道央・道北へ鳥と星の旅(2019年7月) 8~9日目
■7月9日(火)
然別湖周辺にはガレ場が何か所も在り、その内のいくつかにはナキウサギが生息している。
ガレ場の幅は約30メートル。ピッと甲高い鳴き声がした方向にカメラを向けて待っていると、足元の岩にちょこんと乗ってたりで、まるでモグラたたき状態だ。
早朝はクマと遭遇する懸念も在るので、スマホでにぎやかな音楽を大音量で鳴らしながら森を分け入るべし。
ガレ場の中は風穴でつながっていて、ナキウサギはその通路を縦横無尽に走り回ってる。
かつてはオコジョも居たらしいが、馬鹿なカメラマンが餌付けをしようとして牛肉を持ち込んだ日からバッタリ来なくなったんだとか。
しぐさや表情が可愛いので、何枚も撮ってしまう危険性あり!
そんな意味では「危険性動物」か(笑)
シマリスも居る。
周囲の木々では何種類の小鳥が囀っていた。
山道ではミソサザイが私を見下ろして大声で鳴いてたけど、巣やヒナが近いのだろうか?
ジュウイチの鳴き声を初めて聞いたが、名前の由来どおりに"ジュウイチ"と鳴くのに驚いたわ。
カメラマンが増えてきたので然別湖は終了とし、今夜の目的地の石狩灯台を目指す。
石狩灯台に到着。
灯台の草地には夏鳥が多いのは知っていたが、少し前に北海道で探鳥していた鳥友さんから、砂浜と集落の間の林でアカモズが営巣していることをお教えいただいたので探してみた。
砂浜で双眼鏡を覗いている人に声掛けしたら、近辺のアカモズを調査しているとのことだった。
アカモズは枝先に止まる習性が在るので見つけやすいけれど、個体数が減少していて絶滅危惧種に指定されているらしい。
それだけに、周辺や越冬地の環境悪化が心配だとか。
飛行機写真で知り合ったmeioさんが、石狩灯台の星景写真を撮ってたのに惹かれてチャレンジしてみたけど、かなり難しい。
夜空を照らす光の束と、小さな星の灯りを同時に撮るのは私には無理と解った。
これは何枚かのコンポジット。
カシオペアと北斗七星が映ってるんだけど、解るかな?
■7月10日(水)
灯台のふもとの駐車場で仮眠し、千歳空港を経て大阪へ向かう。
今回は車中泊だったので、旅館の予約に縛られずに勝手気ままな旅ができた。
季節を選べば北海道でもシュラフと毛布で仮眠できるので、ちょっと自信を持った。
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