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2018年5月30日 (水)

八丈島・三宅島探鳥記(2018年5月) 三宅島編

八丈島から三宅島へと、探鳥と酒と温泉の旅は続く。
時間はタップリある身分だし滅多に来れない島なんで、移動日を含めれば8日間のタップリ旅程だ。
 
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(航路図はネットより借用)
 
■5月20日(日)
 
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八丈島から三宅島への航路は波もなく穏やかで、往路と比べると天国のようだった。
 
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思い出の御蔵島を通過し、船は間もなく阿古漁港に到着。
三宅島ではコスモレンタカーで、軽四輪の貨物車を借りた。
軽貨物は料金もお手ごろだし、車高が高いので車内でのカメラの取り回しが楽ちんだ。
 
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アカコッコ館のビジターセンターで、レンジャーに島の探鳥スポットと最新の鳥情報を聞く。
 
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ほぼ下調べ通りの鳥だが、八丈島で会えなかった鳥には是非ともリベンジしたいな。
 
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アカコッコ館の水場では、手の届く距離でアカコッコが餌をついばんでいる。
足環がついているのが残念だが、こんなに身近で見ることができるのは嬉しい。
アカコッコは伊豆諸島とトカラ列島でのみ繁殖するツグミの仲間で、国の天然記念物に指定されている。
三宅島の鳥でもあるので、島の随所にアカコッコのイラストが在る。
 
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八丈島では見るのも難しかったイイジマムシクイも、こんな距離で見れる。
イイジマムシクイは伊豆諸島とトカラ列島でのみ繁殖する夏鳥で、体重はわずか10gしか無い。
 
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建物のわき道を通り抜けると下り坂が在り、下りきったところが大路池(たいろいけ)だ。
ここは2500年ほど前の噴火でできた火口湖で、一周が1.6Kmほど。
周囲の林では、アカコッコ、カラスバト、イイジマムシクイ、オーストンヤマガラ、タネコマドリやモスケミソサザイが観察できる。
 
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タネコマドリは八丈島や三宅島に生息する留鳥で、鳴き声は本土のコマドリに似ている。
 
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三宅島での宿は新鼻荘
ここは釣り師さんや野鳥カメラマンに人気が在る民宿で、広い庭のバードフィーダーや水鉢には何種類もの野鳥が集まる。
 
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本日の夕食は新鮮な近海魚がメインだ。
 
■5月21日(月)
この時期には島の北西の伊豆岬でウチヤマセンニュウが見られる。
出会うのは早朝が良いらしいので、女将さんにおにぎりを作ってもらって午前4時過ぎに宿を出発。
 
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現地には4時半ごろに着けたので、早速草むらを探索した。
 
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草むらのあちこちで鳴き声がするが姿は見えない。
しばらく動かずにカメラを構えていたら、やっと目の前の枝先に現れてくれた。
 
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ウチヤマセンニュウはウグイスより大きめの鳥で、夏場には伊豆諸島やトカラ列島で繁殖する。
 
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薬師堂の林でカラスバトが出るかも知れないとのことで薄暗いスダジイの林を探索するも、残念ながら会えなかった。
 
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島のあちこちに、こげ茶色の溶岩流の地帯が在り、過去に何度も発生した噴火の凄さを物語っている。 
 
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メガネ橋と呼ばれる景勝地。以前は二つの岩をメガネのブリッジのような岩が繋いでいたが、 噴火時の振動で崩落したらしい。
 
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元は小中学校が在った場所。
噴火当時の子供たちの心境を思うと辛い。
 
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溶岩で埋まった学校の周囲には木道が設置されていて、自由に見学できる。
 
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三七山あたりも噴火で立ち枯れた木が多い。
風景を眺めていると、山の中腹あたりを何羽ものホトトギスが無きかわしながら飛んでいる。
 
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観光を兼ねて、ホトトギスのソングポストを探すために環状林道をぐるりと走ってみた。
ちなみに、環状林道の内側は火山性ガスの危険性などが在り、今でも立ち入り禁止に成っている。
 
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雄山をほぼ一周したあたりで、枯れ木で鳴いているホトトギスを発見。
木までの距離は近いものの、逆光なので本日の撮影は諦め、明日の朝に再チャレンジすることにした。
 
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帰路に立ち寄ったアカコッコ館の水場ではアカコッコが行水中。
 
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宿に戻ると、止まり木にはオーストンヤマガラなどが集まっていた。
 
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今日はウチヤマセンニュウを見ることができたし、ホトトギスのソングポストも発見したので、晩飯もビールも美味いわ。
 
■5月22日(火)
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午前5時には、小鳥のさえずりで爽やかな目覚め。
 
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今日はホトトギスの写真を撮るために、昨日見つけておいた雄山の枯れ木で頑張る予定だ。
 
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現地に到着し、車を目標の木に直角に停車。これで、2人分の撮影席が確保できた。
 
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山の中腹あたりの亀裂が痛々しい。
 
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息をひそめて待つことしばしで、来たー。
 
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いったん飛び去っても、
 
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すぐに近くの木に来てくれる、この場所は最高。
ちなみに、この絵は400ズーム+1.4倍のノートリ。
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ホトトギスは堪能したので、大路池の周囲の林を探索。
タネコマドリは、あちこちの木で鳴いている。
 
亜種コマドリとは違う鳥とは言えども、こんなに簡単にコマドリが見られて拍子抜けだ。
 
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この林にはモスケミソサザイも多い。
 
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本土のミソサザイより、少し黒いんだとか。
 
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ミヤケコゲラも、伊豆諸島だけの亜種だ。
 
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(クルマの下にイタチが潜り込んでいる)
 
八丈島でも三宅島でも、イタチが増殖しているらしい。
野ネズミ駆除のために持ち込んだらしいが、今では小鳥の卵やヒナを襲い、島の自然環境を破壊している。
 
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大路池のシンボルとも言える迷子椎
今日もいっぱい遊んだが、いよいよ明日は離島ともお別れだ。
 
■5月23日(水)
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お別れ前に島を一周してみる。
この島は随所にトイレや東屋が設置されているので、観光客には嬉しい。
 
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フェリーターミナルでお別れのランチとビール。
ターミナルの地名の鯖ケ浜に因んで鯖入りのカレーライスやハンバーガーが売りらしいが、意外と美味しかった。
 
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三宅島→東京は7,500トンの橘丸。大きい船なんで安心だ。
 
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船の出航も到着も遅れているので気が焦る。
予定を大幅に過ぎて、やっと20時過ぎにレインボーブリッジの下を通過。
 
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焦ってた訳がこれ(笑)
舳倉島からの島抜けにしくじって、三宅島への鳥観ツァーに合流できなかったPuiさんを呼び出して説教するはずが、想定外にハイだった。
よほど島での暮らしがキツかったのかな。
 
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これから、夜行バスで大阪に戻る。
夜行バスはネット早割で4,500円/人。座席は窮屈なものの、新幹線の三分の一の予算なのが嬉しい。
これからも、軍資金と体力を温存して、楽しい思い出作りの旅に励もうと強く思った車中だった。
 

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