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2010年10月16日 (土)

宮古島でバーディング(2010年秋)

   毎年の寒露の季節に、日本の森林で繁殖したサシバ(タカの一種)がフィリピンやインドネシアなど南方の国を目指して岬づたいに渡ってゆきます。
数千羽ものサシバが川の流れのように上空を飛ぶ姿が見たくって、サシバの9割が通過すると言われる伊良部島へ行ってきました。

■10月9日

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土曜日は三連休の初日のせいか、沖縄へ向かう昼の便は満席でした。
やっと取れたのが夜の7時半に関空を出発する便だったけど、この時刻では那覇空港から先の接続が無いので、この夜は空港近くのスーパーホテルで一泊です。

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ホテルにチェックインし、モノレールの奥武山公園駅に向かって10分程度歩くと、数件の飲食店が集まってました。
能登半島出身のAshには『能登の海』というお店の名前にも惹かれたけど、やはり沖縄に来たからには地元の物が食べたいよね。

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『牛角』や『札幌ラーメン』も在ったけど、大阪でも食べれるチェーン店には興味が無いので、『最強食堂』というキテレツな名前のお店に入ってみました。
このお店の食べ物の値段はどれもお手頃です。
Ashが食べた豚ステーキ定食は480円の驚き価格。大阪だと、この予算ではかけウドンくらいしか食べれませんよね。まさに最強の食堂でした。

■10月10日

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宮古島への便は9時半の出発なので、時間はたっぷり余ってます。
空港の近くには、シギチの飛来で有名な漫湖が在るんだけど、あいにく満潮の時刻だったので立ち寄るのは諦めて早々と空港へ向かってみました。

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ロビーに対向する二面の窓には大きなステンドグラスが飾られてました。
トロピカルなデザインの窓から差し込む明るい日差しは、これから過ごす南の島での楽しい日々を予感させてくれます。

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出発ゲートのソファーで外を眺めてたら、イソヒヨドリが窓の外に飛来してくれました。
大阪ではたまにしか見かけないイソヒヨドリも、沖縄や南西諸島ではスズメくらいにありふれた存在です。

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那覇空港を飛び立つとすぐに見えてくる名も知らない小島。
ここにヤシの樹でも生えたたら最高なんだろうけど。

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Ashは、飛行機に乗った時だけ体験できる丸い虹を見るのが好きなんです。

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宮古空港から平良港へはタクシーで千円未満です。
出発直前の連絡船に飛び乗るやいなや、伊良部島のレンタカー会社へ到着予定時刻を電話しておいたので、佐良浜(さらはま)の港には迎えの車が来てくれてました。

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これは、レンタカー会社が入っている建物。
『トーガニ響むサシバの郷』のスローガンを見ると、この島がサシバに傾ける情熱の強さを感じます。
ちなみに、トーガニとは蟹の名前じゃなくて、伊良部島でよく歌われている有名な民謡のことです。

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レンタカー会社の方にお勧めの店だと教えてもらった渡口の浜(とぐちのはま)の食堂で食べたのは、やはりソーキソバです。
島唐辛子を振りかけると、美味しさが増しますよ。

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このお店では揚げたてのサーターアンダーギも売ってたので、今日のおやつとしてキープしときました。
やはり、揚げたてはふんわりと柔らかくって、とても美味しかったです。

のんびりと海を見ながらソバを食べてたら、今晩の宿泊先の富谷(とみたに)さんから、『宿に顔出ししてくださいね』との電話。
ペンション富谷は、伊良部島と下地島をへだてる水路沿いに在って、近くの干潟の木でたくさんのサシバが夜を過ごすんだとか。

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サシバが到着する夕刻には時間が在るので、下地島を一周してみました。
この島に在る3000メートルの滑走路は、民間航空機のパイロットの訓練飛行に使われていて、飛行機屋さん(飛行物の写真を撮る人)には人気のスポットです。
滑走路を囲うフェンス越しにタッチアンドゴーする飛行機を撮るマニアが多いらしくて、島のレンタカー会社では無料で踏み台を貸してくれます。

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下地島の西側に在る『通り池』という観光スポットです。
道を挟んだ二つの池が水中で繋がっているので、この名前に成ったとか。

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Ashの後方の『なべ底』という名の池は海とも繋がっているらしく、何人かのダイバーが眼下の水面にぽっかりと浮かび上がってきました。

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まずまずの好天で、夕方のサシバの飛来が期待できそうです。

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下地島から伊良部島へ渡る橋で見かけたツバメです。

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この夏にはAshの自宅近くの干潟でも出会えたセイタカシギ。
この個体は渡りの途中なのか、それとも留鳥として住みついているのかな。

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この蝶もたくさん見かけました。
図鑑で調べるると、スジグロカバマダラのようだけど、自信無いです。

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ペンションの近くの貯水池では、数羽のツバメに混ざって一羽のアジサシが何度も往復して何かを探してました。
これは、南西諸島で多くみられるクロハラアジサシです。

この日の夕刻は、数羽のサシバが上空を横切っただけだったので、数千羽のタカ柱をイメージしていたAshには期待外れの第一夜でした。

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ペンションでの夕食の後、ご主人が下地島方面のドライブに誘ってくれました。
下地空港の照明は、いったん8時半に消灯された後で何回かの点灯試験が行われます。
この夜は三脚を持参しなかったので滑走路の夜景はきれいに撮れなかったけど、逆にこんな面白い写真が撮れました。

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ペンションへの帰路では、ご主人がゆっくりと車を走らせて何かを探している様子でした。
『居たよ!』の声で下車して見ると、大きなザリガニが道路を渡ってるところでした。

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少し走ると、今度はカニがいました。
産卵時期の満月の夜には、数え切れないほどのカニが道を渡るので、車が走れないんだとか。
この夜は、土ボタルなども見せて頂いて貴重な体験ができました。

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宿では、千葉県からダイビングに来た佐々木さんという男性、それと福井県からの高橋さんという女性と同宿で、いろんなダイビングのエピソードを聞かせてもらえた楽しい夜でした。

■10月11日

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今朝は、島を時計回りに回って牧山展望台を目指すことにしました。
島の北端の西海海岸公園にはサシバを象った展望台が在ります。

この旅行を計画した際に、伊良部島のどこに行けばサシバが見れるのかを知りたくて、ネットを検索したんだけど、これはと言う情報が見つかりませんでした。

宮古島市役所のホームページに相談コーナーが在るのを見つけて質問を書いたら、一週間後くらいに地域造り課のキナさんという方から回答の電話が来ました。

キナさんのお話では、サシバは風に向かって飛ぶ習性があるので、どこを飛ぶかは当日の風向き次第なんだとか。

とは言っても、代表的な観察スポットとしては、牧山展望台や二つの島に挟まれた入り江、下地島の南西部などが良さそうとのことでした。

具体的な地名として、『白鳥崎(しらとりざき)』、『なかよね橋』や『太鼓橋』なども教えてくださいました。

キナさんには、とても感謝しています。

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見えるのは、ただ水平線だけの展望。
こんな風景を見てると時の経つのを忘れてしまいそうです。

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サシバのお腹に入ると遠くまで見渡せます。

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サシバ、サシバ、どこに居るんや?

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牧山展望台では、偶然にも地元写真家の与儀一夫さんと、数年ぶりにお会いしました。
与儀さんは宮古島在住の有名プロカメラマンで、『美ぎ島の彩(かぎすまのいろ)』という写真集も出版されてます。

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南西諸島のメジロはリュウキュウメジロという亜種で、黄色いノドと白いお腹が特徴です。

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宮古島と伊良部島を結ぶ連絡橋の上をサシバが飛んでました。
この橋が、予定どおりに2013年早々に完成すれば、島民の生活は一気に便利に成るんで反対者は居ないだろうと思ってたら、今は民間航空機の練習用として使われている下地島空港が、橋の完成後に自衛隊や海兵隊の軍用に転用されるかもしれないという恐れを持っている人が少なくないとのことでした。

奥様方の悩みとしては、今は夕方のフェリーで自宅に戻ってきてるご主人方が、連絡橋ができた後は宮古島の居酒屋で遅くまで飲んで、奥様方が車で迎えに行くことが増えるんじゃないのかとの懸念でした。

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ここは、宮古市役所の伊良部支所(旧伊良部町役場)です。
伊良部島を通過するサシバを、ここの屋上でカウントしています。

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外階段を登って屋上に着くと、与儀さんの知人の西原さんがカウントしてました。
西原さんは今日が連続三日目らしいけど、炎天下とスコールの屋上でタカを数える作業は大変でしょうね、ご苦労様です。

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向かいの建物の屋上に居たイソヒヨドリ。
とても歌上手な鳥なので、大好きです。

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午後一時ごろから何度かのタカ柱が立ち始めて、これは約60羽ほどのタカ柱です。
彼らは、上昇気流を捕まえてはるか上空まで舞い上がった後に、南の国を目指して飛び去りました。
この日の午後は、こんなタカ柱が三回立ちました。

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与儀さんの自然児ぶりには圧倒されます。
いきなりコンクリートの屋上で寝転がったので昼寝かなと思ってたら、『いま、大野山林のほうへ5羽飛んだけど、ちゃんと撮った?』と聞かれました。寝て無かったんや(汗)

彼は毎年のタカ渡りのシーズンには、愛車のオフロードカーで伊良部島に渡り、下地島の松林あたりで車を止めて野宿するらしいです。
根っからのサシバ好きなんだろうな。

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役場の屋上はとても暑くって、ペットボトルの水があっという間に無くなってしまいました。
今日も期待したほどのサシバが見れなくて、少し意気消沈したAshです。

■10月12日

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■10月20日加筆
海に見とれてるヒヨドリが可愛いなって思って撮った写真なんだけど、野鳥専門家の方からハイイロオウチュウという珍しい鳥だよと教えて頂いてビックリです。

今朝の連絡船で宮古島に渡って、幾つかのバーディングスポットで遊ぶ予定なんだけど、伊良部島とお別れする前に、島の全景を目に焼き付けようと牧山展望台に登ってみました。

展望台に着くと同時に、50羽程度の群れがタカ柱を作り始めました。
牧山は標高が90メートルほどなので、タカはすぐ上空を飛びます。
タカが飛ぶ姿を近くで見たいのなら、ここがお勧めです。

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島一周道路から振り返って見た、牧山展望台の遠望です。

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フェリー乗り場へ戻る途中で、上空をプロペラ機が通過しました。
これは、多良間島へ向かう便だろうか。
宮古島でもレンタカーを予約して在ったので、空港近くのスカイレンタカーまでタクシーで向かいました。

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宮古島では久松(ひさまつ)という海沿いの集落でサシバのカウントをしています。
カウントする場所は夕陽が丘と呼ばれていて、夕陽がとてもきれいに見える丘です。

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イソヒヨドリのメスです。
どういう訳か、宮古島ではメスよりもオスの方を多く見かけました。

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夕陽が丘からの展望です。
ここでは、久貝(くがい)さんという方がサシバのカウントをされてました。
10月とは言え、じりじりと焼けるような炎天下での終日のカウント作業は、とても根気と体力の要る仕事です。
宮古島では、たくさんの方々がサシバを守るために頑張っています。

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サシバのカウント地点から徒歩ですぐの場所には、taka's parlorというお店が在るので食事や休憩に便利です。
ここでは時間がゆっくりと流れて行きます。

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マンゴーをたっぷり使ったトロピカルなジュースは、とても美味しかったですよ。

久松でしばらく待ってみたもののサシバの気配が無かったので、島の北端に隣接する池間湿原に向かうことにしました。

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池間大橋から望む大神島です。
かつて、この島にはたくさんの人が住んでたらしいけど、ほとんどの人が宮古島へ移住してしまい、今では数十人ほどが暮らしているだけらしいです。

夏には、橋の南詰の岩場でハラグロアジサシが営巣します。

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池間大橋のたもとの売店横の石段を下ると、真っ白な砂浜のビーチが拡がります。

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秋の砂浜には人影も少なく、関西から来たオヤジ(Ash)とアベックさんで貸し切り状態。

アベックさんに頼んで、きれいな海をバックにパチリ。
かなり日焼けしてきましたね。

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白い砂とコバルトブルーの海です。

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池間湿原では、スズメガがハチドリのように高速に羽ばたいてホバリングしてました。
長い触手を伸ばして、器用に飛びながら蜜を吸います。

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オオゴマダラが何羽も居ました。

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これはムシクイなんだけど、正確にはセンダイムシクイなのかな?
この種の同定はとても難しいですね。

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これはジャコウアゲハのメスですね。

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羽根を開いた大きさが13cmも在るオオゴマダラは、日本のチョウとしては最大級の大きさで、宮古島市のチョウに指定されています。
ふわりふわりと上空を舞う姿は壮観ですよ。

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池間湿原の野鳥展望台です。
数年前に訪れた時には、木製で朽ちかけた展望台だったし、展望台までの道も背丈以上の草が生い茂っていたのでがっかりだったけど、今では鉄骨製の立派な展望台に変身したうえで、道も整備されてました。

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そろそろサシバが飛来する時刻なので、夕陽が丘に戻って見たものの、どうやら今日もボウズのようです。

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南の島の天候は晴れとドシャ降りの繰り返しなので、この日も何度かのスコールに会いました。
突然の雨は大変だけど、ご褒美としてその後にはきれいな虹が見れます。

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来間島(くりまじま)に在る今晩の宿『たきなか』へ戻る前に立ち寄った長崎の浜というビーチには、一羽のイソヒヨドリが居ました。
翌日の夕方にも同じ場所で見たので、この近くに巣が在るのかも知れないね。

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これが今晩のメニュー。
『たきなか』では、自宅で栽培している無農薬の野菜や、モズク・グルクンなど地元の食材をたっぷり使ったメニューが堪能できるので、食事の時間が待ち遠しいです。

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ペンションの窓から見た満天の星空。
来間島にはお店も人家も少ないので、数え切れないほどの星を見れます。

夜中に起きて、ビーチで寝ころんで星空を見上げるつもりだったのに、日中の遊び疲れと夕食の泡盛が効いたのか爆睡してしまったようで、気づいたら朝でした。(涙)

■10月13日

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これが朝食です。
夕食同様に地元の食材が多いので、とても美味しくいただけました。

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お椀の汁物は『ゆし豆腐』で、にがりで固める前のフワフワした食感が楽しい料理です。

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午前中は大野山林に行ってみたんだけど、当然ながらアカショウビンやサンコウチョウなどの夏鳥たちは、陰も姿も見えませんでした。
風がとおらない山林はサウナ風呂のような蒸し暑さだったので、そうそうに夕陽が丘へ移動です。

夕陽が丘では、絵葉書を見るような絶景が眼下に拡がります。

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真正面の海に沈む夕日を展望できる高台に建つ小さなレストラン。
女性のオーナーさんは関西出身者で、とても気さくで明るい人でしたよ。

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このレストランも二日目の今日は、カレーうどんにチャレンジ。
スパイスが効いたルーと、大きなラフテーが細麺の味を引き立てます。

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腹ごしらえもしたし、サシバの飛来まで時間もたっぷりあるので、どうしようかなと悩んでたら、オーナーさんから『川満(かわみつ)のマングローブでも見てきたら』とのアドバイス。
久松から川満までは車で10分程度の距離なので、時間つぶしに行ってみることにしました。

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川満へ向かう途中の農道に居たセッカ。
暖かい南西諸島に住むセッカでも、もう冬羽に衣替えしたんだね。

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川満の河口に居たキアシシギ。

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これが、マングローブの公園。
ここには、シギ類のほかにメジロがたくさんいましたね。カワセミも見かけたんだけど、撮るチャンスが無くて残念でした。

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川満漁港の上空は空港への進入路に成っていて、頭上を飛行機が横切ります。

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久松に向う戻り道で、白鷺の群れが頭上を通過しました。

真っ青な空と真っ白な鳥のコントラストはきれいでしたよ。

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漁港のそばでは、何人かの釣り人が糸を垂れてました。

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島にはコサメビタキもたくさん居ます。

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下地集落付近で車を走らせてると、『ミーミー』という子猫が親を探すときのような鳴き声が上空から聞こえてきたので民家の屋根を見上げると、アンテナにサシバが止まってました。

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しばらくすると、三羽のサシバが上空を舞い始め、またたくうちに米粒ほどの大きさの上空まで登って行ってしまいました。

地元の人の話では、鳴きながら飛ぶサシバは渡りをしないんだとか。
留鳥としての暮らしを選んだサシバたちは『落ちダカ』と呼ばれてます。

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サニツ浜を過ぎて西浜崎へ向かう道の草むらには、たくさんのアゲハが蜜を吸ってました。
ジャコウアゲハのオスは、真っ赤なお腹がとても印象的でした。

こんなに目立つ色では鳥に見つかりやすいだろうけど、ジャコウアゲハには毒が在るので鳥が嫌うらしいです。

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同じく西浜崎で見かけたのは、日本では南西諸島にだけ生息するリュウキュウアサギマダラ。
黒地の羽根の中に透き通るような水色が鮮やかな蝶でした。

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夕陽が丘でのサンセットは6時半ごろです。
きょうも川のようなサシバの群れは見れなかったのが残念だけど、美味しい空気を吸ってきれいな海が見れただけでも幸せな一日でした。

この日も、地元の新聞社の方や野鳥の会の方々が何名もサシバの観察に夕陽が丘へ訪れてました。
宮古島の方々のサシバに対する熱い気持ちがジンジンと感じられました。

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車を飛ばし、なんとか来間島の長崎の浜の夕焼けにも間に合いました。
一番星が出るころに、昨日と同じ岩場にイソヒヨドリが飛来しましたが、どうやら近くに巣が在るようでうすね。

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これが『たきなか』二日目の夕食。
ゴーヤチャンプルや無農薬栽培の自家菜園で採れたての野菜サラダ、それに数時間前に漁師が売りに来たばかりのマグロやモズクに天ぷら等々。
Ashが地方への旅する際の楽しみは、その土地ならではの食材や料理を味わえることなので、Ashにとってはすごいご馳走です。
観光旅館の夕食のように量が多すぎるのもダイエット中の身には辛いので、この程度の食事が嬉しいな。

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沖縄料理のソーキ汁は、豚の骨付きアバラ肉にコンブの出汁と大根のコラボレーションが作り出す傑作ですね。

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昨日は島の秋祭りだったので、祭用に作ったドブロクのおすそ分けがありました。
島のドブロクはヨーグルトのような風味で、Ashが今までに呑んだことがある物とは一味違いました。

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『たきなか』は、お父さんやお母さんが心やさしくて、自宅に居るような心地よさのペンションです。
元公務員のお父さんは、無骨そうな外見(失礼)に反して、とても暖かな人です。

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看護士だったお母さんは、とても心やさしい方ですよ。

■10月14日

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今日で宮古の島々ともお別れなので、少し寂しい気分です。
島の東側の竜宮展望台からは、数日前にサシバを追いかけた伊良部島や宮古本島が遠望できます。

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展望台から島の西側を眺めると、サトウキビ畑越しに長間浜が見えます。

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上地(うえち)の集落には、日本で一番南のファミマが在りました。
こんな遠方なのに、都会と同じ商品を同一価格で提供するファミマの営業努力には凄いものがあります。

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最終日の午前中は池間湿原に二度目の訪問です。
この湿原では、野鳥のほかにもたくさんの蝶やトンボを見ることができます。
これはリュウキュウムラサキです。
南西諸島では良く見かける蝶だけど、繁殖はしていないらしいので台風などで南の国から運ばれてきたようです。

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南国の強い日差しには、強烈な赤色のハイビスカスが似あいますね。

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展望台の真下には数羽の白鷺が休んでました。

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途中の食品店で買った『うず巻きパン』は宮古島の名物で、与儀さんも大好物なんだとか。
パンで作ったロールの中に、たっぷりのクリ―ムにザラメのよな砂糖が混ざってて、とても美味しいんですよ。

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久松でサシバをカウントしてた久貝(くがい)さんから、池間湿原ではクロサギが繁殖しているので、半日くらい辛抱してたら見れるかも知れないと、アドバイスを頂いてました。
残念ながらクロサギには会えなかったけど、日本では池間湿原を含む南西諸島でだけ繁殖しているというムラサキサギには会うことができました。
このサギは、シラサギなどより臆病なようで、人の気配を感じると草むらに隠れてしまいましたが、辛抱強く待ってたら日向ぼっこに出てくれました。

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これは、アオタテハモドキのオスです。
とてもカラフルで、目玉模様が印象的な蝶です。
美形の外見とは裏腹に性格は獰猛なようで、トンボなどが近づくと猛烈に追いかけまわしてました。
池間湿原へ二日も続けて通った訳の一つは、この蝶に会いたかったからです。

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池間湿原の東側にも、きれいなサンゴ礁が在るんです。

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ビーチではスノーケルをつけたダイバーたちが遊んでました。

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宮古空港はサシバをモチーフにデザインされたとのこと。
そういえば、屋根の色や形はどことなくサシバっぽいですね。

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飛行機から見下ろした大野山林。
夏には、アカショウビンやサンコウチョウやコノハズクがバーダーを楽しませてくれます。

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上空からの漫湖。
今回は潮位の都合で遊べなかったけど、空港の近くというアクセスの良さは、時間貧乏の私には嬉しいロケーションですね。

今回の旅では、残念ながら川のように続くサシバの渡り見れませんでした。
でも、この島ではたくさんの野鳥や蝶や花を満喫できたし、夜には泡盛やドブロクや満天の星空がAshを迎えてくれました。
今回は五泊六日の長い旅だったので、真っ黒に日焼けしましたよ。

■2006年に初めて宮古島を訪れた際の探鳥記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_5db7.html

■2008年の二回目の宮古島探鳥記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2008/07/post_0090.html

■2013年にダブル台風の中を難儀した四回目の宮古島探鳥記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-e69f.html

■10月20日加筆
肝心のサシバの渡りのことなんだけど、野鳥専門家の方からの情報によるとAshが島を後にした16日に7000羽の大群の渡りが在ったんだとか。

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コメント

Ashさんお帰りなさい、南西諸島、イソヒヨ・サシバ・ムラサキサギ・蝶ちょも良いですね、食事も満足されたようで、楽しさが、こちらに伝わってきます、また、お会いしたとき、お話楽しみにしています、

投稿: 福田 幸充 | 2010年10月16日 (土) 18:06

ハイサイ Ashさん。

伊良部滞在中 牧山展望台でお会いしたOZOKです。
サシバは堪能出来なかったようですが
その他いろいろ楽しまれたようですね。
ブログの中で少しばかりの誤記もあるようですが
気になったのが10月12日朝牧山で見られた
松の木に止まっている鳥のことです。
この子はハイイロオウチュウですね。
私たちは毎日11時からの調査で通っていたので
まったくのニアミスで見逃してしまったようです。
おそらく宮古島で画像として納められたのは
はじめてかもしれません。
私の宮古の友人が現在宮古野鳥目録を整理しているので
そのうち連絡があるかもしれませんが
その節にはよろしくです。
これからも活躍期待しています。
それでは。。

投稿: ozok | 2010年10月20日 (水) 16:55

ozokさん、こんにちは。
牧山展望台では、いろんなお話をお聞かせいただいて楽しかったです。
残念ながら、数千羽のサシバが川のように流れる光景は見れなかったのですが、
ドブロクやグルクンなどで宮古島の味覚をエンジョイでき、心身ともリフレッシュできました。

私は、野鳥を見るのは好きなのですが、同定は苦手なほうなので、例の写真は単なるヒヨドリかと思っていました。

オウチュウは、南方の国にいると聞いたことがありますが、自分が見たのがハイイロオウチュウとは知りませんでした。

南方の野鳥観察(撮影)では、とにかくバシャバシャとっておいたほうが、偶然にも珍鳥が撮れてることがあるよと先輩に聞きましたが、そのとおりですね。

ozokさんは、もう沖縄にお戻りなのでしょうか。
猛暑の中の調査作業ご苦労様でした。

強烈な台風が近いと思いますが、お気をつけ下さい。

投稿: Ashgarden | 2010年10月20日 (水) 17:37

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