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2010年7月14日 (水)

大砲200門でヤマセミを包囲の果てに

奈良県の渓流で起こった悲惨な話を聞きました。

この春に、奈良県の或る渓流でヤマセミが営巣をしてると言う情報を聞きました。
最近に成ってヒナが巣立ちしたらしいんだけど、その情報があっという間に広まってしまい、先週は500~600mmの超望遠レンズ(いわゆる大砲)を引っ提げたカメラマンが200名ほども営巣地に集まったらしいです。
一部の不心得なカメラマンが巣の傍まで近づいたり騒いだりしたために、ヤマセミは恐怖を感じたのか営巣地を放棄してしまったらしいです。

外見が地味なヤマセミがこれほどまでに人気なのは、ひとえに希少性に在ると思います。
絶滅が危惧されるほど数を減らしてしまったヤマセミなので、一度は本物を見てみたいとか写真に撮りたいとかの気持ちは誰でも持っているんだろうけど、彼らが巣を放棄せざるを得ないほどの暴挙をする連中には、ヤマセミを見る資格なんて無いと思います。

私が、そんな身勝手な連中をバーダーと呼ばずにカメラマンと呼ぶのは、バーダーとカメラマンとは本質的に違うと思うからです。

バーダーとは、鳥たちと彼らが生息する自然環境を愛して守ってやることができる人。一方のカメラマンとは、珍しい鳥や珍しいショットなど誰かに自慢できる写真を撮ることだけが目的であって、野鳥は単なる被写体であり、自慢作を撮るための道具と思っている人です。自分のエゴの為には営巣地にズカズカと入り込んだり、餌付けをしたり、眠っているフクロウに石を投げて目を開かせたりする人です。

私は、バーダーに成りたいですが、残念ながらカメラマンの部分も在ります。これは、奇麗ごとかも知れないけれど、大砲を抱えて野鳥を追い回している人たちの心が少しでもバーダーで在って欲しいです。

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