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2009年10月31日 (土)

訴状を見ていないので

裁判沙汰の事件の被疑者をマスコミが取材をした際に、決まり文句のように使われるのが『訴状を見ていないのでコメントできない』だ。

このような発言をする被疑者は、一般市民ではなくて有名企業や何らかの団体であることが多い。しかも、被疑者には何らかの後ろめたい嫌疑が在る場合に、この発言が多用される傾向にある。

ちなみに、訴状とは『裁判所に訴えを起こす際に提出する書類』なのだが、確かに何らかの事件が表ざたに成ってマスコミが取材に殺到するころには、被疑者に訴状が届いていないことが多いのかも知れない。

私がマスコミの報道姿勢に疑問を持つのは、多くの事件の報道に際して、被疑者が『訴状を見ていない』とコメントすると、それ以後の追及に熱心でないことだ。

人の噂も七十五日。どんな大事件でも月日を経ることで人々の興味も薄れて行くだろうし、新たな事件が次々と起こってくるわけだから、マスコミにとってもニュースバリューが減ってくるので、日が経つごとに記事の扱いも小さく成ってゆく。

これは、『訴状を見ていない』とコメントした被疑者にとっては好都合であって、多くの狡猾な被疑者はほっと胸を撫で下ろして、ほくそ笑んでいるのだろう。

わたしの案だが、『訴状を見ていない』として事件のコメントを先送りにしている企業や団体の名称を長期間にわたって掲示する場を設けてはどうだろうか。

オンライントレードが一般化した今日では、新聞の株式市況面の存在価値は急落しているが、そんな形骸化したスペースの一部でも割いて卑怯な企業や団体の名前を白日にさらし続けるのも、マスコミの責務ではないのだろうか。

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