科学的じゃないからダメ?
最近の新聞紙面に、ホメオパシーの問題性が採り上げられていますね。
仕事の関係で、アロマセラピーなどの代替医療には昔から興味があったので、今後のホメオパシーの動向が気に成るところです。
そんな私は、ホメオパシーのレメディを何種類か処方してもらって服用もしたんですが、正直言ってホメオパシーが有効なのかどうかは鈍感な私には判らないですね。
新聞紙面では、ホメオパシーを妄信した患者の家族が、病院での治療を拒否したために患者が死亡したことが大きく取り上げられています。
『代替療法ホメオパシー利用者、複数死亡例 通常医療拒む』
http://www.asahi.com/health/news/TKY201008100476.html
ただ、今回の一連の報道で気懸かりなのは、『現代科学で説明できないものは非科学的』という風潮が、今後は強まりそうなことです。
これは有名な話だけど、病院で使われている新薬の多くは、マラリア特効薬のキニーネのようにアマゾンのシャーマン〈呪術医〉が古くから治療に用いてきた植物の成分を化学合成したもので、シャーマンという現代科学と対極に位置する存在の知恵と伝承が、現代医学に大きく貢献しているのは皮肉ですね。
『シャーマンの弟子になった民族植物学者の話』
http://bookweb.kinokuniya.co.jp/htm/4806711837.html
星空を見ていると、宇宙には果てが無いことや、時間と言う概念の始まりと終わりが無いことの不思議さに、人智を超えた大きな存在を感じます。
鳥たちや草花が、自分たちの棲む環境に適応して進化してることだって、脳みそが無いはずの草花がどうして自分自身を改良できるのかが不思議です。
このように現代の科学や物理学では説明しきれないものが多く在るのに、科学的じゃないからダメとシャットアウトしてしまうことを怖く思うのは私だけでしょうか?
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