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2018年5月30日 (水)

八丈島・三宅島探鳥記(2018年5月) 八丈島編

今回は久しぶりに外洋の船旅。
イイジマムシクイやウチヤマセンニュウなどが見られる伊豆諸島へ出かけてみた。
 
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(航路図はネットより借用)
 
鳥見友達のDobunさんから今回のプランが提示されたのは3月の始め。
私には4月に別の旅行プランが有ったし、混雑するゴールデンウイークは避けたいので、日程は5月中旬と決めた。
 
■5月16日(水)
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かつて出張族だった頃には、朝食のパンとコーヒーでお世話になった新大阪駅の神戸屋キッチンで夕食と缶ビールを確保。
パン会社の経営だけに、美味しいパンがそろっているのが嬉しい。

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八丈島へのフェリーは、竹芝桟橋を22:30に出航だが、Dobunさんはジパング倶楽部の会員なので「ひかり」で向かい、私は出張族時代の名残りでEXカード予約の「のぞみ」を利用するので別々に東京へ向かうことにした。
Dobunさんとは無事に浜松町駅で合流でき、徒歩で竹芝桟橋へと向かう。
やはり、ゴールデンウイークなどのハイシーズンを外れているので、フェリーの待合所も閑散としていた。
 
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今回の船はさるびあ丸。
通常は東京~大島~神津島航路に就航している5,000トン弱の客船だ。
ネット予約だと通常料金より20%もの割引が在るのが嬉しい。
 
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想定どおりに船内は閑散としていて、10人程度用の2等船室の区画は、我々で貸し切り状態だった。
20年ほど前に三宅・御蔵島へ旅した時は雑魚寝だったが、この船では各人用に仕切られていたので安心して過ごせるね。
船が航路途中の三宅島に寄港するのは翌朝の5時なので、それまではDobunさん持参の30年物の泡盛を飲んだくれて爆睡することにした。
 
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■5月17日(木)
予定どおり午前5時に三宅島へ到着。
半数ほどがこの島で降り、船は即座に八丈島へ向けて出航した。
 
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三宅・八丈航路でのカメラマンのお楽しみは海鳥との出会いなんだけど、悪天候で波も高く、甲板でカメラを構えていると、ウエアやレンズに波しぶきがかかって大変だった。
 
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三宅島を出港して間もなく見えてきた御蔵島。
今回は立ち寄らなかったけど、遙か20年ほど前にイルカと泳ぎたくてスノーケルを着けて島の周囲で遊んだ思い出が蘇ってきた。
 
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月夜の晩に、島の上空を数百羽のオオミズナギドリが渦のように飛ぶ姿が幻想的で、民宿のベランダに布団を持ち出して眺めたことは今でも忘れられない。
 
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この日も波が高かったので、接岸出来ないかも知れないとのアナウンスが有ったけど、なんとか接岸できた。
 
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船は御蔵島を離れ、八丈島へと向けて航海する。
空は徐々に明るくなってきたものの、相変わらず波しぶきが強くて、カメラやレンズが塩でねっとりしだした。
 
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午前9時過ぎに底土港に着いた。
予約してあったモービルレンタの送迎車で営業所へと向かう。
 
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(登龍峠より市街地と八丈富士を望む。洋上には八丈小島)
八丈島はピーナッツのような形で、島の北側の八丈富士と南側の三原山が特徴的だ。
NHK番組のひょっこりひょうたん島のモデルに成ったと言う話は、余りにも有名。
 
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(公園の一画を仕切ってキョンを飼っている)
 
事前の調査でいくつかの探鳥スポットを決めてあったが、先ずはアカコッコの目撃例が多い八丈植物公園へ向かって、ビジターセンターで最新の鳥情報を聞くことにした。
 
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結論から書くと、八丈島での鳥の成果は悲惨だった。
島では3泊もしたし、何度も島を回っても私のカメラに収まったのはスズメとハトくらい。
 
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生息する鳥の種類は三宅島と大差無いとは知っていたけれど、せっかくに伊豆諸島へ旅するのだし、我々にとって恐らく最後の訪問だろうから両島をじっくり味わうプランにした訳だ。
 
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鳥に恵まれなかった分は島内観光に精を出したので、島の北側の八丈富士周回道路からは八丈小島も間近に見下ろせた。
 
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今回の旅では温泉も楽しみたかったので、夕食前に島の南端にある見晴らしの湯を訪ねた。
露天風呂からは太平洋を一望できるのが素晴らしい。
 
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泊まったのは島の南側に在る民宿あしたば荘
島の宿だけあって、料理には八丈近海の魚が多い。
 
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Dobunさんとの祝杯。
私より一回り年上ながら馬力たっぷりの先輩だ。
この民宿は焼酎が飲み放題なのが魅力だけど、その分はビールを飲む機会が減るので私的には少し不満だったな。
 
■5月18日(金)
八丈島の宿で2日目の夜明けを待っている。窓の外では強い風が吹き、遠くでホトトギスがさえずっている。こうして、まったく日常とは違う時間を過ごして居ると、自分はリタイアしたのだなと感じる。わずか一年前までは、多忙かつ不規則なIT系の仕事の関係で、とても数カ月先の旅のプランなど立てられる身では無かったのが懐かしい。さあ、今日は何をして遊ぼうか?
 
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(オーストンヤマガラは本土の種と比べて色合いが濃く一回り大きい)
 
ネットの情報を頼りに和泉親水公園やホタル水路などを訪ねてみたが芳しい成果が在られない。と言うよりも鳥が居ないので、ビジターセンターで教えてもらった鴨川林道を走ってみた。
 
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伊豆諸島で繁殖するイイジマムシクイは、あちこちで大きな声でさえずっているが、木の葉が邪魔になって写真が難しい。
タネコマドリやアカコッコは、相変わらず声でしか確認できていない。
 
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三原山東側の林道を走って宿へ戻る途中で、ポットホールという景勝地に出会った。
この景観は、渓流を転がり落ちる小石が岩を削ってできた窪みで、数十個もの窪みが連なるのは珍しいとのこと。
 
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今日もいっぱい遊んだ。
遠くに見える八条小島が景色のアクセントに成ってるな。
 
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今日のお風呂はやすらぎの湯
ここは露天風呂こそ無いが、太平洋を見下ろせるロケーションは素晴らしい。
 
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ひと風呂浴びて宿に戻ると、なんと隣の民家の敷地にアカコッコが居た!
一日中走って探し回ったのに灯台下暗しとはこのことか(笑)
 
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今日の料理も魚介類と「あしたば」のおひたしがメインで、大きなヒレはトビウオのもの。
 
■5月19日(土)
見たかったタネコマドリやモスケミソサザイには会えないものの、次の訪問地の三宅島での探鳥に希望を託して、観光モードに切り替えた。
 
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八丈一周道路から脇にそれると、黒砂砂丘に出た。
マイナーな観光地な分だけのんびりと遊べるのが嬉しい。
 
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砂丘の上空をアマツバメが飛び交う。
 
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島の東側、神湊港近くに立つ流人の碑
関ケ原の合戦から明治の初めまでの間に、おおよそ2000人の罪人が流刑に成ったとか。
流人には島民から小さな小屋を提供され、農作業の手伝いなどをすれば食いつなげるようだった。
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流人の碑の背後には、廃墟と思われる大きな建物が在る。
元はホテルだったらしく、映画トリックの撮影で使われたらしい。
 
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今夜もトビウオと「あしたば」のおひたし。
いわゆる料理旅館に比べると質素な料理だが、メタボな私には逆に嬉しい。
 
■5月20日(日)
八丈島ともお別れの日が来た。
 
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伊豆諸島の土産は何と言ってもくさやでしょう!
島の人からムロアジのが良いよと聞いて、スーパーで小さなパックをゲット。
 
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今日は波が高いので、連絡船は限定付き運航と聞いて心配だったが、なんとか接岸してくれた。
帰路は7,500トンの橘丸。
 
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さらば八丈島。
鳥運には恵まれなかったけど、楽しかったよ。
 
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