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2012年11月15日 (木)

ニシン漁で栄えた町を訪ねて

今年二度目の函館出張(+ちょっぴり遊び)から帰ってきました。

函館市が含まれる渡島地方はクジラのしっぽみたいな形が特徴なんだけど、この半島で知名度が高いのは函館市と大沼公園、それとニシン漁場の江刺くらいでしょうか。

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■11月9日

関空からANAに乗って、函館駅に着いたのは11時前。

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まだお腹は空いて無いけど、駅前のどんぶり横町を何も食べずに通り過ぎるのは、かなりの精神力が要ります。ちょっと小腹がすいた程度の私には、二階のお店で小さめのどんぶりが1000円程度で食べれるのが嬉しい。

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それにしても、この閑散とした光景には驚きました。
この四月に来た時には、中国人団体観光客でごった返してたのに、今は閑古鳥が鳴いてます。
季節的な要因も在るんだろうけど、尖閣諸島の問題もかなり影響してるんだろうな。

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仕事は夕方からなんで、市電に乗って外国人墓地まで遊びに行ってみました。
日本には市電の走る町がいくつかあるけれど、函館の市電も街の雰囲気づくりに一役買ってますね。

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外国人墓地には、ロシア人と中国人の墓が在ります。
すぐ近くには、箱館戦争で戦った会津藩士の墓も在り、遥か北の最果てで無念の死を遂げた武士たちが眠ってます。
雨が降り出したので、墓地の近くのカフェテラスに避難してたら、きれいな虹がかかりました。
(後で知ったんだけど、このカフェテラスはモーリエという名で、映画の撮影に使われたこともあるんだとか)

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外国人墓地から函館どっくへの帰り道で見かけた意味不明な標識。いったい何が言いたいのかな?

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函館どっくから函館駅までの帰路には、赤レンガで有名な金森倉庫が。今では倉庫としては使われずに、観光ルートの一つです。後ろに見えるのは函館山ですね。

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今回の仕事はJR五稜郭駅近くの病院。病院からホテルへの帰路で買った切符の連番がラッキーな7777なり! でも、何かを期待して買ったスクラッチは外れだった。

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この夜は独りで呑むことに成ったので、大門横町の小さな居酒屋でイカサシです。
やはり函館のイカは新鮮なので、写真のスルメイカも身が透き通ってたし、コリコリとした食感も最高でしたね。

■11月10日

きょうの仕事は想定外の問題が発生したのでスケジュールを中断して、出張仲間のKさんと函館山へ登ってきました。

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前のブログにも書いたけど、市電には何人かの女性運転士が居るんですよ。

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この日の展望台ではカラスの群れが舞っていて異様な雰囲気でした。でも、嫌われ者のカラスだって、こうして見ると味のある表情ですね。

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函館山から見下ろした市街。わたしは暗い町よりも薄暮の時刻が好きです。

■11月11日

きょうの仕事も順調に終わったので、同行しているK氏と海岸通りの回転寿司「函太郎(かんたろう)」で反省会(?)。

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函館の人に「旨い回転寿司は?」って聞くと、必ず「函太郎」と答えが返るほどの有名店です。
日曜日の夜だったんで、ファミリー客であふれ返ってるかと懸念してたけど、意外と空いてました。

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わたしのお気に入りは左下の「炙りエンガワ」。
口に入れた途端にとろけてしまいそうなほど、柔らかくてビターな味です。
今年初物の殻ガキはサッポロクラシックに合います。

■11月14日

出張での仕事は順調に終わり、今日は現地での代休です。
まずは、レンタカーで半島の西に在る白神岬を目指します。

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函館市の対岸の北斗市あたりから望む函館山とパイプライン。
北斗市には石灰石の大きな鉱山が在るので、昔からセメント製造業が栄えてました。
セメントを大きな船に積み込むには函館湾は浅すぎるので、沖合までパイプラインを引いて積み込んでます。

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ここが北海道最南端の白神岬。
秋の渡りのシーズンには、たくさんのヒヨドリが対岸の竜飛崎を目指して渡るのが有名ですね。
でも、時期外れの今日はヒヨドリもそれを捕食するハヤブサも居ない寂しい岬でした。

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半島を時計回りに北上すると、松前の町に着きます。
松前は、江戸時代に蝦夷地の海産物の商いで栄えた町で、明治に札幌に政治の拠点が創られるまでは北海道一の都市だったらしいけど、今では思い出しか無い寂しい町でした。

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半島をさらに北上すると、ニシンの漁場として名をはせた江刺の町に着きます。
写真は、現存する数少ないニシン御殿の一つの横山家。

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薄暗い土間には藁で作った民具がかかってました。
かつては、たくさんのやん衆(ニシン漁の働き手)が、この家で寝泊まりしてたんですね。

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横山家の近くの丘からは江刺の海が見下ろせます。
海が盛り上がるほどのニシンが押し寄せて、オスが出した精子で海面が乳白色に染まる群来(クキ)は、もう見ることも叶わないんだろうか。

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やはり江刺に来たからにはニシン蕎麦を食べなくては。
海沿いのお店で食べたニシン蕎麦は、自家製のニシンが柔らかくて美味しかったです。

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過去の栄華の思い出しか無い海岸沿いを感傷に浸って北上を続けると、小雨上がりの空にきれいな虹がかかりました。

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半島を横断して噴火湾へ出たころには日も暮れて、駒ケ岳のシルエットが寂しそうです。
きっと、これが渡島地方への最後の旅に成るんだろうな。

これは、■この春に函館を訪れたときのブログ

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コメント

ASHさん、いつもブログは美味しい食べ物から始まりますね楽しみに見ていますがうらやましいです、北海道へは7回行っていますが、函館はまだです、特に五稜郭が見たいです、出帳は大変と思います、でも、こんな楽しみがあるから、良い仕事できるんですね、よくわかりました、今後ともよろしくお願いいたします。

投稿: ふーさんの野鳥と旅 | 2012年11月17日 (土) 20:32

mailtoふーさん、いつもコメントありがとう。
毎年の晩秋には函館山でルリビタキの群れが見れるし、白神岬ではヒヨドリの渡りが見れるらしいです。ヒヨドリの渡りはダーウィンでもやってましたね。
今回の出張は、ピークに半月ほど遅れたためか、鳥の成果はいまいちだったけど、函館は海産物が美味い町なんで幸せな出張でした。

投稿: Ashgarden | 2012年11月18日 (日) 00:13

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