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2008年7月

2008年7月27日 (日)

検査前日

数か月前の人間ドックで、『ヒトヘモグロビン』が検出されたので精密検査を受診せよ、と言われた。

『ヒトヘモグロビン』とは何を知らなかったのでネットで検索してみると、いわゆる人間の血のことらしい。

普段の食生活で肉や魚を摂取すると食物に含まれるヘモグロビンが腸にも届くのだが、人間の血は食肉人種でもない限りは腸で見つかることは無い。

ドックの報告を聞いた時には、『もしかして大腸ガン?』などと思い込んでかなり落ち込んでしまったが、悶々と暮らしてても精密検査を受けても身体の状態は変わらないんだからと意を決して腸の検査を受けることにした。
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明日の検査は腸に造影剤を注入して写真撮影するらしくて、腸から異物を排除するために前日の食事は写真のような特殊なものを与えられた。

メニューはお粥主体のシンプルなもので、一日分のカロリーを合計しても800KCalにしか成らない。

最近は、お腹の『はみ肉』が目立ってきたので気に成ってたけど、きょう一日の超健康的な食生活のおかげで、少しばかりのメタボ対策になるんじゃないかな。

検査結果が出るのは8月1日。
その日は祝い酒になるのかやけ酒に成るのか定かじゃないが、何れにせよ酒を飲むんだろうな。
◆8月1日
ドクターの診断ではX線の画像に腫瘍のようなものが在るとのことで、内視鏡で精密検査することに成った。
検査日はお盆のど真ん中の8月15日。この検査の後で、最終的な結論が出されるのだが、何れにせよ心安らかに過ごせない夏と成った。

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2008年7月21日 (月)

宮古島探鳥記(2008年夏)

愛鳥家が見てみたい鳥ベスト3のうちの2種であるアカショウビンとサンコウチョウが同時に見れる南西諸島の島。
そんな宮古島への2度目の探鳥記です。

※ブログ中のアカショウビンとはリュウキュウアカショウビンを指します。

<7月某日>
毎夏には探鳥旅行をすることにしているAshだけど、今年は行き先を絞り込めずに悩んでる。
去年行った道北のサロベツ湿原や利尻島もきれいだったし、南西諸島のアカショウビンにもまた会いたい。知人から聞くと屋久島の自然もけっこう良いらしい。

そんな悶々とした気持ちの日に、一昨年にアカショウビンが縁で知り合いに成ったKさんから、「今年もアカショウビンを見てきた」と聞いた瞬間、一気に宮古島に決定。

<7月17日(木)>
今日は出発の日なのに、皮肉にも数日前に発生した台風7号がゆっくりとした速度で南西諸島に向かっているらしい。
もしも宮古島に上陸するのなら、暴風雨の中ではテントも張れないしレンズも出せない。
でも、飛行機もレンタカーも民宿も予約したからには飛ぶしかない。

Photo
(国際気象海洋のサイトより)

宮古空港へ着くと、オキナワレンタカーのスタッフが待っていてくれた。
沖縄や南西諸島には地元資本のレンタカーが何社か在り、かなり格安の予算で利用できるのがうれしい。

レンタカーに荷物一式を積んでお目当ての山林へと向かう道中でいきなりのスコール。
台風が接近しているこの日を選んだのは、やはり間違いだったのか...
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現地に着いたころには雨もあがり、なんとかレンズを出せそうな空模様に成った。
でも、相変わらず風は強くて、時おり吹く風でブラインドが押し倒されそうに成る。

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池の周囲にはロープが張られ、写真のような警告看板が立っていた。
どれも、一昨年に訪れた時には無かったものなので、この山林へ訪れるバーダーが確実に増えていることと、バーダーのモラルが低下していることが想像できる。

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もしかすると、この山林へ訪れたバーダーのうちの何人かはAshのブログから情報を得たかも知れないと考えると、複雑な心境に成る。
今回のブログでは島の名前や山林の場所などを伏せておこうかとも思ったけれど、時すでに遅しの感が有るので、後はバーダーの良心にゆだねるしか無いのだろう。

このブログを見たバーダーには迷彩テント(最低でも迷彩シート)の持参をお薦めしたい。
鳥たちから身を隠すことによって、数メートルの傍までキョロちゃんが来てくれるんですよ。
この写真、500mm単焦点でノートリミング。

Rubbykingifisher2

とても臆病なオオクイナでも、こんなにリラックスして水浴びをする姿を見せてくれるのは迷彩テントのおかげですね。

迷彩グッズはこのショップなどでも買えるので、ぜひお試しを。ちなみにAshが使っているのは日本野鳥の会のワンタッチ迷彩ブラインドという優れものです。
とても重宝するブラインドだが、強いて難点を挙げると前方の切り込みの位置が低いので、それに合わせて低い椅子が必要なことだろうか。

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到着初日にお目当てのアカショウビンとオオクイナが見れたので、早々に今回の宿がある来間島(くりまじま)へと向かう。
来間島は宮古本島の西にある小さな島で、その面積のほとんどがサトウキビ畑と山林だ。
ここには数件の民宿と土産物屋、それにレジャー船などがあるものの、島外からの大規模な資本に侵されていない聖域と言える。
前回もお世話になったペンションたきなかは、元公務員のお父さんと心やさしいお母さんやお手伝いのおばさん達が温かくもてなしてくれるので、大好きに成った。

宿の食事は自家栽培の野菜類やお父さんが浜で釣ってきた魚などがメインなので、沖縄の家庭料理が味わえる。
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(これは朝ごはん。野菜たっぷりのヘルシーメニューだ。)

夜は500円で泡盛が飲み放題で、お父さんから島の昔の暮らしなど興味深い話が聞けて時の経つのを忘れてしまう。
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島のヤモリも泡盛の匂いに釣られて(そんなこと無いか)、降りてきた。
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玄関のドアにさりげなく組み込まれたステンドグラスがお洒落だね。
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<7月18日(金)>
天気予報では雨の確率が60%だったけど、青空も見えてるので山林へと向かう。
きょうが平日のせいなのか台風を嫌ってか、山林ではAsh以外のバーダーは見かけない。
おかげで静かな環境の中で鳥を堪能できそうだ。
きょうも水浴びに来たオオクイナ。すぐ傍のテントの中に人間が居るとも知らずにリラックスしてる。でも、何かの拍子に林の中にいちもくさんに逃げ込むほど本来は警戒心の強い鳥だ。
Bandedcrake

どこからともなくカラスバトが飛来してきてしばらく樹上から池の周囲を警戒していたが、危険なものが無いと思ってか、水を飲みに降りてきた。
この島にはたくさんの種類のハトが生息していて、その中でもキンバトやカラスバトの姿はとても美しい。
カラスバトはトンビ程の大きさで、その名のとおりカラスのような鳴き声がする。
木漏れ日を浴びて輝く姿に見とれてしまう。
Japanesewoodpigeon

これらのハトからは都会の公園で見かけるハトのような薄汚さとは別世界に棲む神々しささえ感じ取れる。
キンバトは南方に棲む鳥で、この島が生息地の北限に成る。
Emeralddove

<7月19日(土)>
今日も心地よい朝だ。どうやら台風は台湾方面へ進路を変更したらしい。
普段の暮らしではパソコンや携帯が手放せないが、せっかく南の島に来たからにはテレビやOA機器とは縁のない生活を満喫したいものだ。
きょうで山林通いも三日目だが、なぜか長い尾羽が優美なオスのサンコウチョウに会えていない。もう繁殖の次期も過ぎたので明るい時間には森の奥深くにひそんでいるらしい。
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テントからわずか2mの距離でキジバトが日向ぼっこをしている。
鳥たちのこんな自然な姿を間近で見れるのも迷彩テントの大きな成果だ。Img_0771_2

三日間もテントにこもっていてもオスのサンコウチョウに出会えず、気分転換で山林の中を散策してみる。
林の中を注意して探していくとリュウキュウコノハズクを見つけることができた。
一昨年に見たものは目をつぶっていたのだが、今回はぱっちりと目を開けてAshを睨みつけている。
この表情からヒョウキンそうな鳥と思われがちだが、夜になると野ネズミなどを狩るハンターに変身する。
Scopsowl2

さらに林道を進むと、こんどはアオバズクがAshを見下ろしていた。
重たいレンズを担いで林道を歩きまわるオヤジは、彼らの目にはどのように映っているのだろうか。
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林の探索で気分一新したので、再びテントで鳥を待つことにする。
すると、突然に数羽のオスのサンコウチョウが飛来し目の前の枝に止まってくれた。
残念ながら、枝カブリのうえにピントの甘い絵しか撮れなかったけど、一応は念願のオスが見れたので幸せだ。
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山林での目的をほぼ達成したので、島をドライブしてみることにした。
まず向かったのは北のはずれにある池間島。この島には湿原があると地図に書いてあるが、車で湿原らしい場所の周りを何周もしたが入口が見当たらない。
湿原は諦めて池間大橋のたもとのエリグロアジサシの営巣地へと向かう。
ここは、規模は小さいものの一昨年に来た時も間近で営巣姿が見れたので、Ashのお気に入りのスポットだ。
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続いて向かったのは東平安名岬。
絶壁から見下ろした海の青さとサンゴ礁の白さが目に焼きつく。
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しかし灯台の近くは観光バスがあふれ、スピーカーからは大きな音で下手なカラオケが流れている。そんなわけで灯台には見切りをつけて島の西岸を北上することにした。
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海岸沿いにペンションへ戻る途中の高台に見えた展望台。
ステンドグラスを通して柱に映った光がきれいだった。
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今晩も、お父さんを中心に予算500円ぽっきりの宴会が始まった。
宴に同席したのは、所沢から来た一卵性親子のように仲の良い母と娘、それに茨城県からの男性5人のグループ。それと、宿のお手伝いをしながら都会暮らしで疲れた心のリハビリをしている女の子など。
このペンションはこじんまりとした家庭的な大きさと、お父さんの引力およびお母さんの温かみのにつつまれるせいか、同宿の人たちとはすぐに友達に成れる。Rimg4027

<7月20日(日)>
四日間の旅行などあっという間に過ぎてしまい、もう島を去る日に成ってしまった。
今朝は少し早起きしてペンションの周囲を散策してみた。
朝日の中の来間大橋。
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展望台からは来間島全体を見渡せる。
東側からは海峡を隔てた対岸の本島に林立する本土資本のリゾートホテルが見える。
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展望台の屋根に鎮座しているシーサーは島の西側のサトウキビ畑を見下ろしている。
東側の景色とは対照的だ。
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サトウキビの葉づたいに、セッカがチッチッチッとせわしなく飛び回っている。
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畑一面のヒマワリが朝の陽に向かって輝いている。昼の間ずっと太陽を追いかけていても眩しくないのだろうか。
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宮古本島に渡り、サトウキビ畑をグルグルとドライブする。
スプリンクラーでサトウキビに撒く水のしぶきがきれいな虹を作っている。
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畑では10羽ほどの見慣れない鳥が何かをついばんでいたが、ツバメのようでケリやチドリのようでもあり、種類の見当がつかない。
後で図鑑で調べると、ツバメチドリと言う鳥だったが、そのものズバリの名称に納得。
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この鳥の成鳥は黒い涙を流したような表情が特徴的。
Indianpratincole

3時発の那覇行き便までは半日近くあるものの、さすがに三日間も遊びまくったためか島を散策する元気も無くなってしまった。
波音が聞こえる海岸で車を止めてしばしのお昼寝タイム。観光旅行に来た訳じゃないんだから、名も無い浜で何もせずにボーっとできるのも贅沢かも。
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那覇を経由して関西空港に向かうに連れ、眼下に広がる景色はトロピカルなものから普段見慣れたものに変って行く。
さあ、この数日でたっぷりと充電できたんだから、明日からの日常生活を嘆くのはよそう。

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一度目の探鳥記、宮古島探鳥記(2006年夏)へも遊びに来て下さいね。

■2010年10月にサシバの渡りを求めて伊良部島へ渡った日記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2010/10/post-6635.html

■2013年にダブル台風の中を難儀した四回目の宮古島探鳥記です
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2013/10/post-e69f.html

●北は北海道から南は宮古島までAshの目で見た鳥たちの庭へもお越しください。

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2008年7月12日 (土)

群青の空と黄金色の海?

梅雨が明けきらずにぐづついた空模様の日。
こんな日でも雲の上は快晴で、あちこちに入道雲が出てます。
もう、雲の上では真夏なんですね。
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それにしてもボンバルディアに乗るたびに冷や冷やします。
この日のフライトでもエンジン部分がかなり振動してたけど...
まあ、夏だから暑気払いでいいか。
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三枚目の写真は山口県沖でみた光景。船から何やら黄金色のものが放出されているんだけど、一見して土砂では無いような。
とすると、『う●こ』の可能性大だけど、もし本当ならこんな沿岸部で放出してて問題無いんだろうか?
もっとも、魚たちにとってはエサなんだろうけと、我々はその魚を食べるんですよね。
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2008年7月 8日 (火)

諫早の海で思うこと

長崎出張のついでに長崎の野鳥を見ようとネットを検索したら、諫早湾ごしに雲仙が望める轟峡でアカショウビンが見れるとの情報。
本来のスケジュールの一日前に長崎に入り、レンタカーで轟峡へ向かったものの、肝心の渓谷は水遊びのファミリーでおお賑わいだった。
緑の濃い季節=鳥が見えない季節なので、陽射しの強い日中に姿を見せてくれたのはメジロくらい。
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そんな訳でアカショウビンやオオルリには会うことが出来なかったが、緑の深い渓谷を散策していると、どこからともなく漂ってくる植物の芳香に心が安らいだ。これが本来のアロマセラピーだろうか。
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渓谷を見下ろす尾根からは諫早湾ごしに雲仙が望めた。この海はわれわれ凡人には理解できない政策で半分を埋め立てられてしまい死の海と化してしまったので有名だが、こうして生の海と死の海の双方を対比して見るにつけ、何時もながらのお上の暴挙と蛮行に怒りを感じる。
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減反政策で百姓に米造りを禁じる一方で、海産物の宝庫ともいえる諫早の海を埋め立てて農地を増やそうとしている。
残念ながらせき止められた水域の半分は埋め立てられてしまったが、漁師たちの涙の抗議や世間から非難の目を感じながら、この地で農業を営むことができる勇気ある百姓はいるのだろうか。
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この長大な堤防を作ることによって懐が潤ったゼネコン、そして彼らと結託して蛮行を強行したアホなお上連中。この世に正義が在るのなら双方ともに抹殺されるべきではないのだろうか。
ホテルの庭で見かけた野うさぎに、少しばかりだが怒りを静めてもらった。
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