザイに逢いたくて何度か通ったものの、運と天候に見放されて、写真には一枚も収めることができなかったんです。げっそり
でも、所用で来た岐阜市の「ながら川ふれあいの森」で偶然にもミソっちに逢うことができました。

Dsc03259_3  この森は東海自然歩道のコースにも成っていて、近郊からのハイキング客でにぎわいます。
市の中心部から車で20分程度のロケーションに在りながら、夏にはオオルリやサンコウチョウが来るし、冬にはジョウビタキやルリビタキを始め、オオマシコなども飛来するらしいので、岐阜市民にとってはお手軽にバードウォッチングができる名所のようですね。
Img_4425_2 残念ながら Ashはこの公園には不案内だったので、ハイキングコース沿いに一時間程度歩いてて、見れたのはシジュウカラ程度でした。
シジュウカラには悪いけど、もっとレアな鳥との遭遇を期待してたのに平凡な成果に落胆して歩いてたら、向こうから三脚とビデオを担いだオッチャンが来たので、「何か居ます?」って聞いたら「ミソサザイ居るんだけど、でも教えてあげないよ」と冷たい返事。「えー、ミソサザイ見たい!静かにしとくし、絶対ナイショにしとくんで連れてって!」と拝み倒してミソサザイのポイントへ連れてって貰いました。手(チョキ)

Img_4436_2 遠くの枝には二年目くらいのルリビタキ(♂)も留まってたんですが、曇天なのでこの程度の証拠写真しか撮れませんでした。
ルリビタキの体色は幼鳥のころにはみすぼらしいものの、齢を経るごとに鮮やかな瑠璃色に成ってきます。

Img_4463_3目の前に降りて来たミソっち。
ちょこまか動くんで、なかなか写真を撮らせてくれません。
この鳥は主に昆虫を食べるはずなのに、なんで葉っぱをついばんでるんやろ?と思ってよくよく見ると、葉っぱに包まって越冬中のサナギを食べているようです。
Img_4520_2 これからの季節は徐々に食糧事情が悪くなるけど、なんとか生き延びてほしいな。
それにしても、可愛いオケツでしょ。
●北は北海道から南は宮古島まで、私のホームページ鳥たちのエリアへもお越しください。

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2007年11月18日 (日)

晩秋の弘前城公園(2007年)

Photo 青森県の弘前市に行ってきました。
Ashは、大阪府下に住み大阪市内のオフィスに通う日々を過ごしてるけど、都会で毎日を仕事に追いかけられる暮らしでは季節の移り変わりを知ることが難しいです。
でも、青森のように自然が豊かな土地では「深い秋」を感じ取れます。

Momijidan 弘前城の公園は、写真のように紅葉の真っ最中で四方を見渡しても赤や黄色が迫ってきます。
この公園へは散歩に訪れる方も多く、市街地の真ん中にこんなすばらしい自然がある街をうらやましく思いました。

Nosuri池の近くの樹にノスリが止まってました。
先月に新潟県の福島潟へ行ったときには、まだノスリが来てなかったので、やはり季節が変わったために寒い季節の鳥が増えたんですね。
猛禽類のノスリも、この角度だと可愛く見えるでしょう?

Swan_2 白鳥も来てました。
でも、まだ一羽なんで寂しそうに見えました。
これからの季節は、鴨類や雁とともに白鳥も増えてくるとのことです。

Nosuriup弘前に行った日の東北地方は記録的な豪雨だったので、伊丹空港を出発する際には天候不順のために青森空港へ着陸できない場合には羽田空港へ引き返すかも知れないと脅されました。
でも、なんとかたどり着けました。

Dsc03229 この公園には写真の根上がり公孫樹のような銘木がたくさんあるので、樹木や草花の愛好家も楽しめそうですよ。
ゆっくり歩いて二時間程度の広さなので半日もあれば充分に堪能できる公園です。
公園の中心部には天守閣などがありますが、午前九時以降は入場料が必要に成ります。
市民の方にお聞きすると、公園を維持管理するためにかなりの経費が必要らしいので、これだけ素晴らしい自然を楽しませてもらえるのならば当然ですね。

Dsc03234 今回の訪問では、せっかくEOSや望遠レンズを持参したのに、好天だったのはたったの一日だけなのが心残りだったけど、公園で出会った地元の女性の方に公園のあちこちを案内して頂いたのがラッキーでした。
この公園には案内板にあるように、季節ごとに多様な鳥が訪れるようです。次の機会にも、もっとエンジョイできることを夢見てるAshでした。

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2007年10月20日 (土)

新潟福島潟のオオタカ(2007年)

ヒシクイの越冬地として有名な新潟県の福島潟へ行ってきました。
この潟には晩秋から初春にかけてヒシクイの他にもマガンや白鳥、鴨などの水鳥がたくさん飛来します。
この潟では、そんな可憐な水鳥たちを捕食して生きている猛禽類もたくさん見られます。Img_8495_2 
(昨年撮った湖面を飛ぶヒシクイです)

福島潟に来るのは今度が二度目ですが、前回には至近距離にオオタカが留まっていたにも拘らず痛恨のバッテリー切れで、シャッターを切れませんでした。
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(これは去年撮ったオオタカの成鳥ですが、残念ながら枝かぶりしか撮れませんでした)
今回はそのリベンジなんです。

■10月11日

難波9:10発のリムジンバスで伊丹空港に向かう予定でバスターミナルに着くと、「阪神高速が故障車のために大渋滞してて、所要時間は60分以上です」とのアナウンス。新潟行きのJALは10:05発なのでチェックインの所要時間を差し引くと、とうてい間に合いそうにありません。
次のJALは15時台なので、それでは新潟に着いても今日の探鳥は諦めるしかないか、と暗い気持ちで時刻表を調べてみると、12時台にANAの便が在ったので、取り合えず押えておきました。JALのチケットもキャンセルせずにオープンに切り替えて、後は運を天に任せてバスで仮眠です。
渋滞の原因だった故障車が路肩に撤去されたため想定より早く空港に着き、なんとか予定のJALに間に合って、ほっと一息。

北へ向かう便に乗るときは、いつも右側の窓を予約します。それは、窓から北アルプスや富士山や恐山などが見えるからです。今日のフライトでも奇麗な富士山や御嶽山の山頂を見ることができました。
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(御嶽山の山頂付近です)

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(これはアルプス越しの富士山。山頂に少し雲がかかってますね)

空港から福島潟までは車で30分程度。
タクシーで移動する手もあるけど、レンタカーの方がいろんな面で自由なので、Ashは地方への旅行にはほとんどレンタカーを利用します。

沼では、南方の山を背景に数百羽のヒシクイの群れが飛んでました。
もう少しして本隊が飛来すると、数千羽の群れに成るとのこと。想像するだけでも壮観です。
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(ヒシクイの群舞)

今回の本命はオオタカに絞ってるので、カモやヒシクイには目もくれずに昨年の冬にオオタカの成鳥を撮り損ねたポイントに直行しました。地元の人の情報では成鳥も居るようだが、今日はまだ誰も見ていないとのこと。

一脚に100~400ズームをセットし、石像のように微動だもせずに待つこと30分。対岸の樹に若が飛来してカモを狙い始めました。地元民の情報では、若はまだ狩りが下手で成功する確率はかなり低いそうです。しかし、若が湖面を回遊し始めるとカモたちはパニック状態になって水しぶきを上げながら逃げ回ります。
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(このシーンの良い写真が撮れました)

この後は近くの杭に移動し、水中の何かを狙ってるようでした。若とは言え、獲物をねらう眼光には鋭いものが在ります。
でも、オオタカもミサゴのように魚を食べるんだろうか?
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(魚を狙う?)

ヒシクイの話題に戻ることにして...
この鳥の名はヒシの実を食べる習性から名づけられたと思われますが、地元民の話では最近はヒシを食べずに落穂を食べることが多いとか。どうやらヒシクイもコシヒカリに美味しさを知っているようですね。
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(ヒシの実)

余談ながら、この沼にはオオタカの他にもハヤブサやノスリ、ミサゴ、チョウヒなどの猛禽類が生息しています。今回は少し時期が早かったようでチュウヒは一羽しか来ておらず、それも1Kmほどの遠方を飛んでいる姿を見かけただけなので写真は撮れませんでした。
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(これは去年撮ったチュウヒです)

オオタカの若がカモを狩る写真、我ながら良いチャンスにめぐり合えてラッキーでした。
この写真を撮るために一泊二日で粘った価値がありました。次回は是非とも成鳥がカモをゲットしたシーンを撮ってみたいものです。
今回の本命では無いものの、ヒシクイの雁がねも奇麗なものでしたよ。
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ずっと立ちっぱなしで頑張った為に腰にかなり来ましたが、帰路の飛行機は沈む夕日を見ながら二日間の思い出を反すうする幸せいっぱいのAshでした。Img_3828

Ashの見た野鳥たち、是非私のホームページで見てくださいね。

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2007年10月 8日 (月)

金剛山のマミジロ

今年の初夏に金剛山のミソサザイにチャレンジしたものの、あいにくの雨雨に何度かたたられて、いまだミソっちの写真は撮れてませんもうやだ~(悲しい顔)
大阪地方の三連休の天気予報を調べると、好天晴れなのは初日の土曜日だけ。

そんな訳で、この季節にミソっちを探すのが難しいのは承知のうえで、早起き富士山して千早赤阪村の金剛山への「リベンジ探鳥」を強行しました車(セダン)

きょうは本当にすがすがしい秋空晴れで、午前8時に到着した千早赤阪村のロープウエイ麓駅では半そでTシャツだけでは辛いほどの寒さでした。

Photo最寄のパーキングには先客の車が一台だけ。
滋賀ナンバーのワゴンの側で初老の紳士が三脚をセットしていたので、「鳥ですか?」と話しかけると、「きょうはマミジロ撮りだけど、宜しければご案内しますよ」との嬉しいお誘い。

駐車場からロープウエイ麓駅に向かう途中の山道では、サメヒタキやキビタキが乱舞してました。
Photo_2突然目の前の木に飛来したカケスですが、数秒程度しか居てくれなかったために、残念ながらこんな角度でしか撮れませんでした。
この紳士と奥さん(M夫妻)の先導で、去年の今頃にマミジロを見たというポイントへ移動し、マミジロの出現を待つこと一時間。
黒っぽい鳥が眼下の草薮でガサガサと動いていたので、辛抱強く待った挙句に撮れたのがこの写真。M氏に聞くと、「マミジロの若ですね」とのこと。
確かに白っぽい眉毛は在るものの、図鑑でみたマミジロのイメージからは程遠かったので、少しガッカリ。
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その後、鳥の気配も無くなったので葛城神社へミソっち探しに向かったけど、やはりこの季節にはミソっちに会うことが出来ず、元のポイントへ戻りました。

ロープウエイで一緒だった人が手招きで「マミジロ居ますよ!、メスだけど」と教えてくれた木陰を探すと、居ました!
これがマミジロのメスです。
__2「メスはマミチャジナイに似てますね」とM氏がアドバイスしてくれたものの、どちらの鳥も見たことが無いので何の返事も出来ないのが辛いAshでした。
その後またもや鳥の気配が消えてしまい、M氏などと暇つぶしの与太話をしている時、ふと見上げた枝になんとマミジロのオスが止まってました。
__3心臓をバクバクさせながら撮ったのがこの写真。
まだまだ満足できるレベルの写真じゃ無いけど、初めて撮れたマミジロなので、とても幸せなAshでした。
今日のビールは美味しいよ~ビール

先月からEOS40Dカメラに出世したけど、40Dに変えて良かったのはライブビューの活用かな。
ライブビュー拡大モードにしておいてピントを合わせると、ファインダーで合わせるよりも正確だし、ミラーアップのショックも無くなるので、今までのような大ボケに悩まされなく成りそう。
今後のAshの成長を乞うご期待指でOK

Ashのホームページで大きな写真が見れますんで、ぜひ遊びに来てください。
http://homepage3.nifty.com/ashgarden/birdsKaizuka.htm

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2007年8月11日 (土)

真夏の真昼の鳥たちは

貝塚市のきょうの昼過ぎの気温は33℃。
久々の好天に時間を持て余して当ても無くドライブに出掛けたものの、気づけば何時もの探鳥場所に向かってました。
本気で鳥を見るには日の出前に出発しないとお目当ての鳥たちには出会えませんが、最近のAshは少しばかり気力不足なので自宅を出発したのがなんと10時過ぎ。

Img_0361_edited1 お気に入りの探鳥場所の一つである岸和田池では、この季節にはカイツブリやバンを見かけます。
バンは本来は臆病な鳥なので、人の気配がすると遠くへ泳ぎさってしまいます。だから、バンを見つけたときは速攻で何枚も写真を撮っておかないと後姿の写真ばかりを撮る結果に成ってしまいますね。
もっとも、生息している場所によっては、かなり人馴れしている固体も在って、例えば久米田池のバンなどは餌付けされているも同然です。もう少し仕込めば「お手」や「お変わり」をしてくれるかも(笑)

Img_0321_edited1 岸和田池を取り囲む林を歩いてみました。
飛んでいる鳥はほとんど見かけませんが、注意深く木々の間を探すと、キジバト、アオジ、エナガやホオジロなどが暑さを避けて木の葉の影に潜んでいます。
四季の気候の移ろいに対応できない(したくない?)種の鳥たちは季節ごとに北や南に渡る知恵を身に付けましたが、留鳥として一つ所に留まることを選んだ種の鳥たちは、こうしてじっと我慢の日々を過ごします。

Img_0229_edited1 渡りという大きな負担とリスクを背負ってまで気候の良い土地に移動する生き方を選ぶか、じっと我慢して生まれた土地に留まってリスクの少ない生き方を選ぶか。これって人間の生き方や人生観にも通じますよね。

※アオジは渡りをします。

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2007年6月 7日 (木)

宗谷・利尻島の夏鳥(2007年夏)

北へ向かうか南へ飛ぶかで大悩みの末に決めた、北の最果てへの探鳥記です。

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■6月2日(土) 晴れ

毎年の年末からゴールデンウィークまで働き蜂をせざるを得ないAshにとって、この季節はどこか辺境の地へ命の洗濯をしに行ける絶好のチャンスだ。
南方の島のカラフルな鳥たちにも興味をそそられるけれど、今回はどうしても見たい鳥があって宗谷岬に行ってきた。
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その鳥の名はノビタキ。ノビタキはちょっと見にはスズメと勘違いするほど地味で数多く見かける鳥だが、夏になると頭部が真っ黒で精悍な風貌に変身する。
この旅鳥、夏の間は寒い地方へ移動してしまうので、Ashのホームグラウンドでは真っ黒いノビタキが見れない。
でも、どうしても見たいって我がままな性格のお方(笑)は、ノビタキの営巣地まで追っかけするしか無い訳だ。
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北海道には根釧原野という広大でメジャーな湿原でノビタキもたくさん見れるけど、この季節にはバスツァーの団体さんが多すぎて、のんびりとカメラを構えてられない。
その点、北の最果てのサロベツ原野などは観光資源がなーんも無くって(少なくとも観光バスが立ち寄りそうな名所がないんで)、広大な湿原をほぼ借り切れる。こんな贅沢ができるのが辺境の地の良いところかな。Dsc02830_1

午後の便で関西空港を発ち、眼下に琵琶湖~能登半島~佐渡などを見ながら二時間弱、はるか洋上に浮かぶ独立峰に気づいた時には大感激した。実は四日しか旅程が無いので利尻島に渡ることを思案してたけど、この光景を見た瞬間にそんな迷いはどっかにぶっ飛んだ。
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根室空港近くの日産レンタカーを出発できたのは五時前。もう夕方なんで釧路の宿に直行かなと迷いつつも、着陸直前に見えた小さな沼がとても魅力的だったので、ナビを頼りにその沼に向かった。
ここはメグマ沼という場所で、白鳥などの冬鳥が多く飛来するらしい。
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沼の周辺は広大な湿原で、要所は木道で歩き回れるように成っている。
広大な湿原を見渡しても居るのはAsh一人だけ。本当にホッカイドーは広いと実感する。東京や大阪に住む我らは、2LDKのマンションを売って、たかだか60平米程度の戸建ちを手に入れただけで一国一城の主だと威張ってるけど、一生続くローンを抱えて立ち飲みでワンカップを飲んでる諸君、この風景を見ると人生観変わりますよ、ホント。
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木道そばの茅原を飛ぶ小鳥に目をやると、なんとお目当のノビタキだった。少し傾いた日差しの中で歌うノビタキは夢に見ていたとおりの精悍な姿だったので感激。この日はベニマシコやカッコーの姿も見かけ、本州との鳥種の違いを実感する。
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草原の散策を満喫しているうちに陽も落ちたので、ホッカイドーでの第一日目の探鳥を終えることにした。その夜は稚内港近くで宿を取り、当然ながら近所の居酒屋に繰り出した。
こうして地方を旅する時のお楽しみは、なんと言っても地物の肴をあてに地酒をやることかな。
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察するところAshの母親と同年配くらいの女将に、「とにかく地のもんを腹いっぱい食わせて!」って頼み、先ずはビールから始めた。
やはり稚内は良い意味で辺境の地なので、出てきた肴は地元の魚介類や山菜ばかり。とりわけ感心したのはウニの美味しいことで、最初の一口を舌に乗せた時の甘さは、大阪や東京で食べるウニとは大違いなのに驚いた。聞くと、市場へ出荷するウニは保存のためにミョウバンに浸けるんだとか。じゃー、都会で食べるあの農薬臭いウニはミョウバンの味だったんだと納得。
このお店、7品程の山海の肴とジョッキのビールのセットで、たったの2000円!、Ashはあまりにもウニが美味しかったのでウニや肴のお代わりや何杯もの地酒のお代わりをしたけど、5000円でお釣りがきた。これは安すぎるよ。

■6月3日(日) 晴れ

翌朝は5時に起床して宿をチェックアウト。今日の探鳥地の利尻島へ向かうフェリーは6時半に出港するので、ターミナルの売店でハンバーガーを買った。なんと、このハンバーガーの中身はホッケ入りのコロッケだった。内地からの観光客には、この意外な取り合わせが受けそうだな。
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フェリーはノシャップ岬を迂回しながら利尻島を目指してるが、鴛泊(おしどまり)港には1時間40分程の時間を要するので、それまではデッキで青空と潮風を満喫しながら、洋上に浮かぶ利尻島を遠望することにする。
船の両サイドをウミネコが追い抜いてゆく。 船客のほとんどは、宗谷・利尻・礼文を巡るパッケージツァーのジジババ。たぶん3泊4日くらいの日程で数え切れないほどの観光名所を廻って、集合写真を撮って、ご近所へのお土産を山ほど買って、そんな旅なんだろうけど、お疲れさんですねぇ。
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そんな客たちの中で、不思議な存在感プンプンの男が二人居た。一人は旭川から来たオヤジで、聞くと「退職して暇なんで嫁さんの実家のある利尻島へ遊びに行くところ」と言う。「昔はトンネル工事で日本全国の山に発破をかけてたよ」とか、「北海道は人口が減って寂れてきてるから兄さん北海道へ移住しといでよ」とか気さくな会話が弾んだ。
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もう一人の不思議さんは白人の爺さんで、着てるコートは擦り切れてるわ、靴下のかかとには大きな穴が空いてるわで、一見浮浪者寸前のヤバい爺さん。でも、三つも持っているスーツケースにはスターアライアンスの「プライオリティ」タグが付いてたので、ただの貧乏旅行者じゃない様子。
見てると、ポテトチップスを肴に缶ビールを立て続けに飲み干してる。酒飲みに悪い奴は居ないはずの持論を信じて「Where are you from?」と聞くと「England!」と返事が返ってきた。
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Ashのカメラを見て、「Canonはいいカメラだ」とか「Made in Japanは優れてる」とか、お尻がこそばゆく成るほど日本びいきの爺さん。
「お前は北朝鮮をどう思う?」、「ロシアをどう思う?」、「中国をどう思う?」と質問攻めされ、苦し紛れに「共産圏の国って信用できないな」って答えたら「そうやろ、そうやろ」って変なところで意気投合。そうこう喋くってる間に船は鴛泊港に到着した。奇しくも彼とは帰りの便が同じらしく、午後の再会を約束して「See Ya!」。
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旅行の間はレンタカーを借りっ放しだけど、利尻島までフェリーで運ぶと往復で30,000円ほども要る。
島で現地調達したほうが安いかと思って身一つで乗船し、鴛泊のターミナル前のレンタカー屋を物色してみたが、相場は3時間で7,000円~5時間で9,000円もする。想定外の高値に躊躇してると、売店の叔母さんが「お兄さん、レンタサイクルやレンタバイクが安いよ!」って教えてくれた。バイクの値段は一日乗り放題で4,000円。
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最近はバイクに乗って無いので少しは不安だったが値段の安さに引かれてバイクに決めた。でも、6月とは言え桜が咲いている最果ての地をシャツ一枚でツーリングはきつい。Ashの軽装と計画性の無さを見かねてレンタバイク屋の兄さんが「これ着てっていいよ」ってジャンパーを貸してくれた。心温まる厚情に身体も暖まったような気がした。
利尻島は一周60Kmの小島なので、単純計算だと1時間もあれば周り切れるんだけど、帰りの便までは8時間も在るのでノンビリと走ることにした。
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最初に目指したのはターミナルから程近い所に在る姫沼だ。ネットの情報だと、ここではコマドリやクマゲラに会えるらしい。ところが姫沼に着いてがっかりしたのは現地の駐車場に停ってるバスの多さ。さらに、ガイドさんの手旗に導かれて何十人ものジジババがぞろぞろと沼に向かってる。こりゃアカンわ、と絶望しながら団体の後を着いて行くと近くの樹から「ヒンカラカラ」とコマドリ独特の鳴き声が聞こえてきた。姿が見えなかったのは残念だが、生の声を聞いたのは初めてだったので、とても嬉しかった。
沼の地名看板の前ではジジババが「はい、ポーズ」と集合写真を撮っている。彼らの肩越しに見えたウミネコのグループの写真をパチリ。
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ジジババで騒がしい姫沼を後にして時計回りで島の南端のオタドマリ沼を目指す。バイクで走るのは久しぶりだが、身体全体で風を受けて走るのは気持ちが良い。きょうは、島内一周マラソンをやっていて、すれ違うアスリートと挨拶を交わす。
道中の林できれいな声でさえずるノゴマを発見。ノゴマを見るのは朝日岳以来なので懐かしい。
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オタドリ沼に着いたものの、ここにもツァー客がたくさん来てて、とても自然を満喫できる雰囲気ではない。木陰の小鳥は、もしかして北海道でしか見れないシマアオジ?とりあえずカメラに収めた後で調べてみると、大阪でも多く見られるアオジだったんで、ちょっとがっかり。
オタドリ沼を後にして南浜湿原に向かう。湿原とは言っても単なるササの原っぱでしかなく、鳥の姿もほとんど見られない。情報によると最近は湿原の水が減ってきているとか。ここにも地球温暖化の影響が現れているのかな?
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複雑な思いを胸に島の西側を北上する。この島には、コンビニや自販機がほとんど無いので喉が渇いてもお腹が空いても我慢するしかない。途中の漁港に立ち寄ると、漁から帰ったばかりの漁船から魚を降ろしている光景に出会った。あまり近寄ると邪魔に成るので遠見しかできなかったが、どうやらハタハタかホッケのような北方の魚のようだった。
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さらに北上して、鴛泊のフェリーターミナルを目指す。フェリーの出港は数時間先だが、まだ期待したほどの鳥に会えていないのが残念だ。それにしても利尻山はどの角度から見てもきれいな山だ。
日本100名山の最北端の山らしいが、まさに名山の名に相応しい。
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鴛泊には着いたものの、出港は数時間後だし島の他の鳥たちにも未練はあるしで、山ろくの野営場に行ってみた。野営場近くの林を探索していると、なんと間近の樹に大きくて黒い鳥が留まっている。カラスにしては頭がでかいしと思いつつレンズを覗くと、なんと待望のクマゲラだった。はやる心を抑えてピントを合わせる。北海道には何度も来ているのに今まで一度もクマゲラに会えていなかったので大感激。Img_0600

フェリーターミナルには朝の便で会った怪しい外人さんが先に戻っていて、半ダースもの缶ビールをぶら下げてほろ酔いの最中。
帰りのフェリーは、十羽近くのウミネコが見送ってくれて、退屈せずに過ごせた。その上、怪しい外人さんも何かと話しかけてくるし。
彼の話しでは、彼の名はDavidで中東や東南アジアのほとんどの国に旅したとか。日本でも、那覇や下関や神戸、名古屋、札幌と色んな場所に行ったらしい。日本の宿はほとんど全日空ホテルとか言ってるけど、それならけっこうリッチな爺さんかも。「おっちゃん、どんな仕事してるん?」と聞いたけど、ちょっと難しい英語の羅列なのでAshのスキルでは理解しづらかったけど、どうやらイギリス政府の福祉関係の仕事で諸国を周っているようだ。
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ふと周囲の視線を感じて見まわすと、ちゃんとした身なりの白人のオバサンと兄さんが、さり気なくこちらを見てて、どうやらDavidさんのお付きの方のような。もしかして水戸黄門様のイギリス版かもね。フェリーは稚内港に戻り、黄門様(?)ともお別れ。一路今夜の宿泊先の豊富温泉を目指す。
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豊富温泉はこじんまりとした温泉町で、昔は湯治客で賑わったらしい。ここのお湯の特徴は、なんと石油風呂!。なんでも、昔に石油の試掘をしていたら石油とともに温泉も噴出したのが始まりとか。
石油の臭いがプンプンする茶色のお湯に浸かるのは、本能的に危険を感じ、とても変な気分で落ち着けなかった。
宿はバーさん一人で切り盛りしてる汚ない古宿なのが辛かったが、朝晩の飯付きで6000円程度だから贅沢は言えない。
田舎の旅では漆黒の夜の満天に輝くたくさんの星を見るのが楽しみの一つだが、今朝の5時起きが祟って早々と爆酔してしまった。
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■6月4日(月) 晴れ

最果ての旅も今日で三日目。今日は半島西側に広がるサロベツ原野で遊ぶ予定だ。
サロベツ原野は東西5~8Km、南北30Kmにも及ぶ広大さで、釧路湿原に次ぐ原野だ。宿からビジターセンターまではほぼ直線の道が続く。ホッカイドーの道はまっすぐで信号も少ないので、ついついスピードが出てしまうので注意が必要だ。
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ビジターセンターには8時ごろに着いたが、広大な原野を散策しているのはAshの他に一名だけ。やはり平日なので現地の人たちは勤めに行ってるのかも。
原野の立て看板に大きな鳥が留まっている。どうやらシギの一種らしいが、今までに見たどのシギとも違う。
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このシギ、とても不思議な習性を持っていて、ヒバリのように高く舞い上がったかと思うと、鷹のように翼を畳んで急降下する。その時に広げた尾羽を使って「ブンブンブン」と凄まじく大きな音を発する。一般にシギの類いは温和なイメージがあるが、こいつの習性には驚く。この鳥についての説明が原野の案内板に掲載されていて、オーストラリアから渡ってくるオオジシギとか。
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ビジターセンターを後にして、サロベツ川沿いに農道を北上するが、走れども続くのは原野ばかり。ここではノビタキのメスを見かけたが、メスの夏羽は冬羽とほとんど変わらない。突然近くの草っ原から「ワンワン」と犬の鳴き声。こんなとこに野犬がおるんやと思って声のする方を見ると、なんとキタキツネが野鳥を追いかけているところだった。キタキツネが犬のような声も出すことを初めて知った。
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しばらく北上を続けたが代わり映えしない景色に飽きてきたので、今度は原野の東側を南下することにした。
ここで、ムクドリの一種のコムクドリに出会った。この鳥、関西では見かけない鳥だが、あまりの可愛さにファンに成ってしまった。雌雄で体色が異なり、オスの方が頬紅をしているのが滑稽だ。
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ペアのコムクドリが仲良さそうにホンワカと花をついばんでいる姿にしばし時を忘れて見とれてしまった。
原野の東側のほとんどは農場で、見渡す限りの牧草地が続く。景色的には悪くはないが、牛の糞尿のにおいがきつくて自然とアクセルの踏み込みが深くなってしまう。
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道中の草原には所々にぽつんと樹が生えていて、注意深く見るとノスリが留まっていた。彼らはこうしてモグラや野ネズミが顔をあらわすのをじっと待ち受けていて、一挙に急降下してゲットする習性がある。
Ashは群れでざわざわと暮らす鳥たちよりも、こうして独り生きている鳥のほうに惹かれるものがある。
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ウンコくさい牧草地から早々に退散することにし、原野の南端にあるパンケ沼へと向かう。この沼、冬にはカモ類で溢れるらしいが、さすがにこの季節には一羽も見当たらない。ビジターセンターはパンケ沼の南側の長沼近くにあり、道路向かいには湿原を見渡せる展望が設置されている。この沼周辺も広大な湿原に成っていて、ビジターセンターからパンケ沼は木道でつながっている。
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木道を散策していると、真横の木にキセキレイが留まった。どうやらこの鳥、内地で見るセキレイの亜種で、この地方の原野での繁殖が確認されているキマユツメナガキセキレイのようだ。
数少ない旅鳥なので要調査。
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はるか上空をオジロワシが旋回しているものの、この季節のパンケ沼には鳥の数も少ない。手持ち無沙汰で暇を持て余しだしたので、今日の宿泊地の猿払村に向かって早々と移動することにした。
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道中の牧場の草っぱらでキタキツネを発見。ホッカイドーでは、当たり前のようにキタキツネを人里近くで見ることができる。
土地の人にとってはありふれた光景らしく、何の興味も示さずに通り過ぎてゆく。土地の人にとっては野良犬程度の存在なんだろうか。
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■6月5日(火) 晴れ

猿払村はイトウ釣りのメッカに在り、宿を取った笠井旅館の宿泊客も釣りの客が多いとか。同宿した二人連れのオッチャンも帯広から車を飛ばしてきて、昨日は75センチを上げたとか。Ashが、「それって食べるんよね?」って聞いたら、蔑んだような眼差しで「リリースしました」と言われた。そうか、スポーツフィシングなんや。

宿のご主人に「このあたりで野鳥の多いところを教えて」って聞いたら、かなり迷ったあとで、いくつかの沼や山林の名を教えてくれた。親切なご主人と奥さんに見送られて宿を出た後で、Ashの質問が愚問だったことに気づいた。つまり、このあたりはどこへ行っても野鳥だらけってこと。実際、猿払村のどこを走っても数え切れないほどの野鳥の鳴き声がする。写真のベニマシコはポロ沼で撮影。大阪では冬鳥だが、夏に猿払村やサロベツで繁殖する。
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とりあえず、当ても無く林道を徐行運転する。どの山林からもウグイスの声が聞こえるが、なかなか姿を見ることができない。正直言って、Ashは今までウグイスの姿をまともにカメラに収めたことが無い。それほど用心深い鳥だが、この日はラッキーにもすぐ側の低木でさえずってくれていた。今日までは声はすれども写真を撮らせてくれないウグイスを恨んでいたが、これで今までの恨みつらみもご破算にしてあげよう。
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シロハラは、かなり用心深い鳥で、なかなか人前に姿を現してくれない。この日も何度か遠くでは見かけたものの、そーっと忍び寄っても100mほどに近づくと逃げられてしまう。その点、 コゲラやカラ類は人懐こくて、すぐ側までマンウォッチングしに来てくれる。
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野鳥を撮るには、こうして車で移動するのが最高だと思う。重たい機材を担いで歩かずに済むし、車の中からだと野鳥の警戒心も薄いので、鳥たちの自然な姿を撮り易い。できればエンジンの音も無く忍び寄って行きたいので、次回の探鳥旅行のレンタカーにはプリウスを使ってみたい。
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最果ての旅も今日が最終日。天気にも恵まれ、色んな鳥たちに出会えた旅だが、飛行機の出発までは半日近くしか残されてない。
せっかく最果ての地に来たのだから、ホッカイドーの最北端である宗谷岬には行ってみたいので、車をオホーツク沿いに北に走らせる。
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宗谷岬で見たかったものは、ここで放牧されている宗谷黒牛。いわゆるブランド牛の一種だが、宗谷岬の自然の中でのびのびと飼われているのが売りだどか。私たちの食卓に乗る肉牛たちが、狭くて暗い牛舎に閉じ込められて生涯を過ごしたのなら辛いが、大自然の中で自由に飼われた牛たちだったら少しは心の痛みも減るような気がして「頂きます」と感謝して頂けそう。
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ここではツツドリに遭遇した。今回の旅ではカッコウやツツドリに何度となく遭遇しているが、どうやら彼らの習性からして電線に止まるのが好きなようだ。Ashは個人的な主義で人造物と野鳥とが組み合わさった写真は好きでないが、ツツドリの写真はこんな形でしか撮れなかったので我慢するしかない。それにつけてもカッコウとツツドリは見た目がそっくりで、胸の横じまの太さで辛うじてツツドリと見分けられるだけで、あとの頼りは「カッコー」と「ボボボボ」の鳴き声の違いで区別するしかない。
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宗谷岬は観光ルートだけあってパーキングは観光バスやタクシーで満車だ。ちょうど昼飯時だったので岬を見下ろす高台にあるラーメン屋で600円のホタテラーメンを食べた。その後、岬の先端に建つ間宮林蔵の像の前で記念写真をパチリ。
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そろそろ騒音と雑踏の大阪に戻る時間だが、まだ北の鳥たちに未練が残るので、レンタカーの返却時間ぎりぎりまで、空港近くの草原を回遊する。一羽のノスリが草原をグライドして獲物を探している。どの鳥もどの草花も、この恵まれた季節にたっぷりと栄養を蓄えて、永い冬に耐えて欲しい。また次に遊びに来る日まで SeeYa!
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2007年3月 3日 (土)

あまの街道

私のホームグラウンドである大阪府貝塚市を中心とした日帰り範囲の地域での探鳥記です。
●北は北海道から南は宮古島まで、私のホームページ鳥たちのエリアへもお越しください。

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『あまの街道』

■2007年3月3日(晴れ時々曇り)

P1000014きょうは、Mixiで知った「あまの街道」へ行ってみました。
街道内の案内板によると、「天野街道とは河内と和泉を分ける陶器山丘陵の尾根を通り、河内長野市の天野山金剛寺(僧行基が創建、別名女人高野)への参詣道」とのこと。
要は南大阪の泉北ニュータウンと狭山ニュータウンに挟まれた細長い丘陵の尾根伝いの数キロメートルの小道のことです。

Ashの住む貝塚市からこの地までは車で一時間弱の距離です。
泉大津と富田林を結ぶ府道38号線を走り、街道の入り口にある花屋の空き地に車を止め、まずは天野山金剛寺に向かって歩いてみました。
P1000015 このあたりは古くからの集落で、のどかな農村風景が続きます。
一軒の民家の入り口に風変わりなカエルの石像を見つけ写真を撮っていると、その家のおばあさんから「このカエルさんが在ると、色んなものが自分に帰ってきて幸せに成るんよ」と教えてもらいました。

さらに足を進めると周囲はブドウ畑に変わりました。農作業中のオヤジさんに聞くと、このあたりは大阪狭山市と河内長野市と堺市の境界で、「昔は自然が多かんやけど、近所にゴルフ場ができたりして、変わってしまって」と嘆いていました。

P1000018_1 金剛寺までは遠いと聞き、ここでUターンして陶器山に向かうことにしました。
道中の草むらにタヌキの死骸を発見。目だった外傷も無く、近所は車も通らない場所なので死因は不明ですが、タヌキも生息できる(できてた?)場所なんやと勝手に納得。成仏してくれよ。

Img_5756_1 さらに足を進めると、今度は道の真ん中にタヌキが寝そべっているのを発見し、びっくり仰天。
「今日はタヌキ日和かい」と思いつつ、よくよく見ると正体はタヌキに似たネコでした。それにしても高貴で高価そうなネコでしたよ。

P1000016 尾根道の周囲は雑木林に囲まれ、野鳥の姿も多いです。
また、かなたに和泉葛城山系や双方のニュータウンも望め、遠距離を眺望する機会に恵まれない都会人にとってはオアシスと言えます。
この適度の勾配と距離の小道は、ニュータウンから徒歩でも通えるロケーションのせいか、軽装でウオーキングやランニングを楽しむ人を多く見かけました。

P1000019 街道の周囲は大規模な宅地開発のために自然と呼べるものは皆無に近いですが、この尾根道は宅地造成に適していなかった地形が幸いして辛うじて残されたわずかな聖域です。
しかしながら、街道のあちこちに新たな造成地が作られつつあり、木立に囲まれた街道が単なる通路に成り下がってしまう懸念は大いに感じられます。

P1000020 この聖域を守ろうと、近所の住民が主体になってNPO活動をしています。
偶然、道中でNPOの方にお会いしあまの街道が直面している問題などをお聞きできました。NPOのホームページはNPOあまの街道です。

Img_5664 少し寂しく複雑な気持ちで歩いていると、近くで「コツコツ」という木をつつく音が。居ました、コゲラくんが。
コゲラは、ちょこまか動く鳥なのでピンボケ写真しか撮れないことが多いんですが、今日は少しはましな写真が撮れたので嬉しかったな。

この街道は適度に整備されており、ベンチやゴミ箱やトイレもあります。家族連れや女性のハイカーも快適に自然を楽しめそうですよ。
Img_5759 途中でエナガの群れに遭遇したものの、深い小枝の影だったので写真は諦めました。
ヒヨドリは多いものの、今日は興味の対象外なのでパス。
ほぼ行程の終わりごろの路上に一羽のアオジを発見。
この鳥もツグミやジョウビタキ同様に春の到来とともに北の地に旅立ってしまうのが寂しい気もしますが、その後にはたくさんの夏鳥が来てくれますね。


Img_5785 道中で知り合った方から「陶器山の近所の桃畑にメジロ来るよ」と聞き、自然と足が速まります。
目指す陶器山近辺の桃畑に到着。くしくも今日は桃の節句でしたが、たくさんのメジロが桃の蜜を吸いにきてました。
冬の間は食物に乏しく、辛い生活を過ごしていた彼らにも楽しい季節がやってきましたね。
本日の目標も達成でき、ちょうどタイムアップと成ったので、今日の散策を終えることに決めました。

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2007年2月24日 (土)

ヤマセミの嘘つき!

私のホームグラウンドである大阪府貝塚市を中心とした日帰り範囲の地域での探鳥記です。
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『ヤマセミの嘘つき!』

■2007年2月24日(晴れ時々曇り)
去年の暮れにふーさんからヤマセミ発見の情報を受けて以来、ヤマセミが気に成って仕方がない。ほんまに罪作りなおっさんですヨ(笑)
今朝も5時起き。とてもきれいな星空だった。

和歌山県の某村には夜明け前に着いたものの、朝の明ける時間がかなり早まっていて、どうやらヤマセミの「夜明け前の巡航」には間に合わなかった模様。
前回どおりカワガラスが何度か目の前を通過したが、高速すぎてファインダーで追えない。
待つことしばし....3時間。
今日もダメだった。
「三度目の正直」ってことわざがあるが、三度通ったのにヤマセミに会えないのはAshが不正直だから?それともヤマセミが嘘つきなのかな?

Mandarinduck  少しやけくそに成りかかっていた目の前をオシドリのペアが通過した。
オシドリ夫婦のような」の例えどおり、オシドリのペアは仲むつまじい。
仲の良いのは悪いことではないが、もしも片方が何かの理由で亡くなったりしたら残された方は余生を生きるのが辛くないんだろうか?
仲良しを裏返せば相手に依存して生きてるとも言えるので、相手を失うことは精神的に大きな痛手と思う。
Ashならば、行きつけのJAZZバーでマル・ウォルドロンのレフト・アローンなんか聞きながら、お酒で気を紛らわせることもできるけど。オシドリはできないよね。
そう遠くない未来の自分と家族に起こりえる人生を考えさせられてしまった光景だった。

Img_5637_1  一羽のヒヨドリが対岸の山茶花の蜜を吸いに来た。
少しばかりの花の蜜ではおなかの足しにも成らないだろうが、他に食べ物も無い季節の彼らにとっては貴重なカロリー源なのだろう。

Img_5649_1 帰り道に紀伊葛城山の山頂近くの粉川ハイランドパークへ立ち寄る。
昨年の晩秋に多くのヒタキ類に出会えたが、この時期では難しい。
数羽のメジロが、木の皮の隙間の虫を探して飛び回っていた。この季節に生きるのは小鳥たちにとって容易くない。

春よ来い、早く来い。

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『ヤマセミも三連休』

■2007年2月10日(曇り)
待ちに待った土~月の三連休。
前回は空振りに終わったヤマセミを観たくて、この日を指折り待っていたAsh。
週初めの週間予報では和歌山県の週末の天気は悪く半ば諦めていたが、ラッキーにも直前になって好転した。
金曜夜は目覚ましを朝4時にセットし爆睡。仕事だと早朝に起きるのは辛いけど、好きな探鳥なのでワンコールで起床できた。
暖かいコーヒーで脳みそも起床できたので、和歌山県へと車を走らせた。

道中の山道を横切るタヌキを見つつ、現地には6時過ぎに到着。
日の出までにはまだ時間があり、ほっと一息。
カワセミ師匠の「ふーさん」のアドバイスでは、ヤマセミは夜明け前に縄張りの調査飛行をするらしく、その際に人影が在った場所は避けるとか。
ホカロンを腰にあて、車中でレンズを構えて夜明けを待つ。

Img_5499 数週間前にこの場所でヤマセミをゲットできた「デンタ」さんのメールだと、車の中で頭を動かしただけで逃げるほど警戒心が強かったとか。Ashも窓は開けずにガラス越しで待つことにした。窓を閉めた状態だと500mm単焦点では取り回しが難しいし、ヤマセミを視界に納めることも難しいので、100~400ズームのワイド端を「デンタ」さんがヤマセミをゲットした杭に向けて待つことしばし。

6時40分ごろ、下流でヤマセミの鳴き声がするやいなや目の前の川面を白っぽいものが通過した。まだ夜明け前で暗くてシャッターは切れなかったが、水面すれすれを飛ぶ姿はヤマセミに間違いない。数分後に、今度は下流へ向かって飛行し、さらに数分後に上流へ向かって二羽が飛んだ。
「よっしゃ、これが噂の夜明け前の巡回なんや」と心躍らせて待つことしばし。

Img_5492_1 30分、1時間、2時間。対岸の森でカケスが鳴いている。3時間、4時間。ヤマセミどころか前回見れたカワセミやカワガラスの姿もない。
「ん。なんで?」。巡回の時には気付かれてないはずだし、その後も車中でじっと隠れているのに、どうして鳥の姿がないんやろ?
今日が曇天だから? 前日に小雨が降ったから? Ashの車の色が白いから?
かいもく見当がつかない。
5時間、6時間。雨も降ってきた。

Img_5511 ついに痺れを切らせて、上流に向かって散策することにした。
500mほど上流のえん堤まで歩いてみたが生き物の姿は無い。次は500mほど下流の集落まで歩いてみた。カワガラスやセグロセキレイは見かけたが、ヤマセミの気配は無い。
今回は期待してただけにボウズは辛く、「なんで失敗したんやろ?」と思い直したが心当たりは無い。
「そうか、ヤマセミも三連休で家族そろってどこかへ遊びに行ったんや!」と勝手に納得して町に戻ることにした。
帰路、「デンタ」さんにメールしお会いすることに成った。和歌山市内の喫茶店ではデンタさんの撮られたヤマセミやたくさんの野鳥のアルバムを拝見でき、心が和んだAshでした。

P.S)日曜日、デンタさんから「今朝は4回見たで」との速報が入り、超複雑な気分になったAshでした。

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『海にカイツブリ?』

■2007年2月11日(曇り)

Img_5438  今日は諸情在って遠出もできず、近所の貝塚埋立地と二色浜を探索してみた。
広大な貝塚埋立地の半分程度はグランドや工場などに使われているが、残りは原っぱのままで放置されていて、ヒバリなど原っぱの住人の住処と成っている。

Img_5435_1 最近、下水処理場の敷地である大きな原っぱに入る方法を見つけることができたので、何度か通っているが、季節的にモズやヒバリツグミ程度しか見当たらず、暇つぶしに巨大飛行物など撮って憂さ晴らし。
貝塚市沖合いは関西空港に離発着する飛行機の飛行ルートなので、手に取れるような距離で飛行機が見れる。

Img_5476こんな日はやはり二色浜かと思い直し、二色浜に移動。
河口から浜を望遠レンズで見渡してみたが、見えるのはウとカモばかりで食指も動かず、河口で遊ぶことにした。
河口のヒドリガモやコガモの集団の中に一羽だけ変わった鳥が居た。
明らかにカイツブリ系の鳥とは思うけど、それにしては頬が茶色ではないし、カイツブリって池の鳥のはずなんで、???、とりあえず証拠写真を撮っておく。
自宅に戻って図鑑を調べると、カイツブリの冬羽は頬の色が赤くなく、さらに冬場には河口や海まで移動する、と書かれていたので納得。
それにしても、デカイ足ですよねえ。こんなでかい足で追いかけられると水中の小魚もひとたまりもないですね。

■2007年1月27日(曇り)
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『幻のヤマセミは幻に終わった』

■2007年1月27日(曇り)
木曜日にカワセミの師匠F氏より、「和歌山県の某所でヤマセミ発見」のメールが届いた。
「証拠写真にも成りませんが」とのご謙遜どおり、ピンボケの物体の色目から、かろうじて「ヤマセミのような鳥」と思える程度の写真。さすが師匠でも、突然のヤマセミ発見に気が動転したのか、その瞬間の心臓のバクバク音まで聞こえそうなピンボケ振り。
昨夜は午前0時まで会社で仕事をしてて終電にも乗れず、遅れついでに午前3時まで街山荘で呑んでた。
そのため、朝の九時起きはしんどかったけれど、心はやって曇天の道を和歌山へと車を飛ばした。
「某所」までは地道で1時間30分程度。何しろヤマセミが棲むほどの山村なので曲がりくねった狭い道ばかりで、さすがに運転は疲れた。
さっそくF氏に教えてもらった場所に車を横付けして待機したが、いっこうに生き物の気配が無い。車を降りて下流方面を探索すると、かすかにカワセミとカワガラスの鳴き声が聞こえてきた。と感じた瞬間、眼下の川面をカワガラスのペア(?)が横切る。
注意深く後を追いかけると、流れの真ん中に突き出した岩でゲットしたばかりの小魚を咥えている姿を確認。でも、残念なことにカメラは車の中だったので写真は撮れなかった。

Img_5376 車に戻り待機すること一時間。ポチャツという音の方向を見るとカワセミが小魚をゲットした瞬間だった。F氏の報告どおり、ここにはカワセミが居ることが確認できた。
後は本命のヤマセミを観たい、絶対に!。
さすがに午前3時まで起きてたので睡魔に負けそうには成ったが、なんとか車で待機すること2時間。カワガラスは何度か目の前を飛びすぎるものの、弾丸のような速さなのでファインダーが追いつかない。
いっこうにヤマセミの気配も無く、3時には帰路についた。
やはり、絶対数が減っているうえに警戒心の強い鳥なので、出会うことさえかなり難しい。
しかしながら、2時間弱のドライブでヤマセミに会える可能性の在る場所を知っただけでもラッキーな一週間だった。

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■2007年1月21日(曇り)

正月以来ずっと仕事に追いかけられっぱなしで探鳥にはご無沙汰してましたが、久しぶりに休みが取れたので和歌山県海南市の亀池遊園に行ってみました。
この池はカワセミ名人の藤野さんにルリビタキが多いと教えていただいた場所で、去年の秋に初めて遊びに行った場所です。
残念ながらその時にはルリビタキには会えませんでしたが、池を取り巻く遊歩道や周囲の森には小鳥たちがかなり多く、四季を通じて楽しめそうな予感がしました。

今日はあいにくの曇り空でしたが、やはりルリビタキに会いたくて車を走らせました。
Ashのホームグラウンドの貝塚インターから最寄の海南インターには高速道路を使うと一時間程度で到着します。

Img_5214_1今回は小学校近くの駐車場に車を停め、時計回りに池を回ることにしました。 先ず目指したのは小学校の近くの小さな入り江で、藤野さんの情報では昨年ここでルリビタキをたくさん見たとか。しかし、そこに居たのは数羽のアカウソでした。アカウソは昨年の末と今年の初めに紀泉高原キャンプ場で何度か見ましたが、地味な冬鳥たちの中ではピンクの胸をした鳥は目立ちます。

Palethrushまた、この季節にはツグミの類いの鳥を多く見ます。ツグミそのものもたくさん居ましたが、ツグミ亜科のシロハラも目立ちました。シロハラは臆病な鳥なので、なかなか茂みから出てくれません。
でも、ひょいと木の実を食べに身を乗り出した一瞬をシャッターに納めることに成功。イソヒヨドリ(♂)も一瞬だけ見かけたのです が、残念ながら写真は撮れませんでした。

Variedtitどの季節でも森の中で元気なのはシジュウカラやヤマガラですね。
今日も、捕らえた昆虫を両足で挟んで食べる姿を堪能させて貰いました。エサを両足で挟むのは図鑑に書いてあったヤマガラの食習慣どおりだったので感心しました。

   Img_5285_1                                                             曇天が気には成るものの、少し足を伸ばして去年の秋にアオジやメジロにたくさん会えた新亀池に立ち寄ることにしました。この池まで立ち寄る人はほとんど居ないようなので、のんびりと三脚を拡げることができます。池の奥に向かう道中では、カケスの声とアカゲラの声が聞こえます。木陰で枝から枝へ飛びわたる姿は見えるものの、なかなか被写体には成ってくれません。今回は証拠写真程度しか撮れませんでしたが、これだけ鳥が濃い場所なので将来有望です。難を言えばもう少し近い距離に在って欲しいところですが、贅沢は言えません。

Siberianbluechat2亀池への帰路で、目の前の小枝に一羽の小鳥が。もしやと思いファインダーを覗くと、なんと本命のルリビタキでした。この鳥は正月に紀泉高原キャンプ場でも見かけましたが、清楚な色合いがとても可愛い鳥です。

今回は収穫が多かったので、正月以来仕事尽くめの日々の鬱憤晴らしができました。
やはり、鳥たちの姿を見ていると心が安らぎます。  

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■2007年1月7日(曇り、強風)
Img_5048 楽しみにしていた正月開けの三連休なのに、台風並みの強風が吹き荒れて、探鳥には最悪のコンディションです。さらに気温はかなり寒くって、本格的な探鳥を目指していた気持もくじけます。まあ、ここは妥協して近場のお気に入りスポットへ出かけることにしました。

 Img_5051                                                    先ず向かった先は二色浜。いつもなら河口で海草を食んでいるヒドリガモ が、今日は川の中州まで上ってきています。やはり、この強風では高波のために海では過ごせないんでしょうね。ここでは、コガモも羽根を休めていました。

Img_5059 次に向かったのが泉大津の汐見公園。ここは昨年の秋にたくさんのヒタキ類に出会えてからお気に入りの場所になりました。ここでも強風が吹き荒れており、カワラヒワたちは揺れる小枝につかまってしんどそうにしています。そんな鳥をファインダー越しに見ているAshも酔いそうになってたほどです。

Img_5108 今日の三番目の探鳥地は昨年末にアカウソに会えて感激した紀泉高原キャンプ場。貝塚からは少し遠いものの車で一時間弱で到着しました。到着早々アカウソを探してみたものの、見える鳥はヒヨドリやメジロなどばかり。少しがっかりしていたところに目の前の枝に鮮やかな鳥が止まり、目が覚めました。ルリビタキです。この鳥を観るのは初めてですが、本当に奇麗な鳥ですね。さすがバーダー憧れの鳥のランキング上位になるはずです。

Img_5149 今日もアカウソに会えました。これからもここで何度も観れそうな予感がして嬉しい一日でした。

■2007年1月1日(曇り)
Img_5013 元旦早々とは言え、「やはり鳥の姿を見んことには年が始まらん」と、いそいそと近所の二色浜へ出かけました。河口には常連のヒドリガモと鵜の姿が見えほっと安心した反面、珍客が無いことに少し気落ちした初探鳥ではありました。近木川河口には冬の来訪者であるツグミやコガモの姿を確認できたので安心し、その後は呑ん兵衛の寝正月と成りました。

Img_5017 気のせいか今年はツグミの姿が少ないように思います。ツグミの飛来ルートの環境悪化のニュースがふと脳裏を横切り、辛い気持になった元旦でした。

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2006年11月25日 (土)

貝塚近辺探鳥記(2006年)

私のホームグラウンドである大阪府貝塚市を中心とした日帰り範囲の地域での探鳥記です。
●北は北海道から南は宮古島まで、私のホームページAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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■2006年12月31日(ほぼ晴れ)
今年も可愛い野鳥たちに心を癒させてもらいました。鳥さん有難うね。
多忙な毎日ながらやっと仕事の目処もつき、昨日と今日は今年の探鳥納めで近所のお気に入りスポットを回ってきました。

いつも、お気軽に遊びに行けるのはやはり近木側河口=二色浜です。ここの河口ではシギ・チドリやカモ類などの海鳥が観れるうえ、二色浜公園では様々な里の鳥に遭遇できます。
Daurialredstart_f 最近の二色浜公園でのお気に入りはヒタキ類で、この秋にはかなりのヒタキ類に会わせてもらいましたし、この日もジョウビタキのメスを見ることができました。オスに比べて地味なメスではありますが、気品のある姿とまん丸目玉が可愛くて、Ashが大好きな鳥の一つです。

Bluerockthrush3 今日は、イソヒヨドリのメスにも会えました。イソヒヨドリはオスのほうが奇麗な色合いなのですが、どういうわけかAshは貝塚近辺でオスに出会えてません。オスの個体数がメスより少ない?って訳はないとは思いますが、不思議です。探鳥仲間のtotoさんからは「しょっちゅうオスに遭遇してますヨ」って聞いている(証拠写真も貰っている)だけに不思議です。

Img_4815 ところで、何気なく撮っていたウの写真。よく見ると首のあたりが灰色です。今まで見たウは全身が黒かったので、このような個体は初めて見ました。
オンライン図鑑で調べてみても、どんな個体の首が灰色なのかの手がかりは見つからずじまいで、また未解決事項が増えてしまいました。ひょっとして単にオジイサン(オバアサン)なんで白髪になっているからとか?

Bullheadedshrike2 この日の午後にはAshの自宅に最も近い「浜工業公園」へ出かけてみました。この公園は、自転車でも数分で行ける距離にありながら、「工業」という名前の響きがいまいち好きに成れないのと、犬のウンコが多いので毛嫌いしてましたが、お手軽に通えるご近所の公園なので今後はお気に入りの一つに含めることにしましょう。
きょうは、月並みなハトやヒヨドリのほかにもモズやツグミの姿に会えました。モズは警戒が強く、20mほどまで近づくと逃げ去ってしまいます。

Bullfinch 最近加わったお気に入りスポットの一つに紀泉高原キャンプ場が在ります。
ここは、人里はなれたキャンプ場のためか鳥種が豊富な割りに人気が少なくて、探鳥には最高の場所です。
きょうはコゲラを観に来たのですが、あいにくコゲラには会えずにくさっていた所に、Ashが生まれて初めて観るアカウソに出会えました。アカウソは、地味な鳥が多い冬場にはひときわ目立つ鳥で、今後は病みつきに成りそうです。

きょうで2006年の探鳥記は終わり、明日からは2007年のシリーズを始めます。

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■2006年12月2日(曇り)
暦が師走に変わったとたんに冬将軍の到来で、強烈な寒波に街じゅうが震え上がりましたね。
Img_4630 寒さにもめげず、今朝も二色浜に出かけました。
浜周辺の鳥種はすっかり冬モードに変わっており、百舌鳥やツグミがあちこちの木々でうろちょろしています。海にはヒドリガモの大群が羽根を休めていました。こうしてヒドリガモの群れを見ると、冬が来たことを実感します。


Lapwingもう、シギチの渡りの季節も終わり、さすがにシギやチドリは諦めていたものの、せめてジョウビタキでも見れれば良いなと期待しつつ近木川河口を歩いていたら、「キー」というケリ特有の鳴き声とともに目の前の中洲にタゲリが舞い降りました。タゲリはこの浜ではめったに観ない珍鳥で、なんと今日が三年ぶりでした。


Img_4595幸先の良さに幸機嫌で浜に向かうと、ノビタキが目の前の杭と地面の間を往復していました。ヒタキ類はこうして飛びながら空中の蚊やブヨなどの昆虫を捕まえます。それにしても、いつ見てもノビタキのまん丸目玉は可愛いですね。目が大きいので、この個体はオスと分かります。

Img_4598 近くの草むらにも数羽の地味な小鳥が餌探しをしていました。
体色や胸の模様がアオジやノジコに似てますが、顔つきはぜんぜん違います。図鑑で調べてもっとも近いのはキマユホオジロでしたが、それは夏鳥の珍鳥なので冬の二色浜に居るはずがないしで、現時点では鳥種不明です。

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■2006年11月25日(曇り)
最近の休日は天候に恵まれず、少し欲求不満気味です。
午前中は外出を諦めてホームページのメンテナンスをしていたのですが、やはり鳥が気に成って近所の海岸まで出かけてきました。

Img_4484 やはり、この季節の見ものはカモ類ですね。
津田川河口には、ホシハジロの200羽ほどの群れが2グループ到来していて、かなり近くで休んでいました。
ほとんどの鳥が頭を体に差し込んで仮眠体制のように見えましたが、いったい何時食事をするのかが気に成りましたね。

Img_4480 たぶん近木川河口にはヒドリガモが来ているはず、と近木川まで足を伸ばしてみました。
案の定、河口にはヒドリガモの50羽ほどの群れが来ていて、こちらのほうは波に漂う海草を無心に食べていました。

Img_4473 冬の風物詩のカモ類を堪能して帰宅しようとしたら、目の前を中型の鳥が通過し、前方の堤防に止まりました。
イソヒヨドリです。
Ashの本命はオスなのですが、メスでも気品のある姿なので好きな鳥ですね。

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■2006年11月12日(晴れ時々曇り)
Coot 昨日はせっかくの休日なのに悪天候で外出もできず、今日もはっきりしない天候なので遠出は諦めて岸和田の久米田池に行ってみた。
この池は冬鳥のシーズンには多くの鴨類でにぎわうのだが、この季節にはサギやカイツブリ程度しか見かけない。
そんなAshの落胆する姿を見てか、オオバンが近くまで慰めに来てくれた。
オオバンは、水上生活に特化した体型に進化した鳥で、写真のように足指が極端に発達している。

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■2006年10月14日(快晴)
昨日に引き続いて好天。
きょうは、海で遊ぶことに決め二色浜へと向かった。
しかし、磯遊びの家族とジェットスキーが浜と河口にあふれ、とてもシギチが近づける状態ではない。
Photo_2きょうは二色浜を諦めて、泉大津の汐見公園へと向かうことにした。
この公園は大阪湾を埋め立てたもので、海にせり出しているためか毎年の渡りの季節には小鳥たちでにぎわう。
きょうもヒタキ類のオンパレードで、並木道ではたくさんのコサメビタキと遭遇した。

Photo_6コサメビタキの群れの中に一羽だけ胸の色が黄色いヒタキが居ることに気がついた。
背羽の色合いや顔立ちは一見コサメビタキのようだが、胸が黄色いので別種と思われる。
図鑑やネットを調べてみたが、同じ写真は見つからない。
もしかするとキビタキの幼生かメスかも知れないが、定かではない。

Photo_8 雑木林を抜けて海沿いに進むと開けた芝生広場へ出る。
ここでは、二羽のノビタキを見つけた。
ノビタキはかなり警戒心が強くて、20m程度に近づくと逃げていってしまう。
オスの夏羽は黒白のツートンカラーが奇麗だが、冬羽はちょっと地味すぎで可愛くない。

Photo_9さらに頭上の電線に目をやると、そこにははエゾビタキが留まっていた。エゾビタキはノビタキほどは警戒心が強くなく、クローズアップを撮らせてくれた。
帰路でもジョウビタキの姿を見かけたので、まさにヒタキのオンパレードの一日だった。

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■2006年10月13日(快晴)
待ちに待った秋の野鳥シーズンに突入。
海へ行こうか、山に向かおうか、それとも川添いで遊ぼうか?
と、山河と海に恵まれた泉州地方での秋の探鳥時期には贅沢な悩みが尽きない。
掘河ダムの上流でカケスを観たとの情報に心躍るも、夏に藤野さんから教えて頂いたままで探検できていなかった紀泉高原キャンプ場へカラ類とヒタキ類を観に行くことにした。

Img_3888 さすがに藤野さんお奨めのポイントだけあって、自然環境は抜群。さらに、近所に人家や集落が無いので人気が少ないのも嬉しい。
さっそくキツツキ(アカゲラと思われる)の声が聞こえた。引き続き、カケスのジャーという特徴的な遠くで聞こえた。

Photo_10 雑木林の真ん中に三脚をセットしてしばらく待っていると、シジュウカラとエナガの混群が飛来した。
どの鳥もちょこまかと動きっぱなしなので、なかなかシャッターチャンスがつかめない。

Photo_11 耳を澄ますと近くでコツコツという木をつつく音がする。
コゲラだ。
注意してみると、何羽ものコゲラが近くの木々でしきりに餌を探している。
結局、この日はカケスの姿を見ることができなかったが、存在だけでも確認できたのが嬉しかった。

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■2006年10月08日(快晴)
絶好の秋晴れの鳥見日和りなれど、体調がいまいちのために遠出は諦めて近場で遊ぶことにした。
とりあえず、近所の近木川河口や二色浜を散策したが、あいにく満潮の時刻で中洲が水没中でシギやチドリも皆無。
Img_3693a 諦めきれずに河口付近をぶらついていたら、“チー”という鳴き声が!
しかし、
近木川河口は川幅が50m程度在るので対岸のコンクリートブロックから何度も飛び込む姿を見れたものの、あまりにも遠すぎた。
やっと、川の中央の葦原に飛来してくれたのがこの一枚(トリミング)です。
その時刻が曇天だったうえ相変わらずのボロい腕前のために、出来は冴えません。

Img_3735b きょうは旧千石荘病院近くを探索したが、この季節は野鳥の数が多いのが嬉しい。
ここで、コサメビタキが大きな蝶をゲットして昼飯にしようとしているシーンに遭遇した。
クリクリめだまが可愛いコサメビタキだが、獲物を木に何度も打ち付けている姿を見ると、生きることの真剣さを再認識させられた。

Great_tit その後、コゲラを探して雑木林を散策したが、コツコツという音はすれども姿は見えずじまい。
まあ、可愛いシジュウカラが表敬訪問してくれたので、きょうは結果オーライでしょうか。

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■2006年9月23日(快晴)
きょうは秋らしい清々しい晴天。カワセミ名人の藤野さんから数週間前に教えてもらっていた紀ノ川近くの池に向かう。
紀ノ川という言葉からは遠方のイメージがするが、自宅から犬鳴山を越えて40分で現地に到着してしまった。
なるほど。藤野さんのお奨めスポットだけあって、とても雰囲気のある池だ。
Ashが思うところの探鳥のベストスポットは、①通える距離にある、②車を停める場所が近くにある、③ゴミや人工物がファインダーに入らない、それと④当然ながら鳥が居るという条件を付けたい。その点、この池の雰囲気は抜群だし人気も少ないので、ベストスポットの一つにしたい。
Img_3243 池の右側に何本かの枝が出ているので、ここにカワセミが留まって欲しいなとの願いを込めて、さっそく迷彩テントを組み立てて待機する。
遠方に数羽のカルガモが日向ぼっこしているのが確認できる。50m強の距離なので彼らは安心しきってくつろいでいる。


Img_3276 待機すること30分。もう秋なので、テントにこもっていても暑さは苦にならない。だが、肝心のカワセミ君の声すら聞こえないので少し飽きてきたところで前方の岸辺に目を凝らすと何かが動いている。バンだ。バンはかなり警戒心の強い鳥なので、茂みから日向にはめったに出てこない。そんなバンが棲んでいるくらいだから、この池はかなり自然度が強いのだろう。

Img_3285 さらに、カイツブリも一羽出現し、しきりにダイビングして餌をあさっている。カイツブリの朱色が背景の木々の緑に映えて奇麗だ。
やはり、奇麗な景色の中で見る野鳥は実に美しい。
到着して3時間が経過。相変わらずカワセミ君の気配は無い。日が高くなってから到着したうえに、迷彩テントの設営でもたついたので警戒されてしまったのだろうか。

Img_3293 清々しい秋晴れの空の頭上にはトンビがのんびりと輪を描いている。
ハヤブサらしき姿も頭上をかすめた。
今日はカワセミを諦めることにして、Ashのお