宮古島探鳥記(2008年夏)

愛鳥家が見てみたい鳥ベスト3のうちの2種であるアカショウビンとサンコウチョウが同時に見れる南西諸島の島。
そんな宮古島への2度目の探鳥記です。

※ブログ中のアカショウビンとはリュウキュウアカショウビンを指します。

<7月某日>
毎夏には探鳥旅行をすることにしているAshだけど、今年は行き先を絞り込めずに悩んでる。
去年行った道北のサロベツ湿原や利尻島もきれいだったし、南西諸島のアカショウビンにもまた会いたい。知人から聞くと屋久島の自然もけっこう良いらしい。

そんな悶々とした気持ちの日に、一昨年にアカショウビンが縁で知り合いに成ったKさんから、「今年もアカショウビンを見てきた」と聞いた瞬間、一気に宮古島に決定。

<7月17日(木)>
今日は出発の日なのに、皮肉にも数日前に発生した台風7号がゆっくりとした速度で南西諸島に向かっているらしい。
もしも宮古島に上陸するのなら、暴風雨の中ではテントも張れないしレンズも出せない。
でも、飛行機もレンタカーも民宿も予約したからには飛ぶしかない。

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(国際気象海洋のサイトより)

宮古空港へ着くと、オキナワレンタカーのスタッフが待っていてくれた。
沖縄や南西諸島には地元資本のレンタカーが何社か在り、かなり格安の予算で利用できるのがうれしい。

レンタカーに荷物一式を積んでお目当ての山林へと向かう道中でいきなりのスコール。
台風が接近しているこの日を選んだのは、やはり間違いだったのか...
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現地に着いたころには雨もあがり、なんとかレンズを出せそうな空模様に成った。
でも、相変わらず風は強くて、時おり吹く風でテントが押し倒されそうに成る。
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池の周囲にはロープが張られ、写真のような警告看板が立っていた。
どれも、一昨年に訪れた時には無かったものなので、この山林へ訪れるバーダーが確実に増えていることと、バーダーのモラルが低下していることが想像できる。

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もしかすると、この山林へ訪れたバーダーのうちの何人かはAshのブログから情報を得たかも知れないと考えると、複雑な心境に成る。
今回のブログでは島の名前や山林の場所などを伏せておこうかとも思ったけれど、時すでに遅しの感が有るので、後はバーダーの良心にゆだねるしか無いのだろう。

このブログを見たバーダーには迷彩テント(最低でも迷彩シート)の持参をお薦めしたい。
鳥たちから身を隠すことによって、数メートルの傍までキョロちゃんが来てくれるんですよ。
この写真、500mm単焦点でノートリミング。

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とても臆病なオオクイナでも、こんなにリラックスして水浴びをする姿を見せてくれるのは迷彩テントのおかげですね。

迷彩グッズはこのショップなどでも買えるので、ぜひお試しを。ちなみにAshが使っているのは日本野鳥の会のワンタッチ迷彩ブラインドという優れものです。

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到着初日にお目当てのアカショウビンとオオクイナが見れたので、早々に今回の宿がある来間島(くりまじま)へと向かう。
来間島は宮古本島の西にある小さな島で、その面積のほとんどがサトウキビ畑と山林だ。
ここには数件の民宿と土産物屋、それにレジャー船などがあるものの、島外からの大規模な資本に侵されていない聖域と言える。
前回もお世話になったペンションたきなかは、元公務員のお父さんと心やさしいお母さんやお手伝いのおばさん達が温かくもてなしてくれるので、大好きに成った。

宿の食事は自家栽培の野菜類やお父さんが浜で釣ってきた魚などがメインなので、沖縄の家庭料理が味わえる。
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(これは朝ごはん。野菜たっぷりのヘルシーメニューだ。)

夜は500円で泡盛が飲み放題で、お父さんから島の昔の暮らしなど興味深い話が聞けて時の経つのを忘れてしまう。
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島のヤモリも泡盛の匂いに釣られて(そんなこと無いか)、降りてきた。
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玄関のドアにさりげなく組み込まれたステンドグラスがお洒落だね。
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<7月18日(金)>
天気予報では雨の確率が60%だったけど、青空も見えてるので山林へと向かう。
きょうが平日のせいなのか台風を嫌ってか、山林ではAsh以外のバーダーは見かけない。
おかげで静かな環境の中で鳥を堪能できそうだ。
きょうも水浴びに来たオオクイナ。すぐ傍のテントの中に人間が居るとも知らずにリラックスしてる。でも、何かの拍子に林の中にいちもくさんに逃げ込むほど本来は警戒心の強い鳥だ。
Bandedcrake

どこからともなくカラスバトが飛来してきてしばらく樹上から池の周囲を警戒していたが、危険なものが無いと思ってか、水を飲みに降りてきた。
この島にはたくさんの種類のハトが生息していて、その中でもキンバトやカラスバトの姿はとても美しい。
カラスバトはトンビ程の大きさで、その名のとおりカラスのような鳴き声がする。
木漏れ日を浴びて輝く姿に見とれてしまう。
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これらのハトからは都会の公園で見かけるハトのような薄汚さとは別世界に棲む神々しささえ感じ取れる。
キンバトは南方に棲む鳥で、この島が生息地の北限に成る。
Emeralddove

<7月19日(土)>
今日も心地よい朝だ。どうやら台風は台湾方面へ進路を変更したらしい。
普段の暮らしではパソコンや携帯が手放せないが、せっかく南の島に来たからにはテレビやOA機器とは縁のない生活を満喫したいものだ。
きょうで山林通いも三日目だが、なぜか長い尾羽が優美なオスのサンコウチョウに会えていない。もう繁殖の次期も過ぎたので明るい時間には森の奥深くにひそんでいるらしい。
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テントからわずか2mの距離でキジバトが日向ぼっこをしている。
鳥たちのこんな自然な姿を間近で見れるのも迷彩テントの大きな成果だ。Img_0771_2

三日間もテントにこもっていてもオスのサンコウチョウに出会えず、気分転換で山林の中を散策してみる。
林の中を注意して探していくとリュウキュウコノハズクを見つけることができた。
一昨年に見たものは目をつぶっていたのだが、今回はぱっちりと目を開けてAshを睨みつけている。
この表情からヒョウキンそうな鳥と思われがちだが、夜になると野ネズミなどを狩るハンターに変身する。
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さらに林道を進むと、こんどはアオバズクがAshを見下ろしていた。
重たいレンズを担いで林道を歩きまわるオヤジは、彼らの目にはどのように映っているのだろうか。
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林の探索で気分一新したので、再びテントで鳥を待つことにする。
すると、突然に数羽のオスのサンコウチョウが飛来し目の前の枝に止まってくれた。
残念ながら、枝カブリのうえにピントの甘い絵しか撮れなかったけど、一応は念願のオスが見れたので幸せだ。
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山林での目的をほぼ達成したので、島をドライブしてみることにした。
まず向かったのは北のはずれにある池間島。この島には湿原があると地図に書いてあるが、車で湿原らしい場所の周りを何周もしたが入口が見当たらない。
湿原は諦めて池間大橋のたもとのエリグロアジサシの営巣地へと向かう。
ここは、規模は小さいものの一昨年に来た時も間近で営巣姿が見れたので、Ashのお気に入りのスポットだ。
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続いて向かったのは東平安名岬。
絶壁から見下ろした海の青さとサンゴ礁の白さが目に焼きつく。
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しかし灯台の近くは観光バスがあふれ、スピーカーからは大きな音で下手なカラオケが流れている。そんなわけで灯台には見切りをつけて島の西岸を北上することにした。
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海岸沿いにペンションへ戻る途中の高台に見えた展望台。
ステンドグラスを通して柱に映った光がきれいだった。
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今晩も、お父さんを中心に予算500円ぽっきりの宴会が始まった。
宴に同席したのは、所沢から来た一卵性親子のように仲の良い母と娘、それに茨城県からの男性5人のグループ。それと、宿のお手伝いをしながら都会暮らしで疲れた心のリハビリをしている女の子など。
このペンションはこじんまりとした家庭的な大きさと、お父さんの引力およびお母さんの温かみのにつつまれるせいか、同宿の人たちとはすぐに友達に成れる。Rimg4027

<7月20日(日)>
四日間の旅行などあっという間に過ぎてしまい、もう島を去る日に成ってしまった。
今朝は少し早起きしてペンションの周囲を散策してみた。
朝日の中の来間大橋。
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展望台からは来間島全体を見渡せる。
東側からは海峡を隔てた対岸の本島に林立する本土資本のリゾートホテルが見える。
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展望台の屋根に鎮座しているシーサーは島の西側のサトウキビ畑を見下ろしている。
東側の景色とは対照的だ。
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サトウキビの葉づたいに、セッカがチッチッチッとせわしなく飛び回っている。
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畑一面のヒマワリが朝の陽に向かって輝いている。昼の間ずっと太陽を追いかけていても眩しくないのだろうか。
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宮古本島に渡り、サトウキビ畑をグルグルとドライブする。
スプリンクラーでサトウキビに撒く水のしぶきがきれいな虹を作っている。
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畑では10羽ほどの見慣れない鳥が何かをついばんでいたが、ツバメのようでケリやチドリのようでもあり、種類の見当がつかない。
後で図鑑で調べると、ツバメチドリと言う鳥だったが、そのものズバリの名称に納得。
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この鳥の成鳥は黒い涙を流したような表情が特徴的。
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3時発の那覇行き便までは半日近くあるものの、さすがに三日間も遊びまくったためか島を散策する元気も無くなってしまった。
波音が聞こえる海岸で車を止めてしばしのお昼寝タイム。観光旅行に来た訳じゃないんだから、名も無い浜で何もせずにボーっとできるのも贅沢かも。
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那覇を経由して関西空港に向かうに連れ、眼下に広がる景色はトロピカルなものから普段見慣れたものに変って行く。
さあ、この数日でたっぷりと充電できたんだから、明日からの日常生活を嘆くのはよそう。
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群青の空と黄金色の海?

梅雨が明けきらずにぐづついた空模様の日。
こんな日でも雲の上は快晴で、あちこちに入道雲が出てます。
もう、雲の上では真夏なんですね。
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それにしてもボンバルディアに乗るたびに冷や冷やします。
この日のフライトでもエンジン部分がかなり振動してたけど...
まあ、夏だから暑気払いでいいか。
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三枚目の写真は山口県沖でみた光景。船から何やら黄金色のものが放出されているんだけど、一見して土砂では無いような。
とすると、『う●こ』の可能性大だけど、もし本当ならこんな沿岸部で放出してて問題無いんだろうか?
もっとも、魚たちにとってはエサなんだろうけと、我々はその魚を食べるんですよね。
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諫早の海で思うこと

長崎出張のついでに長崎の野鳥を見ようとネットを検索したら、諫早湾ごしに雲仙が望める轟渓谷でアカショウビンが見れるとの情報。
本来のスケジュールの一日前に長崎に入り、レンタカーで轟渓谷へ向かったものの、肝心の渓谷は水遊びのファミリーでおお賑わいだった。
緑の濃い季節=鳥が見えない季節なので、陽射しの強い日中に姿を見せてくれたのはメジロくらい。
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そんな訳でアカショウビンやオオルリには会うことが出来なかったが、緑の深い渓谷を散策していると、どこからともなく漂ってくる植物の芳香に心が安らいだ。これが本来のアロマセラピーだろうか。
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渓谷を見下ろす尾根からは諫早湾ごしに雲仙が望めた。この海はわれわれ凡人には理解できない政策で半分を埋め立てられてしまい死の海と化してしまったので有名だが、こうして生の海と死の海の双方を対比して見るにつけ、何時もながらのお上の暴挙と蛮行に怒りを感じる。
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減反政策で百姓に米造りを禁じる一方で、海産物の宝庫ともいえる諫早の海を埋め立てて農地を増やそうとしている。
残念ながらせき止められた水域の半分は埋め立てられてしまったが、漁師たちの涙の抗議や世間から非難の目を感じながら、この地で農業を営むことができる勇気ある百姓はいるのだろうか。
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この長大な堤防を作ることによって懐が潤ったゼネコン、そして彼らと結託して蛮行を強行したアホなお上連中。この世に正義が在るのなら双方ともに抹殺されるべきではないのだろうか。
ホテルの庭で見かけた野うさぎに、少しばかりだが怒りを静めてもらった。
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やっぱりミソっちは可愛い 《雨の金剛山にて》

この週末は雨模様なのでバードウォッチングは諦めてたけど、なんとか午前中は空が持ちそうだったので金剛山へと車を飛ばした。
やはり梅雨時期のせいか登山客は心なしか少なく、その分だけのんびりと散策できた。
ロープウエイの手前の登山道を少し登ると、オオルリやミソサザイの囀りが聞こえる。
今回の機材は500mm単焦点x1.4倍コンバータ。
こずえ近くのオオルリまでは届かないが、渓流で遊ぶミソっちの姿はたっぷりと堪能させてもらった。

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■これ、ミソっちのお決まりのポーズ。ちびのくせに大きな声で囀るのが好き。

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■このポーズも、まるでお団子のようで可愛い。

渓流のミソっちとの遊びも堪能できたので、次は頂上近くのオオルリを目指す。

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■しばらくは心臓破りの坂が続くけど、この金剛白龍大神の鳥居を過ぎれば、もうすぐ千早園地。


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■園地で一休みしてたら、ポツリポツリと雨が。
今回はオオルリに会えないままロープウエイで下山するはめに成ったけど、久しぶりに会ったミソっちに心が癒された。

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もう終わったか.....

この前の定期検診で肺炎が見付かったとの中間報告を聞いて落ち込んでたところへ検診の最終結果が届いて、大腸からの出血があると書いてあった。
これって、暗に『大腸ガン』の可能性を指した報告なんで、今日はかなり落ち込んでしまった。
こんな悩みって職場のメンバーにも家族にも打ち明けられないんで、昨夜は行きつけのJAZZBARへ飲みに行った。

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この店に通い始めてから、もう8年。
同じ景色の中でいつも通りに飲んでるつもりでも、昔に比べたら酒も弱くなったし身体の免疫力も低下したように感じる。

マスターから『今日はピッチが早すぎ!』っていさめられたけど、やはり今日の診断結果がショックだったような。
外見は努力して若作りしてても身体は正直なもんで、年齢相応にあちこちにガタがでてきた。
幸いにも抗生物質を飲んだら肺炎の症状は消えたけど、次から次と巡ってくる体調の異変には気が滅入ってしまう。

まあ、こうして悔やんでてもしょうがないんで、早期発見早期治療で身体の疫病神でも退治するか。

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肺炎に成ってた

この3月初旬ごろに風邪をひき、一ヶ月ほどは大きな息をすると胸が痛んだりしてました。

ノドや鼻の粘膜系もヒリヒリした状態が続いてて、きっとこれは出張続きでホテル暮らしが長いので、エアコンの乾いた空気に粘膜がやられたんだろうなって思ってました。

でも、風邪をひいてから何ヶ月も過ぎた今でも咳き込んだり深呼吸をすると胸が痛んだりするんで、少し心配してたんです。

先日、毎年行ってる定期健診を受けたところ、『レントゲン検査で肺の一部に陰りが見つかったので、大きな病院でCTスキャンを受けてください』と言われてビックリ。

さっそく掛かり付けの病院へCTスキャンの予約をしたものの、予約が混んでるので受診できるのは半月後と言われました。

CTスキャンを受ける日までは、小心者のAshの心にはいろんな葛藤が渦巻き、正直言って仕事をしてる時もお酒を飲んでるときも心ここに非ず状態でしたね。

もし肺がんや肺結核だったとしたら長期の入院が必要だろうし、その間の会社の経営や家族のことも心配でした。
それに、肺結核だったら家族や仕事関係で接触した人たちに結核菌をばら撒いてたかも知れないんで、多くの人たちに迷惑をかけることに成ります。

肺がんだとしたら、もしかすると余命数か月と宣言されるかも知れないので、TVドラマの『明日の喜多義男』みたいに、残された日々に自分のやりたかった夢を成し遂げるべきか、それとも自暴自棄に成って酒やオンナに逃げるか。
何れにせよ、仕事の整理をしたり遺言も書かないといけないしで、忙しい余命なんだろうな。

偶然にも、少し前にジャック・ニコルソンとモーガン・フリーマンが主演した『最高の人生の見つけ方』という映画が公開された時も、さっそく観に行って来ましたね。
この映画にはとても共感を覚えましたんで、Ashと同じ境遇の人は、ぜひ見に行ってください。

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そして、一昨日がCTスキャンの予約日。先日撮影したレントゲンフィルムと昨年分のレントゲンフィルムを見比べていた医師がAshに告げたのは、『これ、単なる軽度の肺炎なんで、抗生物質を一週間も飲めば治りますよ。CTスキャンなんてするまでも無いね』の一言。

嗚呼、この半月間の深刻な葛藤はいったい何だったのか!
余命いくばくも無い薄倖の美男子には成り損ねてしまったけど、人生の幕引きをする必要も無かったんだと思うと嬉しくって。

でも、担当医に肺炎に成った訳を聞いてみると、『高齢に成るに従って喉に入ってきた食べ物やつばを肺と胃に振り分ける機能が衰えてくるんですよね。あ、これ一般論なんで気になさらずに』と言われました。

何れにせよ、そろそろ自分の身体と会話しながら生きてゆく年代であることを痛感しつつ、3本目のビールを空けようとしてるAshです。

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アイヌが先住民とは認めるけど...

日本政府が今国会で採択する決議の原案から①が削除され、②が残された。

①「アイヌの人々が労働力として拘束、収奪されたため、その社会や文化の破壊が進み、『同化政策』により伝統的な生活が制限、禁止された」

②「アイヌの人々は独自の言語、宗教や文化の独立性を有する先住民族である」

※以上 朝日新聞 5月31日 朝刊の記事より引用
 ちなみに『アイヌ』とは『人間』を意味することばなので 、上記の『アイヌの人々』という表現は不適切なんじゃないのかな。

この決議案の意味をAsh的に理解すると、『アイヌは昔から日本のどっかで自分らの生き方で暮らしてたみたい』けど、『俺ら日本政府は、アイヌを辺境の地に追いやって彼らの土地を奪ったり、彼らを日本人の奴隷とすべく文化や言葉も奪ったなんて記憶にないね』と言ってるのと同じじゃない?

洞爺湖サミットを目前にして、『日本だって先住民のことを慮ってる先進国なんよ』ってことを諸外国アピールをするための国会決議なんだろうけど、もっとも大事な事実や彼らに対して行ってきた蛮行を認めないという決議は、諸外国からの評価を下げる効果しか無いんではないだろうか?

アイヌの伝統文化を音楽活動を通じて伝えようと活動しているアイヌアートプロジェクトの結城さんとは谷町九丁目のJAZZバー『街山荘』で何度かお会いしたが、奇しくも5月30日の朝日新聞に彼の活動が掲載されていた。
Photo
恥ずかしながら、結城さんと(この頃はデブっちょでムーンフェース状態の)Ashのツーショットです。
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◆街山荘のURL
 http://machi-sanso.com/
 街山荘は7月に梅田の阪急東通りへ移転します。

◆どうやらアイヌアートプロジェクトのホームページページは閉鎖されたようです。
 このURLはドラマーの方のホームページですが、このページも最近になって閉鎖されてしまいました。 何故?
http://daitoudaitou.blog120.fc2.com/

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恥かしながら佳作をもらいました

昨年の10月に新潟県の福島潟で撮ったオオタカの写真がコンテストで佳作を貰いました。
賞とは言っても、「大賞」の下の「優秀賞」の下の「特別賞」の下の「入選」の下になる「佳作」なんで、人様に自慢できるもんじゃないですが、自分の撮った写真が賞を貰うのは生まれて始めてだったんで、とても嬉しいです。わーい(嬉しい顔)
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★福島潟に行ったときのブログはこれ。
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2007/10/post_73f9.html

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弘前のさくら祭りとねぷたパレード

毎年、ゴールデンウイークの時期には弘前城公園の桜が満開に成って、恒例の『さくら祭り』が催されます。
ところが、地球温暖化のためか今年の桜は祭りよりも早い時期に開花のピークを迎えてしまったようで、さくら祭りの時期にはお堀の周辺の桜はほとんど葉桜に成ってしまいました。一部のツァー客は予定をキャンセルしたらしくて、観光関係者には今年の異常気象が大きな悩みの種のようです。
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幸いなことに、天守閣付近ではきれいな枝垂桜(しだれざくら)が真っ盛りで、たくさんの花見客で賑わっていました。
名峰岩木山を背景に咲く桜は淡いブルーと淡いピンクの取り合わせがとてもみごとです。

城内の公園ではたくさんの花見客がお弁当やお酒を持ち込んで酒宴の最中でした。
いくつかのグループは津軽民謡や踊りに興じてましたが、都会での花見のように無粋なカラオケで喧騒を撒き散らしている風景に比べて、とても素朴で和気藹々とした情緒を感じさせてくれました。
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奇しくも、このさくら祭りの時期に弘前に居合わせた幸運を喜びながら屋台の焼き鳥を肴に缶ビールを飲んでたら、今日の夕方から通りでパレードが在って、そこにねぷたが来るという話を教えてもらって大感激。
缶ビールと満開の桜にしとど酔っぱらってしまったので、とりあえずホテルで仮眠して酔いを醒ましてから街中へ繰り出すことにしました。
弘前のねぷたには興味が在ったし一度は見てみたいと思ってたけれど、まさか季節はずれのこの時期にねぷたが見れるとは予想もしてなかっただけに、さらに大感激。
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ねぷたの由来や民俗学的な知識には疎いAshだけど、この絢爛豪華なねぷたを担いで練り歩く民衆のエネルギーの源は、永くて辛い北国の冬の季節を終えた喜びなんではないだろうか。


初めて見たねぷたで感激したのは、そのメカの凄さですね。
通りに点在する信号や通りを横断している電線よりも背の高いねぷたが、それらの障害物を横切る際には、ねぷた全体が下に沈みこんだり回転したりしてスルリと通過します。

この夜のパレードでは、ねぷたの他にも岩木山参りの「お山参詣」や「よさこい津軽」なども繰り出して北国の情緒を満喫させてもらいました。
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白神山地の春鳥たち(2008年4月)

広大な面積のブナ林が手付かずで残されていたために世界遺産に指定された白神山地。
そのふもとに在る、『十二湖』と呼ばれる湖沼群へ行ってきました。

大きな地図で見る

今回の旅の基点は弘前市。
この時期の弘前市では『さくら祭り』が開催されるために全国から観光客が集中するので、ホテルや飛行機は一ヶ月以上も前から確保しておく必要があります。
なんとかレンタカーも確保できたので、前夜は早々と9時にベッドイン。

28日は、早朝4時に起床。
まずは鯵ヶ沢(あじがさわ)という海辺の町に向けて、岩木山を左手に見ながら北上です。
最近は遅寝遅起きのぐーたら生活が続いてて、朝焼けを見るなんて久しぶり。
夕焼けを見ると哀愁を感じますが、朝焼けには荘厳さを感じさせられます。
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海岸沿いをドライブし、白神山系が一望できる漁村にたどり着いたのは午前6時。
普段なら、まだイビキかいて寝てる時刻です。
昨夜確認した天気予報のとおり、残念ながら白神の上空は雨雲で覆われています。
さあ、十二湖までもう一息。
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午前6時に十二湖に到着し、先ず向かったのは『鶏頭場(けとば)の池』。
ここは、十二湖の中でも野鳥の観察スポットとして有名だと、弘前市在住のバーダーNさんに教えてもらいました。
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それにしても、強烈に寒いうえに風も強いんでカメラを持って移動するだけでも惨めな気持ちに成ってしまいます。
ゴールデンウイークを過ぎた頃には、この鶏頭場の池にアカショウビンが来るらしいんで、もしかして気の早い奴が来てるかと少しは期待してたけど、この寒さではムリですねぇ。

リュウキュウアカショウビンは数年前に宮古島で見たけれど、本アカショウビンは京都の芦生原生林で声を聞いたことがあるだけです。

下のリンクは宮古島のブログ。
http://ashgarden.cocolog-nifty.com/blog/2006/07/post_5db7.html

気を取り直して池の周囲をうろついてたら、枯葉の上で何か動くものが。
証拠写真程度のピンボケしか撮れなかったけど、なんと初めて見たトラツグミでした。
ピョンピョン飛び跳ねて藪の中へ逃げ込む姿はツグミそのものです。
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余りにも寒いんで頭がキーンとします。
もうすぐ5月だし、大阪では半そで姿でうろちょろしてたので、青森へも軽装で来てしまった自分の軽率さを恨みます。
泣きっ面を蜂が刺すように雨も降ってきたので、とりあえず車へ戻ろうとした途中で見かけたキビタキくん。Ashにとっては今年の初キビタキです。
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雨宿りをかねて数時間の仮眠をした後に向かったのは、鶏頭場の池の隣に在る青池。
この池、コバルトブルーで澄んで底まできれいに見えるので、観光客にも人気のスポットらしいです。
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それにしても、たった数時間仮眠した後に目覚めたら、周囲は観光バスでやってきた団体さんだらけで大賑わいです。

まあ、これも世界遺産効果なんだろうけど、手旗を持ったガイドさんの後を団体さんがゾロゾロ歩いてるような場所では野鳥はムリと諦めて、Nさんに教えてもらったもう一つのスポット『長池』に向かうことにしました。
青池から長池までの林道の両脇はブナの原生林が残されていて、白神らしさを味あわせてくれます。
十二湖は白神山には近いものの世界遺産の指定地域外なので、こうして自由に観光旅行ができるわけですね。
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ブナ林ではオオアカゲラを見かけました。
つがいらしい2羽で追いかけっこしてたけど、今年も繁殖に成功してたくさんの子孫を増やして欲しいな。
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長池は観光コースから外れているために、静かな雰囲気の中で自然を満喫できます。
この日は数羽のカモとオシドリのペア、それにオシドリの幼鳥がいました。
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コマドリやミソサザイは、鳴き声が聞こえるだけで、なかなか姿を見せてくれません。
せっかく来たんで姿くらいは拝みたいのにと、長池と鶏頭場の池を何度も行ったり来たり。
ほぼ諦めかけてた目の前に、ひょんとミソっちが飛び出してくれました。
やはり、いつ見ても可愛いチビさんです。
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寒さと大自然を堪能できたので、海岸沿いを北上して弘前へ戻ります。
途中の原っぱでノスリが獲物を探して飛行する姿に遭遇しました。
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日本一の夕日、と看板が出てたところで見た夕日。
日本で一番かどうかは別として、今日の感動を締めくくってくれる一瞬です。
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夕暮れの岩木山。
岩木山をこの方角から望むのは初めてだけど、どこから見ても津軽のシンボルにふさわしい名山ですね。
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青森から大阪へ戻るフライトで見下ろした白神山地。
この広大な山地には動植物や未知の菌糸などいろんな命がぎっしり詰まってまってて、まさに命の宝庫と言えます。
まだ雪をかぶってますね。
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霞ヶ浦のチュウヒ(2008年4月)

茨城県と千葉県の二県にまたがった日本で二番目に大きな湖、霞ヶ浦。
Ashが小学校で習った教科書には、帆を張った漁船がワカサギ漁をしている写真が載っていたのを覚えていますが、最近の漁獲量は最盛期とは比較に成らないほど落ち込んでいるとか。

この霞ヶ浦の南西部に『妙岐の鼻』と呼ばれる鳥のクチバシのような形をした葦原が在り、そこではチュウヒ・オオヨシキリ・オオジュリンを始めとするたくさんの野鳥が生息しています。

筑波山のふもとの大学への出張ついでに、妙岐の鼻へチュウヒを観に行ってきました。

■こんな広大な葦原なのに、遊んでたのはAsh独りだけ。贅沢な遊びです。
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妙岐の鼻には、二箇所の観測小屋のほかにも駐車場やトイレなどバードウォッチャーのための施設が整備されていて、とても便利です。
しいて注文をつけるなら、歩いてゆける距離にコンビニかレストランが在れば食料やオヤツの確保に事欠かずに済みますが。

■葦原を悠々とグライドするチュウヒ。
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■Ashの推測では、この葦原には3~5羽のチュウヒが棲んでいるようです。
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■もう少し暖かくなるとオオヨシキリなども渡ってくるらしいですが、この季節の葦原で見れるのはチュウヒ・オオジュリン・アオサギ・トンビくらいでしょうか。
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■オオジュリンです。
葦の茎から昆虫か種のようなものをほじくり返して食べてました。
この日は風が強くって、何枚も撮った写真のほとんどが葦をかぶった絵ばかりだったのが残念です。
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■近所の集落にワカサギの天ぷらで有名な『水神屋』という食堂が在りました。
この食堂は水神社の傍に在って、ヘラブナ釣りの愛好家のサロンのような雰囲気でした。
ワカサギの天ぷらはボリューム満点で美味しかったですよ。
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■妙義の鼻へ行く前に、水鳥の越冬で有名な稲浪干拓地に立ち寄って見ましたが、すでに北の国へ飛び去ってしまった後のようで、水路にはオオバンしか居ませんでした。
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■これがGoogle Mapでの妙岐の鼻です。ズームダウンすれば霞ヶ浦での位置関係が解かります。
鳥のクチバシに似てると思いません?

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春です、ミソッチの季節です

惚れた相手に会えない時間が永いほど思いはつのるものですが、Ashは去年の春にミソッチ(=ミソサザイ)に片思いハートし、何度も金剛山の頂上までデートに行ったのですが、会ってももらえませんでした。涙

ミソッチが金剛山にやってくるのはゴールデンウイーク前後とか。でも、その頃のAshは出張などが多くって鳥見どころじゃないんです。

Ashは考えました。「人間にだって世間一般のルールから外れて行動する奴が居るんだから、きっとミソッチにもそんな奴が居るはず」と。

Rimg3523 正解でした。金剛山頂の葛城神社近くのブナ林へ行くと、数羽くらいだけど、そんな連中が大きな声を張り上げて縄張りの宣言をしてました。
ミソッチはキクイタダキに次いで小さな鳥と言われてますが、小さいながらも大きな声を張り上げて、尻尾をピーンと立ててディスプレイする姿は見ごたえがあります。声ばかり綺麗でも姿を見せてくれないウグイスはミソサザイを見習って欲しいですね。

金剛山は麓の千早赤阪村からロープウエイで登れるんですが、今回は徒歩で登ることにしました。走る人

Rimg3530 山上の園地にはロープウエイだとわずか5分程度で行けるのに、Ashの足だと1時間半もかかってしまいました。
でも、テクテクと歩いている間でも小鳥たちの声は聞けたし、空気は美味かったし、何よりもお腹のメタボ対策にも成るしで、たまには歩くのも良いものです。

Img_8230 この山のカケスは人馴れしていて、ほんの数メートル先を横切ったりして驚かせてくれます。
ここと同じ南大阪地域でも、他の山のカケスは警戒心が強くって、なかなか近寄らせてくれません。金剛山のカケスには人を恐れないDNAが流れてるのかな?
今日は天気も良かった晴れので、カケスがとても綺麗に見えました。

Rimg3526 一時間半をかけて、ようやく山上の園地に到着です。
ここから先はダイヤモンドトレール(=通称ダイトレ)を歩いて葛城神社を目指します。
ダイトレは適度に整備された自然歩道なので、歩くのは楽チンです。この日も、たくさんの登山客やメタボ対策の室内犬なんかが歩いてました。

Img_8175 ちょっと一休みしてオヤツを食べてたら、ダイトレの両脇の林からコツコツと音が聞こえてきました。
音の正体はコゲラくんです。
春は食料も豊富に成るので、コゲラ君も幸せそうですね。

Img_8190 ダイトレを登ること数十分。葛城神社下のブナ林に到着です。
ここには誰かが作った小さなエサ場が在って、シジュウカラやヤマガラなどが頻繁にエサを食べに来てました。
野鳥を餌付けすることには賛否両論が在りますが、冬場の厳しい食糧事Img_8181情に負けて命を終えてしまう鳥たちを救うという観点では適度な餌場も必要なんでしょうね。
このは前出の鳥たちの他にもウグイスやオオルリの声を聞きましたが、 残念ながらカメラに収めることはできませんでした。

Rimg3529 ミソッチとの初デートが成功し、幸せいっぱい気分ハート達(複数ハート)で下山です。
下山時には少しばかり心の余裕ができたのか、登山時には見えなかった周囲の木々にも興味がわきます。
でも、悲しからずや植物にはまったくの音痴なので名前も判りません。これはネコヤナギですか?

Img_8151 これは山頂の園地近くで出会った鳥ですが、恐らくカヤクグリ。
とても警戒心が強い鳥だったので100mほどの距離で飛び去ってしまいました。
何とか数枚の写真を撮ったのですが、遠すぎたようです。
トリミングしてみましたが、ぼやけましたね。

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エンジニアのエスプリ

SF映画史上に残る名作として名高い『2001年宇宙の旅』の原作者、アーサー・C・クラーク氏が、彼の第二の故郷であるスリランカで他界したことを数日前のニュースで知った。
スタンリー・キューブリック監督の手で映画化されたこの作品は、『難解、理解不能』と酷評されることも有ったが、送り手の意図の一つに人類の英知を超越した何らかの存在の示唆が在ることは明白だろう。

Ashはこの作品の強烈なファンであり、この作品を見た回数が映画館とDVDを合わせると数十回にも達するが、およそ半世紀近くも前に制作された作品であるのが信じられないほど完成度の高い名作である。

この作品の主役とも言える存在が、宇宙船ディスカバリー号のすべてをコントロールする巨大な人工頭脳『HAL』と、謎の漆黒の長方体『モノリス』だろう。

Chandra_edited1映画の話題から逸れるが、Ashの手元に一台の古びたノートPCがある。
このPC、おおよそ10年ほど前に日本IBM社やリコー社の技術者の手で企画と開発がされたが、製造台数も販路も限定されていたために、その存在を知る人は極めて少ない。

『チャンドラ』と呼ばれたこのPC、CPUスペックや記憶容量などでは現在の市販機より見劣りするものの、B5サイズのボディにCFスロットx3、USB,FD,シリパラやオーディオなど多様なインターフェースが装備されたモデルは、当時としては画期的かつ先進的な存在であり、玄人筋からは高い評価を受けていた。『チャンドラ』の外観は、『2001年宇宙の旅』の主役の『モノリス』に酷似しており、この商品を企画したスタッフの多くが、かのSFの名作の影響を強く受けていたことを連想させる。

さらに驚いたのは、このPCのマザーボードの名前が『クラビウス』であること。
そう、『クラビウス』は『モノリス』が発見された月面基地の名前であり、『チャンドラ』は人工頭脳『HAL』の設計者であるチャンドラ博士のことですね。

昨今は先端技術の面で新興諸国に追い上げられ追い越されて苦悩する日本ではあるが、今後も『チャンドラ』の技術者たちのようにエスプリと余裕を感じさせてくれる商品を生み出して欲しいものである。

蛇足ながら、『HAL』の名前はコンピュータ業界のガリバーであるIBM社のイニシアルを一字づつ前に進めたものである。つまり、IBMよりも一歩前に進んでいる技術ってところだろうか。

コンピュータソフトの世界でも、思わずにやりと笑わされるエスプリを感じたソフトが在った。
かつて、パソコンがMS-DOSであった時代、カノープス電子という会社がコマンド形式でグラフィックを描画するドライバを販売していた。
このソフトはかなりの優れものであり、カノープス電子のエンジニアのスキルの高さには一目置いていた。
ある日、いつもどおりにEGR98を起動すると、『このコンピュータはあと○○秒で爆発します』との警告が表示され、あたふたとしていると『エープリル・フール』と表示された。

そうか、今日は4月1日だったんだ。

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嗚呼、思い出の横浜黄金町

京急線で横浜駅から三つ目の駅、黄金町。
この界隈、今では高層マンションが立ち並ぶ住宅街ですが、かつては横浜スタジアム近くの寿町と並ぶ日雇い労働者の街(ドヤ)でした。
まあ、大阪では釜ヶ崎、東京の山谷のような街ですね。
Ashは、数日前からこの駅に近い某大学病院の仕事のために駅前のホテルに宿泊中なんですが、今朝は線路を挟んだ向かい側の旧ドヤ街を散策して来ました。

Dsc03486_3 ■今でも旧青線地帯(私娼街)の名残りを強く残している。

実は、この黄金町には古くて甘酸っぱい思い出があるんです。
40年ほど前、Ashは愛知県の某大手自動車関連メーカーに就職しました。
その工場にはたくさんの若者が働いていて、お昼休みには敷地内の公園は若者たちで埋め尽くされていました。
地方から出てきたばかりのAshには友人も少なくて、おおむねベンチで独りでボーっと本を読んでることが多かったですね。
ある日、そんなAshにJunと呼ばれている女の子が声をかけてくれたんです。
Junのことは余り知らなかったけど、同僚たちの話を総合すると、年齢はAshより少し上らしく、近隣の暴走族のマドンナ的存在だったようです。
その後、Junとは何回か食事をしたり、彼女が運転するベタベタに車高を落とした改造車でドライブしたりしたんですが、その工場でラインに立って一生を過ごすことに疑問を持ったAshは、その夏に退職して大阪の会社へ再就職しました。

その当時は携帯電話もメールも無かったので、Junとのコミニュケーションの手段はAshが暮らしてた独身寮の公衆電話からJunの自宅へ電話するか、文通くらいに限られました。

「わたし、学校の勉強は嫌いだったから」と謙遜するJunから届く手紙の文字は、お世辞にも上手とは言えなかったし、誤字や脱字ばかりだったけど、彼女が暴走族仲間にも話したことの無いだろう心の奥底や、彼女の暗い生い立ちなどを一生懸命に書いてくれました。
名古屋と大阪という遠距離の交際ながら、数ヶ月に一度程度はお互いの本拠地を訪ねあってのデートもしました。


Dsc03485_3 ■人間用セルフコインシャワー、なんのこっちゃら。でも、いかにもドヤ街らしいビジネスでもある。

ある日、Junから「わたし、本当はJunじゃ無くってスンジャなんだ」と告られました。
「えっ、それってどんなこと?」と聞いたAshに、両親は北朝鮮籍であり、実の母親はJunが小さい頃に離婚して消息不明なこと、将来は北朝鮮に移住するかも知れないことなどを教えてくれました。
たとえ本当の名前がJunで無くっても、AshにとってはJunそのものに変わりが無いことを答えると、すごく喜んでくれたJun。
でも、表向きには強がりで暴走族のマドンナの彼女が、ふとした瞬間に見せる陰りの理由が少しは解かったような気がしたAshでした。

たまには、時の経つのも忘れてお泊りすることも在った二人だったけど、「わたしたち結婚してないんだから、変なことしたら駄目だよ」と諭されて、素直に「うん」と従う純真なAshちゃんでした。
「なんであの時にケダモノに成っとかへんかったんやろ」と後悔したことも在るけど、子供どおしの関係だったからこそ今でも美しい思い出として残ってるんだろうな。

Dsc03488 ■朝の大岡川ではカモメが朝食の餌探しで忙しそうだった。

その年の大晦日、会社の独身寮で一人寂しくテレビを見ていたAshにJunから電話が在り、「お母さんが見つかった。横浜の黄金町という街のホテルに居るらしい」、「いますぐ会いに行きたいんだけど、一緒に行ってくれる?」とのJunの言葉が終わるのももどかしく、愛車のホンダN360ツーリングスポーツを愛知県に向けて駆ったAshでした。
ツーリングスポーツとは言っても、わずか牛乳瓶2本ほどの容量しかないKカーなので、名神高速をぶっ飛ばしたときのエンジンの音が悲鳴に聞こえて、少し可愛そうだったことを覚えてます。
Junとは高速道路のインターチェンジで落ち合い、そのままAshのN360で横浜へ向かった二人。車中では普段のように軽口を交わすことも無く、時折り覗いたJunの横顔はとても緊張してて、今にも泣き出しそうだった。

まもなく新しい年を迎えようとする時刻に、お母さんが居るらしい黄金町のホテルに到着。Ashは車に残り、Jun一人でホテルのフロントに向かった。
Junが戻るまでの時間はとても永く感じたが、おそらく10分程度だったろう。うつむき加減で、とぼとぼと車に戻ってきたJunの顔は蒼ざめていて、目からは大粒の涙がこぼれていた。
どうやら、お母さんは数日前にこのホテルをチェックアウトし、どこか遠くの飯場へ行ってしまったらしい。
飯場の名前や場所は誰も知らないらしく、もうお母さんを探す手がかりも無くなってしまったJun。
二十年近くもこの日を夢に見てきた彼女にとって、とても残酷で辛い大晦日だったに違いない。

Dsc03484 ■40年も経てしまった今、どこが思い出のホテルだったのか見当もつかない。

Junとはその後も何通か手紙を交わしたが、ある日の夜に彼女の継母からAshに電話が掛かってきた。
「娘は北朝鮮籍の人と見合い結婚させます。あなたたちが好き会ってるのは知ってるけれど、日本人と朝鮮人が結婚しても子供たちには国籍が無いんだよ。だから、あなたは娘と別れなさい。」と。
電話の向こうで、Junのすすり泣きが聞こえた。今のAshならば色んな反論を言う知恵も勇気も在っただろうが、その当時の素直で弱いAshには、お母さんに対する反論の一言も言えずに電話を切ってしまった。

その後、風の便りでJunは北朝鮮籍の人と結婚したと聞いた。結婚相手はとても暴力的で、Junはあまり幸せで無いらしいとも。
Junの消息はそれっきり途絶え、はたして彼女が今も日本で暮らしているのか、北朝鮮へ渡ったのかも知るすべは無い。
もし、どこかで生きているのなら幸せであって欲しい。

Dsc03489 ■かつては、このヌード劇場も労働者たちの熱気が溢れていたんだろうか。

今では、むくつけきメタボ親父に堕ちてしまったAshだけど、実はこんな純真無垢な一瞬もあったんですよー。

話変わって、井筒監督作の「パッチギ」に出演してたキョンジャ役の沢尻エリカちゃんは、Junとの思い出をオーバーラップして見て来ただけに、例の「別にぃ」発言はかなりのショックだったな。

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カーと鳴いたカケス

この冬は、1月に続いて二度目の野幌森林公園訪問です。
■百年記念塔
Dsc03470 この公園は札幌市からも近いし、四季を通じて多くの鳥たちに会えそうな予感がして、Ashの「お気に入り」に加わえました。
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■適度に整備された、とてもきれいな林です。
Dsc03471_2100-400ズームを担いで公園を探索していると、目の前に一羽のカケスが留まってくれました。居合わせた地元バーダーの方と「逆光なので写真は辛いね」などと話してたら、そのカケスの方角から「カー、カー」と言うカラスの鳴き声が。

■今回は写真は撮れなかったので1月のネタです