« 近所の埠頭でチョウゲンボウ | トップページ | ベルボン(Velbon)の神対応 »

2013年7月15日 (月)

サロベツのシマアオジと大雪山のギンザンマシコ(2013年7月)

3連休のスケジュールがポッカリ空いたのを幸いに、シマアオジで有名なサロベツ原野とギンザンマシコが見れる大雪山旭岳へ行ってきました。

7月11日(金)

20130712_190533

18時に旭川空港に到着。
日本海に沈む夕日を眺めながら200Kmの距離を真北に走ります。
深夜にカーナビが案内するサロベツ原生花園ビジターセンターに到着したものの、どうも記憶してた光景とは違うんで悩みました。
後で知った情報では、元のビジターセンターは湿原の環境に悪影響をおよぼすので撤去され、現在の場所で新築したのだとか。

Img_4856

■7月12日(土)

ビジターセンターの駐車場では満天の星の数の多さに魅せられながら飲んだビールが美味しかったこと。

早朝4時に起床して(とは言っても車中泊だけど)向かった原野では海の向こうの利尻山がくっきりと見えます。

Imgp1552

数人のブログの記事を参考にしてシマアオジが居そうな場所へ行ってみると、いきなり目の前の木道にオスが舞い降りました。

Imgp1567

ブログでは、「かなり遠い場所でしか見れない」とか「一時間に一回のショータイム」とか書いてあったので、写真を撮るのは難儀するかなと思ってただけに、あっさりと間近で撮れたのは大ラッキーです。早起きは三文の徳で、鳥に会うなら早朝が良いですね。

Imgp1683

シマアオジは年ごとに個体数が減ってきているらしく、北海道でも見れる場所は限られています。
個体数が減っているのは、中国で滋養強壮食品として大量捕獲されているからとか、気候変動が原因とか言われてるけど。

ここではツガイが見れたので、なんとか営巣に成功して固体数を増やしてほしいものです。

Imgp1504r

ここでは、このオオジュリンなどたくさんの草原の鳥に会えます。

Imgp1844

今年は天敵のツメナガレキレイが少ないためか、ノビタキの繁殖数が多いらしいです。

Imgp1710t

ノビタキの幼鳥です。ここまで育てば大丈夫でしょう。

Imgp1641

近畿地方では曽爾高原でしか営巣が見れないホオアカでさえ、たくさんの固体に出会えます。

Img_4938

朝露のアヤメ、きれい。

Imgp1661

北海道ではかなりの頻度でキタキツネに会えます。
まったく人を恐れないですね。良く言えば人間との信頼関係が構築されてるんでしょうが。

Img_4973

おかげで、富士とキツネの写真も撮れました。

20130713_143102

シマアオジは堪能したし気温も上がってきたので、近くの豊富温泉へ昼風呂に向かいます。
この温泉は、かつて石油の採掘中にガスと温水が噴出してきて、その後は温泉として利用しています。
湯船にはうっすらと油膜が張ってて、浴室は石油臭が強いのが珍しいですね。

20130713_141804

牧草地帯をぐるぐると回ります。
北海道民には見慣れた光景でも、観光客の目には珍百景ばかりです。

Imgp1787r

沼の上空を留鳥組のオジロワシが悠々と飛んでます。
長旅を苦労してカムチャツカまで渡るよりも、のんびりと北海道に留まってたほうが楽だしと言ってるような。

Imgp1799

と思ってたら、ノスリ(?)に追われて逃げ回る光景に。渡るも地獄、残るも地獄か。

20130713_190143

その後はオロロンラインと呼ばれる日本海沿いの海岸で一休み。
これから約300Kmを6時間で走って、明日の早朝から大雪山朝日岳に登ります。

■7月13日(日)

20130714_043048

ほぼ旭川の近くに来たのでパーキングエリアで車中の二泊目。
今回は、大きいクラスの車に無料でアップグレードできたので、ニッサンJUKEに初めて乗ったけど、やはり大きい車のほうが楽ちんです。

20130714_043033

途中の忠別ダムあたりで夜が明けてきました。ケーブルカーの始発は6時なんで、気が焦るな。

20130714_045820

どうにか始発前にケーブルカーのふもと駅に着いて、ほっと一息。
改札前では50人以上もの登山客が列を作ってました。

20130714_063606_3

山頂あたりは、わずかに雪が残るものの夏山の景色です。
いろんな種類の小鳥の鳴き声が聞こえますね。人間の生活音がまったくしない環境に身を置けるひと時は、とても贅沢です。

Img_5036

三脚をセットした展望台の近くではノゴマが営巣していて、頻繁に餌を運んでます。

Imgp1893

もうすぐ親子連れの姿が見れるんだろうな。

20130714_081137

肝心のギンザンマシコの姿が無くて退屈です。
今週は三連休なんで大砲の砲列ができるかと危惧してたけど、カメラマンは5人程度だったんで一安心。

Imgp1931

「ギンザン!」との声で目の前の林にカメラを向けると、真っ赤なオスが木の実をついばんでました。
見事なほど赤いです。これならカメラマンがたくさん集まるわけです。

Imgp1980

上半身だけや豆粒ほどの大きさの写真しか撮れなかったけど、真っ赤なオスが撮れたのは初めてだったんで、うれしい。

Img_5065

ここは今でもガスが噴出している山で、風向きによって硫黄臭がします。

Imgp1934r

カヤクグリも夏の大雪山の住人ですね。

Img_5087


今回は0泊3日の強行軍だったけど、憧れの鳥たちが見れて大満足の旅でした。

|

« 近所の埠頭でチョウゲンボウ | トップページ | ベルボン(Velbon)の神対応 »

バードウォッチング」カテゴリの記事

旅行・地域」カテゴリの記事

コメント

おかえりなさ~い!
0泊?!
ワイルドですね~!
目的の子たちに会えてよかったですね!
景色の一つ一つが雄大で素晴らしい!
私も行ってみたくなりました(o^-^o)


投稿: Witch | 2013年7月15日 (月) 20:56

ブログ楽しみにお待ちしていました、でも、すごい、0泊3日旅のだいご味かな、撮りたい鳥も撮れて大満足ですね今後ともよろしくお願いいたします、

投稿: ふーさんの野鳥と旅 | 2013年7月15日 (月) 21:30

mailtoWitchさん、コメントありがとうね。
北海道は景色のスケールが大きいんで、広大な原野を借り切って遊べるのは、とても贅沢です。
今回は、Witchさんの宮古島旅行計画に触発されて急に思い立った旅行だし、あいにくの3連休だったのでホテルは無理でしたね。
でも、車で野宿できる季節だったし、おっちゃんの一人旅だったんで、ホテルが無くてもなんとか成りました。
でも、道北の原野では食事するお店もコンビにも遥かに遠いんで、食料は多めに確保しといたほうが良さそうですよ。

投稿: Ashgarden | 2013年7月15日 (月) 22:39

mailtoふーさんの400点満点の宮古島旅行には遥か及ばないものの、以前から会いたかった2種類がゲットできたんでラッキーでした。
シマアオジはノートリなんですよ。いろんな人のブログでは遥かに遠いって書いてあったんで、目の前に出現してくれたのはとてもうれしい。
ふーさん、秋にも南西諸島に行くのかな?
わたしも、サシバの渡りに行くつもりなんだけど、仕事のスケジュールが調整できるかどうかが運命の分かれ道です。早くサンデー毎日に再就職したいな。

投稿: Ashgarden | 2013年7月15日 (月) 22:43

憧れのシマアオジ(私たちはちら見だけ)のなんとかわいいこと!まるでぬいぐるみさんのように見えます!
ギンザンマシコも素敵ですねーーー!
学生さんの付き添いで30数年前なんども早朝の大雪
に行きましたがそのころは鳥さん趣味もなくて
今から思えばきっと出会えていたのかもですよねえ~泣
素晴らしい鳥運に恵まれたご旅行よかったですね!


お花は水仙ではなくアヤメの仲間かと・・・

投稿: 喜代子 | 2013年7月16日 (火) 20:58

mailto喜代子さん、そうですか、アヤメですか。
恥ずかしながら花や草木はまったくダメです。
バーダーに例えればスズメとカラスを間違えるようなレベルなんでしょうね(汗)

稚内空港をベースにすればサロベツは楽なんだけど、欲張って大雪山も登ったのでドライブはたいへんでした。

投稿: Ashgarden | 2013年7月16日 (火) 21:27

綺麗なシマアオジやギンザンマシコ他をありがとうございました!!/勿論未見であって羨ましい限りですネッ!!

自分は旧盆の時期に周遊を2回していますが、各々普通の観光旅行で単独行ではなかったのでノゴマくらいしかみていません!!

先日の何時もの公園整備中では巣立ち雛を連れたカワラヒワが近くに来たのですが子供達に雛が捕まってしまい親が必死に追いかけてくるので、雛を放すように子供達に頼んで説得も無駄に終わってしまい残念でした!!

下校後に何時も遊びに出てくる子供達で大人の注意を素直に聴く子は少なく、遊んだ後の片付けや食べたお菓子のごみ拾い・乗ってきた自転車の歩道上への停め方の酷さ等は毎日のことです!!

投稿: はたやん | 2013年7月17日 (水) 06:39

mailtoはたやん、いつもコメントありがとうございます。サロベツ原野のシマアオジも、大雪山のギンザンマシコ(オス)も、三度目のチャレンジで叶った夢なんですよ。やはり、夢は持ち続けるものですね。

カワラヒワの雛の話しは辛いです。子供たちには雛や親の気持ちを鑑みる意思すらないんでしょうか?
一般的な例えではゲームの世界でいとも簡単に人を殺せて暴力をふるえることを現実社会と勘違いしているのかも知れません。日本の行く末を憂慮します。

投稿: Ashgarden | 2013年7月17日 (水) 07:42

北海道はいいですね。
ギンザンマシコ、シマアオジ、頭の黒いノビタキ一度は観てみたい鳥さんですね。
車中泊っていいですよね。
目が覚めたら現場ですからね。(^_^)
沢山の鳥さんに会えて羨ましいです。

投稿: gensan | 2013年7月17日 (水) 21:37

mailtogensan、コメント有難うございます。
今回は急に思い立っての旅だったうえに3連休だったので、ホテルは全滅でした。でも、それが幸いして車のシートを倒して満天の星空を堪能できましたよ。
銀河の写真も撮りたかったんですが、あいにくカメラのレリーズを持参し忘れたことと、雲台のパンハンドルが故障していたために、どの写真もおおブレでした。

今回もBORGが大活躍でした。
ギンザンマシコの山では、600mmやサンニッパ+テレコンのカメラマンが何人も居ましたが、BORGの機動性と切れ味の良さでは「勝った!」と思います。

投稿: Ashgarden | 2013年7月17日 (水) 22:34

時々おじゃまして楽しませて頂いております。

お訪ねしてビックリ。

実は、サロベツに2日後に行きました!その報告ですが、2つがいが営巣していたそうですが、巣立ちビナが元気に飛び回り、親がその後を追っかけていました。

何羽もの巣立ちビナを見ましたので、それぞれが無事に育ったようです。

今回はすれ違いでしたが、いつかお会い出来ればと思っています。

投稿: 滋賀の村岡 | 2013年8月 4日 (日) 23:55

mailto村岡さん コメント有難うございます。
サロベツへ行くことに決めたのは、直前に見た村岡さんの道東のホームページに刺激されたからですが、サロベツでニアミスしていたんですね。
たくさんの巣立ち雛が居たとのことで、少しほっとします。

投稿: Ashgarden | 2013年8月 5日 (月) 07:31

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/183463/57793660

この記事へのトラックバック一覧です: サロベツのシマアオジと大雪山のギンザンマシコ(2013年7月):

« 近所の埠頭でチョウゲンボウ | トップページ | ベルボン(Velbon)の神対応 »