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2007年6月 7日 (木)

宗谷・利尻島の夏鳥(2007年夏)

北へ向かうか南へ飛ぶかで大悩みの末に決めた、北の最果てへの探鳥記です。

●北は北海道から南は宮古島まで、私のホームページ鳥たちのエリアへもお越しください。

■6月2日(土) 晴れ

毎年の年末からゴールデンウィークまで働き蜂をせざるを得ないAshにとって、この季節はどこか辺境の地へ命の洗濯をしに行ける絶好のチャンスだ。
南方の島のカラフルな鳥たちにも興味をそそられるけれど、今回はどうしても見たい鳥があって宗谷岬に行ってきた。
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その鳥の名はノビタキ。ノビタキはちょっと見にはスズメと勘違いするほど地味で数多く見かける鳥だが、夏になると頭部が真っ黒で精悍な風貌に変身する。
この旅鳥、夏の間は寒い地方へ移動してしまうので、Ashのホームグラウンドでは真っ黒いノビタキが見れない。
でも、どうしても見たいって我がままな性格のお方(笑)は、ノビタキの営巣地まで追っかけするしか無い訳だ。
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北海道には根釧原野という広大でメジャーな湿原でノビタキもたくさん見れるけど、この季節にはバスツァーの団体さんが多すぎて、のんびりとカメラを構えてられない。
その点、北の最果てのサロベツ原野などは観光資源がなーんも無くって(少なくとも観光バスが立ち寄りそうな名所がないんで)、広大な湿原をほぼ借り切れる。こんな贅沢ができるのが辺境の地の良いところかな。Dsc02830_1

午後の便で関西空港を発ち、眼下に琵琶湖~能登半島~佐渡などを見ながら二時間弱、はるか洋上に浮かぶ独立峰に気づいた時には大感激した。実は四日しか旅程が無いので利尻島に渡ることを思案してたけど、この光景を見た瞬間にそんな迷いはどっかにぶっ飛んだ。
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根室空港近くの日産レンタカーを出発できたのは五時前。もう夕方なんで釧路の宿に直行かなと迷いつつも、着陸直前に見えた小さな沼がとても魅力的だったので、ナビを頼りにその沼に向かった。
ここはメグマ沼という場所で、白鳥などの冬鳥が多く飛来するらしい。
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沼の周辺は広大な湿原で、要所は木道で歩き回れるように成っている。
広大な湿原を見渡しても居るのはAsh一人だけ。本当にホッカイドーは広いと実感する。東京や大阪に住む我らは、2LDKのマンションを売って、たかだか60平米程度の戸建ちを手に入れただけで一国一城の主だと威張ってるけど、一生続くローンを抱えて立ち飲みでワンカップを飲んでる諸君、この風景を見ると人生観変わりますよ、ホント。
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木道そばの茅原を飛ぶ小鳥に目をやると、なんとお目当のノビタキだった。少し傾いた日差しの中で歌うノビタキは夢に見ていたとおりの精悍な姿だったので感激。この日はベニマシコやカッコーの姿も見かけ、本州との鳥種の違いを実感する。
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草原の散策を満喫しているうちに陽も落ちたので、ホッカイドーでの第一日目の探鳥を終えることにした。その夜は稚内港近くで宿を取り、当然ながら近所の居酒屋に繰り出した。
こうして地方を旅する時のお楽しみは、なんと言っても地物の肴をあてに地酒をやることかな。
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察するところAshの母親と同年配くらいの女将に、「とにかく地のもんを腹いっぱい食わせて!」って頼み、先ずはビールから始めた。
やはり稚内は良い意味で辺境の地なので、出てきた肴は地元の魚介類や山菜ばかり。とりわけ感心したのはウニの美味しいことで、最初の一口を舌に乗せた時の甘さは、大阪や東京で食べるウニとは大違いなのに驚いた。聞くと、市場へ出荷するウニは保存のためにミョウバンに浸けるんだとか。じゃー、都会で食べるあの農薬臭いウニはミョウバンの味だったんだと納得。
このお店、7品程の山海の肴とジョッキのビールのセットで、たったの2000円!、Ashはあまりにもウニが美味しかったのでウニや肴のお代わりや何杯もの地酒のお代わりをしたけど、5000円でお釣りがきた。これは安すぎるよ。

■6月3日(日) 晴れ

翌朝は5時に起床して宿をチェックアウト。今日の探鳥地の利尻島へ向かうフェリーは6時半に出港するので、ターミナルの売店でハンバーガーを買った。なんと、このハンバーガーの中身はホッケ入りのコロッケだった。内地からの観光客には、この意外な取り合わせが受けそうだな。
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フェリーはノシャップ岬を迂回しながら利尻島を目指してるが、鴛泊(おしどまり)港には1時間40分程の時間を要するので、それまではデッキで青空と潮風を満喫しながら、洋上に浮かぶ利尻島を遠望することにする。
船の両サイドをウミネコが追い抜いてゆく。 船客のほとんどは、宗谷・利尻・礼文を巡るパッケージツァーのジジババ。たぶん3泊4日くらいの日程で数え切れないほどの観光名所を廻って、集合写真を撮って、ご近所へのお土産を山ほど買って、そんな旅なんだろうけど、お疲れさんですねぇ。
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そんな客たちの中で、不思議な存在感プンプンの男が二人居た。一人は旭川から来たオヤジで、聞くと「退職して暇なんで嫁さんの実家のある利尻島へ遊びに行くところ」と言う。「昔はトンネル工事で日本全国の山に発破をかけてたよ」とか、「北海道は人口が減って寂れてきてるから兄さん北海道へ移住しといでよ」とか気さくな会話が弾んだ。
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もう一人の不思議さんは白人の爺さんで、着てるコートは擦り切れてるわ、靴下のかかとには大きな穴が空いてるわで、一見浮浪者寸前のヤバい爺さん。でも、三つも持っているスーツケースにはスターアライアンスの「プライオリティ」タグが付いてたので、ただの貧乏旅行者じゃない様子。
見てると、ポテトチップスを肴に缶ビールを立て続けに飲み干してる。酒飲みに悪い奴は居ないはずの持論を信じて「Where are you from?」と聞くと「England!」と返事が返ってきた。
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Ashのカメラを見て、「Canonはいいカメラだ」とか「Made in Japanは優れてる」とか、お尻がこそばゆく成るほど日本びいきの爺さん。
「お前は北朝鮮をどう思う?」、「ロシアをどう思う?」、「中国をどう思う?」と質問攻めされ、苦し紛れに「共産圏の国って信用できないな」って答えたら「そうやろ、そうやろ」って変なところで意気投合。そうこう喋くってる間に船は鴛泊港に到着した。奇しくも彼とは帰りの便が同じらしく、午後の再会を約束して「See Ya!」。
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旅行の間はレンタカーを借りっ放しだけど、利尻島までフェリーで運ぶと往復で30,000円ほども要る。
島で現地調達したほうが安いかと思って身一つで乗船し、鴛泊のターミナル前のレンタカー屋を物色してみたが、相場は3時間で7,000円~5時間で9,000円もする。想定外の高値に躊躇してると、売店の叔母さんが「お兄さん、レンタサイクルやレンタバイクが安いよ!」って教えてくれた。バイクの値段は一日乗り放題で4,000円。
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最近はバイクに乗って無いので少しは不安だったが値段の安さに引かれてバイクに決めた。でも、6月とは言え桜が咲いている最果ての地をシャツ一枚でツーリングはきつい。Ashの軽装と計画性の無さを見かねてレンタバイク屋の兄さんが「これ着てっていいよ」ってジャンパーを貸してくれた。心温まる厚情に身体も暖まったような気がした。
利尻島は一周60Kmの小島なので、単純計算だと1時間もあれば周り切れるんだけど、帰りの便までは8時間も在るのでノンビリと走ることにした。
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最初に目指したのはターミナルから程近い所に在る姫沼だ。ネットの情報だと、ここではコマドリやクマゲラに会えるらしい。ところが姫沼に着いてがっかりしたのは現地の駐車場に停ってるバスの多さ。さらに、ガイドさんの手旗に導かれて何十人ものジジババがぞろぞろと沼に向かってる。こりゃアカンわ、と絶望しながら団体の後を着いて行くと近くの樹から「ヒンカラカラ」とコマドリ独特の鳴き声が聞こえてきた。姿が見えなかったのは残念だが、生の声を聞いたのは初めてだったので、とても嬉しかった。
沼の地名看板の前ではジジババが「はい、ポーズ」と集合写真を撮っている。彼らの肩越しに見えたウミネコのグループの写真をパチリ。
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ジジババで騒がしい姫沼を後にして時計回りで島の南端のオタドマリ沼を目指す。バイクで走るのは久しぶりだが、身体全体で風を受けて走るのは気持ちが良い。きょうは、島内一周マラソンをやっていて、すれ違うアスリートと挨拶を交わす。
道中の林できれいな声でさえずるノゴマを発見。ノゴマを見るのは朝日岳以来なので懐かしい。
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オタドリ沼に着いたものの、ここにもツァー客がたくさん来てて、とても自然を満喫できる雰囲気ではない。木陰の小鳥は、もしかして北海道でしか見れないシマアオジ?とりあえずカメラに収めた後で調べてみると、大阪でも多く見られるアオジだったんで、ちょっとがっかり。
オタドリ沼を後にして南浜湿原に向かう。湿原とは言っても単なるササの原っぱでしかなく、鳥の姿もほとんど見られない。情報によると最近は湿原の水が減ってきているとか。ここにも地球温暖化の影響が現れているのかな?
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複雑な思いを胸に島の西側を北上する。この島には、コンビニや自販機がほとんど無いので喉が渇いてもお腹が空いても我慢するしかない。途中の漁港に立ち寄ると、漁から帰ったばかりの漁船から魚を降ろしている光景に出会った。あまり近寄ると邪魔に成るので遠見しかできなかったが、どうやらハタハタかホッケのような北方の魚のようだった。
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さらに北上して、鴛泊のフェリーターミナルを目指す。フェリーの出港は数時間先だが、まだ期待したほどの鳥に会えていないのが残念だ。それにしても利尻山はどの角度から見てもきれいな山だ。
日本100名山の最北端の山らしいが、まさに名山の名に相応しい。
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鴛泊には着いたものの、出港は数時間後だし島の他の鳥たちにも未練はあるしで、山ろくの野営場に行ってみた。野営場近くの林を探索していると、なんと間近の樹に大きくて黒い鳥が留まっている。カラスにしては頭がでかいしと思いつつレンズを覗くと、なんと待望のクマゲラだった。はやる心を抑えてピントを合わせる。北海道には何度も来ているのに今まで一度もクマゲラに会えていなかったので大感激。Img_0600

フェリーターミナルには朝の便で会った怪しい外人さんが先に戻っていて、半ダースもの缶ビールをぶら下げてほろ酔いの最中。
帰りのフェリーは、十羽近くのウミネコが見送ってくれて、退屈せずに過ごせた。その上、怪しい外人さんも何かと話しかけてくるし。
彼の話しでは、彼の名はDavidで中東や東南アジアのほとんどの国に旅したとか。日本でも、那覇や下関や神戸、名古屋、札幌と色んな場所に行ったらしい。日本の宿はほとんど全日空ホテルとか言ってるけど、それならけっこうリッチな爺さんかも。「おっちゃん、どんな仕事してるん?」と聞いたけど、ちょっと難しい英語の羅列なのでAshのスキルでは理解しづらかったけど、どうやらイギリス政府の福祉関係の仕事で諸国を周っているようだ。
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ふと周囲の視線を感じて見まわすと、ちゃんとした身なりの白人のオバサンと兄さんが、さり気なくこちらを見てて、どうやらDavidさんのお付きの方のような。もしかして水戸黄門様のイギリス版かもね。フェリーは稚内港に戻り、黄門様(?)ともお別れ。一路今夜の宿泊先の豊富温泉を目指す。
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豊富温泉はこじんまりとした温泉町で、昔は湯治客で賑わったらしい。ここのお湯の特徴は、なんと石油風呂!。なんでも、昔に石油の試掘をしていたら石油とともに温泉も噴出したのが始まりとか。
石油の臭いがプンプンする茶色のお湯に浸かるのは、本能的に危険を感じ、とても変な気分で落ち着けなかった。
宿はバーさん一人で切り盛りしてる汚ない古宿なのが辛かったが、朝晩の飯付きで6000円程度だから贅沢は言えない。
田舎の旅では漆黒の夜の満天に輝くたくさんの星を見るのが楽しみの一つだが、今朝の5時起きが祟って早々と爆酔してしまった。
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■6月4日(月) 晴れ

最果ての旅も今日で三日目。今日は半島西側に広がるサロベツ原野で遊ぶ予定だ。
サロベツ原野は東西5~8Km、南北30Kmにも及ぶ広大さで、釧路湿原に次ぐ原野だ。宿からビジターセンターまではほぼ直線の道が続く。ホッカイドーの道はまっすぐで信号も少ないので、ついついスピードが出てしまうので注意が必要だ。
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ビジターセンターには8時ごろに着いたが、広大な原野を散策しているのはAshの他に一名だけ。やはり平日なので現地の人たちは勤めに行ってるのかも。
原野の立て看板に大きな鳥が留まっている。どうやらシギの一種らしいが、今までに見たどのシギとも違う。
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このシギ、とても不思議な習性を持っていて、ヒバリのように高く舞い上がったかと思うと、鷹のように翼を畳んで急降下する。その時に広げた尾羽を使って「ブンブンブン」と凄まじく大きな音を発する。一般にシギの類いは温和なイメージがあるが、こいつの習性には驚く。この鳥についての説明が原野の案内板に掲載されていて、オーストラリアから渡ってくるオオジシギとか。
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ビジターセンターを後にして、サロベツ川沿いに農道を北上するが、走れども続くのは原野ばかり。ここではノビタキのメスを見かけたが、メスの夏羽は冬羽とほとんど変わらない。突然近くの草っ原から「ワンワン」と犬の鳴き声。こんなとこに野犬がおるんやと思って声のする方を見ると、なんとキタキツネが野鳥を追いかけているところだった。キタキツネが犬のような声も出すことを初めて知った。
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しばらく北上を続けたが代わり映えしない景色に飽きてきたので、今度は原野の東側を南下することにした。
ここで、ムクドリの一種のコムクドリに出会った。この鳥、関西では見かけない鳥だが、あまりの可愛さにファンに成ってしまった。雌雄で体色が異なり、オスの方が頬紅をしているのが滑稽だ。
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ペアのコムクドリが仲良さそうにホンワカと花をついばんでいる姿にしばし時を忘れて見とれてしまった。
原野の東側のほとんどは農場で、見渡す限りの牧草地が続く。景色的には悪くはないが、牛の糞尿のにおいがきつくて自然とアクセルの踏み込みが深くなってしまう。
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道中の草原には所々にぽつんと樹が生えていて、注意深く見るとチュウヒが留まっていた。彼らはこうしてモグラや野ネズミが顔をあらわすのをじっと待ち受けていて、一挙に急降下してゲットする習性がある。
Ashは群れでざわざわと暮らす鳥たちよりも、こうして独り生きている鳥のほうに惹かれるものがある。
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ウンコくさい牧草地から早々に退散することにし、原野の南端にあるパンケ沼へと向かう。この沼、冬にはカモ類で溢れるらしいが、さすがにこの季節には一羽も見当たらない。ビジターセンターはパンケ沼の南側の長沼近くにあり、道路向かいには湿原を見渡せる展望が設置されている。この沼周辺も広大な湿原に成っていて、ビジターセンターからパンケ沼は木道でつながっている。
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木道を散策していると、真横の木にキセキレイが留まった。どうやらこの鳥、内地で見るセキレイの亜種で、この地方の原野での繁殖が確認されているキマユツメナガキセキレイのようだ。
数少ない旅鳥なので要調査。
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はるか上空をオジロワシが旋回しているものの、この季節のパンケ沼には鳥の数も少ない。手持ち無沙汰で暇を持て余しだしたので、今日の宿泊地の猿払村に向かって早々と移動することにした。
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道中の牧場の草っぱらでキタキツネを発見。ホッカイドーでは、当たり前のようにキタキツネを人里近くで見ることができる。
土地の人にとってはありふれた光景らしく、何の興味も示さずに通り過ぎてゆく。土地の人にとっては野良犬程度の存在なんだろうか。
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■6月5日(火) 晴れ

猿払村はイトウ釣りのメッカに在り、宿を取った笠井旅館の宿泊客も釣りの客が多いとか。同宿した二人連れのオッチャンも帯広から車を飛ばしてきて、昨日は75センチを上げたとか。Ashが、「それって食べるんよね?」って聞いたら、蔑んだような眼差しで「リリースしました」と言われた。そうか、スポーツフィシングなんや。

宿のご主人に「このあたりで野鳥の多いところを教えて」って聞いたら、かなり迷ったあとで、いくつかの沼や山林の名を教えてくれた。親切なご主人と奥さんに見送られて宿を出た後で、Ashの質問が愚問だったことに気づいた。つまり、このあたりはどこへ行っても野鳥だらけってこと。実際、猿払村のどこを走っても数え切れないほどの野鳥の鳴き声がする。写真のベニマシコはポロ沼で撮影。大阪では冬鳥だが、夏に猿払村やサロベツで繁殖する。
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とりあえず、当ても無く林道を徐行運転する。どの山林からもウグイスの声が聞こえるが、なかなか姿を見ることができない。正直言って、Ashは今までウグイスの姿をまともにカメラに収めたことが無い。それほど用心深い鳥だが、この日はラッキーにもすぐ側の低木でさえずってくれていた。今日までは声はすれども写真を撮らせてくれないウグイスを恨んでいたが、これで今までの恨みつらみもご破算にしてあげよう。
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シロハラは、かなり用心深い鳥で、なかなか人前に姿を現してくれない。この日も何度か遠くでは見かけたものの、そーっと忍び寄っても100mほどに近づくと逃げられてしまう。その点、 コゲラやカラ類は人懐こくて、すぐ側までマンウォッチングしに来てくれる。
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野鳥を撮るには、こうして車で移動するのが最高だと思う。重たい機材を担いで歩かずに済むし、車の中からだと野鳥の警戒心も薄いので、鳥たちの自然な姿を撮り易い。できればエンジンの音も無く忍び寄って行きたいので、次回の探鳥旅行のレンタカーにはプリウスを使ってみたい。
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最果ての旅も今日が最終日。天気にも恵まれ、色んな鳥たちに出会えた旅だが、飛行機の出発までは半日近くしか残されてない。
せっかく最果ての地に来たのだから、ホッカイドーの最北端である宗谷岬には行ってみたいので、車をオホーツク沿いに北に走らせる。
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宗谷岬で見たかったものは、ここで放牧されている宗谷黒牛。いわゆるブランド牛の一種だが、宗谷岬の自然の中でのびのびと飼われているのが売りだどか。私たちの食卓に乗る肉牛たちが、狭くて暗い牛舎に閉じ込められて生涯を過ごしたのなら辛いが、大自然の中で自由に飼われた牛たちだったら少しは心の痛みも減るような気がして「頂きます」と感謝して頂けそう。
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ここではツツドリに遭遇した。今回の旅ではカッコウやツツドリに何度となく遭遇しているが、どうやら彼らの習性からして電線に止まるのが好きなようだ。Ashは個人的な主義で人造物と野鳥とが組み合わさった写真は好きでないが、ツツドリの写真はこんな形でしか撮れなかったので我慢するしかない。それにつけてもカッコウとツツドリは見た目がそっくりで、胸の横じまの太さで辛うじてツツドリと見分けられるだけで、あとの頼りは「カッコー」と「ボボボボ」の鳴き声の違いで区別するしかない。
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宗谷岬は観光ルートだけあってパーキングは観光バスやタクシーで満車だ。ちょうど昼飯時だったので岬を見下ろす高台にあるラーメン屋で600円のホタテラーメンを食べた。その後、岬の先端に建つ間宮林蔵の像の前で記念写真をパチリ。
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そろそろ騒音と雑踏の大阪に戻る時間だが、まだ北の鳥たちに未練が残るので、レンタカーの返却時間ぎりぎりまで、空港近くの草原を回遊する。一羽のチュウヒが草原をグライドして獲物を探している。どの鳥もどの草花も、この恵まれた季節にたっぷりと栄養を蓄えて、永い冬に耐えて欲しい。また次に遊びに来る日まで SeeYa!
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コメント

大変楽しい内容でした。
たのしませてもらいました、ありがとう。
最後の鳥はチュウヒですね。

投稿: 謎の珍鳥バーだー | 2008年4月11日 (金) 16:56

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