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2009年1月

2009年1月18日 (日)

餌付けは悪いのか?

半年ほど前に鳥友に成ったTスターさんに教えてもらった岸和田市のT公園へ行ってみた。
この公園ではひと月前までオジロビタキが見れたらしいけど、残念ながら抜けた後らしい。
Siberianbluechat

でも、『今はルリビタキやミヤマホオジロなどが見れますよ』との美味しい情報に釣られてT公園へ行ってみると、なんと5メートルほどの至近距離でルリビタキやミヤマホオジロが愛嬌をふりまいてくれた。
周囲を見渡すと、400~600mmの大砲を抱えた何人ものバーダーがミヤマホオジロを狙ってる。

Yellowthroatedbunting

こんなマイナーな公園の特定の場所に大砲が集まっている光景も不自然だし、いつ行ってもルリビタキやミヤマホオジロが見れるってのも変だなって思ってたら、やはりその理由が有りました。ミルワームやピーナッツが鳥たちの撮影に絶好の場所に撒かれてたんです。
Ashの住む南大阪の大泉公園は珍鳥が見れることで有名だけど、その公園に行って驚いのは、ミルワームなどでの餌付ばかりか、『綺麗な絵』に成るようにと実や花のついた枝が地面に突き立てられてて、たくさんの大砲組がその『絵』を狙ってレンズを向けてることだった。

Blackfacedbunting

Ashは野鳥が好きだし、彼らが幸せそうに暮らしてる光景を見てハッピーな気分に成れるけど、餌付けで野鳥たちを一か所に引き寄せるのに疑問を感じる。
餌付けの弊害はいろいろと考えられる。

①野鳥たちが人間に依存しすぎると、本来の野生が失われてしまう。
②一か所に集中すると、鳥インフルエンザなどの病気に大量に感染する恐れがある。
③栄養豊富な餌をたくさん食べてるとメタボな鳥に成ってしまう。

Palethrush_2

とは言うものの、鳥たちにとっては餌の乏しい時期を乗り切ることは大きな試練だろうし、この冬の間に命を落としてしまう鳥も多いのではないだろうか。
そんな鳥たちが命を繋ぐためには、適度の食糧を支援してあげる『餌づけ』も必要なのかも考えさせられた一日だった。

Smew

隣接する池にはたくさんのカモたちに混ざって数羽のミコアイサも見かけた。
この池にはハクチョウやアヒルもたくさん居て、子供たちが撒くパンの耳などに群れている。
このパンの耳が、この鳥たちが厳しい冬を乗り切る糧に成っているのかも知れない。

Tuftedduck

今日の収穫の一つは、Ashよりも一回り先輩の福田さんと知り合えたことか。
聞くところによると、現在の彼は週3日程度の出勤の他はゴルフに出かけたり望遠レンズを担いでバードウォッチングをしたり悠々自適の日々らしい。さらに、健康維持のために日本百名山に数えられる山々を登っているとか。
最近はすっかり気持ち的に老けこんでしまったAshだったが、バイタリティ溢れる先輩に巡り合って元気づけられた。

■2009/02/07追記■
「鳥たちを自然のままにしておくべきだ」という意見もあるが、今の地球に自然って残ってるんだろうか?
数万年も残っていた野原や海岸はブルドーザで壊されてしまい、野獣や野鳥の生態系はとても厳しいのが現状だ。
Img_5870

そんな行き過ぎた自然破壊に気づいた人たちが細々と生態系の復活活動を始めたが、その成果が表れるまでの数百年を野獣や野鳥は生き延びれるのだろうか。
そんな観点では、「計画性のある餌付け」も必要悪かと思う。

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2009年1月12日 (月)

冬の富山はブリやちゃ

出張のために、昨年末からの半月間を富山で過ごした。
冬の北陸には雪景色が似合うが、一昔前に比べると降雪量は大幅に減っているらしい。
やはり、これも地球温暖化の影響だろうか。

Castletoyamainsnow
■雪に覆われた富山城だが、この景色もたった一日だけだった

当然の話だが、出張先では家族や友人や行き付けの呑み屋などいわゆる生活基盤がないために、仕事オンリーの生活に限定されてしまいがちだ。
そんな日々に潰されてしまわないためにも、出張先のアフターファイブや休日では積極的に地域の暮らしに溶け込むように努力している。

Neartoyamastation

気候の良い季節には望遠レンズを担いでバードウォッチングをしたり、露天風呂めぐりなどをすることが多いが、冬の北陸では積雪のために行動が制限されがちなので、どうしても飲み屋街めぐりで『地方文化の研究』をする破目と成ってしまう。

Sashimiandsake
■程よく脂ののった寒ブリには地酒(満寿泉)が合う

冬の北陸を代表する魚と言えば富山湾で獲れる天然ブリだろうか。
東京や大阪の居酒屋で出てくるブリには養殖ものが多いが、富山で水揚げされるブリは全て天然ものらしい。

Roastedheadofyellowtail_2
■カマの塩焼きは大きすぎて一人では食べきれない

富山湾の魚が美味い訳はいくつも在るだろうが、やはり立山連峰からのミネラル豊富な雪解け水で繁殖するプランクトンを食物連鎖の底辺とする漁場の豊かさだろうか。

Rimg0096_2

ブリに比べて知名度は低いが、幻魚(ゲンゲ)も北陸ならではの味覚だ。
特に、揚げたての幻魚は柔らかい身のサクサク感と表皮のゼラチン部分の食感が混ざって、とても美味しい。
今では幻の魚と呼ばれているが、かつては外道扱いされていて市場にも流通していなかったとは、なんとも勿体ない話だ。

Illuminationsofparkoftoyama
■このイルミネーションのモチーフは江戸時代に津軽や蝦夷地との間を行き来した北前船だろうか

モノトーンに成りがちな冬の北陸でも、最近はLED照明のイルミネーションで街角の随所が飾られている。

Japaneseglassshrimp

たかだか数泊しか滞在できない短期出張族にとって冬の北陸を食べつくすのは至難の業だろうが、幸運にもこの冬には数度の富山出張が続いたおかげで、バイ貝やシロエビなども味わうことができた。
可憐な姿のシロエビは、あまりにも可愛すぎて食するには残酷すぎる気がするが、やはり美味しいものを食べたいという本能には負けてしまう。

Miltofcodfish

幼少時を能登半島の漁村で過ごしたAshにとって、思い出の魚としてタラを外すことはできない。
北陸で食べるのは主に真ダラだ。
交通機関が貧弱で、今ほど食品の流通機構も発達していなかった昭和中期の北陸では、厳冬の季節に真ダラを一本買いして鍋で食べるのが贅沢だった。
特に、汁もので味わう真ダラの白子のかすかなほろ苦さは、田舎を離れて数十年を経た今でも記憶に残っている。
この夜は富山市内に住む兄一家との会食だったが、懐かしいタラを食べながら幼少期の思い出話に花が咲いた。

Sakemasuizumi
■満寿泉には能登杜氏の四天王に数えられる三盃さんの情熱と経験が注ぎ込まれている

富山の味覚の余韻を味わいながら最終のサンダーバードに飛び乗った。
久しぶりの自宅に戻ると、なんと富山の兄から富山県岩瀬浜の銘酒『満寿泉』の新酒が届いていた。
やはり、近くの他人より遠くの親戚の方が心が通じるのかな。

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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