アイヌ,先住民

2016年6月19日 (日)

サンカ小説に魅せられて二上山へ

昔から縄文人やアイヌなど先住者の暮らしに魅せられてるけど、五木寛之氏のサンカ小説「風の王国」を読んでから、小説の舞台となった二上山に興味持ちました。

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二上山は、大阪と奈良を仕切っていて、名のとおりに二つの峰が並んでます。
別名の「おっぱい山」の方が親しみやすいかも。

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私の地元からクルマで向かうには、有料道路をいくつか乗り継げば40分程度なんだけど、今回は「いにしえ人」の気分に浸りたくて竹内街道を含む一般道ルートにしてみました。
ただいま富田林市を通過中。正面に見えてるのはPLの大塔です。

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クルマは二上山ふるさと公園のパーキングに停めさせてもらいます。
もちろん、お礼の食事と物産品の購入は忘れたらアカンよね。

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(地図はネットからの借用です)

二上山にはいくつかの登坂ルートが在ります。
万葉の森駐車場の在る大阪側からのほうが圧倒的に楽なんだけど、今回は「ストイック」に奈良側から登ってみました。
地図の赤線を時計回りにたどります。

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二上山ふるさと公園のパーキングから南の集落に向かって歩くと標識が在ります。
ここから傘堂を経て登山口へ向かいます。

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地酒の蔵元(?)が在ったものの、これから登山なんで諦めます。

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蔵の天井にはツバメの巣が。
産毛が抜けかかってるのが可愛いです。
これだと、あと数日で巣立ちしそうですね。

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上り坂の右手に見える鳥谷口古墳(とりたにぐちこふん)。
なんと、大津皇子の墓の可能性もあるんだとか。

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大龍時を経て祐泉寺に到着。
ここから馬の背まで、沢沿いの急坂が続きます。

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普段は運動とは縁遠い暮らしなんで、坂道が続くと心臓がバクバク言い出します。
何度も休憩し、ペットボトルのお茶で喉を癒して、また歩きます。

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道中で見かけたソウシチョウ。
繁殖力の強い外来種らしく、広範囲で野生化しているようです。

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坂道を登りきると、いきなり視界が広がって馬の背の地名が。
あたりを見回したら、かなりの数の登山客が居たけど、大阪側から登ってきた人かな。

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雌岳は馬の背から一直線の階段を登ればすぐ近くです。

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頂上付近から大阪側の展望。
左端にPLの大塔が在るけど判るかな?

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これは奈良側の展望。
奈良盆地を挟んで、有名な太陽の道沿いの三輪山などが望めます。
浪速津から竹内街道を経て、この景色を見た古人が「奈んと良き邦かな」と感嘆したのが奈良の地名の一説だと聞いたこと在りますが、同感ですね。

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太陽崇拝や山岳信仰とつながりがある頂上には、昭和55年に放映されたNHKの番組を記念して日時計が作られてます。
さて、休憩も終わったので馬の背まで戻り、雄岳を目指します。

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山道で大きなミミズに出会ったんだけど、NEXUS6と比べると約30Cmほどかな。
登山客の話では「そこらの土を掘ったらウザウザ居る」らしい。

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果てしなく続く上り坂。
幾度となく休憩しながら雄岳を目指します。

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雄岳山頂には、な~んも在りません。
展望も悪いしベンチすら無いので、すぐ近くの大津皇子の墓を目指します。

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大津皇子は天皇に成る可能性も在ったのに、悲運にも24歳で自害させられました。

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里への帰路も急坂が続くんで膝が笑い出しました。
坂道って登りより下りが難しいです。
もちろん、メタボのせいでもありますが。
今回のルートの平均所要時間は2.5時間らしいけど、休みながらだったので4時間もかかってしまいました。

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せっかく、そうめんの里に来てるんでお昼はそうめんとも思ったけど、近くに珍しいそば家さんが在ると聞いてたんで、瓦そばのお店にしました。

熱した瓦の上に茶そばの麺が乗ってて、お肉などの具といっしょに漬けだれで食べます。
元は下関あたりの郷土料理らしいけど、下関から大阪に嫁いだ娘さんが郷土の料理を広めたいと開店したとのこと。
練りてんとのセットで、税込み1080円也

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左が雌岳で右が雄岳です。
手前に見えてる当麻寺に立ち寄ろうとも思ったんだけど、駐車場がいっぱいだったんで、今日のお遊びは終了。
それにしても坂道の上り下りはきつかった。
もう少しダイエットせねばね。

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2012年12月22日 (土)

沙流川の愚挙が繰り返される

バブルもはじけた昭和の終わりに、猛烈な反対運動を押し切って二風谷ダムの建設が強行された。

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今朝の新聞記事によると、さらに上流の平取ダムの建設計画が推進されているらしい。

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そもそも沙流川流域のダムは、東洋一の工業基地としてもくろんだ苫小牧東部地区への工業用水確保が目的だったのに、苫東の計画がコケても建設計画は中止されず、建設目的は洪水対策や灌漑用水、発電などにすり替えられた。

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平取ダムも、表向きには洪水調節などの建設目的が掲げられているけど、計画そのものが日本の経済が右肩上がりの好景気時代に策定されたものならば、ここで見直しが必要ではないのか。

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元々、沙流川流域はアイヌの聖地であったし、ヒグマや猛禽類の貴重な生息地だ。

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疲弊した日本経済を立て直して欲しいとの思いで自民党に一票を投じた私だが、またもやゼネコンとの癒着を繰り返すようでは日本も終わったと言わざるを得ない。

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■二風谷へ旅した日のブログ アイヌの聖地で涙した

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2011年7月 2日 (土)

せっかくの釧路なのにカメラも無いとは……

 
■7月1日
釧路に納めたシステムが不調で、急きょ出張が決まりました。

新千歳空港で釧路行きの乗り継ぎ便を待ってるんだけど、風邪で頭痛がひどい。
行き先は病院なんで倒れてもベッドが在るんで安心だけど。
釧路のトラブル対策第一日目は、CEさんにいくつかのユニットを交換してもらったり、エラーの記録を調べてもらったりで、結局10時ごろまでかかってしまいました泣き顔

エラーの原因がまったくわからない状態なんで、少し不安だけど、月曜日いっぱいまでは、立会いをすることに成りそう。

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風邪は、相変わらず咳と頭痛がひどいので、釧路の行きつけのお店「きやり」で行者ニンニクたっぷりのジャンボ餃子と、釧路の昆布森沖の定置網で獲れたばかりのトキシラズ、それと釧路名物のクジラサシを食べさせてもらいました。

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女将さんいわく、これだけ精をつけたら風邪も治るよ、とのことだったんだけど、今朝も快調とは言えないので、清が足らなかったのかなげっそり

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週末は予定も無い釧路滞在だけど、体調と相談しながら遊んできます。
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■7月2日
アイヌは温和な暮らしを愛する人たちで、争いごととは縁がないと思ってたのは無知無学でした。
元東京大学教授の宇田川さんの著書では、そんなアイヌでも部族間で食料や狩猟利権をめぐって争いごとが在ったんだとか。
食料にも乏しい厳しい自然での暮らしで、家族を守るためには、何らかの行動も必要ですよね

宇田川さんのお店のことを書いたブログ⇒アイヌの話が聞ける居酒屋 

きょうは、せっかく釧路に来てるんだし、鳥を見る道具も持ってきてないんで、釧路市内の春採湖近くの二つの砦跡(チャシ)をたずねて見ました。
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(チャランケ砦)

砦跡とは言っても、石垣や城門が在るわけでも無いんで、これがチャシだよと教えてもらわなければ、ただの丘にしか見えません。
それと、日本人が北海道を侵略しだしてからは、彼らの史跡や遺跡がことごとく破壊されてしまったんで、貴重な砦跡もかなり減ったと宇田川さんの書物「アイヌ伝承と砦」に書かれてますね。
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(モシリヤ砦) 

チャシではないけど、アイヌの聖地と言われている二風谷に用途も明確でないダムの建設を強行して、古くから伝わる村や生活習慣を奪い去ってしまったのも、日本人の暴挙ですね。いまでも、ビデオに写った萱野さんの優しそうながら寂しくも感じられる目線を思い出します。
二風谷で、お上の暴挙を目の当たりに唖然とした日のブログ⇒ アイヌの聖地で涙した

やはり風邪が治らないんで、早々にホテルに撤退してます。咳を止めるためのアドバイスもいくつか貰ったんだけど、私流にアルコールの殺菌作用に期待してウィスキーのボトルを買いました。あっかんべー

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何か食べとかないと体力が持たないんで、釧路名物の霧色豚骨角煮ラーメンを食べに行ったものの、風邪で味がわからなかったのが残念。がく~(落胆した顔)
To be continued.

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2009年4月29日 (水)

アイヌの話が聞ける居酒屋

コミュニティの掲示板に、アイヌの話が聞ける居酒屋を探してることを書いたら、札幌に住んでるNさんという絵描きの女性が北大近くに「ゆかり」という居酒屋が在ると教えてくれたのは去年の夏のことだった。
その後は何かと多忙な日が続いたので、札幌に向かえたのはこの2月に成ったけど、おり悪く豪雪のために新千歳空港が閉鎖され、なんと5時間も飛行機に乗ってたのに関西空港に逆戻りした寂しい思い出がある。
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そんないきさつで、今回の札幌探鳥旅行ではぜひとも「ゆかり」に行ってみたくて、宿は「ゆかり」が在る北18条駅近くのホテルを予約した。
旅の初日は北大苫小牧演習林でゴジュウカラやミヤマカケスに遊んでもらって大感激。ここの野鳥たちは餌付けされてないのに人を怖がらないのが実に素晴らしい。人に虐められた記憶のDNAを受け継いでいないので人を怖がらないのかな。
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宿にチェックインし、さっそく「ゆかり」に向かった。
店主の宇田川さんは、自分で打った手打ちうどんと日本酒の店がやりたくて、東大考古学部の教授を退官した後に居酒屋を開業した方とか。
東大考古学部時代は、アイヌ研究の権威で在ると共にオホーツク文化の研究でも多くの実績を残しておられる。
日本のてっぺんに位置する東京大学の教授というキャリアから想像してたよりもずっとマイルドな方だった。
きっと考古学の世界では有名で偉い人なんだろうけど、そんな凄さの片鱗も見せずに居酒屋の親父に徹しているのは、凡人からは卓越した大きな何かを秘めた大人を感じさせる。
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考古学やアイヌにはほとんど無知なAshの質問に、素人でも解かりやすい言葉を選んで教えて下さったし。
Ashが思うに、自分の専門の話を素人にも解るように喋れる人が、本当に賢い人なんじゃないのかな。
店主の出身が道東の常呂なので、新鮮な海産物を食べさせて貰えるのが嬉しい。殻付きのウニの味は絶品だった。
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宇田川さんの連絡で、今回の縁を結んでくれた絵描きのNさんが、わざわざお店まで来てくれた。
まさか会えると思ってなかったNさんに会えたうえに、Nさんの連絡でAshが尊敬するアイヌ・アート・プロジェクトの結城さんとも電話でお話できたので、本当に思い出に残る楽しい夜だった。
その夜は、とても理知的で美人なNさんの夢を見て爆睡。

■居酒屋ゆかり
 札幌市北区北18条西5丁目2-3 高田ビル1階
 TEL 011-717-0148

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■これは、2011年に「ゆかり」を訪ねたときのブログ 「真冬なのにザルうどん」

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