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2020年9月

2020年9月16日 (水)

伊良部島ぐーたら滞在記(2020年7月) 後編

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何の束縛も無いリタイア暮らしなので、南の島でぐーたらしようとは思ってたものの、どうしても一生懸命に成ってしまう。
まだまだ、時間貧乏の癖は治らないな。

■7月24日(金) 8日目

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島の東側の漁港でエリグロアジサシが営巣しているのだが、雛が成長している様を見たくて何度も通っている。
幸いにもクルマから覗ける巣が幾つか在るので、徐行運転でそろりそろりと近づいて窓の隙間から撮影する。

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この日も半端ない暑さのためか、アジサシは水面にお腹を擦りつけながら滑走していた。

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近くには漁協組合が運営している食堂が在り、獲れたてのカツオやマグロを堪能できる。

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この刺身定食は、1,100円(税込)。
安くは無いけど、材料が新鮮なので美味しい。

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四人掛けのテーブルで食べていたら混みだしてきて、店員さんからカウンター席への移動をお願いされた。
こころよく応じてあげたら、お礼にと魚の天ぷらを頂いた。

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どうやら、数日前にクレジットカードを紛失したらしい。
クレジットカードは他にも在るので滞在中の支払いはどうにかなるが、不正使用が気がかりなのでカード会社に連絡を入れ、島の交番へ行ってみた。
留守なので本島の署へ電話してみると、駐在さんは夏休み中で帰省中なので本島まで来て欲しいとのこと。
まあ、犯罪が少ない島なので良いものの、少し驚いた。

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牧山展望台は伊良部島で最も高い丘に立ち、毎年の寒露の時期には南へ渡るサシバの群れが周辺の林で休憩する。
島の北側にあるフナウサギバナタ展望台と同様にサシバを模したモニュメントが印象的。

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オオゴマダラは羽根を拡げたら13cmにも成り日本では最大級の蝶だ。
数メートルの高みをフワフワと舞う姿は何度見ても飽きない。

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イソヒヨドリの雛っこ。自力でミミズを捕まえたようで、前足で抑え込んだのをなんとか飲み込めた。

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公園の遊歩道で羽根を拡げてバタつくヒヨドリ。
日光浴してるのか、身体に着いた虫を掃ってるのか近くの雛を守るための偽傷行為なのか不明。

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伊良部大橋を渡る車の列が途切れないのは4連休のせいかな。

■7月25日(土) 9日目

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エリグロアジサシの雛っ子は順調に育っている。
激暑の日向で一生懸命に子育てをする両親には頭が下がるな。

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この旅では島の料理や酒を満喫するつもりだったのに、近くの居酒屋さんには「島外者お断り」の張り紙がされていた。
Tさんがお店の人に交渉してくれたものの、やはりコロナの感染が怖いので駄目らしい。
下地島のレストランならOKらしいので、Tさんと出向いてみた。

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このレストランさしばの前身は下地島空港で離着陸の訓練をするパイロットさんの食堂だったが、タッチ&ゴーの訓練がシミュレーターでできるように成ってからは訓練生も激減して、一般にも開放されるように成った。

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品数は多くは無いものの、沖縄っぽい料理が堪能出来たので嬉し顔の私と、Tさん。

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ついたての向こうの座敷では、地元の中学生たちが卓球の試合の祝勝会だったらしく、楽しそうな笑い声が響いてた。
顔出し許可を貰ったので加工せずに利用したが、やはり若者の笑顔は世の中を明るくするね。

■7月26日(日) 10日目

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Tさんは私と同じくリタイア暮らしだが、かなりの多趣味の人だ。
自宅裏には趣味の作業用の工房が在って、螺鈿細工や蒔絵などができる。

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私に螺鈿細工の手順をレクチャーしてくれた。

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夜光貝を秘伝の技法で薄く削いで、螺鈿用のパーツを作る。

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趣味の蛇皮線にも自作の装飾を施してある。
元はJ社の地上勤務で下地島に赴任したが、この島が気に入ったので退職後も住むことにしたのだとか。
息子さんはダイビングのインストラクターなので、お孫さんのお世話はTさんの最大任務。

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朝から空模様が悪かったが、案の定スコールに成ってしまった。
しかし、南国の雨はパッと降ってパッと止むので、様子見していたら晴れてきた。

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今日も島の東側の漁港に来たが、目標はオオアジサシだ。
オオアジサシの全長は、大阪などにも飛来するコアジサシの倍ほども在り、長くて強い翼でぐいぐいと飛ぶ姿はカッコいい。
ただ、他のアジサシのような群れでは飛ばず数も少ないので、出会えるチャンスは多く無い。

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漁港の漁師さんの話しでは、カツオ船が漁から戻る頃に飛来することが多いらしいので、待つこと数時間。
出た~‼ 頭上を高速で横切る姿は、やはり迫力ある。

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宮古島の中央部の大嶽城址公園まで足を延ばしてみた。
ここには宮古島最高峰の野原岳(109m)が在るが、ほとんど来訪者も居ない公園の道は蜘蛛の巣だらけなので、途中の東屋で一服する。
目の前には航空自衛隊の宮古島分屯基地が見えるが、戦時中に掘られた壕やトーチカも含めて沖縄の歴史を感じさせる。

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宮古島空港に着陸するプロペラ機。離島との間を飛ぶ便だろうか。

■7月27日(月) 11日目

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少し遅めに起きて、宿の周囲を散歩してみた。
さすがはサシバが飛来する島なので、橋の欄干もサシバの彫刻だね。

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お宿の前のマングローブ林にはシオマネキが棲んでいる。
警戒心が強いので人影や足音で隠れてしまうから、そろりそろりと近づく

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画面の左側が伊良部島で、右側が下地島。
空港関連の施設は下地島に集約されている。

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宿の裏手の畑に自生しているバナナ。採って食べるには早いのかな?

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今日も渡口の浜の食堂で宮古ソバ。
店主さんがガラスケースで飼育しているヤシガニを見せてくれた。
テレビのDr.コトー診療所ではヤシガニラーメンを食べるシーンが出て来たが、きっと美味しいんだろうな。

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浜で見かけたお姉さん2人に「写真撮らせてください」とお願いしたら、快くポーズ取ってくれたのはラッキー。
プライバシー考慮で表情をぼかしてます。

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シロハナクイナが素早過ぎて写真を撮れてないとTさんにボヤいてたら、「ゴルフ場に居るんで行こうか!」と誘ってくれた。

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小雨振る中をカートで周ってたら居ました。シロハナクイナさん。

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バンも居ますね。

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佐和田の浜から滑走路を覗いたら、ちょうど海上保安庁のFalconジェットが訓練中だった。
空と海から日本の領土と領海を守ってくれる頼もしい奴だ。

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コウノトリが島の北部に居るかもとの情報で農業用水へ行ってみたら、なんとクロツラヘラサギが居た。

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晩酌の魚はスーパーから買ってきたカツオの刺身。
水揚げしてすぐにさばくので、タタキにする必要もないらしい。

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コロナ騒動のさなか、親爺二人だけの晩酌もそれなりに旨し。

■7月28日(火) 12日目

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裏の畑でリュウキュウアカショウビンが鳴き交わす声に起こされてしまった。
まだ早朝6時なのに、大阪に居るときは夢の中なのに、不思議と目覚めが良い。

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今朝もうずまきパンでモーニング。どんだけ好きやねん^^;

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大野山林は蝶好きにも喜ばれるはず。これは、ツマムラサキマダラ。

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おなじみの、リュウキュウアサギマダラ。

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シロオビアゲハの個体数はかなり多い。

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これは、ヤエヤマオオコウモリ。
宮古島や八重山諸島に生息するオオコウモリだが、こんな姿勢をしている時は小動物っぽくて可愛い。

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池にはカメさんも居ます。
これは、宮古島で急速的に数を増やしているヤエヤマイシガメかも知れないが、かなり用心深くて少しの物音でも草藪に逃げ込む。

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熱帯植物園の近くのレッドドラゴンと言うパーラーのガーリックシュリンプは絶品だよ。凄い可愛いお姉さんも居るし。
とFB友のTさんに教えて貰って喜び勇んで訪れてみたけど、居たのは店長さんだけ。
「可愛いお姉さんはどこ?」と尋ねたら、(コロナ騒動で仕事が減って)九州へ帰ってしまったんだとか。
よくよく美女には縁のない旅ですわ。

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しかし、ガーリックシュリンプは評判通りに美味しかった。

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17エンドに落ちる夕陽に見とれてしまう。今日もたくさん遊んだので熟睡必須かな。

 

■7月29日(水) 13日目

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ぐーたら暮らしの日々はあっと言う間終わり、何となく寂しい気分。
野鳥は腹いっぱい見たので、下地島をぶらついてみた。

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下地島は、パイロットのタッチ&ゴー訓練が見られる空港で有名だけど、他にも通り池などダイバーさん大喜びのスポットも在る。

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田園地帯に巨石がデーンと鎮座してる。どんな出来事でこの石がここに在るのか、歴史を数千万年も遡ったら解るのかな。
神道的には、当然ながら信仰の対象だね。

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金属音に気付いて頭上を見上げたらFalconジェットが旋回中。
数日前から訓練中の海上保安庁の機材だな。

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メジロやセッカなど草原の小鳥たち

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畑にはツバメチドリが。この個体は幼鳥のように見て取れる。

 

■7月30日(木) 14日目

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実質的には今日が島で遊べる最終日。
この島の光景を目に焼き付けるために、車でグルグル回る。
写真の佐和田の浜にはコウノトリが飛来しているとの情報も在ったが、会えなかったな。

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海沿いに北上し、フナウサギバナタに着いた。
ここは、沖縄本島へ旅立つ家族や恋人を見送る丘だったとか。
今ほど大きく安全な船が無かった時代に、旅立つ人を見送る家族の心情や如何に。

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フナウサギバナタの展望台。かつてはサシバの形の場屋が在ったが、老朽化したために撤去された。
返って夜空の見通しが良く成ったので、星空観測する人は嬉しいかも。

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漁港の近くの岩礁で生まれたエリグロアジサシの雛っ子は、かなり成長した。
南の国への渡りが安全であって欲しい。

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マグロ船が港に戻ってきた。

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名前は知らない野草だけど、グルグルと島巡りする私みたいな。

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私の送別会と言うことで、お宿の主のTさんの愛情がこもった料理を肴にオリオンビールを飲む。

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塩漬けの島ラッキョウ。この素朴さがたまらん。

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半月前にはビビったが、見慣れたら可愛いヤモリくん。

 

■7月31日(木) 15日目

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何事にもまめなTさん、今日は外壁の補修工事かな。

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お宿の前のクリーク。こののんびりとした風景はいつまでも続いてほしい。

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強い日差しには強烈な赤のブーゲンビリアが似合う。

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お土産にもらった夜光貝の剥離片。これを使ったパネルでも作ってみたい。

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出発時間までかなり在るが、ロビーでくつろぎながら旅の思い出を反すうする。

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まるでリゾートホテル

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関西空港へ向かうGK378便が定刻に到着

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さようなら、伊良部島&宮古島

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宮古島は片道5990円から来れる別天地、また心が穢れたら洗い流しに来るね。

前編へ

■2006年7月 初めて訪れたトロピカルアイランドに感激
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_5db7.html

■2008年7月 台風にほんろうされながらも遊びまくった思い出
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_0090.html

■2010年10月にサシバの渡りを求めて伊良部島へ渡った日記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-6635.html

■2013年にダブル台風の中を難儀した四回目の宮古島探鳥記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-e69f.html

 

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2020年9月12日 (土)

伊良部島ぐーたら滞在記(2020年7月) 前編

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久しく訪れて無かった南西諸島への旅を思い立ったのは、去年の冬。
アカショウビンやアジサシなどの野鳥は絶対に見たいし、最近は星空にも興味が湧いてきたので、南十字星やカノープスも見たいな。
4月なら、リュウキュウアカショウビンは渡来してるし、南十字星もなんとか見れそうなので、速攻で空のチケットと宿の確保をしたのだが……

運命は非情なり。
出発日を心待ちにしてカレンダーをめくってたのに、降って湧いたようなコロナ騒動で観光旅行など論外の状況に成ってしまった。
コロナ騒動が一段落する日を粘り強く待って…、待って、やっと行けそうな気配が見えだしたのが7月。捲土重来で、チケットを取り直した。

■7月17日(金) 1日目

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旅立ちの日が来た。
LCCのジェットスターが関西空港~下地島空港便を運航しているので、南大阪地域に住んでいる私にはとても便利だ。
しかも、お宿は下地島に隣接している伊良部島だし、運賃も驚くほど安い。ちなみに、関西空港~下地島空港の片道運賃は5,990円から。

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コロナ騒動で関西空港は閑散としているとは聞いていたものの、ここまで酷いとは思わなかったな。
「あんな年も有ったよね」と、思い出話にできる日が来ることを願いたい。

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もうすぐ到着。
眼下のエメラルド色の海がきれい。

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初めて降り立った下地島空港はあいにくの雨。
お宿の主人のTさんが、到着ゲートまで迎えに来てくれていた。

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おー、宮古島まもる君もお出迎えに来てくれてたんか⁉
マスク姿なのは今のご時勢だな。

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お宿のご主人と久方ぶりの再会を祝って乾杯。
やっぱり南の島で飲むオリオンビールは美味いわ。

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隣の席では地元の方々がオトーリで盛り上がっていた。
オトーリには興味が在るし、お宿のご主人とは面識が在る方々のようだったので同席してみたかったが、コロナ予防を考えてじっと我慢。

■7月18日(土) 2日目

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伊良部島での最初の朝は、きれいな朝焼けだった。

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宿の周辺には何羽かのリュウキュウアカショウビンが生息していて、夜明けとともに無き始めるのでのんびりと寝ていられない。
お宿の近くの木にも、このとおり。
本州で見られるアカショウビンの亜種では在るものの、ハトやスズメのように日常生活の中で見ることができるのは羨ましい。

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宮古本島にはいくつかの島が隣接していて、私が滞在している伊良部島もその一つだ。
ちなみに、写真の左側は空港の在る下地島で、クリークを挟んだ右側がお宿の在る伊良部島。

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基本ノープランの旅程だけど、取りあえず池間島へ向かってみる。
池間大橋のたもと(宮古本島側)から望む池間島。

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池間島の中央部には湿原が在ってアカガシラサギなどが生息しているが、あいにく湿原の浚渫工事中のためか見渡す範囲にサギは居ない。
シロオビアゲハの舞いを見ただけで、次なる目的地へ移動することにした。

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与那覇前浜から栗間島を望む。
伊良部大橋ができる前までは、宮古島滞在中の宿は栗間島のペンションだった。
懐かしい思い出を辿ってクルマで周ってみたが、あちこちにホテルやレストランが出来ていて、なんだか浦島太郎の気分だ。
島の経済を回すためにも観光化は必要だろうけど、サトウキビ畑だけの牧歌的な風景が薄れてしまったのは、少し寂しい。

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気を取り直して、前にミフウズラを見かけた精糖工場裏のサトウキビ畑を周ってみたら、運よくメスに出会えた。
メスは胸が黒いので、雌雄を見分けるのは簡単だ。
以前の旅では、親子のミフウズラが日向ぼっこしている姿を撮りたくて、かなり粘ったものの警戒されてしくじった思い出が。

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大野山林へも立ち寄ったが、迷彩テントを持参してなかったので(鳥たちに警戒され)期待したような出会いは無かった。
こんな日は早々と宿へ帰って、ご主人と泡盛で一杯さ。
シークァーサーを絞った泡盛のロックは清涼感タップリで、ピッチが進むわ~ ^^;
 

■7月19日(日) 3日目

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まだ朝の6時台なのに入道雲のようなのがモコモコと湧いていた。
今日も暑く成るんだろうな。

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今日はベニアジサシが営巣していると言う宮古本島の南東端の保良漁港まで行ってみた。
砂浜から30メートルほどの岩礁に数十羽のコロニーが在る。望遠レンズで観察してみると、エリグロアジサシも混ざっている。

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迷彩テントにこもって水浴び中の群れに中腰でにじり寄るのだが、テントが少しでも揺れると驚いて飛び去られてしまう。
酷暑の中を我慢して待ってたら少しずつ群れが寄って来たので、息を止めてシャッターを切る。

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これはクロサギだが、世の中には白色型のクロサギも居る。

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漁港の近くのビーチには、何年か前に粟国島で知り合った若者のご両親が経営する浜茶屋が在って、彼の安否を尋ねに立ち寄ってみたが、最近は音信が無いようでがっかり。

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この暑さで喉はカラカラだし少し疲れたので、早めに宿に戻ることにした。

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Tさんが、「ヤシガニ探しに行こうよ」と誘ってくれたので、夜の伊良部島&下地島をグルグル回ってみた。
湿気が多い新月の夜だと遭遇しやすいんだとか。

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この夜に出会ったのは足を拡げて25cmほどのサイズだったが、もっと大きいのが居るらしい。
食べたら美味しいらしいが、最近は野生生物愛護の風潮が強くて、おおっぴらには食べたとは言えないんだとか。

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まるでエイリアン。

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オカガニも大きいが、ヤシガニほどの見た目のインパクトは無い。

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テニスボールほども大きいヤドカリ。
これらの甲殻類が夜道を横断する際に轢死することが多いらしいんで、夜道でも安全運転したいね。

■7月20日(月) 4日目

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お宿は素泊まりだけど、朝はTさんが入れてくれたコーヒーをマグカップで何杯も飲めるし、夜は泡盛の飲み放題だ。
今朝は、食品スーパーで仕入れたうず巻パンと淹れ立てのコーヒーでモーニング。
うず巻パンは伊良部島が発祥のご当地パンで、クリームの甘さとザラメ糖のじゃりじゃり感が癖になる。
この素朴さがたまらん。

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宮古本島のトゥリバーマリーナにアジサシのコロニーが在って、餌探しのアジサシは伊良部大橋を横切って小魚を狩りにでかける。

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ベニアジサシは関西ではレアな鳥なので、数十羽の群れが居るコロニーには心躍るわ。

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夕陽がきれいな久松の丘に在るパーラーはお気に入りで、ここから見下ろす景色とそよ風には癒される。

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暑い日なので、冷たい麺が特に美味い。

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ミフウズラを探してサトウキビ畑を周るものの成果は無いし、たまらん暑さなのでいったんお宿へ戻ることにした。

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今年はネオワイズ彗星が接近しているので、夜空が暗いふなうさぎバナタで日暮れを待つことにした。
撮影の準備をしていたら、マスク美人のお姉さんが傍のベンチに座ったので、星や鳥の与太話が楽しかった。
マスクで眼しか見れなかったけど、きっと美人に間違いない、きっと(笑)

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コロナ騒動が無ければ春の南十字星を見れたのにと嘆いていたが、こんな素晴らしい天体ショーが見れるなら来島を延期した甲斐も有ったな。
この時期の内地(島の人は本州などを内地と呼ぶ、ちなみに内地の人は「ナイチャー」と呼ぶ)はあいにくの雨天続きらしくて、関西に住む星友達さんに羨ましがられた。

■7月21日(火) 5日目

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今日も宮古本島の東端のベニアジサシのコロニーへ出かけてみた。
迷彩テントは先日の暑さに懲りてクルマに置いてきたが、意外と鳥たちの警戒心は少ない。

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ベニアジサシの群れが飛び回る光景なんて、関西では見られないので心躍った。

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ランチは食品スーパーで仕入れたサタパンピンとミキ。
一般にはサーターアンダギーだが、宮古島ではサタパンピンなんだとか。

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帰路に大野山林へ立ち寄ってみた。

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今日は迷彩テント持参なので、鳥たちがすぐ傍まで来てくれる。
強いて難点を言えば、余りに近すぎるのでアップしか撮れなかったり、フレームアウトしたりだけど、ぜいたくな悩みかな。

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アカショウビンもくつろいで、自然な仕草を見せてくれる。

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残念ながら尾羽の長いオスには会えなかったが、目線の高さでみれたリュウキュウサンコウチョウ。

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キンバトも近寄ってくれた。

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頭上で何かの音がしているので探してみたら、クジャクが座ってた。
このインドクジャクは、約30年前に観賞用として持ち込まれたものだが、篭脱けしたものが繁殖して数千場に増え、農作物に与える被害は深刻らしい。

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リュウキュウサンコウチョウの雛、人間の怖さを知らないのかグングン近づいてくる。
秋には親に連れられて南の国に旅立つのだろう。

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今日も飽きずに(笑)、フナウサギバナタで彗星観察。
雲が気がかりだが、天気予報アプリでは数時間後には切れ間ができるみたい。

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かつては、展望台の上に巨大なサシバの被り物が在ったのだか、台風の被害や経年劣化のために撤去された。
全天が見渡せるので星空を見る立場の私には嬉しいが。

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この彗星を次に見れるチャンスは6,700年後らしいので、実質は見納めだね。

■7月22日(水) 6日目

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洗濯物が溜まってきたし遊び疲れも感じるので、今日は近場でのんびりすることにした。
陽射しが強いうえにそよ風も吹いているので、洗濯物はあっと言う間に乾く。

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宿はほぼ貸し切りなので、勝手気ままに時間潰しできる。

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下地島空港の着陸ルートは宿からも近いので、航空写真マニアには有名な17エンドへ着陸機を見に行くことにした。
赤い桟橋がエメラルド色の海に映えて、更に空の蒼と白い雲。
コロナの影響で離着陸の便数は少ないものの、この景色を見ているだけで心が安らぐ。

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出迎えのGK323便は1時間の延着のうえ、着陸時刻のスコールでびしょ濡れの撮影だったけど、まあ楽しかった。

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成田空港へ戻るGK324便は目の前をゆっくりとタクシーングしてくれた。

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駐車場への帰路で出会ったスジグロカバマダラ。

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セッカも葉陰を探して暑さをしのいでいる。

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飛び回っているツバメを撮るのは難しいけど、運よく止まりものに出会えた。

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Tさん曰く、宮古ソバのお薦めは渡口の浜に在る伊島観光サービスのレストランとのことで、連れ持って食べに行ってみた。

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宮古ソバの定義は、あっさり目のスープに平麺で、三枚肉とカマボコ。
定義通りに作ればどこの店も味は同じと思いがちだが、微妙に違うのが面白い。

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渡口の浜ビーチは海も砂もきれいで、オンシーズンは観光客も多い。
注)後ろ姿の女性は当方とは縁のないお方です。念のため ^^;

■7月23日(木) 7日目

今回のお目当ての一つでもあったミフウズラだが、遠目に姿を見ることは有っても一瞬で草藪に隠れてしまう。
そんな悩みを地元バーダーのN氏に愚痴ってたら、「それでは、私がお気に入りの場所へ連れて行ってあげましょう」と嬉しい返事が来た。
N氏との待ち合わせは夕方なので、それまでは大野山林で遊ぶことにした。

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ヤエヤマイチモンジは本土のコミスジに似るが、生息域は奄美以南だ。

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リュウキュウメジロは番いで行動するので、本土のメジロのような群れを形成することは無い。

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マダラコオロギは奄美以南に生息する。

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ルリタテハ。
本土のものと帯の位置が微妙に違うらしいが、私には解らない。

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オオゴマダラは巨大な蝶で、数メートルの高みをフワフワと飛ぶ姿は優美だ。

 

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午後の陽射しが一段落した頃にN氏と合流し、サトウキビ畑をグルグルと回る。
N氏によれば、陽が沈みかける頃が出やすいらしい。

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道路を横切る親子に遭遇したが、ちょっと遠すぎる。

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父子がピッタリと寄り添って畑を走っていた。
ミフウズラは他の鳥たちと役割が反対で、雄が子育てをする一方で、雌は次の繁殖のために他の雄と番うんだとか。
ちょっと怖い。

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ミフウズラの番い。
左側が雌で、右が雄。

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この夜は月齢1日。
繊月が海に突き刺さる絵を撮りたくて、与那覇前浜で月の入りを待つことにした。

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残念ながら月が海面に近づいたころの水平線には雲が湧いてきて、海に突き刺さる繊月は撮れなかった。

ほぼ半月の滞在も明日からは後半戦。まだまだ遊びた足りないわ。^^;

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■2006年に初めて宮古島を訪れた際の探鳥記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_5db7.html

 

■2008年の二回目の宮古島探鳥記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_0090.html

 

■2010年10月にサシバの渡りを求めて伊良部島へ渡った日記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-6635.html

 

■2013年にダブル台風の中を難儀した四回目の宮古島探鳥記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-e69f.html

 

 

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